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カテゴリ:日々のだいじ
走り去るグーグルのカメラ付き自動車を見かけて「なるほどね~。あの車で走りながら撮影しているのか」と感心したものですが、グーグルさんが移り変わる街の姿をこまめに撮影し続けることで信じられないほど便利な世の中になったわけです。
その昔助手席に乗った人が地図を片手に運転者に道案内していた時代がありましたね。 わたしなんかは東京に行く際に旺文社の手のひらサイズの文庫地図を持って行きました。 出掛ける前に行きたい場所を探しては付箋を貼っておき、飛行機の中であれこれと予習していたものです。 不便なようで、それは旅に出る前の序奏であり楽しいものでした。 普段の生活から地図本が消えていったように町内看板もほとんど見なくなりましたね。 これだけスマートフォンが普及したら、どこになにがあるかなんて看板とにらめっこする必要は全くなくなったわけです。 でも消えてしまったからより貴重で懐かしいと思いませんか? 愛犬との散歩コースに古い町内看板があります。 西屯田通りを歩く人の目に留まるように設置されたのだと思います。 古い家の側面にひっそりと存在している町内看板。〈2016年撮影) 家の持ち主は「わざわざ外すこともないか」と思っているのか、15年以上、20年以上?そのままの状態です。 1年に何回かチラッと目線を合わせるこの看板。 気が向いた時に立ち止まってじっくりと見ることがあります。 その度に無くなっている建物やお店を見つけることになり寂しい限り。 8年前よりちょっとやつれた更新しないままの町内看板。〈2024年撮影) 町内看板は古い記憶を呼び覚まし、それが懐かしい思い出と結びついていることもあります。 まるでその町の歴史を教えてくれる字引のよう。 この家を壊すときに一緒に消えてしまうのでしょうね・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月24日 17時20分53秒
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