今すぐ世界新記録を達成できる!
水泳は 浮力と水の抵抗を利用したスポーツです。
うまく泳げないという人に共通しているただ一つの共通点
それは『水の抵抗』の事を考えていないという事です。
泳いでいる時に、水の抵抗のことを考えながら泳いだことがありますか?
ないですよね?
だから、あなたはうまく泳げないんです。
指導員の方にも伺いましょう。
あなたは、水泳の指導者として、一番大切な、水の抵抗について、繰り返しわかりやすく指導をしていますか?
キックの方法や、水の掻きかたや、腕の使い方ばかりを指導していませんか?
ほとんどの指導員は、キックやプルの指導にばかり重きを置いて、大切なことを形で教えようとしています。
それでは、大切なことが伝わりません。
今日からは、泳いでいる人に、水の抵抗を意識してなくすよう指導してみてください。
生徒さんの泳ぎが、見違えるほど変わります。
もしも、あなただけが水の抵抗をうけずに泳げたとしたら…
プールの壁を蹴って蹴伸びをしただけで、(キックもプルもせず)
最初のスピードのまま、プールの対面まで到着し
今すぐに世界記録を達成できます。
これが慣性の法則です。
抵抗さえなければ、蹴伸びだけで、
水を掻く必要も、キックの必要もなく、
今すぐに世界記録が達成できてしまうんですよ?
水の抵抗を減らせれば、それだけ、速く、楽に泳げるようになるという事です。
水泳選手が速く泳げるのは、水の抵抗を極限まで少なくするための姿勢をしているからなんです。
だから、美しい。
そして速く泳げるんです。
もちろん体型的な問題はありますし、水を掻く、上手にキックが出来る、という動作は、もちろん重要な要素ではありますが、いくら上手に水がかけても、キックが出来ても、水の抵抗をもろに受けたら、前には進みません。
水中では、ちょっとしたことだけで、抵抗を受けます。
たとえば、
① 指先が曲がる
② 膝が曲がる
③ 頭が前を向きすぎている
④ つま先が曲がる
⑤ 体が沈む(腰が沈む)
⑥ 指先が数センチ開く
⑦ つま先が数センチ開く
⑧ などなど
このような小さなことでも、抵抗を受けタイムはがた落ちするんです。
■水の抵抗を抑えるには
水の抵抗は、指先から足のつま先まで、とにかく伸ばせる関節全てを伸ばし、水面に対して、平行に体を保つことで、減らせるんです。
たったそれを意識するだけで
タイムも泳ぎも見違えるほど変わります。
極端な話をすれば、どんな泳法でもその体制をとっている時だけ前進します。
手を沢山掻くことより、掻き終わる度に、指先からつま先まで、まっすぐに伸ばした体制を意識してとる練習をしてください。
平泳ぎの時に体が伸びている時だけ前進していると書いているのは、そのことです。
指導員は、キックやプルの練習ばかりをさせずに、
水の抵抗を減らすことの重要性を、教えてあげてください。
水泳の指導では、その方がずっと効果的です。
もっとも大切な水の抵抗を軽視し、キックやプルの練習ばかりさせる水泳指導方法は、もう終わりにしましょう!
水泳は形じゃないんです。泳ぐ人が水の抵抗を意識することが重要なんです。
■練習方法
自分で、抵抗を減らす練習をしたい人は、蹴伸びの練習を沢山してください。
意識することは、どこまで体を伸ばせるか。
その時、体のどの場所で、水の抵抗を浮けているのかに意識を集中し、抵抗を受けている箇所を少しでも減らすために、何度もチャレンジし、抵抗の少ない体勢を体で覚えます。
自分では見ることが出来ない水泳ですが、
あなたの泳ぎの美しさは、蹴伸びだけで、
何メートルまで進めるようになったのかが、
ひとつの美しさのバロメータになるでしょう。
※何度でも書きますが、大切なのは水の抵抗を受けない体制を身につけることです。
抵抗を意識して泳ぐという事は、キックの練習や、プルの練習よりもずっとずっと大切です。
もしあなたが水泳選手だったとしても、この抵抗を意識する習慣をつけるだけでタイムは伸びます。
これを覚えておくだけで、あなたの泳ぎは見違えるほど変わります。