<コミュメモの一筆で広がる快適な暮らし> | いくつもの「月がまわってくる」~自閉症・発達障害支援会社社長のブログ~

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障害支援グッズ&サービスの小さな会社法人 株式会社 おめめどう

自閉症支援は。ポジティブシンキンぐ~~~♪(笑)

今年で、14年目ハル社長の丁寧飯と、居心地の良い暮らし

このブログは、旅グルメとおめめどうへのお便りを主に載せていきます。

テーマ:
11年前の記事

11年前から、続けてきた人と、11年知らないままだった人とは、当然

違う場所にいるんです

だから、わかった時から、はじめましょう。巻カレ&コミュメモのある暮らし

<コミュメモの一筆で広がる快適な暮らし>

毎日同じ時間に同じことが行われるなら、それを繰り返していけばいいのだから、困らないでしょう。でも、私たちの暮らしは、毎日同じ時間に同じことが、同じ人と同じ場所で、行われていますか?けしてそうではありません。

先日、ショートのスケジュールを施設に送ると、「今回は、インフルエンザの入居者さんがいらっしゃるので、食事を居室で取っていただくことになりました。」と連絡がありました。

その施設を利用するときは、いつも食堂で食事をします。今回は、居室です。同じ活動、同じ時間、同じ支援者さんだったとしても、同じ場所ではない、本人に関わる変更です。

それを、前もって伝えておくと、「そうなんだ」となりますが、自閉症の人にとっては、伝えてもらっていないと、前回経験したことを倣うと考えますから(別に自閉症じゃなくてもですが)、その変更に戸惑います。

 変更が全くいやなわけじゃありませんが、それまで、「そうするもの」と思ってきていますから、そのことを、納得するのには時間がかかります。すぐその場とは、いきません。置き換えるということがいるのです。

また、その理由も聞かされることがなければ、もっと納得がいきません。でも、知的障害がある発達障害がある場合は、わからないかもしれないと、そこで、理由は教えられないこともあります。それが「仲間外れ」です。

仲間外れにされている感覚は、障害があるなしに関わらず、伝わっていきます。だから、前もって知らない、おざなりに扱われたとダブルの負がやってきます。

おめめどうのコミュメモは、前もって伝えるためのグッズとも言えます。上記の場所の変更は、「みとおしメモ」のスケジュールで伝えることもできますし、「どうしてメモ」で、理由も伝えることができます。また、支援員さんの言葉として、「おはなしメモ」でも、書けるでしょう。

そうして、本人に関わることは、仲間外れにしないで、本人に前もって伝える。本人が選べる部分があるなら、選んで、決めてもらっておくなどをすることで、暮らしも理解もは、どんどん自然になっていきます。

知的障害・発達障害の人たちの暮らしが、不自然になってしまうのは、私たちが、「どうせわからない」「きっとこうに違いない」と、ごまかしてしまうからなのです。

どうぞ、おめめどうのコミュメモを使って、仲間外れにしない、自然な暮らしをしてください。

そんなに難しいことじゃありません。私たちの一筆から、それは広がっていくのです。

自閉症の支援は「環境調整」と「人権尊重」です

この二つが、共にあることで、スクスクとした成長と、居心地の良い暮らしができるのです