フロントガーデンの奥、パーゴラからフェンスに掛けて枝を広げる「マダムイザークプレール」ほか、つるバラの誘引作業に取り掛かりました。

 

フロントガーデンの中では、窓周りのジプシーボーイと同等に手の掛かる場所のひとつです。

 

 

ガーデンベンチを移動し、前面に枝を広げているレイニーブルーの誘引を解いてひとまとめに。

 

花壇の段差や石があり脚立をたて辛い場所なので、高さの異なる4つの脚立をおおむね固定で配置し、脚立を回りながら手の届く範囲で仕立てて行きます。

 

右のフェンスは、塗り替え途中でやめてしまい色が異なりますが、バラが成長した今となっては、冬の手入で思い出すくらいです。

 

 

バードバスのあるパーゴラ周りは、フロントガーデンの「風景スポット」としており、電柱や建物が隠れるよう、高さをつくる誘引の設定を組んでいます。

 

アンテナは枝の誘引に使える下地に変り、春には風景に取り込まれます。

 

枝の誘引設定は風景の拡張により変わります。マダムイサークプレールの枝を誘引していたフェンス(照明付き)は、バラの成長により下地として使用する機会が無くなり、現在は間仕切りのみの担当に。

 

 

加工台の前は「春モード」の設定に組み替え、レイニーブルーの枝を誘引しています。

 

加工台の上にもバラを誘引しますが、用土を置いたり資材の加工が出来なくなってしまうので、冬作業の最終に仕立てる場所としています。

 

 

パーゴラ周りの誘引作業を終え、マダムイサークプレールは樹勢を感じる枝を増やしており、樹勢を落とした枝との更新も進み、誘引の流れも良くなっていることから、期待して良いと見ています。

 

一方のレイニーブルーは昨季から調子を落としており、新しく伸ばした枝は少なく、総量も減らしているため、ややマイナスからのスタートになります。

 

調子を盛り返してくれそうな気配を感じなくはないので、施肥と土壌の調整による「春までの押上」に期待しましょう。

 

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