感想「鼻で呼吸ができるようになって朝起きた時の筋肉のこわばり、冷え、むくみが変わってきました」

今回はトレーニング受講者の方からトレーニング後の変化について感想をいただきました。

「以前は朝起きた時に筋肉がこわばって体が動かしづらい(時間が経つと問題なく動けるようになります)、足先が冷たい、むくんでいるなどの問題を抱えていましたが、トレーニングでからだを整えてもらったり鼻呼吸を教わって日中に時々やってみたり就寝時もマスクをして寝るようにしてから朝のからだの感じが変わってきました。
筋肉のこわばりがなくなりスッと起きられるようになり、朝からからだが楽に動かせるようになりました。
また足の冷えもなくなり体温を測ってみると以前よりも体温が上がっていました。
むくみも減ってきたようにも感じます。
からだを整えること、きちんと呼吸ができることの大切さを感じています。」

毎日当たり前のようにやっている呼吸ですが、きちんとできていないという方が多い印象です。
呼吸についていろいろ学んでいくと、鼻呼吸の大切さを感じるようになりました。
口からも酸素を取り入れることはできますが、肺で二酸化炭素と交換するには加湿された酸素でないといけませんが口呼吸で送られた酸素は交換されずにそのまま出て行ってしまうそうです。
口呼吸は楽に肺に酸素を取り込めるので必要以上に二酸化酸素を排泄してしまい、血液中の二酸化炭素の濃度が低下してしまいます。
動脈中の二酸化炭素の濃度が低下すると各臓器に酸素を補給する動脈が収縮して細くなり、末梢の循環が悪くなってしまい、細胞全部に酸素が十分届かなくなってしまいます。
口呼吸は結果的に酸素をからだ全体に届けにくい状態にしてしまい、代謝の低下、疲れやすい、疲れが取れにくいなどの状態を招いてしまいます。

一方、鼻呼吸では吸い込む空気に適度な湿度、温度を与え、空気中の微細なゴミや細菌・ウイルスを鼻の毛や粘膜に吸着して気管や肺を保護しています。
そういったことから鼻は大事な部分なのですが、意識している人は少ないです。
鼻が曲がっていたり鼻が詰まっていたりすると鼻を通る温められ加湿された酸素が少なくなっているということです。
鼻が曲がっているということは顔面の形も崩れてしまっているとも言えます。
顔面の形の崩れは頭蓋骨の形の崩れを招き、それを支えている体幹、そこから生えている腕や脚の崩れを招く可能性があります。
鼻を見直すということは呼吸の改善だけでなく、からだ全体の崩れを整える、自律神経のバランスや血液循環も整うと言えるのです。

そういったことからトレーニングで崩れたからだを整え、呼吸を整えることを行いました。
1回のトレーニングでも良い成果が見られ、さらに定期的にからだの調整をすることで良い状態で過ごせる時間が長くなりました。

今抱えているからだの不調や問題も当たり前のようにやっているがきちんとできているかどうか見直してみることも問題解決に繋がることもあるということです。