大石塚古墳おおいしづかこふん桜塚古墳群で現存する古墳② 古墳探訪記92回目は大阪府豊中市の大石塚古墳です。前回紹介した小石塚古墳のすぐ南に隣接して存在しており、双方の古墳に主軸線が一致していることから、両者の古墳の被葬者には何らかの関係性があるものと考えられます。大石塚古墳 後円部を望む(北側より) 大石塚古墳は現存する桜塚古墳群の5基の古墳の中で最も大きな規模を持つ前方後円墳です。全長は約90 . . . 本文を読む
小石塚古墳こいしづかこふん桜塚古墳群で現存する古墳① 古墳探訪記91回目は大阪府豊中市の小石塚古墳です。豊中市の阪急岡町駅周辺には桜塚古墳群と呼ばれる北大阪でも有数の古墳群があり、大小の前方後円墳、円墳など40基ほどの古墳が存在していたそうです。しかし宅地開発によって、その多くが失われ、現存するのは5基のみとなってしまいました。小石塚古墳はその5基の中の一つです。今回以降、数回に分けて、豊中市の古 . . . 本文を読む
野中ボケ山古墳(仁賢天皇陵)のなかぼけやまこふん(にんけんてんのうりょう)片側に造出しを持つ後期前方後円墳 古墳探訪記90回目は大阪府羽曳野市の野中ボケ山古墳(単にボケ山古墳とも)です。この古墳は日本書紀や延喜式などの文献などの記録から、現在、第24代仁賢天皇の埴生坂本陵(はにゅうのさかもとのみささぎ)に治定されています。野中ボケ山古墳(仁賢天皇陵)西側拝所からのぞむ 野中ボケ山古墳は全長122m . . . 本文を読む
青山古墳あおやまこふん青山古墳群で唯一現存する古墳 古墳探訪記89回目は大阪府羽曳野市の青山古墳です。住宅開発に伴う大阪府教育委員会の発掘調査によって、この青山古墳の他に5基の古墳が存在していたことが明らかになり、青山古墳群という一支群を形成していました。今回紹介するのは墳丘が唯一現存する1号墳になります。青山古墳 全景(南側より)青山古墳 測量図(現地説明版より) 青山古墳は墓山古墳の外堤南西隅 . . . 本文を読む
軽里大塚古墳(日本武尊白鳥陵)かるさとおおつかこふん(やまとたけるのみことしらとりりょう)日本武尊の御陵伝承の古墳 古墳探訪記88回目は大阪府羽曳野市の軽里大塚古墳です。この古墳は別名として白鳥陵(しらとりりょう)古墳、あるいは前の山(まえのやま)古墳と呼ばれることもあります。墳丘長は約200m、後円部径約106m、後円部高さ約18m、前方部幅約165m、前方部高さ約20mを測り、幅の広い周濠を有 . . . 本文を読む