日々のちいさな記録帳

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2018.9.8(土)
第4回古代フェスが開催されます🍀
場所は
福岡市博多区の冷泉荘です🎶
いろんな、作家さんの古代グッズが買えて
楽しいイベントもあります✨

古代トークと古代角打ちやよいの
ご予約はこちら↓
(主催のがちゃんのブログてす)

そんなわけで
先日、がちゃんさんと古代フェスチラシ配りの旅(藤崎、西新地区)に行ってきました。

まずは、藤崎、大助うどんでごぼう天うどんもぐもぐ。


藤崎にも遺跡がありまして、文化センター高取の展示にお連れしたら堪能してくださいました!


じーーーーっ

そのあと商店街をうろうろ、さまざまなお店にチラシを置いて頂けました。
ありがとうございました。


そして、帰宅後、改めてチラシをみてわくわく。古代似顔絵ってなんだろう…
古代風に?描いてもらえるのかな?

私は、こっそり白川千佳さんのファンです。
(LINEスタンプも素敵なの作ってらっしゃいます)今回のチラシも担当されたみたい🎵
何にも似てなくて、何にも媚びてなくて、
でも、とても、心引かれる、彼女の作品から目が離せません。



因みにわたくしが作りました、第一回のチラシ(地味)


こんなバッジも作りました🎵


東京国立博物館の腰かける巫女さんがモデルです🍀

そんな古代フェス、今年もどうぞ宜しくお願い致します🎵
薬院のgigiでおこなわれた、斜め45度企画に行ってきました。

トップバッターは
主催の、のーのさん

彼女の発表を観るのは初めてだったので、どういうコンセプトなのか一曲目ではわからなかったのですが、後半じわじわと心にしみこんで来ました。
二曲目の曲がとても印象的で打ち込みのピコピコがマジカルパワーマコを彷彿とさせました。

「バカにしてるのよ私はバカにしてるのよ」という歌詞も凄く良い。アイドルのわがままさのような意地らしさのような世界観と社会全体に向けたアイロニーのようにも感じられて心地よかったです。

調べたところ、なんと曲を作ったのは阿片戦争のサニーさん!ジャンルを問わずいろいろな曲を作られるのだと感動しました。

彼女は、舞台役者さんとしても活躍されているそうで彼女の表現をもっと観たくなりました。


2番目は暗黒怪獣さん

※奥にドラマーの方もいらっしゃいます。

黒と白、線で構成された模様ファッションで統一されていて、ダダ星人みたいで素敵だなあと思っていたら、(後からバンド名を知る)バンド名、暗黒怪獣

曲の間に挿入された儀式のようなものも凄く効果的でした。

コンセプトがしっかりしていて音楽以外の要素にも気を配っていらっしゃることが伝わってきて応援したくなりました。お年玉あげたくなりました。(おばあさん目線でごめんなさい)


三番目は、gn8mykitten(グッドナイトマイキトゥン)さん
ステージの逆側のカウンターから!
観客が至近距離で立ち見だったのでストリートっぽくて良かったです。

久しぶりに観るグッナイさんは以前にも増して腕を上げていらっしゃいました。
日本語を日本語としてはっきりと発音しかつ、韻の踏み方が心地よく、音として、意味として心に突き刺さります。

そして一貫した世界観、その言葉がとても詩的であること、日々を生きる人間の渦巻く感情や生きることへの執着、葛藤、生々しさを観客に魂と共に、投げ掛けてくださる彼の表現は恐ろしいほどに説得力があります。



四番目は、阿片戦争さん

朗読、ベース、ボーカル・ギターからなる三人組。

とてもコンセプトがはっきりしていて、面白い。 
ミヤさんの朗読が、とても良い。
サニーさんとの息がぴったり。
感情がスタイリッシュに表現されていて、洗練された中国映画を観ているような気分にさせられます。(チャイナな服に丸サングラス格好いい!!と思いました!)
女性二人が中国服であるのに対して、サニーさんは洋服でこれはイギリスと清という図式を象徴しているようで演劇的でした。
ミヤさんの朗読される詩の内容が阿片の効能であったり当時の阿片戦争をめぐる状況だったのでこのバンドが伝えたいことは何なのかとても考えました。

一瞬、「ダメ、絶対」的なメッセージを発信するバンドなのかもと思ったのですが、どうやらそれも違うらしい。
そして、わたくし、戦争の中でも阿片戦争はとてもとても憤っている戦争であり、
だからこそ、この戦争の事をモチーフとしここまでポップに仕上げて良いものか、人道的にどうなのか正直悩みました。
この戦争で多くの罪のない方々が亡くなり苦しまれたはず…。
どこまで芸術表現として受容していいのかという問いも突きつけられました。

みなさまも是非阿片戦争のライブを観てこのバンドのメッセージは何なのか、体感して考えてみてください。


五番目は園田游(舞踏)+レンカ(踊り)さん

凄い!
彼らはまるで生きている彫刻のよう。
筋肉、骨、皮…人体を構成するすべての要素がここまで美しいなりうるのかと驚きました。

美術予備校時代に描いた、ラオコーン像をも彷彿とさせる躍動感。

彼らの肉体を、そこにはない鉛筆でなぞっている私。
彼らは人間の根元的欲望をも駆り立てる力を持っています。



六番目は、
東京ディスティニーランドさん!

彼の舞台をずっと観たかったのですが二回都合が合わず、やっとたどり着いた今回!

