●岡田彰布監督(66)が 9日、新大阪駅で取材に応じ、1軍に昇格する井上広大外野手(22)を10日の横浜DeNA戦(横浜)でスタメン出場させることを明言した。2軍で打撃好調の若虎が相手先発で昨季最多勝、最高勝率の2冠を獲得した東克樹投手(28)を打ち崩し、貧打に苦しむ岡田虎の救世主になる。画面越しでも、2軍が相手でも、力強いスイングが目を引いた。1軍の舞台でも持ち前のパワーを発揮できると判断した。今の勢いがあれば、好投手にもぶつけられる。岡田監督が井上の1軍昇格とともに、10日の横浜DeNA戦で先発出場させる考えを示した。新大阪駅のホームで右の大砲候補の1軍合流を明かし理由を説明。2軍の直近 5試合で打率.526(19打数10安打)、1本塁打、7打点と好調な〝旬〟を逃さず、先発オーダーにも名を記す。 5月に入って虎は1勝4敗1分けと負け越し、チーム打率.207という貧打に苦しむ。 7、 8日の広島戦(甲子園)で連敗して2位巨人とは0.5ゲーム差。10日に敗れれば首位陥落の可能性がある。さらに相手先発は昨季、最多勝、最高勝率の2冠に輝いた東。岡田虎は 3度の対戦で2勝を献上し、防御率0.78と封じ込まれた。難敵左腕は今季も3勝無敗で、現状の戦いぶりでは旗色が悪い。だからこそ、評価する若虎の勢いに攻略の糸口となる一打を期待する。岡田監督は願いを込め、横浜に向かった。指揮官から現状打破のキーマンとして指名を受けた22歳の若虎が、連覇に向けて混セを抜け出す原動力になる。若き主砲で打線をテコ入れし、猛打爆発といきたい。絶好調の高卒 5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手が、10日横浜DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島 2連戦で 1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0.5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。
●長坂拳弥捕手(30)と小野寺暖外野手(26)が 9日、出場選手登録を抹消された。代わって10日の横浜DeNA戦(横浜)に先発する青柳晃洋投手(30)、岡田監督が昇格を明言した井上広大外野手が同日に登録される見込み。
●NPBでは「母の日」に合わせ、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える同イベントを実施。近本光司内野手は同社の白地にピンクがあしらわれたスパイクを使用する。坂本誠志郎捕手(30)はTシャツとリストバンドを用意。また、漆原大晟投手(27)と村上頌樹投手(25)にもTシャツが届けられる。選手はピンク色に染まる球場で、日頃の感謝をプレーに込める。近本光司外野手(29)が「母の日」の12日横浜DeNA戦(横浜)に向けて、母の日仕様のピンクバットを用意した。契約を結ぶヤナセ社が提供する。近本は昨年の母の日だった 5月14日横浜DeNA戦(甲子園)で 1試合4安打を放ち、大勝に貢献した。幸運のピンクといえるバットで今年も勝利を目指す。同じく同社とアドバイザリー契約を結ぶオリックス福田周平外野手(31)もピンクのギアを用意して臨む。
