今回も引き続き、フランスで開かれている世界最大のオーガニックワインの展示会「ミレジムビオ」の様子をお伝えします。


前回までは出展しているフランスの生産者さんをご紹介したので、今回はそれ以外の国の生産者さんからご紹介。



まずは、イタリア・ピエモンテのロヴェロさん。
いつお会いしてもすらっと背が高くて素敵です!

彼も昨年日本に来てくれたので、直接お話されたお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。

2018年の状況を聞くと、難しい年だったそうで、5月と6月に雨が多く、そのせいで病気が出て収穫量が30%〜40%減少してしまったとのこと。



やられたのはバルベーラというブドウ品種。こちらはこの地葡萄で素晴らしいワインをたくさん作っているので心配です。
フランスだけでなくイタリアも雨に苦しめられた年だったようですね。



続いて、オーストリア・ニーダエスタライヒのディヴァルトさん。



彼もいつもお洒落ですらっと背が高く、絵になる作り手さんです!

爽やかでミネラル感溢れる白ワインをたくさん作っているこちら。2018年の状況を聞くと、物凄く暑くて乾燥が激しかったため、質の良いブドウがいつもよりたくさん取れたと嬉しそうに話してくれました。

オーストリアはまた状況が違ったようですね。

2018年はこの暑さのため、お父様ですら経験したことのない早い時期の収穫で、通常は寒さをしのぐ服装で収穫するところ、半袖半ズボンで行なったそうです。


こちらはポルトガル・ドウロのピントゥ イ クルスさん。



2018年の状況を聞くと、やはり雨が多くて大変だったそう。
収穫量の3分の1〜半分近くを失ってしまった為、甘口ワイン以外は作るのを潔く諦めたそうです。



2016年も難しい年で、同様に辛口ワインは一切作らなかったとのこと。

本当に妥協しないワイン作り。
国内外のコンクールでいつも賞を総なめにしているのも頷けます。

そしてイタリア・トスカーナのマニョーニさんも来ていましたが、写真を撮り忘れてしまいました…(スミマセン)

地元で昔から愛されるスルスル飲めるキャンティ作りにこだわる生産者さんです。

2018年は、気候的には良かったけど前年がひどい干ばつで、その影響で収穫量が40%減ってしまったとのこと。
前年の2017年はなんと60%もの収穫量を失ってしまい、そういう場合は翌年にも影響が出ることが多いそう。
2年連続でこんなに少なくて大変だけど、農業はそういうものだし、しょうがないよと淡々とお話される姿が印象的でした。


そして、最後を飾るのはフランス・ルーションのブーリエさん


才能溢れる女性の作り手、セブリーヌに今年も会えました。

進化が止まらないという表現がぴったりの彼女。
このブースを訪れるたび、年々クオリティもチャレンジ精神も加速しながら上がっているのをワインを飲んで痛感します。 


見たことの無い新しいワインもまた出来ていました。

そして、さっそく3月に限定発売するキュヴェ マヴィ赤を試飲しました。

赤いフルーツの香りに豊かな果実味。凝縮感がありながら重すぎない飲み口は、さすが日本のお客様の為だけに仕込んだ絶妙なバランス。
酸、果実味、飲み応え全てにおいてバランスが良く、アルコール度数は高めなのに気持ちよくグラスが進んでしまいます。

開けてから時間が経つにつれ香りがどんどん広がり、味わいにも奥行きが出て来るので、やはり少し早めの抜栓が良いかもしれません。
リーズナブルな価格帯ですが、彼女の持つエレガントさを十分感じて頂けるワインです。


そして、ミレジムビオを終えた後は、年に一度のマヴィ生産者大会。
 


国や地域を超えてマヴィの生産者さんが一堂に集まり、それぞれのワインを持参して皆で食事をしながら楽しみます。



ボワソー教授が乾杯の挨拶。



生産者さんたちも、違う地域の作り手とこうして一緒に食事をする機会はあまり無いようで、情報交換しつつ、この時間を楽しんでいました。

こちらはアルザス・メイエー家の当主フランソワ。昨日がちょうどお誕生日でした(逆ですが…)

 

 

マヴィ赤坂本店店長 野口

 

 

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