安住紳一郎 太陽フレアの影響とオーロラの日本国内での観測を語る

安住紳一郎 太陽フレアの影響とオーロラの日本国内での観測を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2024年5月12日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で太陽フレアによる磁気嵐の影響で日本国内でもオーロラが観測されていることについて、話していました。

(安住紳一郎)それから皆さん、昨日ニュースをご覧なって知っていると思いますけど、オーロラですよね。あんまり喜んでもいられないみたいですけれども。当然、緯度の高いところ……普段は60度から70度くらいのところで観測されるという。オーロラ自体ね、「極光」って言って。北極の方で見られるのが北極光。もう一方では南極光っていうね。

(中澤有美子)ああ、そういう名前がついているんですか?

(安住紳一郎)そうなんですよ。日本語で言うとね。ということで太陽フレア、太陽の爆発からくる太陽風の影響を受けてオーロラが観測されてるということなんですけれども。これまでで最も大きい太陽爆発が8回ぐらい発生したということで。それで緯度の低いところでも観測されるんじゃないかということのようですけれども。北海道の名寄ですか。北緯47度ぐらいですからね。ずいぶん……60度にはまだまだあるということで。さらには石川の能登のあたりとか。青森はもちろん秋田、山形、新潟、それから岩手でもね、アマチュア観測家の方が写真を撮って、ネットなんかに上げてましたけれども。オーロラと確定はできないようですけども。オーロラのようなものということになってますけどもね。

私も昨日の夜、生放送をやっていて。オーロラが観測されるんじゃないかってずっと、言われてましたんでね。世界でも緯度の低いところで観測されていて。もしかすると北海道でも……という風なことが言われていて。名寄の市立天文台から観測されたなんていう話になって。カメラマンがね、急遽映像を撮りに行ったんですけども。そしたら、やっぱりあれですね。初めてのことなんで、経験者に話を聞くっていうのは大事だなと思いましたけれども。肉眼ではあんまりよく見えなかったりするところでも、カメラのレンズを通して見るとよく見えるらしい。

動画よりも写真の方がよく見える

(安住紳一郎)しかも、動画よりもスチール。いわゆるその写真の方がよく見えるんだっていうので。テレビのカメラマンですから当然、カメラを回すんですけども。それには映ってないんですけれども。カメラマンが撮ったスマートフォンの写真の方がよく撮れていて。なんかいい仕事をしたんだか、役に立たなかったんだか、よくわかんないみたいな感じになって。各所から連絡、来てましたね。

(中澤有美子)そんなことがあるんだ!

(安住紳一郎)「映像では撮れてないんですけど、私のスマホで綺麗に撮れましたんで送ります」なんて言ってね。いろいろあるみたいですね。

(中澤有美子)そうなんですね!

(安住紳一郎)オーロラ。まさかね、日本で見ることができるとは。なんか、北海道では何年かに一度見られていたっていうような、そういうこともあるようですが。こんな大々的にはね。

(中澤有美子)一生に一度、見てみたいなって思っていたようなものですから。

(安住紳一郎)そうですよね。ちょっとね、北欧の方にとか、北極の方にね、オーロラを見にツアーで行こうみたいな。何百万かけて。憧れの。というようなところですけどね。低い緯度だと赤色のオーラがよく観測されるということのようですけども。あとは、ずいぶん昔……1000年くらい前に京都でもオーロラがどうやらあったらしいという古文書があって。日本書紀にも出てくるそうですけども。一番有名なのは1200年代ですか。1204年って言ったかな? 新古今和歌集の選者である有名な当時の貴族、お公家さんの藤原定家っていう人がいて。たまに勉強してると名前が出てくると思いますけども。藤原定家っていう人がマメに日記をつけていて。50年分ぐらい日記をつけているんですけども。その日記の中にオーロラ……「赤気」って書いてましたけども。「赤気が出てびっくりした。恐ろしい」っていう風に日記に書いてあったっていうことで。やっぱり何年かに一度は観測されるということのようですね。

(中澤有美子)京都といったらまたずいぶん、南の方で。

(安住紳一郎)そうですよね。当時の人は天文学の知識とか、ないですからね。本当に怖かったですよね。きっとね。いや、本当に。「一体、何が起こったんだ?」っていう風に思ったんだと思いますけどもね。あとは現代ではオーロラ、喜んでばかりいられないっていうのはやっぱり磁気の嵐が吹き荒れてるっていうことなんですよね。要は、その太陽からのフレア爆発での太陽風って言うんですか? 電気を帯びた粒みたいなものが地球に吹き付けていて。それが地球上の空気の粒と合わさってオーロラ、光になってるんですが。その磁気の嵐がオーロラにはならずとも、この地上・世間に飛び散ってるっていうことで。言えばそのGPSとか、あるいはその磁気を使った何か機器などにも影響があるんじゃないかということで。これはまた未知数ということになりますからね。うん。心配ですよね。

(中澤有美子)本当です。

磁気を使う機器にも影響が?

(安住紳一郎)どうしよう? 私のパソコンから何かね、変なものが流出したら。いや、わかんないですよ、これ。人類は経験してないわけですか。

(中澤有美子)そういうこともあるかしらね。

(安住紳一郎)自動運転の車が暴走するなんていうのより、もっと怖いと思うね。きっとね。

(中澤有美子)流出のおそれもあるんですか?(笑)。

(安住紳一郎)ちょっと、わかんないけど。ねえ。勝手にね。そしてたぶん、詐欺師がウォーミングアップしてるでしょう? またね。

(中澤有美子)そうか。ああ、なるほどね(笑)。

(安住紳一郎)そう。「大至急、口座を確認してください」なんて言って。「地球上に未知の磁気嵐が起きてますから、あなたの口座が勝手にどなたかに侵入された形跡があります。すぐに口座番号と暗証番号を教えてください」なんて言ってね。

(中澤有美子)「わかりました!」なんて言っちゃうかもしれないですね。

(安住紳一郎)かもしれないですよ? 今、私は詐欺師を応援してるわけありませんからね。詐欺の被害を食い止めるべく、皆様に先に想像してお伝えしていますけども。なんてことも考えたり。

(中澤有美子)そうかー。

(安住紳一郎)オーロラですって。

(中澤有美子)人間には見えてなくても、狼とか犬が遠吠えしている時は起きてることもあるなんて、そういう風に昨日、安住さんの番組で。

(安住紳一郎)言ってましたね。そうですよね。人間の目には見えてないのか。はたまたちょっとそういう磁力の動きで動物が反応するのかどうか、わかりませんけれども。なんか地球上のこと、人間は全てわかったようなふりして生活していますけども。一度になにか、こういうことになりますとやっぱり自然ってのはとても人知の及ぶところじゃないなという風に感じますね。

(中澤有美子)そうですね。

北海道名寄のオーロラ(アーカイブ)

<書き起こしおわり>

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