●阪神が雨中の乱戦を制して横浜DeNAに勝利。 2分けを挟んでの連勝を7に伸ばし、 9戦連続負けなしとなった。 1回から毎回、先頭打者が出塁するものの好機を生かせない展開が続いたが、 5回にシェルドン・ノイジー外野手(29)が押し出し四球を選び待望の先制点を奪った。先発の伊藤将司投手(27)は降りしきる雨や、 5回終了後の中断もものともせず半袖で熱投。だが、 1- 0の 7回先頭で初安打を許したところから崩れ、山本祐大捕手(25)に中前 2点打を浴びてまさかの逆転を許した。それでも、打線が驚異の粘りをみせる。 2点を追う 9回に抑えの山﨑康晃投手(31=亜細亜大學OB)を攻め、森下翔太外野手(23)の押し出し死球と、大山悠輔内野手(29)の中前適時打で同点に。さらにノイジーがこの日 2つ目の押し出し四球を選んで逆転に成功。さらに木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)にも左前適時打が出て 5ー 3と突き放した。
●ヒヤリとするシーンを阪神の先発・伊藤将司投手が切り抜けた。 1回、先頭の度会隆輝外野手(21=ENEOS)に投じた 3球目だった。 138キロ直球をはじき返されると、強烈な打球は伊藤将の頭部付近へ。左腕はこれをよけながら、右手のグラブで叩き落として落ち着いて投ゴロに仕留めた。ベンチから駆け寄ろうとしたトレーナーを制し、何事もなくプレー続行。続く関根大気外野手(19)も投ゴロに仕留めると、佐野恵太外野手(29)は右飛に仕留め、3者凡退の立ち上がりを見せた。雨が強まり、 5回終了時には36分間の試合中断を挟んでいた。そのまま雨で試合が終わっていれば…。コールドゲームでの無安打無得点試合達成は76年の千葉ロッテ三井雅晴投手以来、48年ぶり 7人目で、球団では75年江夏豊氏(75)以来の 3人目の珍記録となっていたところだ。本物の無安打無得点試合よりもレアな記録を逃したが、なんとか粘り抜いて 9回の逆転劇につなげた。
●ハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)がぬかるむグラウンドに耐え、最終回を締めて4セーブ目を挙げた。先頭の林琢真内野手(23)を遊直に仕留めた後、山本にライン際内野安打を許し、暴投で二死 2塁。(前田)大和内野手(36)に 3ボールを与えたところで、慌てず土入れを要求。大和は四球で出塁させたが、最後は度会を空振り三振に切った。
●梅野隆太郎捕手(32)が投手陣を引っ張り、劇的勝利に導いた。
 雨でグラウンド状態が悪い中、女房役として先発伊藤将をリード。 8回桐敷、 9回ゲラも雨が降りしきる中で力を引き出し、無失点リレーでつないだ。ナイン一丸の勝利をかみしめた。
●シェルドン・ノイジー外野手が決勝点を演出した。阪神が先制点を奪った。横浜DeNAの先発・濵口遥大投手(29)を相手に 1回から 4回まで毎回先頭打者を出し、得点圏に走者を置きながらも無得点で迎えた 5回。先頭の伊藤将が今季初安打となる中前打で出塁する。 4回まで無安打投球を続ける伊藤将が自ら先制のホームを踏み、7連勝に向けて優位に試合を進める。
●森下は昨年 4月に横浜スタジアムで 1度目の 2軍降格決定を経験。同 9月29日にはこの球場で無死満塁で三振を喫し、人目をはばからずベンチで涙を流したこともあった。〝魔のハマスタ〟で23日の同戦では同点を呼び込むマルチ安打、この日も 7回に自身最長の8戦連続安打となる右前打を放っていたが、まさかのミスで失点となった。
●5番から6番に打順を下げた佐藤輝明内野手(25)は、今季ワーストの 1試合 4三振。 4- 3と逆転し、なおも無死満塁で迎えた 9回の第 5打席は、捉えた打球も痛恨の 2ゴロ併殺に終わった。26日から始まる東京ヤクルト 3連戦(甲子園)で悔しさを晴らす。
●糸原健斗内野手(31)が代打安打から逆転の口火を切った。 2点ビハインドの 9回先頭で登場。横浜DeNA山﨑康晃投手(31=亜細亜大學OB)から左前打を放ち、雨が降る中、仕事を果たしてみせた。その後、代走を送られると、チームの逆転劇をベンチで喜んだ。
●近本光司外野手(29)がが 1- 3の 9回無死 1塁で山崎の直球を右前にはじき返し、奇跡の逆転劇を演出した。 2点ビハインドの 9回無死 1塁から横浜DeNA山崎の 144キロ直球を振り抜き右前打。この日 2本目の安打で好機を拡大させ、大山の適時打で同点のホームを踏んだ。1番打者の役割を全うした。
●木浪聖也内野手が貴重な適時打で横浜DeNAを突き放した。 1点リードを奪った 9回二死満塁。左前適時打で 2点差に広げた。昨季は満塁機で打率4割4分4厘の「満塁男」。今季も満塁の場面で2打数2安打と勝負強い。