●森下が 9日、連敗ストップに向け、横浜DeNA・東撃ちに気合を入れた。昨季は打率.222(9打数2安打)と苦手にしたが、今季初対戦で気持ちを新たに攻略にかかる。10日から敵地で 3連戦。神奈川出身の森下にとって、横浜スタジアムは子どものころからなじみ深い球場だ。かつて客席で見ていた筒香嘉智外野手(32)が 5年ぶりにNPBに復帰し、心を躍らせた。筒香が 6日東京ヤクルト戦で放った劇的3ランにも刺激を受け、貪欲だ。昨季の横浜は打率1割5分8厘で球場別ワーストだったが、今季は 4月の 2試合で7打数3安打、打率4割2分9厘と打ちまくり、 2年目の進化を見せた。10日先発の東は昨季 3試合の対戦で9打数2安打。憧れた筒香の前で、名刺代わりのハマスタ初アーチを描ければ最高だ。
●前川右京外野手(20)は今季のDeNA戦で打率は.300(10打数3安打)と好相性だ。ここ 2試合はベンチスタートながら、打率.269、5打点。初めてとなる12日の『NPBマザーズデー』に向けて意気込んだ。10日からの敵地での 3連戦に向け静かに闘志を燃やした。左翼を争う井上が10日に昇格即左翼で起用される見込みで、一層の奮起が求められる。出番がくればしっかりチャンスをものにしたい。
●岩崎優投手(32)と青柳晃洋投手は 5月12日の母の日に合わせ、ピンクのグラブなどを用意した。アドバイザリープロスタッフ契約を結ぶゼット社が提供。例年ピンク 1色で展開していたが、今年はツートンカラーの特製品が完成した。投手のため、試合で使うかは未定だが、母への感謝の思いを胸に勝利を目指す。阪神の投手指名練習が 9日、甲子園で行われ、10日の横浜DeNA戦(横浜)先発予定の青柳晃洋投手はキャッチボールなどで調整した。横浜DeNA戦は昨季、 7試合に登板して5勝2敗と白星を積み重ねた。筒香がNPB復帰してさらに厚みを増した打線との今季初対決に注目だ。
●11日の横浜DeNA戦に先発予定の伊藤将司投手(28)は 9日、横浜高の先輩・筒香との対戦を心待ちにした。面識も対面したこともないが、左対左としても負けたくないところ。抑えるイメージを膨らませた。雨天中止で中 9日の変則登板になるが、上向きの手応えとともに今季3勝目を目指す。
●12日の「母の日」の横浜DeNA戦は才木浩人投手(25)と梅野隆太郎捕手(32)が今季 7度目のバッテリーを組む見込みだ。才木は母の日に向けてピンク色のグラブやスパイクを準備。母の久子さんは大体大 4年時にハンドボールで全国2位になったことがあるアスリート。アドバイスを受けたこともあり、母譲りの強いハートで感謝の4勝目を狙う。梅野は昨年の「母の日」の横浜DeNA戦(甲子園)で2安打1打点で勝利に貢献した。当時はピンクを基調としたプロテクターを使用したが、今季は「黒ピンク。ちょっと落ち着いた感じで」。黒を基調にピンクのラインが入ったこだわりのデザインで挑む。
● 5月12日「母の日」は、阪神もピンク色に染まる。久保田運動具店とアドバイザリー契約を結ぶ木浪聖也内野手(29)と中野拓夢内野手(27)、植田海内野手(28)が、同社のブランド「スラッガー」が作った「母の日」仕様の用具を身につける。NPBが12日に実施する、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える「NPBマザーズデー2024」で、母への感謝を色で表し、思いを込めてプレーを見せる。

