学校<中学受験の振り返り・・・2月5日~現在>学校
いよいよ最終、2月5日の話です。。。

2月5日は3日校の合格発表でした。息子の第1志望の学校です。
またそっち方面で仕事を入れ、妻と駅で待ち合わせして行きました。息子は学校があるので来られません。
私は2日校の○ですっかり安心して気楽でした(・ω・)/

2日前に息子と歩いた学校までの道のりをまたたどります。果たしてこの道を再び通る事はあるのか・・・
学校に着くと、もうすごい人数、学校帰りのお子さんの姿も多く見られます。お住まいがそれほど遠くないのでしょうか。

少しして、掲示が出て群衆が動き出しました。ラッシュ時に電車から降りる時のように、ゆっくりと少しずつしか動きません。
掲示された位置が低いため、群衆に埋もれてしまうと番号が見えません。そのため、ほとんどの人が掲示のすぐ前まで近づこうとします。
私はずっと遠くから掲示を見つめましたが、今回は番号が飛び込んできませんでした。(ノ_・。)

それでも番号を一通り見るために掲示の前までようやく近づいたところ、一番前には座りこんで合格番号を全部書き写してる方達が集団で陣取っており、後ろから押されてつまづきそうになりました。とりあえず、ないのは分かったので、集団の後ろの方でアップアップしてる妻に合図を送って集団から抜けました。妻は腕が痛くて掲示を見るどころではなかったらしいです。

しばらくすると人数が減ってきたので、あらためて掲示を見ました。「これしかないの?」というのが第一印象です。
息子の話でも試験当日は席が少し空いていたようなので、ダブル出願して受けなかった子もいるかもしれません。それにしても、これまでの合格発表に比べ、圧倒的に番号がスカスカで飛んでます。番号と次の番号の間が平気で30人くらいあいています。

受験生のほとんどが×ってことか・・・これだけ番号がスカスカで、これしか受かってないんならあきらめもつくかなあ・・・

ここの発表は本当に大人の雰囲気でした。歓声もため息も周りに配慮して小声です。
ただ、「やっぱりあったよ!」と言っている子(塾で自己採点して確信を持って見に来たのでしょう)、塾の先生にお礼を言いながら先生と親と全員で泣いている子もいました。ここは受かった子が泣く学校です・・・しょぼん

一旦会社に戻ってから帰宅すると、本人はがっくりしていました。親の想定よりかなり大きな落胆ぶりでした。
しかし、問題用紙を見直してみるとやはり間違いがいくつか発見されました。ケアレスミスではなく思い違いでした。7割5分から8割取る必要がある学校なので、やはり若干点数が足りない感じです。試験当日は調子が戻ってきて十分実力は出せたうえであと一歩及ばず、という結果だったので本人も悔いはないようでした。
草食系で淡白な分、立ち直りも早いです。

1日校の解答速報を見せましたが、本人は自分の書いた解答をもう忘れています。やはり国語と社会で記述の部分点がほとんど取れてないのでしょうが、本人は算数と理科ができたからあくまで強気、「たぶんわずかの差だよ」と繰り上げの電話をずっと待っていました。

2日校は例年より平均点も上がり合格ラインも高く、すれすれだったかもしれません。算数で全く自信がなくて最後の最後にギリギリで書いた図形の大問の解答が合っていたらしく、本人は「これが大きかったかもしれないなあ」という感想でした。
その時は、「同じような学力の子が何百人も受けてるから同点で何十人も並ぶというのは塾でも言われてた?1問○か×かで順位が何十番も変わるけど、そこで正答を書けたのはたまたまでも偶然でもなくて、神様とか運とかも関係なくて、今までの勉強の成果なんだよ。それと何度も塾のテストを受けて身に着いた自信かな、自分を信じる気持ちこういうギリギリの問題を何とか取るために、1点2点のために、この3年間の毎日の勉強があったんだよ。受験勉強って最終的にはそういうものなんだよ」みたいな偉そうなことを言いました。

しかし親としては、この学校に行く運命だったとしか思えません。もともと受験する気はなかったが、6年生になってからたまたま学園祭を見に行ったところ気に行って志望校に追加した学校です。
試験当日も、前日に長時間受験で疲れた事が幸いして無心で熟睡でき、朝すっきりと迎えられました。本人が何事にもエンジンのかかりが遅くて2日~3日あたりに調子がよくなる事や、その他いろいろ考えても、これは最初から「そういうふうにできていた」ような気が、2年たった今でもしています。


やってみなければ分からないのが受験です。すんなり全勝で終わる人もいるし、我が家のように紆余曲折のある人もいます。
事前にいろいろ考えて準備していても予期せぬ事が起こります。それはその時に考えて臨機応変に対応するしかありません。
でも準備していた事は無駄でないし、必ず役に立っています。

息子の場合は、1月の最初の試験で失敗しても、最後まで自信を失わなかったのが良かったと思っています・・・

それから、以下の事も学びました。
・併願校対策・順番などは思ったより大切
・前受けであっても不合格の重みはある
・合格を持って受験するのは大事、一旦流れが悪くなると止めるのは大変
・調子の持続や本番への持っていき方は難しい
・過去問の相性はある、偏差値ももちろんあるが、相性も大きい


<現在>
中学受験からあっという間に2年経ちました。4月からはいよいよ3年生です。まあ2年はもちろんのこと、息子が生まれてからの14年間ですらあっという間なんですが・・・
息子は今も相変わらずマイペースでひょうひょうとしているものの、たくましくなりました。母親に対して理詰めで言い返しています。追い込まれて自分の力だけで頑張る経験をして、自信もつきました。
とりあえず通学してるだけで健康になる学校のおかげで、体も鍛えられ、風邪もひかなくなりました。

入学してみて、地味ですが、一本筋の通った非常に良い学校という印象です。
仕事で最寄り駅を通る事がよくありますが、「○○行くなら○○○○○」というウザい看板も今はありません。

各教科とも入試問題と授業内容がつながっていて、特に数学の授業は、その年の入試で出した問題の発展問題を授業で解かせたりしています。難しい問題をずっと考えるのが好きな息子には合っている感じです。やはり「受かった学校、自分を受け入れてくれた学校が自分に合った学校」なのだと実感します。

妻も、いろんな場面で先生方の話を聞いたり母親同士の交流を深める中で、良い学校だと思えるようになりました。
それを私の父親に言うと「そらそうよ」と即答です。何しろ自分の息子を約30年前に入れようとしていた訳ですから・・・
そしてまた、あの時は面接のせいでダメだったんだと、当時の話がまたぶり返されます。私が何か大失言してしまい、父親があわてて大笑いしてごまかしたらしいです。全く覚えていません。息子のように勉強した覚えも全くないので、試験も当然できが悪かったと思います。

自分が昔入学を果たせなかった学校に、約30年たって息子がリベンジ・・・これは親として感無量です。
もちろんその事を息子は知っていましたが、志望校は本人が自然体で選んでいるので、全くの偶然が重なった結果です。

中学受験は、一つの方向に向かって家族が団結する最初で最大のイベント、という家庭が多いのではないでしょうか。特に、すんなりいくよりも途中で苦難の道に足を踏み入れた場合、親は心配でたまりませんが、これを経験して子供はたくましくなり、家族の絆も強くなります。

もう終えられた方もいらっしゃいますが、首都圏の大半の方はいよいよこれから本番。皆さまが最高の結果を得られる事を願っております。ニコニコ


我が家の中学受験の振り返りは、一旦終了です・・・
長々としたつたない文章を最後までご覧頂き、ありがとうございました。(^-^)ノ~~

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この記録も残りが少なくなってきました・・・

学校<中学受験の振り返り・・・2月3日後半~>学校
2月3日の受験後の話です。。。

3日の午後はいよいよ1日校と2日校の発表です。神奈川の中学受験生にとって最も長い日です。
私は昨日受けた2日校へ、息子は連絡待ちで一旦自宅へ向かいました。妻は1日校に別に向かいました。