記事をまとめてみました。

 

 

 <横浜DeNA 3- 5阪神>◇ 5回戦◇阪神 2勝 2敗 1分◇24◇横浜スタジアム
 阪神が雨中の乱戦を制して横浜DeNAに勝利。 2分けを挟んでの連勝を7に伸ばし、 9戦連続負けなしとなった。
  1回から毎回、先頭打者が出塁するものの好機を生かせない展開が続いたが、 5回にノイジーが押し出し四球を選び待望の先制点を奪った。
 先発の伊藤将は降りしきる雨や、 5回終了後の中断もものともせず半袖で熱投。だが、 1- 0の 7回先頭で初安打を許したところから崩れ、山本に中前 2点打を浴びてまさかの逆転を許した。
 それでも、打線が驚異の粘りをみせる。 2点を追う 9回に抑えの山崎を攻め、森下の押し出し死球と、大山の中前適時打で同点に。さらにノイジーがこの日 2つ目の押し出し四球を選んで逆転に成功。さらに木浪にも左前適時打が出て 5ー 3と突き放した。23日まで8戦連続で続いていた2失点以下は途切れたもが打線が反発力を見せ、試合前から雨が降り続いた中でのゲームを制した。


  9回、同点打を放った大山悠輔内野手を迎える伊藤将司投手=横浜スタジアム
 降り続いた雨は横殴りに変わった。涙雨になりそうな展開だったが、最後まで諦めない岡田虎が 9回に反撃の嵐を起こした。虎党も、阪神ベンチも破顔一笑の7連勝。誰もが必死の形相で食らいついてつかんだ白星に、岡田監督は笑みを浮かべた。
 「変な試合やなあ。ほんまにもう…。最後まで何が起きるか分からんような展開やからな」
 試合開始前から降り続き、 1― 0の 5回終了後に雨脚が強くなって36分間の中断となった。再開後は流れが変わり、 7回には失策も絡んで逆転された。だが、 2点を追う 9回にさらなるドラマを一丸で演じた。


  9回、岡田彰布監督(左から 5人目)は勝ち越しのホームを踏んだ中野拓夢内野手(背番号51)を笑顔で出迎えた=横浜スタジアム
 先頭の代打糸原の左前打から 3連打で塁を埋め、森下の押し出し死球で 1点差に。なお無死満塁で大山が5番手・徳山の高め直球を捉え、低いライナーで中前に運ぶ同点タイムリー。続くノイジーの押し出し四球で勝ち越すと、木浪の駄目押しタイムリーも飛び出して一挙4得点で試合をひっくり返した。
 4打数無安打で迎えた第 5打席で意地をみせた大山は「勝って良かったです。それが一番です」とほっと息を吐いた。 5回一死満塁で 1邪飛に倒れていた主砲は「その前に何回もチャンスがあってそこをつぶしてしまった。頑張って投げてくれていた(伊藤)将司に申し訳ない。反省するべき点の方が多い」と表情を引き締めたが、岡田監督は「意地でも一本出る方がええやん。でえへんのもおるんやから」と振り返った。


 ヒヤリとするシーンを阪神の先発・伊藤将司投手が切り抜けた。 1回、先頭の度会に投じた 3球目だった。 138キロ直球をはじき返されると、強烈な打球は伊藤将の頭部付近へ。左腕はこれをよけながら、右手のグラブで叩き落として落ち着いて投ゴロに仕留めた。ベンチから駆け寄ろうとしたトレーナーを制し、何事もなくプレー続行。続く関根も投ゴロに仕留めると、佐野は右飛に仕留め、3者凡退の立ち上がりを見せた。

