●阪神は今季ワーストとなる 8失点を喫し、 2- 8で東京ヤクルトに完敗し、 2分けを挟む連勝が「7」でストップした。 7回先頭の長岡秀樹内野手(22)が遊撃へのゴロを放ったが、この打球を木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)がトンネル。その後の一死 1、 3塁で小川泰弘投手(33)にスクイズを決められ、 2― 8とされた。木浪は 3点を失った 4回に、ジャッグルに加え、外野からの中継プレーでの悪送球があり、すでに 2失策を犯していた。今季ここまで無失策だった男が、 1試合でまさかの 3失策。 2― 5から 2点を失った 6回には 1塁・大山悠輔内野手(29)のトンネル失策もあり、 4失策はいずれも失点に絡む厳しい試合運びとなっており、スタンドからはため息が起こった。守備のミスがことごとく失点につながった。1955年を超える15試合連続被本塁打なしの球団新記録は樹立したが、悔しい敗戦となった。先発・青柳晃洋投手(30)は 2回に 3連打と犠飛で 2点を先制されると、 4回は投手の小川への押し出し四球などで 3失点。今季無失策だった遊撃・木浪の 2失策なども響き、今季最短となる 3回 1/3、7安打5失点(自責2)での降板と悔しい結果になった。
●あこがれの選手のプレーを楽しみにしていた子どもたちを、喜ばせることはできなかった。「ゴールデンウイークこどもまつり」の初日。阪神が今季ワーストの 1試合 4失策で、10試合ぶりの黒星を喫した。今季の 1試合最多失策は 1つだっただけに、岡田彰布監督(66)はため息のようにもらした。昨季ゴールデングラブ賞を受賞した名手に、まさかのプレーが続いた。 2点を追う 4回無死 1、 2塁で、木浪聖也内野手が武岡の遊ゴロをファンブル。青柳の足を引っ張ったプレーに、指揮官は苦い表情を浮かべた。 1試合 4失策は今季12球団最多で、計12失策も東京ヤクルトと並びリーグワースト2位。今季最多の 8失点で完敗した試合でもう 1つ、指揮官が苦言を呈したのは坂本誠志郎捕手(30)に対してだった。 4点を追う 5回無死 1、 2塁の攻撃。小川の高め直球で犠打を試みたが送れず、 2塁走者のシェルドン・ノイジー外野手(29)が 3塁封殺となった。流れを変えられる可能性のあった場面での失敗に、岡田監督は顔をしかめた。 2分けを挟んでの連勝は7でストップ。当たり前の 1プレーを再確認し、首位をしっかり守りたい。
●木浪聖也内野手が 3失策を猛省した。  4回は無死 1、 2塁で東京ヤクルト武岡龍世内野手(22)のゴロは捕球できず。無死満塁とピンチを広げてしまっていた。阪神は今季12球団最多の 1試合4失策もあり、引き分けをはさんで連勝が7で止まった。
●森下翔太外野手(23)が 0― 5の 4回、左中間へソロ本塁打を放った。体を冷やす風が吹き込む甲子園を一振りで沸かせた。無安打に抑えられていた先発・小川を相手に意地を示した。初球の 139キロ直球を捉え、打球は左中間スタンドへ一直線。自身の月間最多となる5号ソロで反撃への第一歩を刻んだ。連続試合安打も自己最長を更新する9に伸ばした。チビっ子も大人も、虎党ならみな目が離せなくなる打球を左中間に飛ばした。ゴールデンウイーク仕様の聖地で、背番号1が金色に輝く。森下がセ界トップに並ぶ5号ソロで、連勝が止まった虎の希望になった。
●糸原健斗内野手(31)が 1― 5の 5回に代打で登場し、反撃打を放った。この回は先頭のノイジー、佐藤輝明内野手(25)が連打でチャンスメーク。坂本の犠打失敗と木浪の左飛で二死となったが、代打・糸原のコールにスタンドは大盛り上がりとなった。左の代打の切り札はその期待に応え、東京ヤクルト先発・小川の 142キロを中前にはじき返し、 3点差に詰め寄った。糸原は24日の横浜DeNA戦(横浜)でも、 1― 3と劣勢の 9回に代打で登場し、左前打で逆転の 4得点の起点に。甲子園に帰ってきた一戦でも勝負強さを発揮してみせた。