試験後の息子の反応が両校とも「フツー」だったので、どちらかは大丈夫だろう、特に過去問の出来から言っても2日校は何とかなると思っていました。
1日校と2日校の発表時間に微妙なタイムラグがあります。1日校の方が30分位早いはずなので、先に結果が分かるはずです。

果たして14:29・・・2日校の最寄り駅に着く約10分前に妻からメールが来ました・・・
ウゲッ何てこった・・・タイトルだけでもう十分でした。

1日校は過去問の出来がいつも合格最低ラインぎりぎりでした。国語と社会の穴が大きすぎて算数と理科で埋まらなかったのでしょう。ポイントゲッターの社会で稼げないどころが穴になってしまう学校は苦しいです。メモリーチェックとかやらなくても関係ない内容ですし・・・(ノ_・。)

やっぱりな・・・何であそこを受ける事に・・・だから言ったのに・・・そうか、あそこがダメならここもダメかもな・・・偏差値とか塾の判定って何だよ?やっぱり12月から調子が下降線だったんだ・・・ちょっとずつ歯車が狂って・・・持っていき方を失敗したな・・・本番に弱いとしか言いようがないのか・・・
でも2日校は過去問の出来から言えば相性は良いはずだ、社会はだいだい合ってただろ・・・でも算数はトイレを我慢してたって言ってたし・・・でも・・・きっと大丈夫だよ自信持つんだよ・・・でも・・・
ダメかもと大丈夫だの気持ちが交互にぐるぐるしているうちに駅に着きました。

駅から学校までの足取りの重い事・・・こうなると一気に弱気になり、悪い事ばかり考えてしまうものです
今から思うと、2校の発表のうち最初の1校が×だっただけですが、この時は「12月から調子が下降線だったんだ」「実は本番に弱いんだ」という意識がずっと強く、「1日校も自信がありそうだったのにダメだったんだから、ここもやっぱりダメかも」という意識や後悔の念が盛り上がっていました。

ここも×だったら、家で連絡を待っている息子にこの2連敗をどう伝えるか・・・エグすぎる・・・さらっと言うか?いやそれはダメだ・・・電話で伝えるのは顔が見えないから困る、携帯にメール?それもちょっと・・・いっそのこと家に帰って直接言うか?それだと遅くなるから塾に間に合わないぞ・・・やっぱり慰める励ます言葉をかけるだろう?じゃあ何と言うか?・・・理屈っぽいから単なる慰めじゃダメだ、こうだから大丈夫、みたいなのがないと・・・せめて発表の日がずれていてくれればなあ・・・
この3年間必死で悩み苦しんで勉強してきた結末はこれか・・・神はこんな試練を~八甲田山かよ・・・12歳だぞ・・・

こういう時は「現時点で考えられる最悪の事態を考える」→「それを受け入れる覚悟をする」→「そこから少しでも事態を良くする方法を考える」の方法で、少し楽になれます。
もう2連敗は覚悟しました。それから、ひたすら先の事を考えます。

親がしっかりしなければ・・・まだ終わってない、次の一手に全力を・・・後悔してもしょうがないぞ、前を向かせるんだ・・・平常心で明日全力を出せるように・・・塾に預けよう、電話して・・・あの学校はそんなに変な問題は出ない・・・でも一気に狭き門だし倍率が高い・・・でも大丈夫だよ過去問もきちんと取れてたじゃないか・・・息子のメンタルだけちゃんと・・そのためにも親がしっかり、ドーンと構えるんだ・・・

それから1月校Bの手続きは今日までか・・・学校の資料だと神奈川から通ってる人もいるみたいだな・・・とりあえず入学金?でも家族で話し合わないと・・・今バラバラなのにどうやって話す?電話?・・・今日中って何時までだっけ?すぐにお金をおろして行ったらぎりぎり間に合う?無理だよどうすんだよ・・・

考えているうちに学校に着きましたが、全く生きた心地がせず、発表を見ないで帰ろうかとも思いました。しかし親がこんな所で逃げてる場合ではありません。
合格発表の掲示は講堂の入口のようです。そこからずっと階段を降りた下にロープが引かれ、掲示が出るまでそこで待ちます。その間約10分くらいでしょうか、全く何も覚えていません。たぶん心臓バクバク頭は真っ白だったと思います。

そしていよいよロープが取られました。受験生の弟さんでしょうか、小さい子供達が真っ先に階段を駆け上がって「あったー!」とか叫んでます。
私はもうどうにでもなれと思って、集団の後ろからふらふらと階段を上りながら顔を上げて・・・番号的には掲示の真ん中少し奥だろうと思って見ると・・・見た瞬間に息子の番号らしき数字が・・・ぼんやりと目に飛び込んできました・・・番号から目を離さずに近づくと、段々はっきりしてきます。

掲示の真下まで行って、受験票をカバンから取り出して何度も確認し、携帯で何枚か写真を取ってすぐその場を離れました。

良かった・・・とにかく良かった・・・しばらく休ませて・・・シラー
力が抜けてしまって階段が降りられそうにありません。講堂の横の人目につかない所に座りこんだら立てなくなりました。

しばらくそこでぼーっとしていて、ふと我に返り、再度掲示を見て書類を受け取りに行きました。試験日に祈ったあの礼拝部屋の隣がその場所です。

書類を見ながら、息子に電話しました。
親の死にそうな思いをよそに、息子は冷静でした。「もっと喜べよ」と思いましたが、2日校にはよほど自信があったのと、今日の3日校が合格しててそっちに行くんだという気持ちでしょう。むしろ1日校の結果に驚いているようでした。
妻に電話すると、放心状態です。1日校は、実は妻の「裏第一志望」でした。

学校を出て銀行で一部振り込みし、息子の携帯にさっきの写真をメールしました

帰りの電車で座って、カバンを腹に抱えて絶対に離さない、万一寝てしまっても誰かが引き離そうとしても取れないようにカバンを腕にぐるぐる巻きにします。
やれやれ、行く学校ができた、もう大丈夫だ・・・さっきの1日校の結果メールから30分の間に地獄と天国を味わいました。

目を閉じると、息子が生まれた時の事、転勤で転校が多くて迷惑かけた事、野球でエラーして泣きそうになって・・・など、これまでのいろいろな事が、パワーポイントのプレゼン資料のように、ランダムに映像が次々と浮かんできました。そうか・・・いろいろあったけどよく頑張ったよなあ・・・
夕方電車の座席に座ってカバンを大事そうに抱いて寝ながら感慨にふけっている変なおじさん リストラにでもあったのかと思われたでしょうか。

帰宅して、合格通知を見せて息子の労をねぎらいました。妻も無事に帰宅していました。
息子は、明日も受けたいと言いだしました。「やっと調子が出てきたんだ。今まで苦しかったから一度楽な気持で受けてみたいんだよ」
「でも受かっても行かないんなら迷惑じゃないか?」
「そうか今日で終わりか・・・」

今日は疲れたから明日3校分自己採点してみようという事で、家族で外食し、やっとぐっすり寝る事ができました。
あとは5日に3日校の発表を残すのみです。息子は受かった気でいますが、「できたって言ってるけどさ、国語の記述はダメだし理科でミスもあったし、どうだかね」という感じでした。
(続く)

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学校<中学受験の振り返り・・・2月2日~3日前半>学校
2月2日~3日の前半までの話です。長くて申し訳ありません。。。m(_ _ )m

<2日>
昨日の反省から、1日の夜は暖かくして早く寝かせる事だけを考えました。
2日の朝はぎりぎりまで寝てましたが、「さすがに昨日けっこう寝たから、今日は大丈夫」とすっきりした感じでした。
私の方は、パソコンソフトで息子のバイオリズムを計算して、今週は知性面がけっこう良いという話をしました。その話の効果は全然分かりませんが。

我が家の場合は、行きたい順に3日校→2日校→4日校→1日校→5日校→・・・で、1日から段々志望順位が上がる変な日程でテンションも少しずつ上がって行く感じ、そして1月受験も含めて偏差値的な抑え校が5日という超狭き門の日に初登場するとんでもない日程でした。でも行きたい学校がたくさんあるからこうなったんです。σ(^_^;)

