エモい鉱物を見つけました! | 晴れのち曇り時々Ameブロ

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先週末は、久しぶりに早朝から安倍川に出掛けて来ました。
水量が増していたので、拾いやすい川原で見つけたのがこの石。

安倍川の翡翠

安倍川の翡翠

大きく割れてしまっていますが、正にジェムストーンという感じのとても綺麗な色合い。
以前、仙俣川の翡翠と紹介した石と同じような系統の種類ではないかと・・・
ずっしりと重さもあり、表面もキラキラと結晶が輝いているのですが、翡翠にしては色が鮮やか過ぎる。
ぱっと見、糸魚川で言う桃簾石(ピンククリノゾイサイト)にも似ているのですが、ピンクというよりかは褐色系の赤色です。
一体、何だろう?
白い部分は翡翠だと思うのですが、全体的に赤と緑の鉱物が入り込んでいます。

安倍川の翡翠

安倍川の翡翠

接写してみましたが、とても綺麗な石。
今の段階の個人的な見解は・・・

白い部分 → 翡翠(一部珪灰石含む)
赤い部分 → パイロープガーネットもしくはコランダム?
緑の部分 → オンファス輝石もしくはペリドット(橄欖石)
黒い粒々 → グラファイトもしくは何かレアメタル系の鉱物?

一瞬、エクロジャイト(榴輝岩)とも思ったのですが、白い部分がやはり翡翠っぽいのですよ。
もちろん、カッターナイフでは傷が付きません。
濡れても乾いても殆ど色が変わらないので、ロディン岩ではなさそうです。
以前、仙俣川の翡翠が岡山の翡翠に似ていると書いたのですが、確かそこの翡翠にはコランダムが含まれていたりするのですよね。
それと、大佐山の翡翠にはジルコンも含まれているようなので、赤っぽい部分はジルコンかもしれない。

安倍川の翡翠

ということで、以前紹介した仙俣川で採取した翡翠と並べてみました。
似ていると言えば似ているのですが、違うと言えば違うような・・・(^^;)
結晶の細かさに違いはあるものの、風合いからして多分同じ種類の石かもしれません。
一概に翡翠と言っても、採れる産地によって含まれる鉱物も異なり、地下深くから様々な鉱物を持ち上げて来てくれます。
何億年という時を経て生み出される自然の神秘、これだから鉱物採取はやめられない。
どちらにしても、鉱物的には調べ甲斐のある面白い石を拾うことができました。
仙俣川の最上流部って、一体どうなっているのでしょうかね?
あそこから流れ出して来る石には、本当に興味が尽きません。



ダイヤモンド