●阪神は序盤の大量リードを守り切れず、横浜DeNAに逆転負けを喫した。打っては近本光司外野手(29)が6打点の活躍。左前に落とした 2回の2点打に加え、 3回にはプロ初の満塁本塁打で一気に突き放した。佐藤輝明内野手(25)、井上広大外野手(22)、木浪聖也内野手(29=亜細亜大學OB)にも適時打が出て序盤の 3イニングで9点を奪った。大量リードをもらった先発の伊藤将司投手(28)だったが、 4回までに 3失点を喫すると 5回、 2本の適時打で4失点を喫してイニング途中で降板。接戦に持ち込まれると、 9ー 7の 8回に岩崎優投手(32)が蝦名、筒香嘉智外野手(32)に本塁打を浴びて 3失点で逆転を許し降板。代わった岡留英貴投手(24=亜細亜大學OB)も牧秀悟内野手(26)に本塁打を許し、リードを広げられた。最大 7点あった差を逆転される手痛い敗戦となった。悪夢の首位陥落-。阪神は横浜DeNAに 9-11で大逆転負け。 3回終了時に最大 7点リードとしたが、先発した伊藤将司投手が精彩を欠き 5回途中で降板。守りも 2失策がともに失点につながってリーグワースト22失策となるなど足を引っ張り、最後は救援陣が 8回に 1イニング3被弾して散った。「先発、救援、守備」の三重苦で、 4月21日から守ってきた首位を巨人に譲った。 苦しさが 3つも重なれば、 7点差だってひっくり返る。苦投する先発、足を引っ張る守備陣の苦しいプレー。最後は救援陣がホロ苦すぎる3発を浴びて、最大7点リードからの逆転負けで首位陥落だ。岡田彰布監督(66)の口調も当然、苦々しかった。もともとは、 1つ目の苦しみ、先発の伊藤将の背信投球から乱れたゲームだった。 4回 2/3を投げて8安打7失点(自責5)で降板。10日に5回 0/3を4安打3失点で降板した青柳晃洋投手(30)に続いてのクオリティスタート(QS=6回以上を投げ自責3以内)失敗となった。阪神の先発が 2戦続けてQSに失敗するのは 5月 1、 3日の伊藤将(広島戦)と門別啓人投手(19=巨人戦)以来で今季 3度目。近本が満塁弾を含む6打点と爆発し、 9点を奪っても勝てず。投手力を前面に押し出す虎の戦いに、ここへ来て陰りが見えてきた。
●阪神がまさかの7点差から大逆転負けを喫した。 3回に打者一巡の攻撃で 6点を奪い序盤に大量リードするも、 9- 7の 8回には守護神・岩崎優投手が筒香に決勝アーチを許すなど 2被弾。今季初黒星を喫した。0.5ゲーム差だった巨人がナイターで東京ヤクルトを下したことで 4月20日以来、21日ぶりに2位となった。昼間の大逆転負けから夜の首位陥落。ショッキングな 1日になった。時計の針を戻せば、少しずつ流れは横浜DeNAに傾いていた。 3回に打者一巡の攻撃で 6点を奪うなど、序盤で大量 7点リード。しかし、先発の伊藤将は味方の援護を生かせなかった。勝利投手の権利が得られる 5回。二死 1、 2塁から佐野恵太外野手(29)に中前適時打を許すと、さらに満塁のピンチから、京田陽太内野手(30)に走者一掃の適時 2塁打を浴びた。 7点差からの逆転負けは、22年の開幕戦だった 3月25日東京ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来。満塁弾が出ても勝てないまさかの黒星だ。神宮のナイター試合で 2位だった巨人が東京ヤクルトを下して 4月21日から守ってきた首位の座も譲った。投打のかみ合った白星でモヤモヤを早く吹き飛ばしたい。
●阪神の先発・伊藤将司投手は 5回途中自己ワーストの 7失点で降板となった。大量リードが一転、接戦に持ち込まれた。 4回までに 3点を失っていた左腕は 5回、二死 1、 2塁で佐野に中前適時打を浴びると、なお二死満塁とされて京田に走者一掃の3点2塁打を許した。ここでマウンドを降り、2番手・富田蓮投手(22)が登板。横浜スタジアムでは 4月24日の前回登板で 6回まで無安打投球を披露するなど好投が続いていたが、今季 3度目の登板で打ち込まれ、 3回までに 9得点を奪っていた試合は 9― 7と勝敗がわからない状況に持ちこまれた。先発した伊藤将が自己ワーストの 7失点(自責5)で 5回途中KOだ。勝ちゲームを壊してしまった左腕はうつむいた。
●今季1軍初登板の富田が好投した。 7失点を喫した先発・伊藤将に代わって 5回二死 2塁でマウンドに上がり、森敬斗内野手(22)を左飛に打ち取ってピンチ脱出。続投した 6回は先頭に 2塁打を浴びて走者を背負ったが、 2年目の左腕は後続を断って 1回 3分の 1を1安打無失点に抑えた。