2日は月曜で、私は朝子供に付き添った後、午前中は学校のある方面で仕事する予定でした。
今日は昨日より遠く、少し時間がかかります。疲れない程度に電車内で計算ドリルをやりました。

学校に着いたら7:50で、もう校舎に入れる時間でした。
昨日は試験前にいろいろ言い過ぎたので、今日は一言にとどめました。夕方の迎え担当の妻と駅で待ち合わせと確認して、息子はいつもの通り素っ気なくさっさと歩いて行きました。

午前中の仕事までまだ時間があるので、別の建物にある付き添い者待機場所に行きました。圧倒的に母親が多く、知り合いで来ている方も多いようでした。私のように背広で仕事のカバンを持っているのはほとんどいません。
椅子に座って書類と手帳を取り出し、午前中の仕事の内容や予定を確認したり、業務用携帯のメールを読んだりしました。

しかし全く頭に入りません。何も手につきません。気がつくと携帯の画面も消えてます。
周りが混んできたので落ち着いて考えようと思い、隣の礼拝部屋に吸い込まれるように入りました。静かになりましたが、やはり今の試験の事以外は何も考えられません。

8:25 あと5分か・・・問題用紙が配られてる頃か・・・緊張して体調が悪くなったりしてないかな・・・最初は国語だったな・・・

ここは、受験を考え始めた頃からずっと私の「裏1位志望校」でした。仕事で夕方最寄り駅を使うたびによく見る制服の少年達は、息子と感じがよく似ていました。あの中に息子がいても全く違和感がない、小学校は親の仕事のために転校続きで少し苦労したけど、ここなら同じような子が多くて友達もたくさん作れそう、それと体も鍛えられそうだし・・・と思っていたのです。それは学校説明会で確信しました。彼にはあえてその事は言わなかったけど、地味な学園祭を家族で見に行った後に、彼がここを志望校の1つに選んでくれたのは嬉しい事でした

どうか神様、国語が昨日みたいな難問ではありませんように・・・難問じゃなければ何とかなる・・・お願いします・・・息子よ頑張れ・・・3年間塾に通って毎日勉強してきたんだ・・・宿題が終わらずに泣きながら・・・この半月は毎日朝イチで物語をやってきただろう・・・いつもの通り問題をよく読んで傍線を引いて・・・普段通りやれば大丈夫だ・・・頼む、頼みます・・・お父さんはこの学校に受かればもういい、明日はもういいんだよ・・・だから苦手な国語さえ・・・国語さえ乗り切れば・・・1点でも多く・・・最後まで粘れ・・・頑張れ・・・最後の算数に力をためて・・・

礼拝部屋の雰囲気も手伝い、知らないうちに一心不乱に祈っていて、気がついたら国語が終わる時間でした。
私と同じように祈っている人が数人いましたが、やはり受験生の付き添いだったのでしょうか。

そして夕方、妻子が帰宅する時間を見計らって家に電話しました。
「最後の算数の時にトイレに行きたくなって、ずっと我慢しながらやってたみたいよ」
「トイレ?そんなの休み時間に行っとけよ・・・・・・で、それでどうだって?算数は大丈夫だったの?」
「「フツー」しか言わないから分かんないし」
「国語は全部書いたって?理科は今年は何が出たの?社会は?どうなんだどうなんだどうなんだ?」
「あたしにいろいろ聞かれても分かんないわよ。「フツー」って言ってるからそんなに悪くはなかったんじゃないの?悪い時は「ビミョー」でしょ・・・」
つい取り乱してしまいました。得意げ

少し早く帰宅し、明日の行動計画の話し合いです。 明日は神奈川の中学受験生にとって一番長い日、私も休みを取りました。
1日・2日の2校の発表時間が重なるため、妻は午後から1日校に、私は3日校の付き添いから午後2日校に、手分けして向かいます。
ここで息子が、どちらかの発表を見に行きたいと言い出しました。しかし、もし両方×なら一気に背水の陣となります。そうなったら明日の夕方は塾に行き、念のため先生に4日校の過去問を見てもらうよう言いました。発表を見に行くと塾に間に合わないし、翌日受験するのに疲れます。
息子はそれでも、1日校なら戻ってこれると主張、算数と理科ができたらしく自信があったのです。妻も同調したのですが、1日校が○でも2日校が×なら4日は受ける訳だし、結局発表は見に行かない事にしました。理由は詳しく書きませんが、合格発表は本当に悲喜こもごもで、まだ受験が完全に終わっていない段階ではハイリスクでした。

従って、明日午後の息子は一人で自宅待機となりました。本当にすいません・・・(^_^;)

夜、恒例のネット解答速報が深夜に出るまでの長いこと・・・国語の漢字と社会の選択がだいたい合ってそうだったのは安心材料ですが、肝心の算数はやはり時間がなかったのか、これまでと違って問題用紙からはどう解答したかほとんど分かりませんでした。3年間の勉強がトイレに行き忘れた事で消えるのか・・・もう手を打てる事はないし、運を天に任せて寝ました。

<3日・・・受験終了まで>
3日は第1志望校の受験、やはりスッキリ眠れたようです。3日目なのでペースもでき、スムーズに学校に着きました。あまり早く着きすぎても外で待たされるという情報があり、8:15頃を狙って行きました。

大勢の塾の先生方の中に、息子が3年間お世話になった担当の先生を発見しました。息子を見ると近づいてきて肩を抱いて激励してくれます。
それがもう、全く絶妙の、息子にはドンピシャすぎる激励のやり方でした。具体的には、ちょっと脅かし気味に気合を入れて、怖い表情のままポイントだけ抑えた話です。
息子は人の話をあまり聞かないため、普通に言ったのではスルーします。マイペースで草食系なので、ちょっと怖がらせるのが一番きくんです。塾の先生は親より子供の事を良く分かっていてスゴイ、と思いました。別の子にはまた違うアプローチで激励していました。

気がついたらもう校舎に入れる状態でした。息子は勝手に集中していて、また何も言わずに校舎に歩いて行きました。
周りは、受験生のメガネ率が非常に高く、顔つきも違います。付き添いも平日なのに出勤前背広姿のお父さんが目立ちました。私は私服お父さんという珍しいいでたち。
待合室は狭く、すでに満席でした。仕方なく外でうろうろしていたら、しばらくして座れました。ここの待機部屋はこれまでで最も格式高く、前に在校生かOBか分かりませんが常駐されていて、静かでした。私はまたずっとテストの事を考えていました。

この学校に関しては、本人と家族以外に塾の期待も背負っています。最初は国語からですが、全教科がポイントです。試験時間が短いので早く正確に解く練習を十分やってきたはずです。とにかくケアレスミスが命取りだし1教科でも沈むと終わり。
ここまで来たらもう5分5分、何よりも、我こそはと思う小学生の受験オリンピックだから、悔いのないように、直球ど真ん中、100%自分の力をぶつけてくれ・・・
本当に行きたい学校の試験は子供も無意識に頑張るものです。大丈夫ですよ」という塾の先生の言葉を思い出していました。

ふと周りを見ると、私のように心の中で祈ってるぽい方、瞑想中ぽい方、何かに取りつかれたように編み物や手芸に集中している方や、ものすごい勢いで文庫本のページをめくり何冊も読破している方もおられました。皆さん他の事で気を紛らわさないと、いてもたってもいられないのか・・・

終了時刻の30分ほど前には、校庭が出迎えの人で混みあってきたので、早めに場所を確保します。そして最後の祈り・・・社会です。

試験が終わって出てきた息子は、私を見るとホッとした顔でかけ寄ってきました。
「湘南新宿ラインの問題が出たよ・・・社会は意外と良かったかもしれないな・・・他の教科も時間が足りなくなる事はなかったし」
駅までの道で、珍しく自分からいろいろ話し始めました
今朝までと表情が違います。やはり第1志望が終わった安ど感と、感触もわりと良かったのかもしれません。