記事をまとめてみました。

 

 岡田彰布監督が 9日、新大阪駅で取材に応じ、1軍に昇格する井上広大外野手を10日の横浜DeNA戦(横浜)でスタメン出場させることを明言した。2軍で打撃好調の若虎が相手先発で昨季最多勝、最高勝率の2冠を獲得した東克樹投手を打ち崩し、貧打に苦しむ岡田虎の救世主になる。
 画面越しでも、2軍が相手でも、力強いスイングが目を引いた。1軍の舞台でも持ち前のパワーを発揮できると判断した。今の勢いがあれば、好投手にもぶつけられる。岡田監督が井上の1軍昇格とともに、10日の横浜DeNA戦で先発出場させる考えを示した。
 「使う、使う。使わんと。東、初めてやけどなあ。ちょうどええやん、つこうても。ええ波の時に使うようにせんと」
 新大阪駅のホームで右の大砲候補の1軍合流を「おお、井上、上がる、上がる」と明かし「いい時に上げやんとなあ」と理由を説明。2軍の直近 5試合で打率.526(19打数10安打)、1本塁打、7打点と好調な〝旬〟を逃さず、先発オーダーにも名を記す。


 10日からの横浜DeNA戦に備えて横浜へ移動した井上広大外野手=新大阪駅

 セ・リーグ制覇、日本一を達成した昨季も、2軍から引き上げた選手をすぐに起用した。井上は昨年の 4月18日に昇格すると、翌19日の広島戦(甲子園)に「6番・右翼」で先発。 915日ぶりのプロ 2安打目を記録すると、20日の同戦ではタイムリーを放った。2軍落ちした森下も 5月19日に上がってくると、約 1カ月ぶりに先発した翌20日の広島戦(甲子園)でサヨナラ打をかっ飛ばした。前川は1軍に初昇格した同30日の埼玉西武戦(ベルーナ)に「6番・DH」でいきなり先発。鉄は熱いうちに打つのが岡田の流儀だ。
  5月に入って虎は1勝4敗1分けと負け越し、チーム打率.207という貧打に苦しむ。 7、 8日の広島戦(甲子園)で連敗して2位巨人とは0.5ゲーム差。10日に敗れれば首位陥落の可能性がある。さらに相手先発は昨季、最多勝、最高勝率の2冠に輝いた東。岡田虎は 3度の対戦で2勝を献上し、防御率0.78と封じ込まれた。難敵左腕は今季も3勝無敗で、現状の戦いぶりでは旗色が悪い。だからこそ「(昨年途中から取り組む)ノーステップ打法が身についてきたんやろ」と、評価する若虎の勢いに攻略の糸口となる一打を期待する。


 横浜に向けて移動する岡田彰布監督=新大阪駅

 ようやく出番が巡ってきた井上も、カンフル剤として暴れる覚悟だ。大阪・履正社高から入団 5年目。昨季はつかみ切れなかった居場所を今季こそものにしたい。「打てなくても引きずらないことが(昨季から)一番変わったと思う。上でも引きずらないようにして、結果を出せるようにやっていけたら」と意気込み、東に対しても「受け身にならず、自分から仕掛けていく打撃が大事になる」とイメージした。
 岡田監督は「打つやつおれへんもん。(打線の)活性化っていうかなあ。いい結果出してほしいよ」と願いを込め、横浜に向かった。指揮官から現状打破のキーマンとして指名を受けた22歳の若虎が、連覇に向けて混セを抜け出す原動力になる。

■データBOX
◉…阪神は横浜DeNA・東に対して通算4勝4敗だが、昨季は 3度対戦して完封負けを含む0勝2敗で防御率0.78と封じられた。主力の通算対戦打率は近本.222、中野.353、森下.222、大山.148、佐藤輝.231、ノイジー.286、木浪.200
◉…セ・リーグは首位阪神から5位タイの東京ヤクルト、中日まで2.5ゲーム差。開幕から全球団が30試合以上を消化し、首位から最下位までのゲーム差が2.5以内の僅差だったのは、2015年 6月23日のセ・リーグ以来 9年ぶり。このときは首位巨人から6位広島まで2.5差だった。


 井上広大外野手=阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン) (2024年 4月撮影)
 絶好調の高卒 5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手が、10日横浜DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島 2連戦で 1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0.5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。
            ◇   ◇   ◇
 「使う、使う。使わんと」。岡田監督も波に乗る若虎に期待せずにはいられなかった。10日からの横浜DeNA 3連戦を前に、新大阪駅で取材に対応。新幹線に乗り込む前に「おお、井上、上がる、上がる」と高卒 5年目の右のスラッガーの今季初昇格を明言。「打つやつおれへんもん」と沈む打線の起爆剤に指名した。「調子ええわけやからな。ええ時に使いたいよな。いい結果出してほしいよ」と10日に即スタメンで起用する方針だ。