●佐藤輝明内野手が 3試合、12打席ぶりのヒットを放った。 2試合連続で「6番3塁」で出場。 5回無死 1塁からヤクルト小川の外角スライダーを引っ張り、痛烈に 1、 2塁間を破る右前打を放った。4打数1安打だった。
●阪神は 2- 8で東京ヤクルトに完敗し、13日ぶりの黒星で連勝は7で止まった。先発の青柳が 4回途中で今季最短KOされ、守備陣は 4失策、打線も送りバント失敗など精彩を欠いた中、森下翔太外野手が 4回にセ・リーグトップに並ぶ5号ソロ本塁打。恒例の「こどもまつり」に集まったチビっ子ファンを喜ばせた。先発の青柳はわずか 3回 1/3で降板した。7安打2四球で 5失点(自責点2)し、今季最短KO。満員の甲子園はため息に包まれた。青柳晃洋投手が先発し、 2回に先制された。 1回は 3つの内野ゴロで3者凡退に抑えたが、 2回は一死からドミンゴ・サンタナ外野手(31)、長岡に連打を浴びると、7番・中村悠平捕手(33)には初球の 141キロを右方向に打ち返され、先制 2塁打とされた。この 3連打に続き、武岡には左犠飛を許し 2点目。 2分けを挟み7連勝と勢いになる中、甲子園に帰ってきた初戦は追う展開となった。岡田監督はバッテリーに苦言を呈した。
●漆原大晟投手(27)がパーフェクトリリーフをみせた。
前回登板から中 5日空け 4回一死 1、 3塁のピンチから青柳に代わって登場。ホセ・オスナ内野手(31)を捕邪飛、村上宗隆内野手(24)を低めのフォークで 2ゴロに料理して追加点を許さず。回またぎで臨んだ 5回は長岡、中村から連続三振を奪うなど 3人できっちり片付けた。
●島本浩也投手(30)が 2― 5の 6回に3番手で登板した。島本は内野安打と犠打で一死 2塁を作られると、1番・西川遥輝外野手(31)に中前適時打を許した。今季10試合目の登板で初失点。続く丸山和外野手(31)にも右前打を浴びたところで降板した。一死 1、 2塁で代わってマウンドへ上がった4番手・岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)はオスナを空振り三振を打ち取り、村上の打球は 1塁手の正面へ。これを大山がトンネルし、走者ひとりが生還して再び 5点差に広げられた。 4回の木浪の 2失策に加え、これがこの試合チーム 3つ目のエラー。失点に直結するミスが相次いだ。
●阪神5番手浜地真澄投手(25)は 2イニングを0に抑えた。
 6点ビハインドの 8回から登板。 8回はオスナに遊撃内野安打を許したが、村上、岩田と連続三振。 9回は3者凡退に抑えて今季初のイニングまたぎも危なげない投球。 2回1安打無失点で4試合連続無失点とし役割をこなした。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 2ー 8東京ヤクルト>◇ 4回戦◇阪神 2勝 2敗 0分◇26日◇阪神甲子園球場
 阪神の守備のミスが止まらない…。 7回先頭の長岡が遊撃へのゴロを放ったが、この打球を木浪がトンネル。その後の一死 1、 3塁で小川にスクイズを決められ、 2― 8とされた。木浪は 3点を失った 4回に、ジャッグルに加え、外野からの中継プレーでの悪送球があり、すでに 2失策を犯していた。今季ここまで無失策だった男が、 1試合でまさかの 3失策。 2― 5から 2点を失った 6回には 1塁・大山のトンネル失策もあり、 4失策はいずれも失点に絡む厳しい試合運びとなっており、スタンドからはため息が起こった。