2人で大きな駅に出て地下で食事をしました。その店にはそれ以来一度も行っていませんが、不思議な事に、その時食べたメニューはもちろん座った席や会話の内容や息子の表情、店内の雰囲気や店員さんの顔まで、いまだにはっきり覚えています
そして私は昨日の2日校へ、息子は連絡待ちで一旦自宅へ、妻はもう1日校に出かける頃です。いよいよ発表です。
(続く)

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学校<中学受験の振り返り・・・2月1日>学校
いよいよ2月1日になりました。
これから受験が何日続くか分かりませんが、親がやれることはもうあまり残ってません。ここまで来たら、普段の実力を100%に近い形で出せるように環境整備する事と、万一の場合のシミュレーションを考えて裏で持っておくだけです。
親子とも未経験の未知の領域に入っています。親としては、自分が受験する訳ではないので何とも言えない気分です。息子の応援団長になったような感じです。グー

我が家の場合、1日校は第1志望でなく位置づけが中途半端でしたが、それでも通うかもしれない学校のテストとしては初めてでした。

当日朝に何と声かけしたらいいか、前日からネットでいろいろ調べていましたが、考えすぎて結局分からなくなりました。もし私の性格や行動パターンが息子に遺伝しているならばいろいろアドバイスもできますが、そうとも限りません。変な事を言って動揺させてしまうかも知れないと思うと、あまり話せなくなります。

結局、学校に行く途中で「選択問題で迷った時は、最初に書いた解答が合ってるもんだ。最初に書いた解答が明らかな間違いだと分かった場合以外は、特に2つのどちらともいえそうな時は直感が正しいんだ」と、いつも言ってる事を繰り返したくらいでした。これは自分の解答に自信を持たせるためです。
あとはリラックスさせようと思って何か言ったような気がしますが、外しました(^-^)/
いつもの通りブドウ糖を食べて、電車内で計算ドリルをしました。日曜で電車もガラガラです。

最寄り駅から学校への道すがら、いろいろな人がいました。以前単身赴任していた時によく見た地方の塾の旗のもと集団で歩く受験生達、記念撮影する親子、お住まいが近いのかお兄ちゃんの受験を応援しに来た子、来年受験予定でシミュレーションのため見学に来たと思われる5年生等、様々でした。受験者数とその親御さんの多さに驚きました。
そして各塾の先生方のものすごい数・・・ありがたかったです。あれを見ると、「みんな頑張れ」と思ってしまいます。クラッカー

学校に着いて少しして時間となりました。校舎に向かう直前に「落ち着いて」とか「見直し」とか「最後まで粘れ」とかどうでもいいような事をたくさん言ってしまいました。

親が待っている講堂は、試験開始後しばらくは混んでいて座れませんでしたが、しばらくすると席がかなり空いてきました。帰宅された方が多いのでしょう。私は家に帰ってもしょうがないので落ち着かずうろうろしていました。校庭の掲示板に貼られた試験問題を見たところ、いつもの通り国語と社会は親が解いた方が点数が取れそうな問題です。おそらく例年と難易度は同程度なんでしょうが、過去問の本で見るとそうでもないのに、当日実際に受けている試験問題として見ると難しく感じます。特に国語は兄弟と女性の微妙な三角関係、一人っ子の息子にはこういう心理はわかるかなあと不安になりました。社会も行った事がない県の問題だし最後の記述なんて大学生が論文でも書けそうなテーマ・・・こりゃ分からんだろう・・・その代わり算数と理科は何とかなりそうな気がしました。

試験が終わって出てきた息子は・・・「フツー」と一言。
算数と理科は普通にできた。国語と社会は一応全部書いたが合ってるかは不明、と。
ここの学校は半分と少し取れればいいので、算数と理科で7割ちょっと取って、あとは国語と社会が3割ちょっとずつ取れれば、と思っていました。

帰宅するともう夕方です。少し休んで明日の2日校の勉強にとりかかります。あらかじめ考えていた内容でこなしていきましたが、進捗が遅いなと思ってふと見ると、息子は食卓の椅子に座って問題を解きながら寝てる・・・知らないうちに座ったまま熟睡してしまっていましたぐぅぐぅ
こんな事は初めてです。試験時間が長く弁当持参の長丁場だったうえに、記述式の難しい問題ばかりで頭をフルに使ったため、相当疲れたのでしょう。
まだいろいろやりたい事は残っていましたが、思い切って夕飯までソファーできちんと寝かせました。

きいてみると、昨日の夜寝る時になぜかシャツを1枚着るのを忘れて寝てしまったため、寒くて今日の朝は頭が重く、しばらく調子が出なかったとのことガクリ
こんな事で明暗が分かれてしまいます。
そういえば昨日の夜はもっと早く寝るつもりが、あれもこれもやっといた方がいいという事柄が出てきてしまい、寝る前に急いでバタバタしてしまったのです。

夜、例によって問題用紙を探し出してネットで何種類か出ている解答速報と照らし合わせました。理科の選択問題はだいたい合っていましたが、ほとんどが記述問題のため点数の予想はできません。国語と社会の記述の解答は各塾でみんなバラバラでした。やはり難しい問題なんですね。ショック!

明日もまた記述の多い学校です。しかも家を出る時間が今日よりかなり早い。寝る時絶対にシャツを着忘れない事を念押しして、早めに寝かせました。
(続く)

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昨日の「平成教育学院」を見ていましたら、ゆとり教育の見直しが行われて、とここまでは良いのですが、小学生で古文・漢文もやるようになるとの話。小学校の授業や中学受験で論語とか出てくるんでしょうか?ちょっと極端な気もしますが。
あと英語に関して、小学校からやってもいいのですが、日本人の英語力の弱さは中学で外国人の先生を増やせばある程度解決すると思います。
外国人に何とか自分の英語で伝える努力をする、そこでこの言い方は通じる通じないとか、ナマの英語はこれくらいの速さでこういう聞こえ方するんだとか学ぶのが大事じゃないかなあと・・・一応海外勤務経験のある私が言ってみたりして・・・

学校<中学受験の振り返り・・・6年生1月(3)1月校Bの受験後~1月31日まで>学校
前回の続きです。
1月校Bの受験当日夜、息子の持って帰った問題用紙の書き込みとネットの解答速報をこっそり確認し、青ざめました。そして1日たち、いよいよ翌日の10時のネット発表を迎えます。
発表は土曜日でしたが、前日夜から学校のHPを何度もリロードしていました。もしかしたらフライングで出ていないかという事です。当日も朝から何回更新ボタンをクリックしたか分かりません。実際には10時過ぎにやっとHPに入口が現れ、震える手でクリックし、番号を探して・・・・・・あるのを確認できました。(-^□^-)

よかった!すぐに下にいる家族に伝えに行きました。
家族は何時に発表かも知らないくらい冷静です。本人はどっちでもいいやと思っていますし、妻はこの頃願書などの事務手続きと自分と息子の体調管理と弁当・食事作りと家事に徹していて、勉強については社会のメモリーチェックの○つけ手伝いくらいでした。入り込むと精神的に大変になってしまうので、もうあえて受験結果を気にしないという事です。(ちなみに、正月のテレビ番組で「朝カレーで脳の血流が2割アップ」と聞いて、毎朝カレーを作ってもらっていました)
一応本人と再度確認、同時に点数情報も出ていて、前年度と比較すると、算数だけ平均点が下がりあとは上がっています。算数だけ難しかったのか。
ネットの解答速報で、本人に自己採点させてみました。本人は、解答を全問覚えてはいないものの、解答を見れば○か×かは分かります。算数が40点台、国語が50点台、あとは理科が意外に良く、社会と理科合計で100点くらいで何とか200点ギリギリ?社会と理科で受かった感じでした。
「算数けっこう間違ってるなあ・・・難しかったんだよなあ・・・」と本人も危機感を持ち、解き直しをしていました。(;^_^A

これで親は一安心、本人も何だかんだ言ってホッとした感じでした。にひひ
但し算数をあと1週間で何とかせんといかんという課題は残っています。本人と話したところでは、今解き直しするとできるので、試験中の集中力とか朝早く起きた疲れじゃないかと言っていました。