●岩崎優投手が 9―7の 8回、 3失点で逆転を許した。最大 7点あった点差を逆転された。4番手でマウンドに上がり、一死から代打・桑原将志外野手(30)に四球を与えると続く蝦名達夫外野手(26)に中堅へ2ランを浴びて同点に追いつかれる。関根大気外野手(19)は遊ゴロに打ち取ったが、二死走者なしから筒香に右翼スタンドへ逆転の本塁打を許した。ここで降板して5番手・岡留がマウンドに上がったが、牧にソロ本塁打を浴びて点差を 2点に広げられた。岩崎の失点は 5月 4日の巨人戦(東京ドーム)以来 3試合ぶり。 3回終了時に 9― 2と大量リードしていたが、終盤に一発攻勢でひっくり返された。
●岡留英貴投手がダメ押しの 1発を浴びた。 2被弾で逆転を許した直後、岩崎に代わって 8回に登板。いきなり、4番牧との対戦だった。 2球で追い込むも、 6球目の甘く入った変化球を捉えられ、左翼席上段へのソロ本塁打を浴びた。
●前川右京外野手(20)が 4試合ぶりのスタメン起用に今季3度目のマルチ安打で応えた。「3番左翼」で出場。初回から先発中川颯の変化球を振り抜き、右翼席まであと 1歩のフェンス直撃 2塁打を放った。 8回にも山崎から中前打を放ち、好機を演出。
●阪神は 2回、木浪聖也内野手の適時打などで 7試合ぶりの打点を挙げ 3点を先制した。佐藤輝、梅野隆太郎捕手(32)の安打で一死 1、 2塁として木浪がこの日最初の打席へ。 2ボールからの 3球目、真ん中付近に入ってきたボールをたたいて中前に運んだ。中川颯投手(25)からは今季 4打席目で初安打。 5月 1日の広島戦(マツダ)以来となる打点を挙げて 2日連続で先手を奪った。続く伊藤将が遊ゴロで二死 2、 3塁とすると、近本は高く打ち上げるも遊撃手と中堅手、左翼手の 3人がちょうど届かないところにボールが落ち、走者 2人が生還。ラッキーな一打で、 3点差とした。木浪が 7回にも安打を放ったが、 3- 1の 2回無死 2塁での遊撃守備では、遊ゴロで飛び出した 2走を 3塁でアウトにしようとしたが、走者に当ててしまう悪送球もあった。今季は5失策がすべて失点につながってしまっているが、今季 6度目のマルチ安打と打撃は状態を上げている。
●佐藤輝明内野手がマルチ安打で復調の兆しを見せた。 2回先頭で横浜DeNA中川颯の 132キロ直球を詰まりながらも左前打。手応えをつかんだ。 4- 2の 3回無死 2、 3塁では 4球目スライダーを打ち上げるも強風に流され、ポトリと落ちる中前適時打。前日10日から3打席連続安打で打率を2割に戻した。佐藤輝明内野手が適時打を放った。 3- 2と点差を縮められて迎えた 3回。先頭の前川が死球、大山悠輔内野手(29)が 2塁打で無死 2、 3塁とし、佐藤輝が打席へ。カウント 1- 2から 4球目、アンダースロー・中川颯の 119キロスライダーに体勢を崩された。白球は横浜の上空へと高々と舞い上がる。強烈な〝ハマ風〟に押し戻されて、追いかけた遊撃手と中堅手の間へポトリ。ラッキーなヒットで 5日の巨人戦(東京ドーム)以来、出場 4試合ぶりの適時打をマークした。
●阪神が、近本光司外野手の満弾&6打点の猛打をもってしても、逆転負けを喫した。 5- 2の 3回二死満塁で中川颯投手から右翼スタンドに6号満塁アーチ。これが今季チーム初の満塁弾となった。 2回にも左前にポトリと落ちる 2点適時 2塁打を放っており、 2打席で 6打点の荒稼ぎ。ただ、チームは 8回に3本塁打をくらい、逆転負けを喫した。満塁本塁打の出た試合で阪神が負けたのは、22年 4月21日横浜DeNA戦(横浜)以来 2年ぶり。小野寺暖外野手(26)が 4回に代打満塁本塁打を放ったが、 5回に 3点を失い逆転を許す。 6回裏攻撃中に降雨のためコールドゲームとなり、敗れた。なお満塁本塁打の出た試合での敗戦は、 2リーグ分立後球団20度目の屈辱となった。 5― 2と点差を広げた 3回、なお二死満塁で打席へ。先発・中川颯に対し、フルカウントからツーシームをカットして粘り 8球目のスライダーを捉えた。10日の先頭打者本塁打に続く 2試合連発の6号満塁弾で、 7点差として試合を決定づけたかに思えたが…。まさに青天の霹靂(へきれき)という逆転劇を喫し、 8回の 3被弾は中堅から見上げるしかなかった。 2回は風にあおられて左翼手の前に落ちる 2点打で自己最多の 6打点。8試合連続安打と好結果を維持し、最近 5試合で3本塁打と長打も止まらない。打率.279、6本塁打、19打点はチーム3冠。本塁打を打った試合で昨年 8月から8連勝していた「神話」だけが止まったが、リードオフマンの枠にとどまらない大暴れで虎を引っ張る。

