新規のお客さんが来店!
きゃ~~~~~~~~
立派な看板もないチッコいお店にお客さんが入ってきてくれるだけで奇跡に近い(心の叫び)
こんなレベルだ。
売上げにつながらなきゃ、いくらお客が来ても意味がない。
ん?・・・・・・そう???
いやっ!
とんでもない!!!
私の店舗(古いビル)にはエレベータのような文明の利器は備わっていない。
なのに、私のショップ目当てに狭い階段をのぼり扉を開けてくださる・・
まさにその瞬間が、どれほどの幸せか。
どれほど貴重なものなのか。
まず商品を見てもらうことが先だから。まずはそこ。
こんな経験をする人は少ないかもしれないですね。
でも、今の私は、お店の運営の些細な出来事のひとつひとつが感動であり学びであって
まさに、一生忘れてはイケナイ「初心」です。
住居であるマンションの賃料と、テナント料の両方を
普通の企業に勤める人間が払っていくことだけでも相当の決心が必要だった昨年末から比べると
半年過ぎて、一応、賃料の心配はしなくてすむ状況になりました
相変わらずお客がゼロの日もあるけれど客単価が高め。
当分はそんなマイナス部分を、どうカバーするかが課題ですかね。
店舗を運営していく上で
借金しない
友人をお客にしない(求められる場合を除く)
コネ使わない
資金援助は受けない(親兄弟の支援等、各種補助金・助成金も含む)
原則ダブル(トリプル)ワークを維持
ジムに行く時間を減らさない
この法則をひとつでも破れば、なし崩し的に甘えていくから。
誰かが助けてくれるなんて、1ミリも考えません。
なんだか・・
中年独身、社内ではとくに期待もされず、普通にしているだけで肩たたきの刑に遭いそうで、必死こいて密かに起業、外見太めでジムも休めない可哀想な負け犬の姿は
世間からするとさぞかし異様で、気の毒に映ると思うのだけど
自分(気力&体力)との闘いに忙しく
まわりの優雅な人々と比べて落ち込んでる暇もなく
たとえセレブ生活を自慢してくる友人がいたとしても
腹も立たないほど疲労しているので、気にも止まらないのがかえって幸せなのです(笑)
結婚も・・こんな人間をどうしてもゲットしたいという超レア男子がいたら
します
でも、そんな地球人はいないでしょう。笑
私からみると
最近、本当に男性が弱い気がして・・(スミマセン)
同期の結婚話を聞くたびに
「家柄が良く可愛いから」って口をそろえて言うので
こいつら・・能力ないなぁ~と感じてしまう。
可愛いのは好みだからOKだとしても
家柄・・って条件がべっとり付着していて気味が悪い
自分の出世がダメになったら、あわよくば妻の親になんとかしてもらおうという厭らしさスケスケで
そもそも、そんな個体には何の魅力も感じないのです。そんな人の遺伝子は欲しくないのです。
未知の生命体が宇宙から攻めてきたら、一発でやられるか、逃げるタイプの男性しかいないなら
そもそも種の存続は難しいので
家庭を持ちたいとか子供を産みたいとか思わない。
こうやって、私は女性としての一般的な感覚がゴッソリ抜け落ちています
だから・・・・・・
私、実は、いまのこのご時世が
意外に心地よく感じるんですよね。(Mな性格というのもあるかもですが)
時代の大変な変革期で、パラダイムシフト(これ死語か?)が起こりつつあるのに
高度成長を支えたマジメな親たちの言うことを守って
理想の就職、憧れの結婚像を描いて地道に会社員をしていた窮屈な自分から
今やっと解放されつつある気分なんです
過去の成功例がことごとく通じなくなって、信じていたものが崩壊していって
将来が見えない!ってもがき苦しんでいる人も多いかと思うんですけど
・・現に、会社で「仕事がなくてヤバイ」って10人中9人がボヤいてて
部署が解体だの、可愛がってくれてたはずの重役から見捨てられただの、いよいよ飛ばされるかも・・
って泣き言いってる人が多いんだけど
私からしたら、仕事無かったら自分で仕事作れ!って言いたくなる。
いつまでも仕事が誰かから降ってくるって思ってる社員が多すぎて、イライラ
自分で仕事を創るチャンスがやってきたのに
新たな需要を掘り起こす時代がようやく来たのに
今までの法則の通りに、世の中に溢れてるものを懲りずに供給し続けようとする、その平和ボケした思考のクセが抜けない人はもう引退したほうが良いと思うのです。
そういう意味で
自分に何ができるか分からなくても
今まで積み上げたものが全部崩壊しても
キャリアや名声が吹けば飛ぶような代物だったと気づいてしまっても
ガラガラポン!
って一から堂々と、大腕を振って、やれる時代がきてる!
もし私が、すごいキャリアを積み重ねて実績も素晴らしいものだったとしたら
きっと、それを捨てること・・つまり
新しい時代の幕開けについて行けず、過去にしがみつき
オワコンになった自分を感じながらも許すことができず
新興勢力をつぶしにかかる人間になっていたかもしれない。
とりあえず、自分は
何も持っていなくてよかった。
こだわりがなくてよかった。
一から始める勇気を持っていてよかった。
と思うのです
・・今日、髪の毛の茶色いコワモテの女性客が来店。
脅されそうで怖かったけど
「シャコタン靴、ある?」
ってニッコリおっしゃるので
「シャコタン???って・・ショコタンなら知ってるけど・・スミマセンどんな靴ですか?」
って訊いたら
お客さん爆笑
「はは!ショコタンは中川ショコタンだけど、シャコタンって車体の低い車のことだよ!!!」
って・・ああ。ペッタンコ靴のことか
すごい新鮮~!感動~!!
ヤ○キー用語なのか?もしれないけど、私と違う世界の人っぽかったけど
その人に対して軽蔑する気持ちにならない自分が嬉しかった一瞬でした。
まだまだ自分には吸収力があるのかも、って。
久しぶりにブログ書く時間がとれたよ・・・・・・
MARNI、PPN、archi