  7回、長岡秀樹内野手の打球をエラーした木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
 阪神は今季ワーストとなる 8失点を喫し、 2分けを挟む連勝が「7」でストップした。先発・青柳は 2回に 3連打と犠飛で 2点を先制されると、 4回は投手の小川への押し出し四球などで 3失点。今季無失策だった遊撃・木浪の 2失策なども響き、今季最短となる 3回 1/3、7安打5失点(自責2)での降板と悔しい結果になった。打線は 3回まで東京ヤクルト先発・小川にパーフェクトに抑えられたなか、 4回二死で森下が初安打となる左中間への5号ソロを放ち、 5回には代打・糸原が中前適時打を放って反撃ムードを作った。しかし、直後の 6回には3番手・島本が 3安打を浴び、 1塁・大山がトンネル失策を犯すなどまたもミスが出て、この回 2失点。 7回には木浪のこの日 3つ目の失策がきっかけとなり 8点目を失うなど、守備のミスがことごとく失点につながった。1955年を超える15試合連続被本塁打なしの球団新記録は樹立したが、悔しい敗戦となった。


 ミスが連発し、岡田彰布監督も険しい表情=阪神甲子園球場
 阪神は 2- 8で東京ヤクルトに完敗し、13日ぶりの黒星で連勝は7で止まった。先発の青柳が 4回途中で今季最短KOされ、守備陣は 4失策、打線も送りバント失敗など精彩を欠いた中、森下翔太外野手(23)が 4回にセ・リーグトップに並ぶ5号ソロ本塁打。恒例の「こどもまつり」に集まったチビっ子ファンを喜ばせた。
 ミスの連鎖が続き、自ら流れを手放した。 1試合 4失策という岡田阪神らしからぬ守乱が響き、 2- 8の敗戦で連勝は「7」でストップ。岡田監督も複雑な表情で、エラー連発の一戦を振り返った。
 「えぇ、ホンマ、出たら一気に出るなあ」
 すでに 2点を失っていた青柳が再び攻め立てられた 4回無死 1、 2塁。武岡の遊撃に飛んできた正面の打球を木浪が捕球後にゲッツーにしようとしたが、白球をポロリ…。拾い直して 1塁へ送球したが、間に合わず、塁が埋まって直後に青柳の押し出し四球で加点を許した。

 


  4回表東京ヤクルト無死 1、 2塁、武岡龍世内野手の遊ゴロをファンブルする木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
 あこがれの選手のプレーを楽しみにしていた子どもたちを、喜ばせることはできなかった。「ゴールデンウイークこどもまつり」の初日。阪神が今季ワーストの 1試合 4失策で、10試合ぶりの黒星を喫した。今季の 1試合最多失策は 1つだっただけに、岡田彰布監督は「ホンマ、出たら一気に出るなあ」とため息のようにもらした。
 昨季ゴールデングラブ賞を受賞した名手に、まさかのプレーが続いた。 2点を追う 4回無死 1、 2塁で、木浪聖也内野手が武岡の遊ゴロをファンブル。青柳の足を引っ張ったプレーに、指揮官は「武岡とかあの打球でゲッツー取れへんよ、はっきり言うて。そんなん慌てる必要ないねん。 1つでええねん。そら相手の足とか考えたらなあ」と苦い表情を浮かべた。


  7回表東京ヤクルト無死、長岡秀樹内野手の打球を後逸する木浪聖也内野手=阪神甲子園球場

  1度傾いた悪い流れは止まらない。 1点を追加されてなお無死満塁。西川の中犠飛で木浪はカットプレーに入ったが、今度は本塁への送球を引っかけて悪送球。ボールが 1塁方向へ転々とする間に進塁を許し、失点を重ねるきっかけをつくった。 7回にも長岡の遊ゴロを捕球できずプロ最多の 1試合 3失策。背番号0は「練習しっかりします」と静かに繰り返した。負の連鎖は続き、 6回二死 1、 2塁では、同じく昨季ゴールデングラブ賞の一塁大山が村上の打球を後逸。 7点目を失う適時失策となった。