記事をまとめてみました。

 

 

 <横浜DeNA11- 9阪神>◇ 7回戦◇阪神 3勝 3敗 1分◇11日◇球場
 阪神は序盤の大量リードを守り切れず、横浜DeNAに逆転負けを喫した。打っては近本光司外野手が6打点の活躍。左前に落とした 2回の2点打に加え、 3回にはプロ初の満塁本塁打で一気に突き放した。佐藤輝、井上、木浪にも適時打が出て序盤の 3イニングで9点を奪った。大量リードをもらった先発の伊藤将司投手だったが、 4回までに 3失点を喫すると 5回、 2本の適時打で4失点を喫してイニング途中で降板。接戦に持ち込まれると、 9ー 7の 8回に岩崎が蝦名、筒香に本塁打を浴びて 3失点で逆転を許し降板。代わった岡留も牧に本塁打を許し、リードを広げられた。最大 7点あった差を逆転される手痛い敗戦となった。


  5回、佐野恵太外野手に適時打を許した伊藤将司投手=横浜スタジアム
 阪神が打撃戦を落とした。 9ー 7の 8回に3本塁打を許して逆転負け。岩崎優投手が蝦名達夫外野手(26)に同点2ランを浴び、さらに筒香嘉智外野手に勝ち越しソロ。代わった岡留英貴投手が牧秀悟内野手にもソロを運ばれて、勝負が決まった。打線は近本光司外野手が初の満塁弾を含む 6打点。 3回終了後に 9ー 2で 7点差をつけたが、 5回途中 7失点で降板した伊藤将司投手を含め、木浪聖也内野手、佐藤輝明内野手の失策も重なり、投手陣が痛打を浴びた。


  8回、筒香嘉智外野手に本塁打を許した岩崎優投手=横浜スタジアム
 悪夢の首位陥落-。阪神は横浜DeNAに 9-11で大逆転負け。 3回終了時に最大 7点リードとしたが、先発した伊藤将司投手が精彩を欠き 5回途中で降板。守りも 2失策がともに失点につながってリーグワースト22失策となるなど足を引っ張り、最後は救援陣が 8回に 1イニング3被弾して散った。「先発、救援、守備」の三重苦で、 4月21日から守ってきた首位を巨人に譲った。
 苦しさが 3つも重なれば、 7点差だってひっくり返る。苦投する先発、足を引っ張る守備陣の苦しいプレー。最後は救援陣がホロ苦すぎる3発を浴びて、最大7点リードからの逆転負けで首位陥落だ。岡田監督の口調も当然、苦々しかった。
 「まあ、でも 2点(リードが)あったからな。(岩崎が四球から崩れたことに)そら、そうなるんやろな」


  8回、筒香嘉智外野手に決勝ソロを浴びて立ち尽くす岩崎優投手。悔しい今季初黒星だ=横浜スタジアム
  3回終了時点で7点リードの楽勝ペースから少しずつ苦しくなり、 9- 7の 8回に〝三重苦〟の 3つ目が現れたところで、一気に大暗転した。
 Wストッパーの一角を担う岩崎が、一死から代打・桑原をストレートの四球で歩かせ、続く蝦名に中堅左へ同点2ランを被弾。さらに二死走者なしから日本球界に復帰し間もない筒香に右越えV弾を運ばれた。後を受けた岡留も牧にソロを浴び1イニング3被弾で屈辱の大逆転負け。岩崎も「ああいうところからホームランって一番ダメ。フォアボールです、きょうは」と自らを責めた。


  3回、右越えに6号満塁アーチを架ける近本光司外野手。自身初のグランドスラムだ=横浜スタジアム
 桐敷が体調不良でベンチ外となっており、12日もベンチを外れる。ただでさえ救援陣のやりくりは難しかった。 8日の広島戦(甲子園)ではゲラが 2敗目を喫したが、岩崎も今季初黒星。 4月は「1.12」を誇った救援防御率が 5月は「2.93」だ。逃げ切る展開ばかりは望めなくなっている-。
 もともとは、 1つ目の苦しみ、先発の伊藤将の背信投球から乱れたゲームだった。 4回 2/3を投げて8安打7失点(自責5)で降板。10日に5回 0/3を4安打3失点で降板した青柳に続いてのクオリティスタート(QS=6回以上を投げ自責3以内)失敗となった。阪神の先発が 2戦続けてQSに失敗するのは 5月 1、 3日の伊藤将(広島戦)と門別(巨人戦)以来で今季 3度目。近本が満塁弾を含む6打点と爆発し、 9点を奪っても勝てず。投手力を前面に押し出す虎の戦いに、ここへ来て陰りが見えてきた。

