2024年
私は地元での性の多様性に関する活動を広げ
仕事では子どもたちと過ごす中でハラハラドキドキ
ときにはほっこりうるりなど
人間味溢れる日々を過ごしていました。
性の多様性に関する活動では
これまで自分の話に絞って講演をしていましたが
私の出会った人たちの声を届けたり
LGBTよりもっと広い視野を意識するようになったり。
学校などの教育現場で
「性の多様性の研修や授業を」
と依頼されることが増えたのですが
内容は性の多様性にとらわれず
一人ひとりが自分事として考えられるような
自分の人生に目を向けられるような
そんなものにしたいと思いながら講演してきました。
カミングアウトから15年。
毎回自分を見つめ直して最新版を心掛けながら
講演会を積み重ねてきました。
そして今
自分がこうして生きていることが
本当に周りの人々のおかげだったことを痛感しています。
周りに支えられ
たくさんの人との出会いがあって
私はこの人生を生きているのだと思います。
昔から
そう思ってきていたけど
ぶっちゃけ今ほどのところには至っていませんでした。
綺麗事と言われても構わないほど
これが私の事実。
そんな私にできること
今年も一つずつやっていきたいと思います。
2025年も
どうぞよろしくお願いします。
へびどし!↓
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今年はなかなかブログを書く時間もなく
師走を迎えました。
12月は人権週間ということもあり
性の多様性についての学校での講演も多くありました。
一昨年は年に数回あればラッキー。
昨年は学校での人権や福祉や性教育の授業で。
そして今年は児童生徒だけでなく
教育長や学校長や教職員や支援員の方々など
学校に携わる様々な人にも
お話をする機会を頂いています。
これまで
自分の話だけをあえてしてきた私でしたが
今は
私が出会った人たちの声や思いの話もしています。
ずっと同じテーマで話をしてきましたが
してきたからこそ
自分の変化や
逆に変わらないとこ
自分の芯や大事にしたいことを感じられます。
これからの自分は何を話していくのか
自分自身でもわからないものだけど
楽しみだなー
と思っています。
もうすぐ今年一年が終わりますね。
一年一年
変化もありながら
でも
私は私であり続けたいと思います。
今年最後かも!よいお年を!↓
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奈良県。
私にとって大学と教員時代を過ごした
ご縁のある土地。
一昨日は
そんな教員時代に一緒に働いていた先生からの依頼を受け
小学校の人権学習授業にゲストとして行ってきました。
講演して休憩して
その後は質問タイムという感じ。
講演は自分の性についてや葛藤
そして今に至るまでの人生の話。
休憩時間には
“私の好きな遊び”で紹介した
ルービックキューブをかばんの中から取り出した。
「あー!ルービックキューブ!」
と子どもたちが近づいてきてくれた。
10分ほどの休憩時間は
ルービックキューブであっという間に終わり
その後の質問タイムもルービックキューブが話題に。
「いつ始めたのですか?」
「最短記録は?」
などなど。
講演でした性の話については
子どもたちからの質問にはあまり出てこなかった。
「せっかく会えのにいいのかな?」
・・・と思ったけど
そのあとすぐに思った。
「性別など関係なく、えまに興味を持ってくれてるんだ!」
なんだかとても嬉しくなり
子どもたちが聞きたいことに純粋に答えた。
私も先生のときは
授業でこれを伝えたい!とか
このゲストにはこんな質問をして欲しい!とか
常々子どもたちに思っていた。
でも今
私は先生じゃない。
好きなことを話して
好きなものを持って行って
子どもたちの興味のあることを大事にする。
これが
今の私のスタイル。
とても自由で、とても楽しい。↓
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私が母にカミングアウトしたのは
成人を迎えた20歳のとき。
あれから15年の月日が経ちました。
昨日はお寺さん関係者の研修会で
講演&トークセッション。
トークセッションは
母をゲストに招いての
親子によるトークセッションを行いました。
カミングアウトする側とされる側。
あのときどう思ったのか。
今となって話せることもあり。
今聞くと感じるものもある。
15年かかったけど
今こうして笑いながら話せるのは
とっても幸せなことだな
と心から思います。
いっぱい涙も流したし
ときにはぶつかることもあったけど
諦めず
向き合い
話し合って
今があるのだな
とそう思います。
無駄なことは何ひとつなかった。↓
