はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

5年ぶりの宝塚旅行記 その2。(お芝居)

2024-04-21 08:18:00 | 記録:宝塚

次は、舞台の感想など。
(その1はこちら

 

久々の劇場空間は、やっぱり興奮するもの。
ワクワクします
開演前の幕。
最近は、結構映像が使われてるんですねぇ。(浦島太郎状態

 

 

さてお芝居から。
Eternal Voice 消え残る想い

大劇場7年ぶり?の登場、正塚晴彦先生のオリジナル作品。
男臭い、スーツものを得意とする先生ですが、ポスターを見る限り、歴史もの風。
久々だったし、どんな感じか、興味深く拝見しました。

チラシと、パンフ写真です。

内容はコチラ↓
ヴィクトリア女王統治下のイギリス。考古学に傾倒しているユリウスは、古美術商を営む叔父に頼まれ、アンティーク・ハンターとして各地を飛び回る生活を送っていた。そんなある日、彼はメアリー・スチュアートの遺品とされる首飾りを手に入れる。叔父は色めき立つが、その日からユリウスは原因不明の目眩や悪夢に悩まされるようになる。あの首飾りは呪われているのではないか。思いあまったユリウスは超常現象を研究する友人の元を訪れ、助手を務めるアデーラという女性に巡り会う。アデーラはユリウスを一目見るや、全てを察したかのように彼の状態を言い当てる。この二人の邂逅はまさに運命的なものであった。そして二人はやがて巻き起こる国を揺るがしかねない大事件へと誘われてゆく…。ダークな色合いもありながら笑いとペーソスを織り込んだエンターテインメント性溢れるミュージカル作品。(劇団HPより)

予習を一切しなかったので、イギリスやキリスト教の歴史が入り組んで、正直、最初よくわからなかったです前半は、ちょっと眠気が・・・でも後半からエンタメ感が盛り上がってきて、楽しく拝見。

先生の作品としても、シンプルなセットは変わらないけど、舞台機構や映像を駆使し、ファンタジー感があふれていて、ちょっと意外というか、新鮮さを感じました。。

主演の月城さん。
やはり「芝居の人」。セリフのちょっとしたニュアンス、雰囲気。さりげなくて、上手いんですよね。そして、魅力の一つのツンデレ😁
それが、リアリティ重視の正塚作品とピッタリ合って、本当に素敵。
お披露目から3年弱ですが、実力に加え演目に恵まれた感もあり、充実感と安定感が漂う、男役集大成の雰囲気でした。もう少し活躍してほしかったなぁ。

同じく退団の海乃さん。一緒に観劇の友人が言ってましたが、今までで一番美しく見えた、と。
コスチュームが似合う見栄え、華やかさ。そして、同じくお芝居の人。
最近では珍しく大人の、いいコンビでした。
若いコンビや年の差コンビもいいのだけど、二人揃っての大人の雰囲気って、貴重です。

次期トップの鳳月さん以下、風間さん、礼華さん、目立つ役ではないけれど、みんな芝居も歌も上手いんだよね。そして、今回特に注目した彩海さん。可愛らしい容姿からは想像できないほどの、男っぽさと骨太さを感じられて、俄然今後に期待でした!

娘役さんたちも充実。霊媒師役の彩みちるさん、圧巻のお芝居。かつて、雪組に在籍していた、りんごさんこと小乙女幸さんを彷彿とさせるような雰囲気。いいですねぇ~。こういう存在、大好き。

そして、とにかく、歌が上手い人が多すぎる!
特に娘役!残念ながら退団の、麗泉里さんにも場面を与え、劇場に響き渡るような歌声を聞かせてくれました。
こういう、若手や中堅にも見せ場を与えるのが、座付作者の妙。

割と前の方の席で、舞台全体がよく見えたのですが、ちょっとした場面や、後ろで見せる小芝居。
若手に至るまで、見た目のカッコよさだけではない「お芝居」へのこだわり。専科の凛城さんの休演は残念でしたが、代役の方たちの活躍で、欠員を感じさせない違う魅力。本当に「芝居の組」の伝統が受け継がれていて、見ていて楽しかったです。

もう一度見ないと、良さがわからないかも?と思ったのが残念でしたが、クールさと暖かさを感じられる正塚ワールド全開のお芝居でした。

 

余談ですが、専科から客演の高翔みず希さん、そして雪組から戻ってきた組長の梨花ますみさん。お二人とも月組出身。時を経て同じ舞台に立ってることが、とても懐かしく…


大地真央さんの退団公演をテレビで見たのがもう40年前!
初観劇も月組。それももう30数年前
何度か離れた時期もあったけど、やっぱり戻ってきてしまう。不思議な空間。

 

ショーなどは、その3で。


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