 


  8回からマウンドに上がった岩崎優投手=横浜スタジアム
 阪神がまさかの7点差から大逆転負けを喫した。 3回に打者一巡の攻撃で 6点を奪い序盤に大量リードするも、 9- 7の 8回には守護神・岩崎優投手が筒香に決勝アーチを許すなど 2被弾。今季初黒星を喫した。0.5ゲーム差だった巨人がナイターで東京ヤクルトを下したことで 4月20日以来、21日ぶりに2位となった。昼間の大逆転負けから夜の首位陥落。ショッキングな 1日になった。
            ◇   ◇   ◇
 虎が轟沈(ごうちん)した。猛攻に沸いた約 2時間前には考えられない。ショッキングな光景が待っていた。 9- 7の 8回、マウンドに上がった岩崎が顔をしかめた。一死からストレートの四球を与えた直後、横浜DeNA蝦名に捉えられた打球は、バックスクリーン左横へ着弾。青いスタンドから大歓声はやまず最後は二死から主砲筒香に、試合をひっくり返すソロ本塁打を浴びた。


  8回、本塁打を放った筒香嘉智外野手=横浜スタジアム
 今季初黒星を喫した守護神に、岡田監督も複雑な表情だった。「まあ、でも、(リード) 2点あったからな」。この試合前まで防御率0.56と抜群の安定感を見せてきた左腕が、今季初被弾から初めて 1回を持たずにKO。「そらそうなるやろうな」と蝦名の直前に与えた四球が分岐点だったと振り返った。
 時計の針を戻せば、少しずつ流れは横浜DeNAに傾いていた。 3回に打者一巡の攻撃で 6点を奪うなど、序盤で大量 7点リード。しかし、先発の伊藤将は味方の援護を生かせなかった。勝利投手の権利が得られる 5回。二死 1、 2塁から佐野に中前適時打を許すと、さらに満塁のピンチから、京田に走者一掃の適時 2塁打を浴びた。


  8回裏横浜DeNA二死、筒香嘉智外野手に右越え本塁打を浴び肩を落とす岩崎優投手=横浜スタジアム
  5回持たずに降板となった伊藤将に、指揮官の怒りの矛先が向いた。「ボール高いわけやからさ。初回の5球見てみい。全部高めやんか、そっから言うてんのに、高い、高い、高いって言うてんのに。修正でけへんのやなあ」。さらに 4回に佐藤輝が悪送球で走者を出すなど、失点につながった守備のミスにも「イージーやもんな、イージーミスや」と苦言を呈した。
  7点差からの逆転負けは、22年の開幕戦だった 3月25日東京ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来。満塁弾が出ても勝てないまさかの黒星だ。神宮のナイター試合で 2位だった巨人が東京ヤクルトを下して 4月21日から守ってきた首位の座も譲った。投打のかみ合った白星でモヤモヤを早く吹き飛ばしたい。

 

 阪神の先発・伊藤将司投手は 5回途中自己ワーストの 7失点で降板となった。
 大量リードが一転、接戦に持ち込まれた。 4回までに 3点を失っていた左腕は 5回、二死 1、 2塁で佐野に中前適時打を浴びると、なお二死満塁とされて京田に走者一掃の3点2塁打を許した。ここでマウンドを降り、2番手・富田が登板。横浜スタジアムでは 4月24日の前回登板で 6回まで無安打投球を披露するなど好投が続いていたが、今季 3度目の登板で打ち込まれ、 3回までに 9得点を奪っていた試合は 9― 7と勝敗がわからない状況に持ちこまれた。


 試合後、引き揚げる伊藤将司投手=横浜スタジアム
 先発した伊藤将が自己ワーストの 7失点(自責5)で 5回途中KOだ。 3回を終了して 9- 2と大量リードだったが、 4回に 1失点。 5回には佐野に中前適時打を許すと、二死満塁から京田にも右中間へ走者一掃の 2塁打を浴び、 2点差に迫られてタオルを投げ込まれた。勝ちゲームを壊してしまった左腕は「ボールが高くなって修正できなかった。たくさん点を取ってもらったのにゲームを作れなかった」とうつむいた。

 