 横浜へ移動する前、記者の質問に答える井上広大外野手=新大阪駅
 井上は1軍キャンプでスタートしたが、 3月中旬に左肩肉離れも発症して開幕から2軍。だが 4月中旬の実戦復帰後、好調を維持している。ウエスタン・リーグで主に4番を任され、スタメン25試合で打率3割4分4厘、リーグトップの4本塁打をマーク。直近では 7日の同広島戦(由宇)から 2戦連続で猛打賞の活躍を見せた。高打率をキープする姿に指揮官も「ノーステップ打法が身についてきたんやろ」と、打撃改造の成果を感じている。
 首位を行くチームは前カード、本拠地甲子園で広島に連敗。2位巨人に0.5ゲーム差に迫られ、10日にも陥落危機にある。特に打線は7安打完封、4安打1得点と元気がない。 8日は肝心の3~6番が無安打で、岡田監督は「こんなんで勝つのは無理」と顔をしかめた。そこで井上だ。


 新幹線に乗り込み横浜へ移動する井上広大外野手=新大阪駅
 指揮官は「東、初めてやけどなあ。ちょうどええやん、使うても」ときっぱり。昨年リーグ最多勝を挙げた東に向けて矢を放つ。阪神は昨季、 3度の対戦で0勝2敗、防御率0.78に抑え込まれた。井上はプロ初対決だが、2軍での好調をそのままぶつければ、打線が勢いづくはずだ。
 開幕から 1カ月、ようやく出番が回ってきた井上も気合十分だ。「もういつも通りやれれば。上に行ったからどうというのは、ないようにしたいなと思います」。ファームで培ったのは強固なメンタル面。「1打席1打席、打てなくても引きずらないことが一番変わったと思う。上でも引きずらないようにして結果を出せるように」。地に足をつけて東を撃つ。若き主砲で打線をテコ入れし、猛打爆発といきたい。

 


 井上広大外野手=阪神甲子園球場
 長坂拳弥捕手と小野寺暖外野手が 9日、出場選手登録を抹消された。長坂は開幕から第 3捕手として1軍に帯同し、 1試合の出場にとどまっていた。小野寺はここまで打率.125。 7日の広島戦(甲子園)では 7回二死満塁で代打出場したが、遊飛に倒れた。
 代わって10日の横浜DeNA戦(横浜)に先発する青柳晃洋投手、岡田監督が昇格を明言した井上広大外野手が同日に登録される見込み。



 近本光司外野手の母の日仕様のスパイクとリストバンド (アシックス社提供)

 アシックスは10日、12日の「NPBマザーズデー2024」で使用する予定となっているピンク色の野球用具を公開した。

 近本光司外野手の母の日仕様のスパイク (アシックス社提供)
 NPBでは「母の日」に合わせ、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える同イベントを実施。近本光司内野手は同社の白地にピンクがあしらわれたスパイクを使用する。坂本誠志郎捕手はTシャツとリストバンドを用意。また、漆原大晟投手と村上頌樹投手にもTシャツが届けられる。選手はピンク色に染まる球場で、日頃の感謝をプレーに込める。


 近本光司外野手に用意された母の日仕様のバット(左)。右下はオリックス福田周平外野手のもの (ヤナセ社提供)
 近本光司外野手が「母の日」の12日横浜DeNA戦(横浜)に向けて、母の日仕様のピンクバットを用意した。契約を結ぶヤナセ社が提供する。
 近本は昨年の母の日だった 5月14日横浜DeNA戦(甲子園)で 1試合4安打を放ち、大勝に貢献した。幸運のピンクといえるバットで今年も勝利を目指す。
 同じく同社とアドバイザリー契約を結ぶオリックス福田周平外野手もピンクのギアを用意して臨む。

 

 森下が 9日、連敗ストップに向け、横浜DeNA・東撃ちに気合を入れた。「去年も一番よかった左投手だと思う。コントロールの良さといろんな球種でカウントが作れるんで、なかなか絞りづらい。そこを打ち崩せたら勢いに乗れると思うので、そのために頑張りたい」。昨季は打率.222(9打数2安打)と苦手にしたが、今季初対戦で気持ちを新たに攻略にかかる。

