冬の間は体温を逃さないように
何でも溜め込もうとします
意識だけの問題ではなく
体内の水分も、エネルギーも
寒いですから筋肉も神経も関節も
他の季節よりもぎゅっと内向きの働きにより
関節周りの筋肉が硬直している状態になりやすくなります
そんな冬眠状態から
あたたかくなると
いつもより身体も気分も動きやすくなるので
この軽やかな春のはじめに
例えば動けるからといって
準備運動などを疎かにして
いきなり動いたり無理をすると
こういう時期に
ぎっくり腰や関節のトラブルが多くなる季節でもあるといわれています
また、冬の間に溜められた老廃物が
温かくなって動いた状態により
冬の時期に出ていきにくかった組織が
剥がれ出ていく時に解放の一環として
サインが出やすい時でもありますので
一時的な身体の痛みや変化を感じやすい時でもあります
春は『肝』の気が高ぶりやすい季節なので、『肝』を補養することが大切です
東洋医学でいう『肝』の働きは、
肝臓の本来の 働きである血液の貯蔵・分配・解毒などのほか
目や筋肉、情緒のコントロール機能などまで広範囲に わたっています
『肝』の気は上昇する性質をもっていて、春の陽気に刺激されて
肝気がのぼり過ぎることがあります
それが、目の充血や頭痛・イライラ・不眠症・情緒不安定・血圧が上がるなどの症状です
そこに花粉症がプラスされるとかなり身体にとっては大変です
ここで注意していただきたいのは
そんなときに炎症による不快感や痛みをコルチゾールによって
和らげてくれるのですが
糖分の高い食べ物を摂り過ぎると
炎症を抑えるために働いてくれるはずのコルチゾールが
糖の分解のために使われ
過剰に放出
また血糖値の乱高下と低血糖状態を招きやすく
結果として慢性的な倦怠感
イライラなど肝に値する
怒りぽさなど
コルチゾールの過剰な反応
炎症による栄養阻害を助長しかねません
これから
お花見という素敵な時期ですが
飲み過ぎ食べ過ぎには気をつけて
楽しんでくださいね
また、肝はホルモンバランスと関係が深いので女性の生理不順が起こりやすいのも、この季節です
そんな春を快適に過ごすために
◉適度に運動をして、ストレスを溜めないようにしましょう。
◉香りや明かりなど
目など五感から入るものにも優しく
筋肉や精神状態をリラックスさせましょう。
◉朝の散歩などで太陽の光を浴びて
呼吸法を意識して、天地の陽気をハートいっぱいに吸い込みましょう。
◉旬の野菜をたっぷり摂って、身体の裏面を伸ばして血管を開いて血液を浄化していきましょう
新しいことに前向きに開いていく
この春、またコロナ禍から少しずつ
日常に戻りつつあるいま
楽しく過ごしたいですよね
身体の小さな声を大切にしていれば
大丈夫だと思います
何でも行き過ぎるとバランスを崩しますから身体の声を聴いて楽しく
新しいことへどんどんチャレンジして
行きたいですね
よろしければ
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