  6回、投球した富田蓮投手=横浜スタジアム
 今季1軍初登板の富田が好投した。 7失点を喫した先発・伊藤将に代わって 5回二死 2塁でマウンドに上がり、森敬を左飛に打ち取ってピンチ脱出。「いきなりの登板だったので。そんなに緊張もしなかった」と振り返った。続投した 6回は先頭に 2塁打を浴びて走者を背負ったが、 2年目の左腕は後続を断って 1回 3分の 1を1安打無失点に抑えた。「ペースを乱すことなくやるべきことをやれた」と手応えを口にした。

 


  8回、本塁打を放った筒香嘉智外野手=横浜スタジアム
 岩崎優投手が 9―7の 8回、 3失点で逆転を許した。
 最大 7点あった点差を逆転された。4番手でマウンドに上がり、一死から代打・桑原に四球を与えると続く蝦名に中堅へ2ランを浴びて同点に追いつかれる。関根は遊ゴロに打ち取ったが、二死走者なしから筒香に右翼スタンドへ逆転の本塁打を許した。ここで降板して5番手・岡留がマウンドに上がったが、牧にソロ本塁打を浴びて点差を 2点に広げられた。岩崎の失点は 5月 4日の巨人戦(東京ドーム)以来 3試合ぶり。 3回終了時に 9― 2と大量リードしていたが、終盤に一発攻勢でひっくり返された。


  8回裏横浜DeNA二死、右越え勝ち越し本塁打を放った筒香嘉智外野手=横浜スタジアム
 岩崎優投手がまさかの逆転を許した。 2点リードの 8回に登板。代打桑原に四球を与えて、一死 1塁で1番蝦名との対戦だった。カウント 2- 1から直球を強振された。試合序盤から強く吹く追い風にも乗り、打球はセンターのフェンスを越える同点2ランとなった。
 その後、二死から筒香にも1発を浴びてまさかの逆転。 3回時点では最大7点差あったリードを、ひっくり返された。

 


  8回裏横浜DeNA二死、左越え本塁打を放ちガッツポーズする牧秀悟内野手。投手岡留英貴投手=横浜スタジアム
 岡留英貴投手がダメ押しの 1発を浴びた。 2被弾で逆転を許した直後、岩崎に代わって 8回に登板。いきなり、4番牧との対戦だった。 2球で追い込むも、 6球目の甘く入った変化球を捉えられ、左翼席上段へのソロ本塁打を浴びた。「なんとか次につなげられるようにと思っていたんですけど…。あそこで投げきれるか投げきれないか。実力不足でした」と振り返った。

 

 前川右京外野手が 4試合ぶりのスタメン起用に今季3度目のマルチ安打で応えた。「3番左翼」で出場。初回から先発中川颯の変化球を振り抜き、右翼席まであと 1歩のフェンス直撃 2塁打を放った。右方向への安打は、 4月20日中日戦以来だ。 8回にも山崎から中前打を放ち、好機を演出。「久しぶりに引っ張れたので、その点はよかったかなと思います」と振り返った。

  1回、 2塁打を放った前川右京外野手=横浜スタジアム
 4試合ぶりに「3番・左翼」でスタメン出場した前川右京が、 1回二死走者なしから右翼フェンス上部を直撃する 2塁打。プロ初アーチまで、あと数十センチの打球だった。「久しぶりに引っ張れたので、その点はよかったと思います」。 9- 7の 8回一死からは中前打を放って今季3度目のマルチ安打を記録。だが、 7回の左翼守備で佐野の遊撃後方の打球を木浪と譲り合う形となってポテンヒットとしたことに「チャレンジできなかった。練習します」と唇をかんだ。

 

 阪神は 2回、木浪聖也内野手の適時打などで 3点を先制した。
 佐藤輝、梅野の安打で一死 1、 2塁として木浪がこの日最初の打席へ。 2ボールからの 3球目、真ん中付近に入ってきたボールをたたいて中前に運んだ。中川颯からは今季 4打席目で初安打。 5月 1日の広島戦(マツダ)以来となる打点を挙げて 2日連続で先手を奪った。


  2回、適時打を放った木浪聖也内野手=横浜スタジアム
 続く伊藤将が遊ゴロで二死 2、 3塁とすると、近本は高く打ち上げるも遊撃手と中堅手、左翼手の 3人がちょうど届かないところにボールが落ち、走者 2人が生還。ラッキーな一打で、 3点差とした。木浪は「打ったのはツーシーム。 2ボールだったので思い切っていこうと思っていました。先制することができてよかったです」とコメント。近本も「打ったのはスライダー。いい所に落ちてくれました。 1点で終わらず、複数点とることができてよかったです」と声を弾ませた。


  7回、安打を放った木浪聖也内野手=横浜スタジアム
 木浪が 2回一死 1、 2塁で先制の中前適時打を放ち、 7試合ぶりの打点を挙げた。「 2ボールだったので思い切っていこうと思っていました」。 7回にも安打を放ったが、 3- 1の 2回無死 2塁での遊撃守備では、遊ゴロで飛び出した 2走を 3塁でアウトにしようとしたが、走者に当ててしまう悪送球もあった。今季は5失策がすべて失点につながってしまっているが、今季 6度目のマルチ安打と打撃は状態を上げている。