彼をカテゴライズしようとする行為は愚かなのかも知れない。
リアルとフィクションが入り交じる独特の世界観、彼が話を始めると彼の言葉によって誘われた映像たちが色彩を帯びて輝き始めます。その世界には、胸を締め付けられるような切なさだったりクスッと笑えるような些細な事だったりキラキラと美しい巨大な遊園地だったり、雑踏の中の人々だったりそんな騒がしい光景が彼の言葉によって魔法のように浮かび上がるのです。

そして、彼が、観客に呼び掛ける時、不特定多数の人々に呼び掛けるときによく使われる「皆様」(個人的にこの呼び方が嫌い)という呼び方ではなく「あなた方」だったのがとても印象に残りました。
それは「皆」とではなく「あなた」と向き合っているということ、これは彼がどのように観客を認識しているかということが表されているのだと感じました。

又、彼の舞台を観せていただきたいと切に感じました。


のーのさん素敵なイベントをありがとうございました。お疲れさまでした。
(そして、高性能なカメラを持っているのに写真が本当に酷くてごめんなさい。練習します!)


各アーティストの今後のスケジュールはこちら

◼️のーのさん、gn8mykittenさん
2018.8.30(木)
@ラウンジサウンズ
19:45~アンリ
20:20~ASAKA SHOCK
20:55~乾いて候
21:30~gn8mykitten
22:05~のーの

◼️暗黒怪獣さん
2018.08.18(土) 
The Eternal Triangle
@福岡UTERO
OP/12:30 ST/13:00 
¥1500(+1drink order) or ¥2500(with飲み放題)
【CAST】
火の馬、密笑、暗黒怪獣

◼️レンカさん
2018.8.11(土)〜19(日) 
池田敬太 写真展
「レンカ」
月~金 15:00〜19:00
土~日 13:00〜
会場:galleryナベサン
武蔵野市吉祥寺北町2-2-22-2号室 https://t.co/K0YJcfMXda

◼️東京ディスティニーランドさん
2018.8.28(火)
@ CHARA DE asagaya
①17:30~『中村一人話』1500円
②19:00~『ゆったり感中村と5人の人達』2000円
ゲスト:東京ディスティニーランド(一人女装芝居子)/池田幹久(ヨガインストラクター)/カラタチ前田/釘町みやび(タレント)/星秀美(レティクル東京座)
※通し券3000円








私は、2016年頃から、短歌を始めた。(思い付いた時にぽつりぽつりという、具合に詠んでいる)

そして、昨年、生まれて初めて歌会というものに参加した。

福岡歌会(仮)という、結社の垣根なく集まれる歌会だ。

そこで出会った白水ま衣さんと言う方の歌に心引かれた。

「清潔なロビーのようなこのひとの心に落とす夜のどんぐり」

「塔」2017年5月号 白水ま衣

白水さんの歌は、美しい余韻を持たせつつ作意を深く考えたくなるほどに魅力的だ。(世の中には丸ごと、放り投げてしまいたくなるほど難解な歌も多い)

 清潔なロビーのような人…なんだかわかる気がする。私が想像したのは立派なホテルの大理石で出来た柱や床だ。
そんな、美しいけれどそれが神々しいせいでどこか、近づきにくくもあり、でも、とても心引かれる人、すっと入ってきた。

どんぐりというのも、小さな温かみのあるもの、言葉として適切で、私はどんぐりが大理石の床に当たった音を聞いたような気がした。
言葉としてそんな風に響く感覚がとても理解できた。(「突き刺さる」という表現もよく使われるが突き刺さるほど鋭くなく、優しく心に響くということ)

「このひとの」と言う部分に、言葉を発する側の緊張感も伝わってきた。

理由はわからないけれど、私は、最初からこの歌は恋の歌だと思っていた。

とある、友人である男女が一緒に出掛けて道を歩いている時、「好きな人は居ますか?」と、小さな告白の言葉を発する女性の姿が思い浮かんだのだ。
(相手に好意を寄せつつ、「好きです」などといった直接的な言葉は投げかけられないけれど…)

でも、どうして「夜」なのかそれがわからなかった、だから洗濯物を干しながら、まな板で野菜を切りながら、道を歩きながら、時々思い出しては考えていた。

そして、8ヶ月たった頃、ふと、閃いた。
二人はきっと、一緒に映画をみたり公園を散歩したり美術館に行ったりして、夜になったのではないかと…。

私は、なんだか凄く満足な気分になった。
短歌を始めたばかりで、右も左も良くわからない。
しかし、白水さんのこの歌で、短歌の面白さ、奥深さを教えてもらった気がする。
本当にありがとうございました。

Profile
白水ま衣(しろうずまい)
鹿児島生まれ。申年。射手座。塔短歌会所属。
1999年より作家を始め、2000年4月、塔短歌会に入会

上記に記した歌の他に、

「泉にはなれないけれど薬缶にはいつでも水を満たしておくよ」

猫と薬缶 福岡歌会(仮)アンソロジーⅢ

「Bob Dylan から Dylan Thomas へ移りゆく思考 信号ひとつ無視して」

「ポケットに入れても少しはみ出してしまうのがたましいなのでしょう」

Dylan 詩誌福岡ポエトリーvol. 5

など、素晴らしい作品を多く発表されている。


詩誌福岡ポエトリーvol. 5は、下記の場所で販売中
福岡県福岡市中央区清川1-8-10 ペンギン堂ビル3F