  4回、ベンチで厳しい表情を見せる岡田彰布監督。中央は遊失した木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
  1試合 4失策は今季12球団最多で、計12失策も東京ヤクルトと並びリーグワースト2位。今季最多の 8失点で完敗した試合でもう 1つ、指揮官が苦言を呈したのは坂本に対してだった。 4点を追う 5回無死 1、 2塁の攻撃。小川の高め直球で犠打を試みたが送れず、 2塁走者のノイジーが 3塁封殺となった。「あんなんも高めのクソボールやろ。ランナースタート切れんて。自分だけのバントじゃないんやからな」。流れを変えられる可能性のあった場面での失敗に、岡田監督は顔をしかめた。


  4回表東京ヤクルト無死満塁、西川遥輝外野手の中犠飛で木浪聖也内野手が送球ミスしたボールを追う 1塁手大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
  2分けを挟んでの連勝は7でストップ。当たり前の 1プレーを再確認し、首位をしっかり守りたい。
▽馬場敏史内野守備走塁コーチ( 3失策の木浪について)
 「固まってしまった感じになったかな。失点になってるからね。( 4回の悪送球は)ファーストがカットにいっているんで、ちょうどいないところにね。( 4回の武岡のゴロ失策は)あそこでゲッツー取りたい気持ちは分かるけど、 1つもアウトを取れなかったのはね」
▽大山悠輔内野手( 6回に村上の打球を後逸)
 「反省はしっかりして、明日の試合に向けて準備するしかないと思います」

 


  4回表東京ヤクルト無死満塁、西川遥輝外野手の中犠飛で送球ミスをし、肩を落とす遊撃手木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
 木浪聖也内野手が 3失策を猛省した。試合後は「練習しっかりします」と繰り返した。
 馬場 1軍内野守備走塁コーチは「なんか固まってしまったような感じには見えましたけどね。本人もその前に 2つエラーしているからね。固まってしまったかもしれませんけど」。 4回にカットプレーに入り悪送球した場面については「投げるマネをしたのか分からないけど、ファーストもカットにいっているし、ちょうど(野手が)いないところにいっているしね」と振り返った。


  4回表東京ヤクルト無死 1、 2塁、遊撃手木浪聖也内野手は武岡龍世内野手のゴロで併殺を狙うがファンブルする=阪神甲子園球場
  4回は無死 1、 2塁で東京ヤクルト武岡のゴロは捕球できず。無死満塁とピンチを広げてしまっていた。同コーチは「ミスですから。こっちがどうこうというプレーではない。ゲッツーを取りたいと慌ててしまうことはよくあるけど、あそこはやっぱり 1つもアウトを取れなかったことが良くないと思う。ノーアウトですよね。あそこでゲッツーを取っておけばという気持ちは分かりますけど、どっちかで 1個アウトにしていればピッチャーもまた違ったと思う」と語った。
 阪神は今季12球団最多の 1試合4失策もあり、引き分けをはさんで連勝が7で止まった。

 


  4回、本塁打を放った森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 森下翔太外野手が 0― 5の 4回、左中間へソロ本塁打を放った。体を冷やす風が吹き込む甲子園を一振りで沸かせた。無安打に抑えられていた先発・小川を相手に意地を示した。初球の 139キロ直球を捉え、打球は左中間スタンドへ一直線。自身の月間最多となる5号ソロで反撃への第一歩を刻んだ。連続試合安打も自己最長を更新する9に伸ばした。「打ったのはストレート。少しバットの先でしたが、うまくバットにのせて打つことができました。まだまだ中盤なので、これ以降も粘り強く攻めて、逆転できるように頑張ります」とコメントした。