  2回裏横浜DeNA無死 2塁、木浪聖也内野手の送球が佐野恵太外野手(右)にあたる。左は佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
 阪神がまさかのエラーでピンチを広げた。
  2回に 3点を先制した直後、 2回の裏に 1点をかえされなおも無死 2塁。横浜DeNA山本の打球は遊撃へのゴロとなり、遊撃の木浪聖也内野手が捕球。 2塁走者の佐野が飛び出しており、 3塁へ送球を試みるも、ボールは佐野の背中に直撃。遊撃の失策で無死 1、 3塁とピンチが広がった。
 続く京田は 2塁へのゴロとなり、その間に 3塁走者の生還を許した。木浪はバットでは、 2回一死 1、 2塁の第1打席で、先制の中前適時打を放った。


 佐藤輝明内野手がマルチ安打で復調の兆しを見せた。 2回先頭で横浜DeNA中川颯の 132キロ直球を詰まりながらも左前打。「当たり良かったかなと思います」と手応えをつかんだ。
  4- 2の 3回無死 2、 3塁では 4球目スライダーを打ち上げるも強風に流され、ポトリと落ちる中前適時打。前日10日から3打席連続安打で打率を2割に戻した。


  2回、安打を放った佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
 久しぶりに引っ張れた。佐藤輝は 3回無死 2、 3塁の好機で中川颯のスライダーを強振。高々と舞い上がった打球は風に押し戻されて中前にポトリと落ち、出場 4試合ぶりの適時打となった。「ラッキーでした」。第 1打席は直球を左前に運び 4月20日の中日戦(甲子園)以来のマルチ安打をマーク。ただ、 4回は先頭・牧の打球を悪送球。痛い失点につながる今季5失策目となった。


  3回、適時打を放った佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
 佐藤輝明内野手が適時打を放った。 3- 2と点差を縮められて迎えた 3回。先頭の前川が死球、大山が 2塁打で無死 2、 3塁とし、佐藤輝が打席へ。カウント 1- 2から 4球目、アンダースロー・中川颯の 119キロスライダーに体勢を崩された。白球は横浜の上空へと高々と舞い上がる。強烈な〝ハマ風〟に押し戻されて、追いかけた遊撃手と中堅手の間へポトリ。ラッキーなヒットで 5日の巨人戦(東京ドーム)以来、出場 4試合ぶりの適時打をマークした。打線はなおも無死 1、 3塁から、6番で起用された井上が2試合連続適時打となる中前打を放って追加点。さらに二死満塁から近本が満塁弾を放って大量リードを奪った。阪神打線は 3回までに先発野手全員安打、10安打9得点の猛攻で序盤の主導権を奪った。井上は「打ったのはストレート。チャンスの場面でしたし、積極的に打ちにいこうと思っていました。最低外野フライという楽な気持ちで打席に入れたことがいい結果につながったと思います」とコメントした。

 

 阪神が、近本光司外野手の満弾&6打点の猛打をもってしても、逆転負けを喫した。
  5- 2の 3回二死満塁で中川颯投手から右翼スタンドに6号満塁アーチ。これが今季チーム初の満塁弾となった。 2回にも左前にポトリと落ちる 2点適時 2塁打を放っており、 2打席で 6打点の荒稼ぎ。ただ、チームは 8回に3本塁打をくらい、逆転負けを喫した。
 試合後には「数字に関して、もう6本なのか。今、別にこのままね、どうなるかわかんないけど。それに関しては別に、何も考える必要もないかなと思いますし」と冷静に話した。
 満塁本塁打の出た試合で阪神が負けたのは、22年 4月21日横浜DeNA戦(横浜)以来 2年ぶり。小野寺が 4回に代打満塁本塁打を放ったが、 5回に 3点を失い逆転を許す。 6回裏攻撃中に降雨のためコールドゲームとなり、敗れた。なお満塁本塁打の出た試合での敗戦は、 2リーグ分立後球団20度目の屈辱となった。


  3回表阪神二死満塁、右越え満塁本塁打を放った近本光司外野手=横浜スタジアム
 近本光司外野手が 3回、プロ初の満塁本塁打を放った。
 風の後押しも受けて、試合序盤で勝負を決定づけた。 2点を加えて 5― 2と点差を広げ、なお二死満塁で迎えた第 3打席。フルカウントからファウルで粘り、真ん中に入ってきたスライダーを捉えた。打球は外野方向に吹く強風にも乗って右翼スタンドへ。チームトップの6号満塁弾は、10日の先頭打者本塁打に続く2試合連続のアーチ。 3回の 2点打に加えて 6打点の大暴れで勝利を大きく前進した。近本は「打ったのはスライダー。満塁だったので必ずゾーンの中で勝負してくると思って打ちにいきました。最後までなにがあるかわからない球場なので、追加点が取れてよかったです」とコメントした。