ご無沙汰しております。
元気にしております。
いつの間にか前回の投稿から数か月が経っていました。
最近はというと
夏休みということもあり
教職員研修での講演をさせて頂いていました。
先生向けの講演では
いつも子どもたちの話をいっぱいします。
出会った子どもたちの声を届けたり
職場での子どもたちとのやりとりを話したり。
鮮度も大事にしているので
講演毎にちょっとずつ登場する人物も変わってきます。
8月の講演では
「むしがすき」な子の話を入れていました。
性別に関連しているものではありません。
でもなぜだか入れたくなる。
「なんでだろう・・・。
ま、とりあえず話したいのだから入れておこう。」
と結局当日もその子の話をしていました。
講演を終えて
振り返ってわかったのは
私はただこの子の“すき”を大事にしたかったんだな
と。
この夏
私はその子の虫の話や広げる図鑑
もってきたカブトムシやクワガタを見たり聞いたりしながら
楽しい時間を過ごしています。
カブトムシってかっこいいなー。↓
本日は地元の農業高校で講演。
社会福祉協議会のLGBTQプログラム
『生き方講座』のゲストとして一緒に行かせて頂きました。
高校1・2年生に語る
私の人生の話。
「こんな人生もあるんだなー。」
「こんなんでも生きていけるんだなー。」
「こんな人もいるんだなー。」
って心が軽くなったらいいなー。
生き方講座ということもあって
そんなメッセージを送っていた。
55分間の講演を終えて
一人の先生が近寄ってきた。
「あの、えまの・・・」
?
「小学校のときの同級生です。」
あー!
覚えてるー!
まさか先生になっているとは知らず。
嬉しい再会だった。
「変わってない。」
はい。
私は大きくなっても変わらない(笑)
地元でこういう形で旧友との再会。
それを喜べる今。
それがどんなに幸せなことか。
それを私は実感し噛み締めている。
高校生が種から育てたお花をもらった!↑
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「今までだったら、
“あいつはLGBTQだから”と思ったかもしれないけど、
“あいつはあいつ” でいいと思いました。」
生徒からのお礼の言葉で出てきた一文。
今日は中学3年生に講演会。
“あなたはあなた”と私が伝えたのを
自分の言葉にして口にしてくれたのだと思います。
この生徒が使う「あいつ」は人を傷つけるものじゃない。
不器用な言葉の中に優しささえ感じました。
言葉一つで
人を傷つけることも
人を受け入れることもできる。
私は今日
この言葉の奥にあるものを感じて
とてもあったかい気持ちになりました。
なんだか人間らしくていい。↓
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正面玄関前
「こんにちは。」と挨拶をしてくれながら
子どもたちの跳ぶ大縄を回す先生。
「あ、こんにちはー。」とそそくさと職員室へ向かう私。
その後
校長室に現れたのは
さっきの先生だった!(笑)
本日は教育実習を一緒にした友達の学校へ
人権学習の講師として参上。
「あのとき、私、“都こんぶ” ぐらいペラペラでごめんやで。
今は“茎こんぶ” ぐらいの厚さになってん!(笑)
今さらだけど、自分にできることないかなって。
うちの学校に来てくれへん?」
教育実習の最終日に
担当のクラスでカミングアウトをした。
そのときに生徒たちと一緒に聞いてくれていたのが
今日呼んでくれた友である。
車を走らせ
学校についたのは昼休み。
にぎやかな校庭。
子どもたちの中に紛れて楽しそうな先生の姿。
そう
それがあの校長先生。
この学校から溢れる
温もりや幸せ。
その思い
その重み
しかと受け取りました。
子どもたちや先生たちから
学ぶことの多いこと!
改めて学校は
学びの場であることを実感しました。
校長室での談話も濃い。↓
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教員時代に出会い
今もなお教員をしている友達。
そんな友達の学校へ
LGBTQ学習の講師として参上!
事前学習では
「先生の友達やねん!」と私を紹介してくれ
「エマいつくるん?」と生徒は聞き
そんなこんなで迎えた今日は
「エマ―!」と初対面の生徒に呼んで頂けるという
幸せな日だった。
教員ではない私だから
伝えられることがある。
教員だった私だから
先生方とできることがある。
私が今
講師として学校に行く意義を改めて感じ
私のこれまでの道のりが
全てつながっていると感じる出来事だった。
そんな気づきを、ありがとう。↓
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