サンゲツの下請代金支払遅延等防止法の規定に違反する問題
この間、久しぶりにインテリア業界の記事を読んだな。
インテリア業界の生地はいつでもみてるけど、
新聞ネタになる記事は久しぶりやな。
明るくない話としては、
2009年11月の川島織物セルコンの男女賃金差別訴訟や
2006年6月の川島織物のシックハウス症候群の原因にもなる
ホルムアルデヒドなど、空気中の揮発性有機化合物を分解する機能があると
表記しながら、そのための加工を施していないミスがあった出来事以来かな。
タイトルのサンゲツの問題も業界内では関心のあるところやけど、
インテリアのメーカーの営業に聞いてもまったく知らんねんな。
そこは、日本とアメリカの関係しか興味のないメーカーで
国内問題は疎いねん。
業界紙も書かへんしなぁ。
日経新聞なんか1月23日朝刊の社会面に1段数行のちっちゃい記事
やったけど、社会面に載っているニュースやのに
インテリアのオンラインニュースにも流れてこんかったしな。
やっぱり、業界トップやし、自社の新聞のスポンサーやし、
あんまり悪いことは書けへんわなぁ。
業者間では、アンチサンゲツ派の人達がツイッターで
情報発信していたけどなぁ。
やっぱり、
サンゲツの悪口書いて睨まれたら
恐いがな~
わいだって 恐いで~。
この業界で商売でけへんかもしれへんで~
でも、わいは書くで~
サンゲツの下請代金支払遅延等防止法の規定に違反する問題ちゅうのは
http://www.meti.go.jp/press/2012/01/20130122002/20130122002-1.pdf
平成25年1月22日の中小企業庁のニュースリリースや。
要するに、サンゲツが見本帳作製費の名目で下請け事業者に支払うべき
お金を減額していたということや。
他にもあるのでニュースリリースをちゃんと読んでや。
それが63社で5億5701万円あるねんな。
でかいなぁ。
それに対してのサンゲツの見解はこうや 。
http://www.sangetsu.co.jp/files/info/7264/7264.pdf
わいも、小さな商いをやってて、
こんなことは金額の多かれ少なかれはあるけどな、
どこの業界でもあることとちゃうか?
歴史に残る経営者の松下幸之助氏や
中内功氏だって、そんなことやっている話は聞いたことあるで~
でもな、それも昔はよかってん。
平成13年に「下請代金支払遅延等防止法」が制定されて、
下請け中小企業を守る法律ができたんや。
なんぼ、今までの商慣行があるちゅうても、
日本は法治国家や。
法律は守らんなあかん。
サンゲツはそれに違反したちゅうことや。
でもな、誰かがチクったんやな。
あかんあかん、「チクる」というのは
サンゲツ側に立った表現や。
反省。
どちら様か存じ上げませんが、正義感をもって
中小企業庁に法律に触れているところがありますよと
教えてくれたんやな。
お役所が調査して結果発表するには、ちんたらやっているから
去年の話と違って一昨年の話やろう?
たぶん、今でも多かれ少なかれ、こういうことをやっている
ところはたくさんあると思う。
でも、やっぱりサンゲツが訴えられたということが
問題なんやろ。
我々販売店のレベルでも、吊りサンプルを仕入れ先である
メーカーに無償にしろや、そうせんと使わへんぞという
ところもたくさんあると思う。
わいとこは、そこまで言わへんで~
商売やから交渉はするよ。
そこは力関係もあるけど、無理はいわんし、サンプル代は
ちゃんと払って、こちらが主導権を握れるようにしてるし。
サンプル代を無償にしてもうたら、勝手に外せへんし、
それ売らんなあかんし、対等な関係が保ってへんがな~。
昨年のサンゲツの日比賢昭会長のお別れ会でいただいた
お好きな言葉集に書いてあったなぁ。
オリジナル商品の開発と販売
在庫負担は増えるが、何としても
顧客の求める商品を提供したい。
そして、父の訓えであった
仕入れ先を大切に
たくさん仕入れて、
きれいに支払え
を実践した。
サンゲツだけが1人勝ちしても、業界はよくならないのです。
業界がよくないと、そのトップ企業でも繁栄がないのです。
みんなでインテリア業界がよくなるように
切磋琢磨しましょう。
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