繰り上げ合格が落ち着き、各塾の合格実績が出揃いましたので記事にします
まずは、4大塾の主要難関校合格者数をまとめたものを示します。1月入試校は2月入試校との重複合格が多すぎるので、2月入試校に絞っています。(データのソースは「くりあげくん」です)。
(合格者数が1番多い塾を 、2番目に多い塾を にしています)
見ての通り、4塾の合格者数を合計するとほとんどの学校で各中学が出している合格者数を超えてしまいます。上記4塾以外から合格している人も少なくないはずなのに、です。これは重複カウントが発生していることを意味していますが、四谷大塚が加盟塾/提携塾を含む(したがって早稲アカも含む)数字であることと早稲アカNNの影響が大きいことはこの界隈では有名でしょう。校舎ごとの実績を確認すると、特に早稲アカは上の表とは印象がだいぶ違ってきます。
ざっくり言うと、純早稲アカ生は四谷大塚にもダブルカウントされており、他塾から早稲アカNNを受講していた人は併願校も含め自塾と早稲アカにダブルカウントされています。そして日能研やSAPIXから早稲アカのNNや「5本勝負」を利用している人が相当数いることは終了組でないとなかなか分からないかもしれません。この時点でもう何を見ているか分からないような数字になっていますが、他に使える数字がないので・・・。日能研生は上のような数字に必要以上に不安にならないようにして下さい。SAPIXの校舎ごとの実績→☆、早稲アカの校舎ごとの実績→☆
色々な事情をいったん置いて表のまま数字を見ると、SAPIXは難関校の中では武蔵、雙葉は少なく、早稲アカは逆にこの武蔵、雙葉で数字を稼いで「御三家○人合格!」という見せ方をしている営業戦略なのかなと思われます。また、上記学校の中では日能研の栄光、フェリスが顕著に多く、逆に早稲アカは両校が顕著に少ないことも見て取れます。
様々な背景(カリキュラムと入試問題の相性、特訓講座の設定有無、発祥の地域、他)が考えられますが、塾によって特定の学校の合格が多い/少ないが違うので、志望校が既に決まっている場合は、このあたりも塾選びの一因子になるかもしれませんね。
次の(2)では、各塾の合格数を前年比で見ていこうと思います
関連過去記事