先日、佐賀大学整形外科の前教授の馬渡正明先生の、退官記念パーティーに参加してきました。

 

馬渡先生は2024年3月末で退官されていて、2024年5月現在、佐賀大学整形外科の教授は不在です。

 

今後、教授選が行われ、新しい教授が決まることになりますが、

まだ始まっていないと聞いたので、もう少し先になると思います。

 

分かりやすく言うと、

 

「佐賀大学と言えば股関節」

という革命を起こしたのが、佛淵先生、

それを定着させたのが馬渡先生、

という感じになります。

 

そして、次の新しい教授の専門や方針によって、佐賀大学整形外科の雰囲気も変わると思います。

 

新しい教授が決まったら報告しますね。

 

 

馬渡先生は、今年の7月くらいから福岡でクリニックを開業されると聞いています。

 

手術室はなさそうでしたが、馬渡先生に執刀してもらった患者さんは、術後のフォローをお願いしても良いかもしれません。

 

(やはり、執刀医に診てもらうのが患者さんの為になると思うので。)

 

最近、医師の働き方改革のニュースが多いのですが、

ふと思い出した話があります。

 

 

以前、仲の良かった看護師から聞いた話です。

その看護師は、「とある大きな病院」の、「とある外科系」の病棟に勤めていました。

 

(注:今じゃないです。昔の話です。)

 

具体的な病院名と具体的な科名については、言えません・・・。

 

 

ある若い男性研修医が、とある外科系の病棟にローテートで来たそうです。

 

そして(私が聞いた記憶では)2週間、ずーっと病院に泊まりこみだったそうです。

 

朝から、外来や様々な病棟業務、手術、

そして、夜はICUに泊まり込み、術後の患者さんの隣のベッドで寝ていたそうです。

 

夜間は、定期的に起きて、患者さんの対応・・・。

(採血やモニターなどのチェックや注射など。)

 

そして朝から勤務・・・

 

これのずっと繰り返しだったとのこと・・・。

 

 

その看護師さんから見ても、どんどん顔色が悪くなって、表情も暗くなっていったそうです。

 

そして、2週間くらいして、突然病院から消えたそうです。

 

全く連絡がつかなくなってから数日後、やっと電話がつながったそうで、

 

彼の最初の一言は

「俺を殺す気か~!!」

という叫びだったとのこと・・・。

 

 

ちなみに、今の働き方改革での対応、判断では、

 

「上司からの指示があった訳ではないから、勤務時間とカウントしない」

「泊まり込みは(ベッドで寝れているのだし)勤務時間ではなく、自己研鑽」

「ベッドで寝ているのだから、過重勤務とは言えない」

「当直は勤務時間とカウントしない(実際の裁判の判決)」

 

とかなるんでしょうね。

 

 

上の話をふと思い出して、

「今の働き方改革でも、やっぱり彼は救えないんじゃないかな?」

と思ってしまいました。

 

過重労働で自殺した研修医が勤務していた病院の院長も、

記者会見で

「勤務時間は適正だったと認識している」

的なことを言われてましたし・・・。

 

 

一応言っておくと、昔は本当に、医者にはそういう人権的なことはなかったです。

 

実際、

「研修医は座る暇とかないんだから、机はいらんやろ?」

と言われていました。

 

若い頃、

「医者って、もともとギリシャ時代は奴隷階級だったもんね。」

とか思ってました・・・。

 

 

これも昔の話になりますが、

後輩の女医が研修医の時、とある外科系のローテート初日に、

「パンツを7日分持ってこい」と言われた、

と言っていました。

 

つまり、

「7日間は家に帰れない。病院に泊まり込みだからね。」

という意味ですね。

(セクハラでもあります・・・。)

 

 

当時は、その後輩と笑って話していましたが、今は完全にアウトですね。

 

 

今回は、ただの思い出話と感想です。

 

 

(もし、この記事が消えていたら、誰かに怒られたか、何らかの圧力がかかったと思って下さい・・・。)

 

 

GW中に名探偵コナンの劇場版を見てきました。

 

面白かったですが、ネタバレは避けます。

 

ただし、一応言っておくと、

エンディングが終わった後、結構重要なことが判明するので、最後まで席は立たないようにして下さい。

 

 

 

今回はストーリーとは関係ない話をします。

 

既に映画を見た人も、気付いてないかも知れないので・・・。

 

 

 

念のために、

間を空けておくので、事前情報を全く知りたくない方は、

ここで読むのを中断して、映画を見た後で、読んで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後半でスキンヘッドの人が出ます。

(それまでの脈絡とは関係なく、)

 

「強そうな人がいたんで、連れてきた。」

という理由で・・・。

 

 

名前は「鬼丸」と言うのですが、

「あれ?このキャラクターは?」

と、ちょっと嬉しくなりました。

 

 

青山先生の前作の「YAIBA」のキャラクターですね。

 

私が以前、好きだったと話したマンガです。

主人公のライバルでした。

 