 森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 虎の筒香になる! 森下翔太外野手(23)が地元・横浜で横浜DeNA筒香ばりの活躍を誓った。
 10日から敵地で 3連戦。神奈川出身の森下にとって、横浜スタジアムは子どものころからなじみ深い球場だ。かつて客席で見ていた筒香が 5年ぶりにNPBに復帰し、「目の前で見られる機会があったら楽しみ」と心を躍らせた。筒香が 6日東京ヤクルト戦で放った劇的3ランにも刺激を受け、「やっぱりスター性がある。何か感じるものがあったら盗んでいきたい」と貪欲だ。さらに「ああいう場面で 1発打てたら本当に強いチームに完成していくと思う。ああいう役割ができる人に、タイガースで自分ができれば」と宣言した。


 横浜DeNA戦を前に意気込む森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 昨季の横浜は打率1割5分8厘で球場別ワーストだったが、今季は 4月の 2試合で7打数3安打、打率4割2分9厘と打ちまくり、 2年目の進化を見せた。10日先発の東は昨季 3試合の対戦で9打数2安打。「去年(最多勝で)一番よかった左ピッチャー。そこを打ち崩せたらタイガースも勢い乗れると思うので、そのために頑張りたい」と力を込めた。憧れた筒香の前で、名刺代わりのハマスタ初アーチを描ければ最高だ。
○…森下は、地元横浜の横浜DeNA戦で迎える12日の「母の日」へ特別な思いを込めた。プロ 1年目の昨年は不振の 4月に同球場で初の2軍落ちを命じられ、母の日の1軍戦出場はなかった。今年は両親も観戦に訪れる予定で「打てたら自分も気持ちいい」と意気込む。幼少期には父と一緒に時計をプレゼントし、喜んでくれた姿が印象深い。「野球で見せられれば」と感謝の気持ちをバットに乗せる。


 前川は今季のDeNA戦で打率は.300(10打数3安打)と好相性だ。ここ 2試合はベンチスタートながら、打率.269、5打点。昨年までは2軍にいたため、初めてとなる12日の『NPBマザーズデー』に向けて「感謝の気持ちを忘れず頑張ります」と意気込んだ。


 前川右京外野手=阪神甲子園球場

 絶好調の高卒 5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手が、10日横浜DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島 2連戦で 1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0.5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。

 前川右京外野手=阪神甲子園球場
            ◇   ◇   ◇
 前川右京外野手も井上に負けてはいられない。
 10日からの敵地での 3連戦に向け「いつもと変わらないので、頑張ります」と静かに闘志を燃やした。直近 5試合は10打数1安打と苦しんでいるが、左翼を争う井上が10日に昇格即左翼で起用される見込みで、一層の奮起が求められる。 2戦目の11日に対戦が予想される下手投げ右腕、中川颯には 4月 4日の対戦で2安打をマーク。出番がくればしっかりチャンスをものにしたい。

 


 青柳晃洋投手 の母の日仕様のグラブ (ゼット社提供)
 岩崎優投手と青柳晃洋投手は 5月12日の母の日に合わせ、ピンクのグラブなどを用意した。アドバイザリープロスタッフ契約を結ぶゼット社が提供。例年ピンク 1色で展開していたが、今年はツートンカラーの特製品が完成した。
 投手のため、試合で使うかは未定だが、母への感謝の思いを胸に勝利を目指す。


 岩崎優投手の母の日仕様のグラブ (ゼット社提供)
 阪神の投手指名練習が 9日、甲子園で行われ、10日の横浜DeNA戦(横浜)先発予定の青柳晃洋投手はキャッチボールなどで調整した。
 「ハマスタなので一発もありますし、打線はもちろん強いチームなので、打たれる分には勝負した結果だと思う。前回は投手に対して押し出しの四球を出してしまったという反省があったので、そういう無駄な四死球というのがなければいいかなと思います」