  4回、5号ソロを放った森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 阪神は 2- 8で東京ヤクルトに完敗し、13日ぶりの黒星で連勝は7で止まった。先発の青柳が 4回途中で今季最短KOされ、守備陣は 4失策、打線も送りバント失敗など精彩を欠いた中、森下翔太外野手が 4回にセ・リーグトップに並ぶ5号ソロ本塁打。恒例の「こどもまつり」に集まったチビっ子ファンを喜ばせた。


  4回、本塁打を放った森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 チビっ子も大人も、虎党ならみな目が離せなくなる打球を左中間に飛ばした。ゴールデンウイーク仕様の聖地で、背番号1が金色に輝く。森下がセ界トップに並ぶ5号ソロで、連勝が止まった虎の希望になった。

 森下翔太外野手の今季ホームランカルテ
 「久しぶりにホームランが出て、感覚としてはよかった。大事な場面で回ってきたときにも集中を保って、明日のゲームにいきたいと思います」
 甲子園に放物線を描いたのは、 0― 5とされた直後の 4回二死。ここまでチームが無安打に抑え込まれていた先発・小川の初球、 139キロ直球を狙い打ち、ボールは左中間席で待つ虎党のもとへ。東京ヤクルト・オスナに並び、リーグ本塁打トップタイとなる一発を放った。

 


  5回二死 1、 2塁、代打で適時打を放った糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
 糸原健斗内野手が 1― 5の 5回に代打で登場し、反撃打を放った。この回は先頭のノイジー、佐藤輝が連打でチャンスメーク。坂本の犠打失敗と木浪の左飛で二死となったが、代打・糸原のコールにスタンドは大盛り上がりとなった。左の代打の切り札はその期待に応え、東京ヤクルト先発・小川の 142キロを中前にはじき返し、 3点差に詰め寄った。糸原は24日の横浜DeNA戦(横浜)でも、 1― 3と劣勢の 9回に代打で登場し、左前打で逆転の 4得点の起点に。甲子園に帰ってきた一戦でも勝負強さを発揮してみせた。

  5回裏阪神二死 1、 2塁、代打糸原健斗内野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場
 代打の阪神糸原健斗内野手が今季初適時打で追い上げの 1点を奪った。
  5回二死 1、 2塁の好機に登場。ヤクルト小川の外角直球を中堅にはじき返す 2点目で、一時 4点差まで縮めた。今季14打席目初の適時打に「いい形でタイムリーが出たので良かったなと思います」とほっとひと息。「チームが負けたので、明日もまた頑張ります」と引き締めた。

 


  5回裏阪神無死 1塁、佐藤輝明内野手は右前打を放った=阪神甲子園球場
 佐藤輝明内野手が 3試合、12打席ぶりのヒットを放った。
  2試合連続で「6番3塁」で出場。 5回無死 1塁からヤクルト小川の外角スライダーを引っ張り、痛烈に 1、 2塁間を破る右前打を放った。4打数1安打だったが、「今日は体的にいいスイングができたので、また明日切り替えて頑張ります」と前を向いた。

 


 先発した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 青柳晃洋投手が先発し、 2回に先制された。 1回は 3つの内野ゴロで3者凡退に抑えたが、 2回は一死からサンタナ、長岡に連打を浴びると、7番・中村には初球の 141キロを右方向に打ち返され、先制 2塁打とされた。この 3連打に続き、武岡には左犠飛を許し 2点目。 2分けを挟み7連勝と勢いになる中、甲子園に帰ってきた初戦は追う展開となった。


  2回、 2点を献上した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 阪神が 0― 2の 2回に失策絡みで 3点を追加された。先発・青柳は長岡に外角へのツーシームに合わせて左前へ落とされ、この日初めて回の先頭に出塁されると、 2回に先制打を許した中村にも右前打を許して無死 1、 2塁。8番・武岡には併殺コースの遊撃へのゴロを打たせたが、今季ここまで無失策だった木浪がジャッグルし、 1塁でもアウトを取れずピンチが満塁に広がった。味方のミスを救いたかった青柳だが、投手の小川にはストレートの押し出し四球。スタンドの虎党からはため息が漏れた。
 さらに悲劇は続く。続く西川に中犠飛を打たれたが、中継プレーで返球を受け取った木浪が、本塁へ送球する素振りを見せただけで、送球はしなかったものの、その際にボールを地面にたたきつけてしまい、ボールはそのまま 1塁ファウルゾーンへ転々・・・。走者を 1、 2塁から 2、 3塁へと進めてしまい、丸山和の左前打で 5点目を刻まれた。


