『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』 | アディクトリポート

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『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』

2025/3/13 イオンシネマ越谷レイクタウン スクリーン10 B-8

 

『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』

 

のIMAX最終上映が午後8時過ぎだったので、

その前にイオンシネマ越谷レイクタウンで鑑賞できる作品を探し、

新作ではなく、

『ファーストキス 1ST KISS』とか

『ショウタイムセブン』

でも良かったが、

上映時間が合わず断念。

 

どうやら『ショウタイムセブン』は見逃しが確定です。

 

でもって、この高評価を見て、

2025/03/07

時間も合ったので、実に久しぶりに『映画ドラえもん』を見てみた。

 

今年で45周年。全部で44本もある「大長編映画」は

  • どれも傑作
  • ジャイアンがいい人キャラ変

という噂は伝わっていたものの、私は藤子不二雄作品をあまり追っていないため、実は今回の『絵世界物語』以前に映画館で鑑賞したのは…

 
今から20年以上前、
東武ストア志津店≒しづマインという駅前大型商業施設に、

席数わずか132のこじんまりとした東宝邦画封切り館があった。

ここで『ドラえもん のび太とロボット王国(2002)

(併映)ぼくの生まれた日/ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!

をもの悲しく鑑賞。

 

と、あと1本、

どうしても名前も思い出せなければ、

内容も記憶に残らない凡作を見た覚えがあり、

それは調べたらどうやら、

『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』(2008)だったらしい。

 

25作目までが声優が旧キャストで、『緑の巨人伝』は28作目なので新キャストのはずだが、それもさっぱり覚えていない。

 

ついでに言っとくと、珍しくどの映画館で観たのかさえ、まるで思い出せない。

 

山崎貴監督の3DCGアニメ『STAND BY ME ドラえもん』(2014)『STAND BY ME ドラえもん 2』(2020)は、予告編を見てバカにしてどちらも未見。

 

東宝の子供向けアニメシリーズは安定の3本柱で、

『映画ドラえもん』(3作鑑賞)

『名探偵コナン』(『漆黒の追跡者(チェイサー)』・20091本だけ見た)

『クレヨンしんちゃん』(『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』・2001『オタケベ!カスカベ野生王国』・2009の2作鑑賞)

は、新作の内容の出来不出来とは無関係に、毎回確実にヒットしてるから、

同社もいつまで経ってもやめられない。

 

いいんだか悪いんだか…。

 

さて、バリバリの新作『のび太の絵世界物語』の感想は?

 

たしかに面白く、寝落ちせずに最後まで見通せた。

 

途中でウケてる子供の笑い声も聞こえたし、

終映後に高校生らしき観客が「神回じゃね」と満足げに漏らしていたから、

狙い通りの大成功だろう。

 

一時期は筆致が荒れ気味(どことなく殴り描き風)だった作画もていねいに戻り、

特に今回は絵画美術がテーマだけに、メインのキャラの絵柄も何層か作画陣が異なり、

子供向けマンガの落書き風を脱したラスボスの描きっぷりにいたく感心。

「シンエイ動画の作画クオリティなんて」と見下してたが、

現在は他社の大量作画応援を借りてはいても、

堂々たるアニメ大作を年1本、世に送り出せる大スタジオに育ったんだなと実感した。

 

端的に言えば、絵で魅せる底力があるってことね。

 

だから背景美術も抜かりなく見事。

ただ、話の都合上、水彩絵の具で描かれた絵と、

油絵やクレヨン画など、水では洗い流せない絵画が混合してるのがちょっとだけウムム。

 

こんな冊子をもらいました。

 

必見とまではもうしませんが、

観てガッカリすることはないでしょう。

 

改めて、

旧・ドラえもん=大山のぶよさん( 2024年〈令和6年〉9月29日没)、

旧・のび太=小原乃梨子さん( 2024年〈令和6年〉7月12日没)、

旧・ジャイアン=たてかべ和也さん( 2015年〈平成27年〉6月18日没)、

旧・スネ夫=肝付兼太さん(2016年〈平成28年〉10月20日没)、

の皆々様には、

「ドラえもん」以外のお仕事でお世話になり、ありがとうございました。