  1回、度会隆輝外野手の打球にグラブを出す伊藤将司投手=横浜スタジアム
 雨にも負けず記録に迫った。
 伊藤将司投手が、雨中の力投で逆転勝利を呼び込んだ。 7回 4安打 3失点。「ああいうところで、もうちょっと粘れたら…」と悔やんだのは、無安打無得点ピッチングで迎えた 7回だ。先頭の3番佐野に右前打。「そこは全く意識していなかった」と本人は言うが、虎党からのノーヒットノーランの期待が高まる中、この日21人目の打者に初安打を許すと流れが変わった。
 5番宮崎にも安打でつながれるなど二死 2、 3塁で前夜 2安打の山本との勝負。岡田監督も「あいつら(バッテリー)が勝負する言うから、そら勝負させんと、そらしゃあない」と腹をくくったが、中前 2点打を浴び逆転を許した。さらに二死 1塁で石上の右前打を右翼手森下が後逸し、一気に 1塁走者が生還。チーム 9試合ぶりの 3失点で、快投が一気に暗転した。


  6回表阪神一死 1塁、雨の中バントした伊藤将司投手。捕手は山本祐大捕手=横浜スタジアム
 雨が強まり、 5回終了時には36分間の試合中断を挟んでいた。そのまま雨で試合が終わっていれば…。コールドゲームでの無安打無得点試合達成は76年の千葉ロッテ三井以来、48年ぶり 7人目で、球団では75年江夏以来の 3人目の珍記録となっていたところだ。本物の無安打無得点試合よりもレアな記録を逃したが、なんとか粘り抜いて 9回の逆転劇につなげた。


  7回裏横浜DeNA二死 2、 3塁、山本祐大捕手の 2点適時打で生還する宮﨑敏郎内野手。左は伊藤将司投手=横浜スタジアム
 悪条件の中でも、初回先頭から鋭いライナーをさばくなど、冷静な投球を続けていた。中断時間があり再びアップが必要な状況でも、ブルペンでキャッチボールするなど「集中を切らないようにやっていました」。 6回表の打席でも代打は送られず、岡田監督の信頼に応えようと必死だった。
  0- 0の 5回には先頭で左腕濵口から今季初安打となる中前打。その後、ノイジーの押し出し四球で先制のホームを踏んだ。自ら打ち、マウンドで粘ったから9回の逆転劇がある。負けないピッチングで虎の背中を押した。

 


 横浜DeNAに勝利しガッツポーズを見せるハビー・ゲラ投手=横浜スタジアム
 ハビー・ゲラ投手がぬかるむグラウンドに耐え、最終回を締めて 4セーブ目を挙げた。
 先頭の林を遊直に仕留めた後、山本にライン際内野安打を許し、暴投で二死2塁。大和に 3ボールを与えたところで、慌てず土入れを要求。大和は四球で出塁させたが、最後は度会を空振り三振に切った。「投げ急がないことが一番大事だと思った。テンポは守りながら1球1球慎重に投げるしかなかった」と冷静に振り返った。

 


  9回表阪神二死 2、 3塁、梅野隆太郎捕手は四球を選ぶ=横浜スタジアム
 梅野隆太郎捕手が投手陣を引っ張り、劇的勝利に導いた。
 雨でグラウンド状態が悪い中、女房役として先発伊藤将をリード。 8回桐敷、 9回ゲラも雨が降りしきる中で力を引き出し、無失点リレーでつないだ。「お互いさまだけど、本当に粘り勝ちだと思う。こういう僅差をモノにするのはチームとしても大きい。将司もよく頑張ってくれて、追いつける点数の中でしっかり投げてくれた」とナイン一丸の勝利をかみしめた。

 


  5回、四球を選んだシェルドン・ノイジー外野手=横浜スタジアム
 阪神が先制点を奪った。横浜DeNAの先発・濵口を相手に 1回から 4回まで毎回先頭打者を出し、得点圏に走者を置きながらも無得点で迎えた 5回。先頭の伊藤将が今季初安打となる中前打で出塁する。近本、森下も四球でつないで満塁とすると、二死となって打席にはノイジー。5番起用に応えて 2打席目までに今季初となるマルチ安打を記録していた助っ人が、カウント 3- 2からの 6球目のチェンジアップを見送り、押し出しの四球をもぎ取った。 4回まで無安打投球を続ける伊藤将が自ら先制のホームを踏み、7連勝に向けて優位に試合を進める。


  9回表阪神無死満塁、シェルドン・ノイジー外野手は押し出し四球を選ぶ=横浜スタジアム
 シェルドン・ノイジー外野手が決勝点を演出した。
 同点に追いつき、なおも無死満塁の 9回。徳山から押し出し四球を選び、勝ち越しに成功した。打席で雄たけびを上げ、喜びを表現した。この日は 2安打に加え、 5回にも押し出し四球を選び、 2打点。「終盤まで得点することができていなかった。自分にできることをやりたいと思っていたよ。悪天候の中で、ああいう風に勝ち越すことができてよかったよ」と胸を張った。

