石橋貴明と五十嵐亮太 黒田博樹がカーショウに与えた影響を語る

石橋貴明と五十嵐亮太 黒田博樹がカーショウに与えた影響を語る 石橋貴明のGATE7

石橋貴明さんと五十嵐亮太さんが2024年5月11日放送のTBSラジオ『石橋貴明のGATE7』の中で黒田博樹さんがドジャースのクレイトン・カーショウに与えた影響について、話していました。

(石橋貴明)中村(晃)は職人だから。厳しいんですよ。試合前とかも集中してるんで。カーショウみたいなもんですよ。カーショウ、登板日は誰とも口を聞かないっていう。「写真、撮ってくれ」なんつったら「ああ?」って。

(五十嵐亮太)それで言ったら、黒田さんもそうですよ。絶対にしゃべらないですよ!

(石橋貴明)ああ、そう?

(五十嵐亮太)黒田さん、すごいっすよ。だから僕、黒田さんとカーショウって仲が良いじゃないですか。カーショウ、黒田さんの影響を受けてるんじゃないかなと思うんですよ。

(石橋貴明)たぶんそう。だってキャッチボール相手だったっていうからね。カーショウがちょうど上がった時に黒田くんがガッて来て。キャッチボール、いつもカーショウとやっていたって。だからカーショウはたぶん、黒田くんを真似ているんだよね。

いつもキャッチボールをしていた黒田とカーショウ

(五十嵐亮太)そうだと思います。黒田さん、すごいっす。本当、投げる前、めちゃくちゃかっこいいっす。もう、トレーナールームに行って、自分のやることを全部やるんですよ。で、一言もしゃべらないから。トレーナールーム、誰もいないんですけど僕、何も知らない普通に入って、トレーニングしてたら「あれ? ここでやっていいのかな?」っていう雰囲気が出てて。一応、聞くじゃないですか。「黒田さん、やっていいっすか?」って。「ああ、全然大丈夫だよ」って。でも一言もしゃべらないで。「この人、試合に行くんじゃなくて、どこか戦場に行くのかな?」っていうような雰囲気で。

(石橋貴明)それで、投げない日は普通なの?

(五十嵐亮太)投げない日はめちゃくちゃいい人ですよ。もう冗談も言うし、優しいし。

(石橋貴明)なるほどね。俺、1回カーショウが投げてる試合を見たんですけど。「カーショウってたぶん、こうなんだろうな」と思って。試合前、ブルペンに入る前にちょっと30ヤード、40ヤードぐらいまでキャッチボール、バンバンバンバン!って。あれも球数、決まってるんだろうなと思って。それをやって、それからブルペンに入って。ブルペンでもたぶん何球って、決まってるんだろうね。で、投げ終わって三塁側のベンチ入るんですよ。で、試合開始になってマウンドに上がってくる。「これ、この人何十年も同じことをやっているんだろうな」って思って。だってカーショウって、グローブを変えてないでしょう? 車もボロボロの車に乗っているらしいんですよ。ずっと変えてないんだって。

(五十嵐亮太)アメリカで車を変えないって、何万キロ走ってるんだ?って感じですよね。

(石橋貴明)で、帽子もずっと、シーズン1個で行ってるでしょう? 最後、塩だらけになってるもんね。

(五十嵐亮太)たしかにカーショウの帽子、汚いっす(笑)。

(石橋貴明)もうすごいルーティーンを守っているんだよね。で、絶対に登板日は話しかけないでねっていう。で、そのオーラにもうみんな、フッと引いちゃうんだね。「やばい、やばい。カーショウはやばい」って。だってカーショウ、別に登板日じゃないんですよ? 登板日じゃない、いつものルーティーンで試合前、ちょっとアップしてたんですよ。それを「あっ、カーショウがいる」っつってちょっと近づいただけで、目でこうやってけん制されましたね。俺。「これ以上、近寄るなよ?」って。「カーショウ、怖え!」ってなって。で、帰ってきてベンチのところで「カーショウ、カーショウ」っつって。「マーブルス、マーブルス!」っつっても……「おいおい、カーショウ、冷てえな」ってなって。

(五十嵐亮太)へー! そうなんだ。もうメジャーリーガー全員、石橋さんが行くと「うわっ!」ってなるのかと思ったら。

(石橋貴明)カーショウはダメで。それでベンチに入っていって。で、「マーブルス、マーブルス」って言っていたらそれをベッツが聞いて。「えっ、なに? なに?」「マーブルスがいるぞ」ってなって。ベッツが出てきて。「うわーっ!」っつって俺に。それでベッツと友達になったんだから。

(五十嵐亮太)そういう流れだったんですね。「カーショウ、反応薄いな」っていうのから。

(石橋貴明)カーショウは反応が薄かった。

反応薄いカーショウと反応しまくりのベッツ

<書き起こしおわり>

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