1月のこの2校の受験だけで、親としては疲れてしまいました。いろいろ考えすぎました。こんな調子で一体2月はどうなるのかと、不安でした。( °д°)

結局、何のための前受けだったのか・・・後で振り返ってみて、特に算数の問題は1月の2校が2月の本命校軍団より難しかった・・・「本命より難しい問題を出す学校を本番受験する事で、本命の問題を簡単に思えるようにする」効果があったのだと無理やり納得しました。
今年受験の方も、これから1月校の結果が出てくるでしょうが、それが○でも×でもいいようにとれるんですね。○なら弾みがつくし自信にもなるし、うちのように思わぬ×をもらっても、それで現状の調子や課題が明らかになるので2月に向けて対策がとれます。
2回やれば、当日必要な持ち物や準備もよく分かってきます。

さて私は嬉しくなって、その日学校まで2時間ほどかけて出かけて、合格証をもらって一部お金を納めてきました。学校で合格掲示も見て撮影してきました。
通えないから不要と言われましたが、きちんと合格証を見える形で部屋に飾っておくのは自信になります。そしてお金に関しては、良い学校だと思ったのでもしかしたらと可能性を残す気持ちと、この合格で親子ともども救われましたありがとう、という学校への感謝の気持ちもありました。


さてB校の受験後、1月の残り1週間は、勉強内容の指示書を作って置いておく→会社から帰宅したら息子と話して今日の進捗確認→息子が起きている間は勉強を見る→寝たら指示書を作って置いておく・・・を毎日やりました。
・実際の試験にあわせて、朝起きたらまず国語(物語)を1時間やった(1科目目国語の学校が多いのですが、採点に時間がかかるからでしょうか)
・予定通り進まなくても算数だけは勉強時間確保
・5日前からは、志望校4つの対策を1日ずつ試験日の順番にやった。しかも当日の試験科目順で時間も区切って
・1月31日は、今まで勉強してきた中でちょっと不安な細かい点の確認や、社会とか理科の資料集とか知識関連の見直し、小学校の教科書の見直しをやり、各教科普通の問題をやって早めに寝た。

こんな感じで我が家の試行錯誤の連続だった受験勉強は終了しました。いよいよ2月1日を迎えます。
(続く)

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学校が休みの日に限って、通勤途中で某数学雑誌への封書を投函してくれとよく頼まれます。「絶対明日の朝出してよ」と言われる事で、また締切ぎりぎりでやってるんだなと分かります。
この某数学雑誌を見てみると、2年前に同じ塾でどこの教室かは知らないが名前に見覚えがあった有名な皆さんが場所を変えて再び戦っているようです。
名前がたくさん載ってる学校はやっぱり授業で答案提出を奨励されてるんだろうなとか考えてしまいます。

学校<中学受験の振り返り・・・6年生1月(2)1月校Aの受験後~1月校Bの受験まで>
前回の続きです。1月に2校受験したので、1つめをA校、2つめをB校とします。

A校×の後、「2連敗で2月を迎えられんぞ・・・」(*´Д`)=зと、もう背水の陣でした。受かってもほぼ通えない学校なのに、志望校と同じ対応でB校に絶対受かるべく臨む事にしました。具体的には以下の通りです。

1.急遽B校の2年分の過去問をやり、分析もしました。学校説明会で問題の傾向を言ってくれる学校で、塾のHPからもたくさんの情報が取れます。

2.初戦が想定外の×で親は焦りまくりましたが表には出さず、とにかく無理やりにでも理屈をつけて、平然と「大丈夫大丈夫」と言い続けました(;^_^A
この学校は○○を受験する人が力試しで受ける学校だから、○○と傾向が似た問題が出るんだよ。うちがやってない○○対策をずっとやって来てる人達の方が有利なのは当然だ。だいたい過去問も前日にちょっと見ただけだし、とか何とか・・・ニコニコ

親としては、この期間内心でずっと迷ってしまいました。ここで有効な手を打つか何もせず見送るかで勝負が決まるかも・・・あと2週間・・・時間がない・・・何がいいのか・・・どうするどうする・・・とか。
陸上や水泳のオリンピックで、調子のピークが2か月前の代表選手選考会になってしまい、当日は下降線に突入していてまさかの惨敗した選手とか、そんな光景ばかりが頭に浮かびます。
そもそも偏差値とか過去問の傾向があてにならんと悟った時点で、もう何も信じられなくなっています。むっ

本人は「塾で僕以外にもダメだった人いるから、気にしてないよ」と言ってました。塾の先生も何か声をかけてくれたんでしょうか。ただもちろん○だった人の方が多い訳で、自分より偏差値の低い子が○だったとかもあるでしょうしショックな事は確かです。
子供はやはりどこか甘くて、過去問の相性がイマイチでも、当日の出来がイマイチでも、最終的には何だかんだ言って合格してるんだろうと思ってしまいます。まあ人生経験浅くていろんな恐い目にも遭ってないからなんですが。

3.1月の勉強予定を変更、優先順位を付けてやれるだけやる事にしました
もともと、1月に入って、まだ終わっていない事とこれからやるべき事を本人と話しながら科目別に列挙して絞り込み、それを予定表にして実行していました(これは整理する事によって「あれもこれもできてない、どうしよう」という焦りをなくす意味もありました)。1月中旬からは新しい事には触らず記憶の定着に努め、無理をせず体調を整えつつ徐々に朝型に変えていき、本番で実力を100%出せるようにする計画でした。得意げ

しかし実際には、過去問の解き直しに想定外の時間がかかったりして、すでにA校を受ける前から計画が後ずれしていました。さらに、息子は先ほどの言葉とは裏腹に×通知の後、疲れがどっと出て数日間勉強がはかどらなかったうえに、A校の間違った問題の解き直しとか、B校の過去問対策とかが新たに入ってきて当初の計画は実行不可能になりました。
仕方ないので、1月最後の3日間を本当におさらいと調整に充てるとして、それまでに終わらなかった事はもう追わない事にしました。

ただ、落ちた学校でも、当日間違った問題の解き直しは大事で、「落ち着いてちゃんとやれば解ける。頭が悪くなった訳じゃない大丈夫」と思わせて自信喪失させないようにしました。

本人の変化としては、突然昔の幼稚園時代のように駄々をこねたり、言う事を急に聞かなくなったりする事が何度もありました。驚きましたが、受験のプレッシャーがこういう形でここで出てきたかと、無意識に親に甘えてるんだろうなと思って、叱らずにしばらくそのままにしましたが、B校受験まで続きました。(^o^;)

そんなこんなでいよいよB校の受験日です。

今回は遠い学校なので、朝かなり早く起きて家を出ます。今度は電車の中でやる算数ドリルも買ってありました。小4位の簡単な2桁の四則計算です。

息子と2人で最寄りの駅に着き、学校までの道。隣の学校も今日受験との事で受験生が多く、渋滞して歩道橋の上で進まなくなりました。あいにくの雨で寒くて、傘を持つ手が震えます。

しかしこの男、家を出てから一言もしゃべってない・・・こちらから何を話しかけても無言です。試験前にもいろいろ言ったのですが、適当にうなずいてとうとう無言のまま試験教室に入って行きました。無視してるようではないので、極度に緊張してるのか、眠いだけなのか?(本人に後で聞いたら両方だった模様)

さて私は講堂でひたすら待ちます。

PTAのお母様方でしょうか、温かい飲み物やお菓子のサービスがあり、気配りもあって良い学校だと感じました。親御さんの対応が良いのは、学校に満足しているからで、受験する人達にもぜひ受かって入学して欲しいと思うからでしょうかね。
試験が始まり、壁に貼り出された試験問題は・・・国語も難しい、そして算数は・・・毎年の事だがやっぱり難問ぞろいですかそうですか(´・ω・`)、とにかく何でもいいから合格してくれと祈るような気持ちでした。