 

  5回まで無安打無失点投球を続けていた伊藤将司投手が 1- 0とリードしていた 7回に捕まった。
 先頭の佐野に右前打を浴びてこの日初めてのヒットを許すと、宮崎にも中前打を浴びる。その後二死 2、 3塁となって山本との勝負を選択したが、中前にはじき返され、 2者が生還して逆転を許した。

  7回、石上泰輝内野手の打球を後逸する森下翔太外野手=横浜スタジアム
 なおも二死 1塁からD4位・石上(東洋大)が放った打球は 1、 2塁間を破って森下の守る右翼へ。雨でぬれた人工芝を考慮してグラブを伸ばしたが、打球はその下をくぐって後方を勢いよく転がった。一気に 1走が生還しリードを広げられた。
 森下は昨年 4月に横浜スタジアムで 1度目の 2軍降格決定を経験。同 9月29日にはこの球場で無死満塁で三振を喫し、人目をはばからずベンチで涙を流したこともあった。〝魔のハマスタ〟で23日の同戦では同点を呼び込むマルチ安打、この日も 7回に自身最長の8戦連続安打となる右前打を放っていたが、まさかのミスで失点となった。

 


  8回、この日 4つ目の三振に倒れた佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
 5番から6番に打順を下げた佐藤輝明内野手は、今季ワーストの 1試合 4三振。 4- 3と逆転し、なおも無死満塁で迎えた 9回の第 5打席は、捉えた打球も痛恨の 2ゴロ併殺に終わった。試合後は「凡退したので次は打てるように頑張ります」と前を向いた大砲。26日から始まる東京ヤクルト 3連戦(甲子園)で悔しさを晴らす。

 


  9回表阪神無死、代打糸原健斗内野手は左前打を放った。投手は山﨑康晃投手=横浜スタジアム
 糸原健斗内野手が代打安打から逆転の口火を切った。
  2点ビハインドの 9回先頭で登場。横浜DeNA山崎から左前打を放ち、雨が降る中、仕事を果たしてみせた。その後、代走を送られると、チームの逆転劇をベンチで喜んだ。「とにかく塁に出ることだけを考えて打席に立って、ヒットという形で、先頭で出られて良かったなと思います。チームが勝てたことが一番よかった」とうなずいた。

 


  9回表阪神無死 1塁、近本光司外野手は右前打を放った。投手は山﨑康晃投手=横浜スタジアム
 近本光司外野手がつないで 9回の逆転劇を呼び込んだ。
  2点ビハインドの 9回無死 1塁から横浜DeNA山崎の 144キロ直球を振り抜き右前打。この日 2本目の安打で好機を拡大させ、大山の適時打で同点のホームを踏んだ。 2四球と合わせて 5打席で 4出塁。「チーム全体で勝ったのは大きい」と1番打者の役割を全うした。


  9回、安打を放った近本光司外野手=横浜スタジアム
 近本光司外野手が 1- 3の 9回無死 1塁で山崎の直球を右前にはじき返し、奇跡の逆転劇を演出した。「つなぐどうこうではなく、自分が打たないと意味がないので、どういう風に打つか、どういう風に狙うかでした」。 3回は中前打で 2試合ぶりのマルチ安打。 2四球を含む 4出塁と躍動したリードオフマンは悪天候の中、落ち着いた守備でも貢献し「勝ったのが一番大きい」とうなずいた。

 


  9回表阪神二死満塁、木浪聖也内野手は左前適時打を放った=横浜スタジアム
 木浪聖也内野手が貴重な適時打で横浜DeNAを突き放した。
  1点リードを奪った 9回二死満塁。左前適時打で 2点差に広げた。「満塁でネクストから準備はできていた。 1点差で守るよりは、もう 1点入って守った方がチーム的にもあれですし。自分としても打ちたい場面だったので打てて良かったです」。昨季は満塁機で打率4割4分4厘の「満塁男」。今季も満塁の場面で2打数2安打と勝負強い。


  9回、適時打を放った木浪聖也内野手=横浜スタジアム
 木浪聖也内野手が 4- 3と逆転した 9回、なお二死満塁で徳山の初球を捉え、左前適時打。大きな 5点目をたたき出した。「初球、行くと決めていた。ネクストからしっかり準備できていたし、思い切りいった」。昨季、満塁打率.444と無類の強さを誇った〝満塁男〟は今季も満塁で2打数2安打2打点。「自分としても、あそこはすごく打ちたい場面だったので打ててよかった」と笑顔だった。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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