昨日は、午後より、宮司を兼務する金沢北部中山間地の千杉町(せんのすぎまち)・貴船神社の春季大祭を奉仕いたしました。
山里なので、氏子の方が採って来られたワラビや…。
センナ(天然のワサビ菜)など山菜がお供えされました。
なお、センナは、熱湯をかけてから辛くなるように思いっ切り振って、しょうゆ漬けにしました。
これが酒の肴に合うんですよね~。
そして、町会長さんが、「直会(なおらい)を行なわないので、宮司さんおさがりの御神酒を持って帰って」と、一升瓶を手渡されました。
町会長のKさんは私の同級生のお兄さんで、私が酒が大好きなのを知っています。
「宮司さん、奥能登の復興酒をわざわざ買ってきたんですよ~」とおっしゃるので、包み紙を開けてみると…。
表ラベルには能登“初桜”とあり、左下には「能登の酒蔵復興応援」“天狗舞”とあります。
そうなんです。
この復興応援酒は、先月も金沢市民の台所である近江町市場に店舗を構える老舗酒店さんから、この四合瓶を頂戴いたしました。
“初桜”は奥能登・珠洲市蛸島(たこじま)の櫻田酒造の主力ブランドで、“天狗舞”は白山市の車多酒造です。
蓋は“天狗舞”の表示です。
裏ラベルを見ると、能登半島地震 酒造復興応援酒とあり、 能登初桜+天狗舞の意味が理解できます。
<震災前の櫻田酒造>
<震災直後>
櫻田酒造といえば、先輩である珠洲市蛸島の高倉彦神社のS宮司さんのお膝元の酒造会社です。
毎年、12月の伊勢神宮新穀感謝祭参宮旅行で、神社庁珠洲支部のバスに積み込まれたこの地酒を、いつもおすそ分けいただいておりました。
その高倉彦神社も、今回の大地震で甚大な被害となりました。
今度、親友のコウちゃんと、じっくりとこの復興応援酒を味わいたいと思います。
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