試験が終わり、出てくる息子を発見したものの、ものすごい人数に押し出されて会えず、校門を出たあたりでやっとつかまえました。
第一声は「ビミョー」・・・国語と算数が時間が足らず、理科と社会はぎりぎり終わったとの事でした。(今もそうですが、できたと思った時は「普通」、ちょっとヤバいかもの時は「ビミョー」で、感想は常にどちらかです。この語彙の少なさが国語苦手の象徴です)

2人で食事して帰宅、本人は問題用紙を持って塾に行きました。
私は夜に胸が張り裂けそうでどうしようもなくなり、塾のHPにアップされた解答速報を家族が寝た後印刷し、息子のリュックから今日持って帰ってきた問題用紙をこっそり引っ張りだして、照らし合わせました。
問題用紙の書き込みを見れば、選択問題ならどれを選んだか、算数なら計算式からどう解答したか等、何となく分かります。
そしたら、本当に胸が裂けるかと思いましたしょぼん

やっぱり・・・算数が明らかに半分以上間違っていました。社会と理科の選択問題はそこそこ合っているようです。社会と理科と国語の記述はどう解答したか分かりません。配点を何となく仮置きして計算してみると、算数とそれ以外の科目の選択問題、つまり確実に合っていそうな問題の点数を合計しても毎年の合格最低点に全然足りません。今回は昨年より問題はちょっと難しそうだから合格最低点は下がるかも・・・あとは記述でどれだけ部分点がもらえているかで合否が決まる=まさに「微妙」な結果に思えました。

合格発表は2日後です。

ここまでで既に夜が白々と明けようとしていましたが、今回も×だった時の対応を考え、寝床に入っても全く眠れませんでした。プンプン
算数が底なし沼に落ちていくようでした。本気で塾の先生に泣きつこうかと思って(算数は本当に良い先生でした)、電話するために問題点と対応を整理して紙に書いたらちょっとすっきりして、それをなぜが妻に渡しました。渡された妻も困ったと思います。
さらに合格発表の前日も同様の状況でした。
(続く)

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あけましておめでとうございます。
たまたまでもこれを読んで下さっている方にとって、最高の年になりますようお祈りしています。(^-^)/

冬休み中の息子が先日もらってきた通知表について一言・・・
例によってよく分からない、相対評価と絶対評価が混ざった数字の羅列には慣れました。今のところ問題はないですが、普段の勉強は宿題しかやらずテスト勉強は直前開始で何とかなっているので、変なコツをつかんだのかなと思っています。
中1の最初から英語英語、家庭学習の半分以上英語でと言い続けてきたので英語はいいとしても、数学と社会はもともと好きで、国語の物語がやはりダメで理科は分野別に良かったりイマイチだったり・・・これって小学生時代と全く同じな訳です。
中学受験の時の得意不得意の状況って中学でもそのまま続くものなのでしょうか。

ただ、体育をはじめとした右側の科目が明らかに軒並み平均以下なのは、間違いなく運動オンチで不器用な私の遺伝です。関係者の皆様本当にすいませんすいませんすいません・・・m(u_u)m

学校<中学受験の振り返り・・・6年生1月(1)お正月~1月校①受験とその結果と不安の嵐>学校
正月もなくひたすら勉強でした。1日は近くの神社への初詣30分以外ほとんど勉強、2日は第2志望校の近くの教室で夕方まで模擬試験を受験。本番になるべく近い時間という事で早朝からの試験開始、私もものすごく早起きして疲れました。
実際、前にも書きましたが、この試験で自己採点して反省点を詳細に書かせて持って帰らせるというのは有効でした。このペーパーを本番にも持って行かせました。後で聞いたら、実際に休み時間に見て気合が入ったそうです。親から見ると全然大した事を書いてないのですが(^▽^;)、本人には響くものがあったようです。

最も悩ましかったのは、5日の第5志望まで視野に入れた合計5校分の学校別の対策勉強です。
日特を取ってるから最も勉強時間を使っているのが第4志望校、2日の第2志望校は第1志望校と対策講座の日程が重なって取れなかったので独学、日程の関係で第3志望校は受けない可能性もあるのに第4志望校は確実に受ける、というややこしい状況でした。
しかも例えば算数は第1志望校はとにかく40分で4問解くスピードひらめき重視なのに第2志望校は時間が延長されてじっくり考える問題、国語は第1志望校では詩が出るし第4志望校は物語の超難問、理科は第2志望校では毎年1分野しか出ない、社会は第4志望校は個性のある問題、とかもうバラバラ
あと、それぞれ科目別に毎年出てる分野があるがそれがやっぱり学校ごとにバラバラなので、結局やるべき分野を学校別に書き出して重ねてみたら、全科目全分野の必要ありとなりました。しょぼん

1月に入ってとりあえず4科目全分野見直すという事で、詳細な予定表を作ってチェックしていきました。
学校別対策講座の教材を再度解き直したり、模擬テストの間違えた問題の見直しが中心です。あとは銀本と前期日特問題集から塾の先生や私が分野別にピックアップしておいた問題をやったり・・・毎日がハードワークでした。
疲労と12月に社会と理科のウエイトを増やしたため、特に国語と算数で調子が落ちている気がして仕方がありませんでした。

そうこうしているうちに、1月校の受験日となりました。
2月1日まであと20日とか思ってても、もう突然テストが始まった感覚になります。
どうせ行かない学校だし、塾からも「1月の学校の過去問はやらないで下さい(力試しだから)」と言われていた事もあり、前日までのんびり構えていました。過去問をネットで一応見たのが試験前日で、「こんな問題が出てるから」という程度でした。

当日朝、塾からは電車の中で寝ないようにと言われていたので車内でボーッとしていて、頭を働かせなきゃと携帯で計算のサイトを検索してやり始めましたが、圏外になってしまい不完全でした。

会場で待ち合わせ場所を確認して別れ、私は講堂でのんびり待っていました。
ところが、1時間目の国語が始まって壁に貼り出された問題を見てビックリ!!「こんなに記述が多かったか?傾向が変わってる!」
次の時間の算数を見てまたビックリ!「なんじゃこの難問ぞろいは?」(実際、この学校の算数は2月校を含めて最も難しかったと思います)
ちょっと不安になってきました。但し「こんなに難しい問題は誰も解けないから大丈夫。R4偏差値には届いてるし」と合格は信じて疑いませんでした。

しかし3日後・・・何と×通知・・・
結果は合格最低点に全然届かない惨敗でした。ムンクの叫び

その時考えた事は、以前の12/5の内容と重なりますが、
・国語と算数が難しいから皆できないと思っていたら、平均点を大きく下回っていた。平均点は結構高い。しかも本人が自信があると言っていた社会理科も平均点以下(点数が分かる学校でした)→国語と算数の調子が落ちてるんじゃないかという不安が現実になってしまった。しかも社会理科も伸び悩みで踏んだり蹴ったり。
・息子の話を聞くと、明らかに緊張していた感じだった。しかもそれを本人が自覚していない→「マイペースに見えて、実は本番に超弱いタイプなんじゃないか・・・」という不安が現実になってしまった
・同じレベルの学校をいくつも受けるだけに、一つ落ちると親は「あと全部落ちるんじゃないか・・・」と不安に駆られる
・「どうせ行かないのなら、もっとレベルを落として確実に受かる学校にしておけばよかった」と猛烈に後悔した。
・親も子も「まあ何となくやれば結局はどうせ大丈夫なんだろ」と思っていたのが、「試験中全力でやらないと落ちることもあるんだ」という認識に変わった。
・偏差値はやっぱりあてにならんのう・・・

とにかく不安だらけで胸が押しつぶされそうになり、息子は息子で疲れがにじみ出てきている。しかも次の1月校2つめは2月校と偏差値はほぼ同じ。返す返すもこんな強気な学校選択にしてしまった自分に心の中でパンチを入れつつ、「2連敗で2月を迎えられんぞ・・・あと10日、どうするどうするどうする・・・」ともう背水の陣で、受かってもほぼ行けない学校なのに本番と同じ覚悟であらゆる手を尽くして絶対受かると臨む事にしました。
(続く)

