ただただ幸せ


日に日に心がもっと近くなる気がする


会いたい あなたに会いたい


会えない寂しさに心の闇が蘇る


そんなこと思い出さなくていいのに


思い出さなくていい


ただあなたとのだけの幸せな時間だけを思っていればよいものを



突然のメール


丁度あれから4か月の日


メールボックスのあなたの名前を見た瞬間心が固まった


忘れていたはずのあの思い出が蘇る




電車の中の水族館の広告が目につく


あなたは私の肩に手を置きキスをした



車窓から見えるあの展望スペース


あなたは私を後ろから抱きしめ、体に触れ、キスをした


あなたは私の手を引き、甲にキスをして「好きだよ」と言った



私の横に座り、私の腰に手をやり、頬に触れ私を見つめる



向かいあって座り、私を見つめ、「かわいい」と言った



私の髪をなで、私のひざに手を置いた



あなたの手の感触が、唇が、


まだ残っている



耳元でささやくあなたの声が、


まだ残っている




封印するのもつらくて、書き連ねる


私にとってのfirst loveなのかもしれない



あの人は私に恋というものを教えてくれたのかな



つらい思い出は早く上書きしたい



あの人とのキスを思い出さなくなるくらいに



あの人とよりももっと多くのことをあなたとしたい




急いではだめ


自分に正直に


恋に計算などいらない


自分の気持ちのおもむくままに




これが最後の恋になればいいのに


つらい思いはしたくない


あなたとずっと一緒にいてもいい いや、いたい



1日が長くて



今すぐにあなたに会いたい あなたに触れたい