 

そう考えてみると、劇場版に出てきていた、

「沖田総司」も「YAIBA」のキャラだったんですね。

 

ネットで調べたら、青山先生が同一人物と公言していたそうなので、間違いないです。

 

(劇場版を見ながら「なんで、5段突きなんだろう?」と疑問が解決しました。)

 

 

こういうのを発見すると、(聞かれもしないのに、)言ってしまいたくなります。

 

つまらない話ですいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医師の働き方改革で、

「表面上の残業は規制されることになり、」

「現在の主治医制から、複数人で一人の患者を担当するチーム制を取り入れる病院も出てきた」

というニュースがありました。

 

 

(1人の患者さんを1人の医師が受け持つ)「主治医制」の良いところは、やはり

「責任の所在がはっきりしている」

ということだと思います。

 

「チーム制」だと、たくさんの担当医がいるので、

患者さんも、何か言いたいことがあっても、どの先生に言ってよいか分かりにくいですよね。

 

逆に、「主治医制」の悪い点は、

 

「主治医によって当たり外れがある」

具体的には、

「熟練の先生と経験の浅い先生、優しい先生とそうでない先生、よく来てくれる先生とそうでない先生、など差が出ることがある」

ということでしょうか。

 

 

「チーム制」

の良いところは、

「何かあればすぐに対応してもらえる」

ということでしょう。

 

逆に、悪いところは、

① 誰に責任があるか不明瞭になりがち。

② チーム内の医者の仕事量に差が出やすい。

③ 申し送りや情報の共有化がスムーズにいってないと、トラブルや事故につながりかねない。

などでしょうか?

 

 

私個人的には、原則は

「主治医制」(できれば「主治医執刀制」)

が良いと思っています。

 

幸い、私は手術を依頼して頂けることが多いので、

「医師と患者さんの信頼関係」

「私と、患者さん+ご家族の信頼関係」

を重視しています。

 

「信用してもらったからには、必ず治したい!」

という気持ちになります。

 

手術の執刀だけして、

「術後の説明や創処置、薬の処方、術後のレントゲンのチェックなどを、他の医師に任せる」

というのは私の性に合いません。

 

大学病院時代、執刀数が多くて、全部の患者さんの主治医ができない時に、

後輩の先生に主治医をお願いしたこともありましたが、

やっぱり、その患者さん達には、申し訳ない気持ちがありました。

 

毎日、患者さんに会って様子を見たり、消毒などすることによって、

「なぜ、痛がっているんだろう?」

とか

「だいぶ自信がついてきたみたい。」

とか

色々なことを考えたりして、次につなげる訳です。

 

 

患者さんから見ても、手術をしてくれた先生が(信頼してお願いした先生が)、

処置や説明などしてくれた方が嬉しいし、安心するのではないかと思います。

 

 

私が古い人間で、時代についていけてないだけかもしれませんが・・・。

 

 

とにかく、「医師の働き方改革」のニュース、多いですね。

 

 

ゴールデンウイーク後半ですね。

 

最近、まじめな話が続いているので、

そして、せっかくのゴールデンウイークなので、

アニメの話をさせて下さい。

 

そして、大切な話は何もないので、読まなくて大丈夫です。

(ただ話したいだけなので・・・。)

 

 

「葬送のフリーレン」、終わってしまいましたね。

(もっと早く、終わってすぐに話したかったのですが・・・)

 

でも、最後にもう1回話します。

 

 

見ていない人たちは完全に置き去りで、すいません。

葬送のフリーレン - Wikipedia

 

 

うまく言えないですが、私にとっては大当たりで、通しで5回は見ています。

(決して暇じゃないです。)

 

 

個人的には、プレゼントのくだりが好きです。

 

① フェルンからシュタルクへ

② シュタルクからフェルンへ

③ ヒンメルからフリーレンへ

の流れ、

 

そして、シュタルクのお兄ちゃんとハンバーグの話ですね。

 

(1級魔法使い試験の1次試験で結界を破るシーンと、3次試験も捨てがたい・・・)

 

 

ちなみに、フリーレンの声優さんにも驚きました。

 

 種﨑敦美さんという方で、

「SPY×FAMILY」のアーニャの声もこの方です。

 

他に、

「名探偵コナン 黒鉄の魚影」の直美・アルジェント(灰原さんと一緒に潜水艦に捕まった女の人)、

「薬屋のひとりごと」の玉葉妃、

「事情を知らない転校生がグイグイくる。」の高田雪子、

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)」のダイ、

「残響のテロル」の三島リサ

「魔法使いの嫁」の羽鳥チセ、

などなど・・・。

 

凄いです。

幅が広くて、全然わからないです。

プロですね。

 

種﨑敦美 - Wikipedia

 

 

と、どうでもいいことを熱く語ってしまいました。

 

 

それでは

みなさん、楽しいゴールデンウイーク後半をお過ごしください。