 キャッチボールを行う青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 1軍での前回登板、 4月26日の東京ヤクルト戦(甲子園)では投手の小川に対する押し出し四球などもあり、 3回 1/3を投げて7安打5失点(自責2)。翌27日には一度、1軍選手登録を抹消され、 5月 4日の2軍くふうハヤテ戦(甲子園、 3回4安打無失点)に登板するなど、感覚を確かめる期間を過ごした。
 横浜DeNA戦は昨季、 7試合に登板して5勝2敗と白星を積み重ねた。筒香がNPB復帰してさらに厚みを増した打線との今季初対決に注目だ。

 


 キャッチボールを行う伊藤将司投手=阪神甲子園球場
 11日の横浜DeNA戦に先発予定の伊藤将は 9日、横浜高の先輩・筒香との対戦を心待ちにした。「自分が見ていたときはベイスターズにいて、先輩でああやってずっと活躍している選手はやっぱり印象に残っている。対戦できるのはすごく楽しみ」。面識も対面したこともないが、左対左としても負けたくないところ。「低めに丁寧に投げ込めたら」と抑えるイメージを膨らませた。


 練習でゴロを捕球する伊藤将司投手=阪神甲子園球場
 伊藤将司投手が横浜DeNA筒香との初対戦に心躍らせた。
 11日の横浜DeNA戦(横浜)に先発予定。横浜高校の 5学年上の先輩とはこれまで接点がなく、テレビの中の人だった。「ホームランバッター。ああやってずっと活躍している選手はやっぱり印象に残っている。対戦できるのはすごく楽しみだし、すごく光栄です」。雨天中止で中 9日の変則登板になるが、上向きの手応えとともに今季3勝目を目指す。


 キャッチボールする伊藤将司投手=阪神甲子園球場
◆阪神と筒香 筒香にとって、阪神戦の通算151安打、27本塁打、91打点、打率2割5分7厘は、セのカード別ですべてワーストの成績。10日先発の青柳も、21打数4安打、0本塁打、打率1割9分と抑え込んでいる。阪神は筒香がメジャー移籍を控えた19年のCSファーストステージで横浜DeNAと対戦。筒香に第 1、 2戦で本塁打を許したが、2勝1敗でくだし、ファイナルステージへ進んだ。

 

 12日の「母の日」の横浜DeNA戦は才木浩人投手と梅野隆太郎捕手が今季 7度目のバッテリーを組む見込みだ。才木は母の日に向けてピンク色のグラブやスパイクを準備。母の久子さんは大体大 4年時にハンドボールで全国2位になったことがあるアスリート。アドバイスを受けたこともあり「メンタルはバケモンなので。試合の中でのメンタリティとか。自分はこうやった、みたいな」と振り返る。母譲りの強いハートで感謝の4勝目を狙う。


 梅野隆太郎捕手が使用する予定の母の日仕様の用具 (SSK社提供)
 梅野は昨年の「母の日」の横浜DeNA戦(甲子園)で2安打1打点で勝利に貢献した。当時はピンクを基調としたプロテクターを使用したが、今季は「黒ピンク。ちょっと落ち着いた感じで」。黒を基調にピンクのラインが入ったこだわりのデザインで挑む。天国の亡き母へ「感謝を表す意味ではすごく大事な日。チームとしても勝ちたい」と力を込めた。

 

  5月12日「母の日」は、阪神もピンク色に染まる。久保田運動具店とアドバイザリー契約を結ぶ木浪聖也内野手と中野拓夢内野手、植田海内野手が、同社のブランド「スラッガー」が作った「母の日」仕様の用具を身につける。

 木浪聖也内野手、中野拓夢内野手、植田海内野手に用意されたスラッガーの母の日仕様の打撃用手袋(右上)、リストバンド(右下)、アームカバー(左) (久保田運動具店提供)
 今年は華やかな桜色の打撃用手袋、リストバンド、アームカバー。打撃用手袋は濃いピンクと薄いピンクいろの 2色にシルバーがあしらわれている。
 NPBが12日に実施する、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える「NPBマザーズデー2024」で使用する予定。母への感謝を色で表し、思いを込めてプレーを見せる。

 

※ 5月10日の予告先発は、横浜DeNA・東克樹投手(28)―阪神・青柳晃洋投手(30)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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