  4回途中で降板する青柳晃洋投手(右)=阪神甲子園球場
 阪神は 2- 8で東京ヤクルトに完敗し、13日ぶりの黒星で連勝は7で止まった。先発の青柳が 4回途中で今季最短KOされ、守備陣は 4失策、打線も送りバント失敗など精彩を欠いた中、森下翔太外野手が 4回にセ・リーグトップに並ぶ5号ソロ本塁打。恒例の「こどもまつり」に集まったチビっ子ファンを喜ばせた。
 先発の青柳はわずか 3回 1/3で降板した。7安打2四球で 5失点(自責点2)し、今季最短KO。満員の甲子園はため息に包まれた。
 「僕の実力不足。守備(失策)うんぬんよりも打たれ過ぎ。先制を許して相手に勢いをつけてしまった」
 右腕は反省の言葉を並べた。 2回、 3連打と犠飛で 2点を先制されると、 4回は連打と木浪の失策で無死満塁に。ここで投手の小川にストライクが 1球も入らず、押し出しの四球。さらに犠飛と丸山和に適時打を許して交代指令を受けた。
 岡田監督は「(球が)走ってないんやろなあ。インコース、ストレートいきすぎよ。はっきり言うて」とバッテリーに苦言を呈した。

 


  4回途中、阪神2番手で登板の漆原大晟投手=阪神甲子園球場
 漆原大晟投手がパーフェクトリリーフをみせた。
 前回登板から中 5日空け 4回一死 1、 3塁のピンチから青柳に代わって登場。オスナを捕邪飛、村上を低めのフォークで 2ゴロに料理して追加点を許さず。回またぎで臨んだ 5回は長岡、中村から連続三振を奪うなど 3人できっちり片付けた。「 1人 1人と対戦しているっていう気持ちが強いので、結果ヒットがなかったのはよかった」と振り返った。

 


  6回、東京ヤクルト・西川遥輝外野手に適時打を許した島本浩也投手=阪神甲子園球場
 島本浩也投手が 2― 5の 6回に3番手で登板し、 1失点を喫したところで降板。失策も重なりこの回 2点を失った。
 島本は内野安打と犠打で一死 2塁を作られると、1番・西川に中前適時打を許した。今季10試合目の登板で初失点。続く丸山にも右前打を浴びたところで降板した。 4回、 5回に 1点ずつを返して反撃ムードを作っていたが、頼みの左腕が点差を広げられた。
 一死 1、 2塁で代わってマウンドへ上がった4番手・岡留はオスナを空振り三振を打ち取り、村上の打球は 1塁手の正面へ。これを大山がトンネルし、走者ひとりが生還して再び 5点差に広げられた。 4回の木浪の 2失策に加え、これがこの試合チーム 3つ目のエラー。失点に直結するミスが相次いだ。

 


  8回に登板する浜地真澄投手=阪神甲子園球場
 阪神5番手浜地真澄投手は 2イニングを0に抑えた。
  6点ビハインドの 8回から登板。 8回はオスナに遊撃内野安打を許したが、村上、岩田と連続三振。 9回は3者凡退に抑えて今季初のイニングまたぎも危なげない投球。 2回1安打無失点で4試合連続無失点とし「自分の仕事ができた。任されたところをゼロでできて良かった」と役割をこなした。

 

※ 4月27日の予告先発は、阪神・大竹耕太郎投手(28)―東京ヤクルト・サイスニード投手(31)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

 ペタしてね