 近本光司外野手は 2回には適時 2塁打を放った=横浜スタジアム
 大逆転負けの中で大暴れ! 阪神は横浜DeNAに 9-11で逆転負けを喫した。 8回に救援陣が1イニング3被弾し最大 7点差をひっくり返されたが、近本光司外野手が自身初の満塁弾&6打点と打ちまくった。10日の 1回先頭打者アーチに続き、最近 5試合で3本塁打と勢いが止まらない虎のリードオフマン。早くも6号本塁打とし、シーズン換算では24.5発ペースだ!
 雲ひとつない横浜の空に、近本が会心の一撃を打ち上げた。風に乗ったボールはゆっくりとアーチを描いて右翼スタンドへ。自身初の満塁弾は大逆転を喫して空砲になったが、打席の進め方には手応えを口にした。
 「ツーシームを投げられるのは嫌だなと。なんとか粘ろうっていう気持ちはありました。そのときは追加点だったので、よかったと思います」


  3回、満塁本塁打を放った近本光司外野手=横浜スタジアム
  5― 2と点差を広げた 3回、なお二死満塁で打席へ。先発・中川颯に対し、フルカウントからツーシームをカットして粘り 8球目のスライダーを捉えた。10日の先頭打者本塁打に続く 2試合連発の6号満塁弾で、 7点差として試合を決定づけたかに思えたが…。まさに青天の霹靂(へきれき)という逆転劇を喫し、 8回の 3被弾は中堅から見上げるしかなかった。
  2回は風にあおられて左翼手の前に落ちる 2点打で自己最多の 6打点。8試合連続安打と好結果を維持し、最近 5試合で3本塁打と長打も止まらない。打率.279、6本塁打、19打点はチーム3冠。本塁打を打った試合で昨年 8月から8連勝していた「神話」だけが止まったが、リードオフマンの枠にとどまらない大暴れで虎を引っ張る。

 

※ 5月12日の予告先発は、横浜DeNA・大貫晋一投手(30)―阪神・才木浩人投手(25)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

 ペタしてね     

 