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めっきり寒くなって参りました。
息子は冬休みの宿題がまた一段と多いようで、げっそりしています。こんな感じで毎年どんどん課題が増えて行くのでしょうか。来年中3になると数学あたりのテストは平均点が30点くらいになるという噂もあります。
通知表については悲喜こもごもで・・・次回に触れたいと思います。(;^_^A

学校<中学受験の振り返り・・・6年生12月(4)過去問やりすぎの弊害・悪戦苦闘>
いよいよ12月も終わろうとしています。
この時期振り返ってみると苦しかったですしょぼん。やる事が終わってなくてクリスマスもなく、正月も1日に近くの神社にちょっと行っただけ正味30分位で帰ってきて勉強。2日は第2志望校近くの塾の教室で模擬テストでした。

最も悩んでいたのは、各教科の勉強時間の配分でした。
全ての科目で時間が足りない訳ですが、足りないながらもどの教科を最も長く勉強するか、ウエイトをどうするか苦労しました。

最も心配だったのは理科で、しばらくは理科のウエイトが最大でした。夏休みに苦手分野(生物、てこ、地学など)の対策を後回しにしたツケが回ってきて、結局苦手分野は苦手なまま。別の個別指導塾で分野別の単科教室に行かせようか真剣に検討しましたが、今でも目いっぱい忙しいのにこれ以上やる事を増やしてもできないなあと思ってやめました。代わりに、塾の先生のプリントに従い銀本から問題を抜粋したり、塾のHPの過去のテスト結果のページから間違えた問題をピックアップしてつぶしていきました。過去問を分析すると、毎年一分野しか出ない学校があったり、傾向がバラバラで、全分野勉強する必要がありました。

算・国の配点が高い学校だけ受けるなら思い切って2教科重視でいけますが、4教科の配点が同じ学校も受ける予定でそこは逆に社会理科がポイントだと思っていたので、本当に各科目各分野まんべんなく勉強する必要がありました。

過去問は無理やり12月中に終わらせましたが、解き直し含めてものすごく時間を取られた割にはとうとう第1・第2志望でも5年分、第3・4志望は3年分、第5志望は2年分しかできず消化不十分でした。本来はもっと早めに過去問を終え、志望校の対策と問題練習に十分時間を割くつもりでした。特に前期日特の問題集はほとんど使ってなくもったいないとずっと思っていて、エクセルで消化表まで作ってやろうとしましたが、結局少しやっただけで終わりました。

さらに、過去問をやり始めると成績が落ちると言われていたのが現実となりましたムンクの叫び
過去問をやる事で見つかった新たな苦手分野とか、過去問を分析した結果「これもっとやっといた方がいいよなあ」という分野の苦手克服・復習・やり直し、に時間を取られ、比較的得意だった分野もどんどんいろんな事を忘れていき、信じられない問題を間違えます。
特に、算数でその弊害が大きかったです。

そんな中、12月下旬に最後のセンター模試がありました。ここで何とこれまでの3年間で史上最高順位を取ってしまったのです。
科目別には、算数>国語>社会=理科でしたが、本人によると、算数の最後の問題は途中まで考えたが時間切れで、適当に答えを書いたら当たってた。つまりまぐれあたりだったとの事。本当は、その問題は間違ったものとして計算する必要がありますが、実際に点数や偏差値や順位が出てしまうとそれで安心してしまいました。(^_^;)

国語についても、塾の偏差値が良くても志望校の過去問の出来と全然リンクしないのは分かっていたものの、何となく安心してしまいます。特に、毎年詩を必ず出す学校があってこの対策がお手上げだったのですが、やってもすぐに効果が出る訳ではなく後回しになりました。
そしておのずと、「やっぱり社会理科やらなきゃ」という事になりました。

理科は前述の方法でさらにウエイトを増やし、社会は毎日3ページずつ必ずやって最終的に3回転しろと言われていたメモリーチェックをかかさず、とついつい弱点がはっきりしていてすぐに効果が出る暗記モノに偏ってしまいました。算数は毎日一定量を分野別に手当たりしだいやる事にしていましたが、社会理科に時間を取られて後回しになってました。
算数は、得意分野でも、問題練習を怠ると問題を解く力とスピードは確実に下がって行きます。この事に気付いたのが1月になってからで、さらにお試し受験で×をもらってからは心配が現実となりましたショック! そこから算数がヤバい!ウエイトを上げなきゃ!でも他の科目もあるし・・・どうしようどうしようとなり、もっと算数を地道にやっておけば良かったと後悔しました

後悔ばっかりで、本当に行きあたりばったりだったのが良く分かります。但し初めての受験では分からない事が多すぎるので、とりあえず対策できる事は最大限やって、あとは臨機応変にその時々で対応していくしかないという気もします。
(続く)

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学校<中学受験の振り返り・・・6年生12月(3)息子のメンタル対策>学校
先週の話の続きです。
どうやったら息子が良い結末を迎えられるか、できれば行きたい学校3つの全部、最悪でもどれかに合格できれば成功です。後悔させないために、親としてできる事は全部しよう、今は勉強・課題の進度だけに目が向いてるが、合格するためには勉強以外で何かちょっとした秘訣があるんじゃないか・・・親として手遅れになる前に手を打たないと・・・(・_・;)

約12年間息子を育ててきて、課題は体力とメンタル面だと思ってました。(b^-゜)
6年生で突然伸びて合格する子供はスポーツ少年が多いと思いますが、スポーツで培った体力とメンタルで集中追い込みがきくのでしょうか。うちの場合はスポーツは運動神経が悪く挫折。ひょうひょうとしてるように見えて内心の動揺は大きかったりします。

勉強の方はもうやるしかない訳だから、粛々と日々の課題をこなしていくしかない。あとは、普段の実力を当日発揮できるように、当日までモチベーションを維持して平常心でテストを受けられるように、息子にとっては何とかメンタル面を強化してやる事も親の課題だと思ってました。

以前に面談で、あえてもっと厳しくして欲しいと依頼したので、塾ではたくさん課題を与えられてきつい事を言われて帰ってきます。それは、自発的に率先して勉強するタイプではなく、最後まで強制されないと勉強しなかったからです。
家では「塾で言われた事はちゃんと全部やるように」と塾に乗っかる形でやらせてました。但し精神的に追い込まないよう気をつけていました
私自身専門家でも何でもなく一介のサラリーマンですから、間違ったやり方が満載かもしれませんが、訳も分からず試行錯誤の繰り返しで行った事を振り返ってみます。

(1)本人のモチベーションの維持・・・合格したい気持ちをどれだけ持たせられるか
①「どうしてもここに行きたい」と強烈に思う学校はない、②一人っ子で草食系で闘争心に欠ける、の2つを考えて、当日に人知れずやる気がなくなっていて変な失敗をしてしまうのでは、と思い始めるとたまらなく不安になってきます。
私自身精神論は好きではなく、息子にも向いてない。ただ、勝負事はスマートすぎてもダメで、実力では負けてても勢いと気合いと執念のある方が勝ってしまったりするもので、理屈じゃない部分も必要です。
そこで、私自身が高校大学受験した時を思い出して「人からどう思われたいか」を意識させてみました。「合格したら皆にすごいって言われるぞヒーローだぞ」「ダメだったらあの子結局ダメだったねって言われる」「全部落ちて公立は恥ずかしいだろ」等など・・・男の名誉心に訴えてみました(特に第1志望が東京近辺受験生のオリンピックみたいな学校だったので)。さすがに本番が迫ってきた頃には言うのをやめましたが。

自分の中でレベルを落とさず、まあこの程度でいいやって思わず、ここまでやんなきゃダメなんだと日々の勉強と当日の試験を頑張るか。「ダメでもいいや」と思わず「絶対受かるんだ」と思わせる事です。

