江戸城の堀、土塁、石垣、城門などは国の特別史跡です。損壊させると文化財保護法違反となるので注意が必要です。
まずは北詰門横の段数刻印💨
さて、竹橋の交差点を渡って大手濠の前に行く。
ここから眺める平川橋方面。
やっぱり堀の広さ、向こう側の石垣の壮麗さとか、どれを取っても普段見てる山城とかとは比べ物にならんなぁ…😮
向こう側に段数刻印のある算木積みがあるんだぁ〜💨
途中からは、大手濠より内側にある平川濠を一望できる。
この折れ折れが重なる姿、たまらん🤗



こんな図体デカい望遠レンズでも強トリミングでやっと見える距離に淡さ…恐るべし😱
平川門から二の丸へ
ここはこれぐらいにして、皇居ランナーの邪魔にならぬよう気を付けつつ東へ取って返して、平川門へ。
まずは、大手濠を渡る平川橋へ。
この橋、欄干上に載っけられた擬宝珠にも金石文が刻まれているんだってサ😮
寛永元甲子年
八月吉日
大工
椎名源久衛門尉
?勝作
田安門の肘壺のやつと同じく、完成した日と作者のやつらしい。
ほかの擬宝珠には別人の金石文も刻まれているとか。
もとは他の橋に載ってたやつを移設したもので、寛永元年(1624年)は現存する最古の銘なんだとか😮
橋を渡ったところの平川門では手荷物検査を行っているので、OKが出てから門へ入ってゆく。
ここも外側に高麗門が構え、それをくぐると枡形に入る。
壮麗な櫓門。
これらの肘壺には金石文は見えなかったが、裏側にあるとかだっけか…?
門の横の雁木もキレイね✨
門を入ると、右側に平川濠と向こう側の帯曲輪の石垣が見えるが、手前の樹林に邪魔されて見栄えが良くない。
左側の三の丸の方にも入ることは出来ず、二の丸への入口になる下梅林坂門の方へ左180°ターンして進んでゆく。
ターンしたところに、門のように左右に並ぶ石垣。
ここから左を見ると、天神濠の向こう側に立派な石垣が見える。
あの向こうが二の丸。
門を入るとすぐに左に折れ、その先に下梅林坂門が構える。
人が多くてまともな写真が撮れぬので、ここでは布積みの石垣が見事な左側の櫓台だけにする…
二の丸を往く…
下梅林坂門を入ってすぐに左に折れると、二の丸北端から本丸への登り口になる梅林坂で、奥には上梅林門がある。
下に向かってハの字に開いた空間で、両側が石垣で絞られている。
その北側の石垣。
上梅林坂門の櫓台だったか。
算木積みの真ん中下あたりに縦1列に入った矢穴がチャームポイントだな✨

反対側、南の石垣も櫓台みたいに高くそびえ立っている。
とりあえず先の汐見坂まで二の丸を歩くことにして、直進💨
その左側にある天神濠に面した縁を守っているのは、土の城的な懐かしさを感じさせる土塁✨
反対の本丸側には、これまた見上げる高さの石垣😮
この石垣の石には、これでもかというぐらい縦線…スダレ仕上げというのか…が入っているのがスゴい😮
汐見坂から本丸へ
さて、梅林坂から100メートルと少しも進めば汐見坂が右手に登っているので、入って行った。
途中から、本丸と二の丸とを分ける白鳥濠が見える。
奥に見える横矢掛りは、本丸東端の台所三重櫓の櫓台か。
汐見坂のてっぺんも門になっている。
両側の櫓台で進路を狭めつつ右へ進路を曲げるようになっている。
門の前が枡形のよう。
この右側の石垣も、ことごとく縦方向に揃ったスダレ仕上げが壮麗なまでにスゴい😮
反対側の隅っこでは、白鳥濠から続く左側の野面積みと、右側の布積み石垣が接合している。
なかなかに珍しいやつ?😮
さて本丸に入る。
すぐ、右手前方に巨大な天守台が見えてくる。
観光客の多いったら😂
ま、今日はワシもその一人😅
もう登り口とかは人が多すぎて気を遣うので、端っこの算木積みだけにする😅
それにしても、石をキレイに削ってピタリと合わせてるな…
登る途中から俯瞰する本丸も、これまたデカい😮
いちばん手前に大奥、向こうに中奥、表と続いていたのか…
さて、天守台に登り、内側の石垣を望む。
ここには五芒星形をした「安倍晴明紋」の入った石を五角形になるように積んで二重のまじないをかけたという石があるのだが、この時はそれをすっかり忘れていたので、ここは取り敢えず見つけたやつを…😂
ったく落第生が…😮💨
このときは安倍晴明紋のことはきれいサッパリ忘れていたので、昨年6月に撮ったやつで御堪忍…
こんなん、教えられんと存在分からんよなぁ😂

安倍晴明紋は桔梗の花をもとに晴明が図案化したもので、晴明桔梗とも呼ばれる。同じ五芒星の図案が世界中で魔術などのシンボルとして使われているのが面白いところ。
二つの写真の位置は下図。
江戸城では、天守を復元しようという活動がされているらしい。
その是非についてはここでは触れないが、この天守台のデカさからすると、ビル街に遠巻きに囲まれながらも天を衝くような存在感を見せることは間違いないだろう。
天守台を降りたところで、もう東御苑が閉まるまで40分ほどになっていた💦
本丸の中の見どころはそんなに多くないが、残り時間が少なるとやっぱり背中を突っつかれるな…
(江戸城 本丸まわり その2に続く)
(2025年2月14日 記)