(2)子供のタイプに合わせて、勝ちパターンを考える・・・どうやって自信を付け、維持するか

受験する子供にも、スポーツマンタイプとおとなしい系があるのではと思います。息子は後者です。
特徴としては、先行逃げ切りでないとダメ、優位に立ってないとあきらめる、体力がないので追い込みがきかない、精神論は通用しない、集中力がない、等です。何事にも経験と自信の有無が影響するタイプで、全く解いた事がないタイプの問題に弱く、一度苦手意識を持ってしまうとなかなか克服できません。また、いわゆる「本番に弱いタイプ」のようにも見えました。

良い点としては、「毎日まじめにコツコツはできる」「一度得意だと思った分野は安定してできる」「自信を持てば強い」等です。
とにかく自信をつけさせるのが大事なので、 苦手分野を1つずつつぶしていきました。とにかく問題をひたすら解けば自信がつきます。(´∀`)

テストの間違った問題を分析して、「解き方は途中まで合ってたけどここで間違えたんだから、次はここに気をつければできるはずだ」等。
結果が悪かった時は、「苦手分野をはっきりさせるためのテストだから間違ってもいいんだ」とか何か適当な理由をつけて正当化したりして言いくるめて前に進めました。

(3)マイペースな息子対策
マイペースな子供はひょうひょうとして落ち着いてるように見えて実は緊張してたり、内心は激しく揺れてると思います。精神的には弱く、ただそれが表に出ないだけなのです。気分のムラが多かったり、独自の解き方にこだわって回り道して時間を食って失敗したりするのが経験上分かっていました。
睡眠不足の翌日のテストもたいていダメ。これも寝るのが遅かったからダメだとやる前からあきらめてしまうようでした。
また、マイペースタイプは必死で頑張ったりしない。試験でも全力投球せず不完全燃焼で終わる事もある。
同点で何十人も並んでしまうようなテストですから、試験中の頑張り粘り集中力で差が出ます。対策は、これもやはり上の(1)と同じでモチベーションを維持するという事でしょうか。(^-^)/

(4)子供に合ったアドバイスを、もしくは自分で書かせる
うちの場合は、終盤いろいろ細かい事までアドバイスしても、本人が当たってると思えば聞きますが、当たってないと思うと聞き流されました。
最終的には、以前に学校別の模擬テストをやった後に自分で書いた反省点を、本番前に読み返したのが良かったようです。

結果的に、テストや過去問終了時に自分で反省点・改善点を書かせ、本番直前に自分で書いたのをまとめて読み直すのが一番効果ありました。子供は大人じゃないから同じ失敗を何度もするし、反省しても忘れてしまうようです。


これだけの事が実際にどれだけ役立ったか分かりませんが、少なくとも親のメンタル維持には効果がありました。

受験のメンタルについては、藁をもすがるつもりでいろいろな本も読んでみました。
役に立つ話もたくさんありました。その中からわが子に合いそうなものを選んで試してみればいいと思います。

(続く)
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期末テストが終わって、あとは答案返却と冬休みを待つばかり。超まったりしている息子を見ると、「中学受験の時が人生で最も勉強した」なんて事はないようにと願うばかりです。
と同時に、短期の深夜勉強で何とか乗り切ってるので体力がついたのかなあとも思います。まあ毎日通ってるだけで体力がつく学校な訳ですが・・・(^O^)

学校<中学受験の振り返り・・・6年生12月(2)夫婦の役割分担>学校
今回は、夫婦の役割分担についてです。
この時期、時間が足りなくて猛烈に忙しく、お互いに自分のできる事をやっていったら自然とこんな形になりました。

<妻の役割>
1.過去問のコピー取り、原寸大拡大、過去問の終了未了の管理、塾に提出した答案と返却の管理
2.毎週のテストの結果確認、解答印刷、復習管理、叱咤激励、一喜一憂、茫然自失、諸行無常、青息吐息、七転八倒、微熱入院・・・(゜д゜;)
3.勉強面では・・・
(1)理科の生物(動物・植物)=花の名前とかつくりとか、昆虫の足がどうしたとか、その辺はどうしても興味がわきません。塾の先生も「お父さんが植物に興味を持つのはだいたい定年後ですから、お母さんが・・・」と言ってました。
(2)国語(物語)の女子の気持ち関連=「出来事・行動や他人との会話・発言から女子の気持ちの変化を読み取る」・・・私が日常生活でできなくていつも妻に怒られている事です。親もできないのに一人っ子で未だに「女子とかウザい」の息子には到底無理です。妻が説明しても理解できず、ちょっと難しい問題はあきらめの境地でした。本当に遺伝ですすいませんすいませんしょぼん
あとは、
(3)過去問やメモリーチェックの採点・・・自分でやらせると甘くなるし、採点してる時間がもったいないので。
(4)社会全般・・・時間がなくなってくると、解答を口頭で言わせて書く時間を省略してました(難しそうな漢字は書かせる)。歴史の問題を息子と一緒にやっているうちに、昔学校で習った知識が関連付けられ興味が出てきていろいろ本を読み、妻は今ではすっかり歴史好きです。これも中学受験の良い方の副産物でしょうか。
4.塾の先生への電話相談・・・1時間以上電話した事もあったそうで・・・先生側も「またかよ」って感じだったと思いますが、忙しいのにありがとうございました。ニコニコ
5.弁当作りと平日の届け、塾の送り迎え、願書の記入提出等・・・
その他書ききれないくらいありました。

<夫の役割>
1.解答を見てもどうしても分からない問題の解説・・・算数や理科の銀本などで解答だけ書いてあるがなぜその答えになるのかどうしても分からない問題を考える事。夜中にやってメモを書いておいて翌日子供が見る訳です。塾の先生に質問すればと思うのですが。
なお、妻と息子が歴史の問題を解いている中、私が口を挟む事は丁重にお断りされました。受験に出ないようなウンチクを語りだし、どうしても話が長くなってしまうのです。これは時事問題も同じでした。難しい事を教えすぎても逆効果と思っていてもつい話したくなります(´_`。)
2.土日の息子送り迎え、弁当届け
3.過去問対策
学校別の過去問頻出分野と分野別の塾テストの正答率(得意苦手度合い)を詳しく分析した表(BT表)を見て、自分でも分析して優先順位を付けて指示してました。
イマイチ不安な分野をピックアップして銀本や前期日特の問題集を使ってました。要は他校の過去問です。

4.12月途中からのスケジュール作り、勉強内容指示
この時期の勉強の事はまた後日書きます。特に理科と算数で過去問ばかりやっていた弊害が出てきて焦りまくり、スケジュールを作って勉強内容を優先順位を付けて指示するようになりました。学校別の対策も始めてました。似たような分野の問題が出てるのに、必要な対策が学校によって全然違うので困りました。

5.息子特有の対策
これはふわっとした抽象的な話で、男親しか分からないかもしれないので、勝手に自分の役割だと思ってた事です。でも結構大事だと思ってました。
特に男の子はメンタルが最も重要、息子が実際の入試で実力を出せるかどうかは、ほとんどメンタル面に集約される(だからこそ試験直前に焦りまくったのですが・・・)。夏前に志望校の事で夫婦でもめて、それが息子に伝染して成績が落ちた事もありました。
(1)テストの結果が悪かった時の言いくるめ・・・何か適当な理由をつけて正当化したり前に進める
(2)本人のモチベーションの維持・・・最後まで自分で頑張るかどうか、合格したい気持ちをどれだけ持たられるか、最後の調子の持っていき方など、苦労しました。
(3)子供のタイプに合わせて、勝ちパターンを考える・・・何事にも経験と自信の有無が左右するタイプなので、どうやって自信を付け、維持するか。
(4)マイペースな息子対策・・・マイペースな子供はひょうひょうとして落ち着いてるように見えて実は緊張してたり、ムラが多かったりするのが経験上分かっていました。
(5)子供に合ったアドバイスを、もしくは自分で書かせる・・・親がアドバイスしても、本人が当たってると思わないと聞かない。最終的には、以前のテストの後自分で書いた反省点をテスト当日に読み返したのが良かったようです。

長くなってしまったので、最後の5について、次回詳しく書きたいと思います。
(続く)

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