●阪神は連敗を2でストップ。敗れれば首位陥落となっていた大事な一戦をものにした。 3- 3の 9回、途中出場のシェルドン・ノイジー外野手が左前に決勝打。1軍昇格即スタメン起用された井上広大外野手(22)も 6回に適時打を放ち、岡田彰布監督(66)の采配がズバリ的中した。競り勝った阪神が3連敗を阻止した。 9回一死 1、 3塁、途中出場のシェルドン・ノイジー外野手(29)の左前打が決勝打となった。 6回一死 3塁、大山悠輔内野手(29)の11打席ぶり安打と、昨年 5月10日東京ヤクルト戦(甲子園)以来のスタメンで、初の「5番」に入った井上広大外野手(22)の 3塁強襲安打で 2点をリード。しかし 1回に押し出し四球を与えるなど、制球に苦しむ青柳晃洋投手(30)が直後にピンチを招いて同点に追いつかれた。近本光司外野手(29)は11本目の初回先頭打者本塁打。体調不良の桐敷拓馬投手(24)がベンチ外となった救援陣が踏ん張った。0.5差の2位巨人が勝利しており、負ければ 4月21日に立った首位から陥落する窮地をしのいだ(成績=17勝13敗4分、観衆= 3万3323人)。11日の横浜DeNA先発は右の下手投げの中川颯。岡田監督はノイジーについて「明日(11日)もう一日休んでもらうで。変(則)なピッチャーやから」と笑みを浮かべながらバスへ向かった。勝つために最善の選手起用をするだけ。チーム力も高めながら、勝利をもぎとっていく。
●近本光司外野手が自身11度目の初回先頭打者ホームランを放った。カウント 1- 2から 5球目、東克樹投手(28)の 136キロツーシームを引っ張った。打球は弾丸ライナーで右翼スタンド最前列へ着弾。 5日の巨人戦(東京ドーム)で放って以来の5号ソロ。2023年 6月30日の巨人戦(東京ドーム)以来の初回先頭打者弾で東に強烈な先制パンチを食らわせた。不動のリードオフマンが、昨季最多勝左腕から試合開始早々に 1発。先頭打者本塁打11本は、今岡真訪氏(49)の12本に次ぐ阪神歴代5位だ。さらに 6回にも先頭で右翼への 2塁打を放ち、この回 2得点の起点となった。
●阪神4番大山悠輔内野手(29)が中盤に大きな一時勝ち越しの適時打を放った。大山悠輔内野手が勝ち越しの左前適時打を放った。 1- 1で迎えた 6回。先頭の近本が右翼線へ 2塁打を放つと、中野拓夢内野手(27)の右飛で 3進。森下翔太外野手(23)は四球で一死 1、 3塁とし大山が打席へ。東の投じた初球だった。 141キロ直球を振り抜くと、打球は 3遊間を抜け、瞬く間に左前へ。4番のひと振りで阪神が好投手・東を攻略した。なおも一死 1、 2塁でこの日昇格即先発起用の井上が適時打は 1日広島戦(マツダスタジアム)以来。頼れる4番がここぞで勝負強さを見せた。阪神4番大山悠輔内野手が中盤に大きな一時勝ち越しの適時打を放った。同点で迎えた 6回一死 1、 3塁、横浜DeNA東の初球の直球を左翼へはじき返した。適時打は 1日広島戦(マツダスタジアム)以来。頼れる4番がここぞで勝負強さを見せた。
●佐藤輝明内野手(24)が出場12試合ぶりの長打を放ち、勝ち越しへの口火を切った。「6番・3塁」で先発した佐藤輝は、 9回に勝ち越しをお膳立てする 2塁打を放った。先頭で迎えた打席で、カウント 1- 2から 3球ファウルで粘り、最後は森原康平投手(32)のフォークボールを右翼線に運んで出塁。打率は1割台と苦しい状況が続くが、この日見せた粘りの一打を浮上のきっかけにする。横浜DeNA森原のフォークに左膝をつきながら右翼線へ運ぶ 2塁打で出塁。ノイジーの左前打で勝ち越しのホームを踏んだ。勝利に直結する一打を放ち、試合後は喜んだ。
●先発した青柳は今季自己最多の 125球を投げて 6回途中4安打3失点、5四死球で降板。 1- 0の 1回一死から4連続四死球で同点に追いつかれ、 2点リードの 6回には森敬に右越え 3塁打。続く筒香嘉智外野手(32)にも連続 3塁打で 1点を献上。無死 3塁で石井にマウンドを譲った。 1回は球審の判定に顔をしかめるシーンも多かったが、言い訳にはしなかった。 2回も安打 2本などで二死 2、 3塁とピンチを招いたが、佐野を左飛に仕留めて無失点とすると、 3回以降も無失点。球数が 100球を超えて打線が 2点を勝ち越した直後の 6回のマウンドに上がったが、先頭の森敬に 3塁打を浴び、続く筒香にも右中間への 3塁打を許して 1点を失ったところで降板となった。ピンチを残してマウンドを石井に託したが、京田陽太内野手(30)に同点の適時打を許した。
●岩崎優投手(32)がハビー・ゲラ投手(28=前レイズ)との不敗神話を継続した。ゲラ、岩崎のダブル守護神が同一ゲームでの登板試合は、11勝4分けで「不敗神話」を継続中だ。
 この日は、 8回のマウンドに上がると日本球界復帰後の筒香と初対戦。6番の先頭打者で対戦し、平行カウントから 143キロの直球を右前に運ばれた。続く山本祐大捕手(25)、京田、東の代打の楠本泰史外野手(28)を空振り三振、遊ゴロ、右飛に打ち取り誓った。
●ゲラが圧巻の投球で 9回を締めた。蝦名を空振り三振、関根を遊飛に仕留めると、最後は佐野恵太外野手(29)を 159キロで左飛に。前回登板の 8日の広島戦(甲子園)では来日初の複数失点で今季2敗目を喫していたが、雪辱を果たす投球で来日6セーブ目を挙げた。

記事をまとめてみました。

 

 

 <横浜DeNA 3- 4阪神>◇ 6回戦◇阪神 3勝 2敗 1分◇10日◇横浜スタジアム
 競り勝った阪神が3連敗を阻止した。 9回一死 1、 3塁、途中出場のシェルドン・ノイジー外野手の左前打が決勝打となった。 6回一死 3塁、大山悠輔内野手の11打席ぶり安打と、昨年 5月10日東京ヤクルト戦(甲子園)以来のスタメンで、初の「5番」に入った井上広大外野手の 3塁強襲安打で 2点をリード。しかし 1回に押し出し四球を与えるなど、制球に苦しむ青柳晃洋投手が直後にピンチを招いて同点に追いつかれた。近本光司外野手は11本目の初回先頭打者本塁打。体調不良の桐敷拓馬投手がベンチ外となった救援陣が踏ん張った。0.5差の2位巨人が勝利しており、負ければ 4月21日に立った首位から陥落する窮地をしのいだ(成績=17勝13敗4分、観衆= 3万3323人)。


  9回、適時打を放ったシェルドン・ノイジー外野手=横浜スタジアム
 阪神は連敗を2でストップ。敗れれば首位陥落となっていた大事な一戦をものにした。 3- 3の 9回、途中出場のシェルドン・ノイジー外野手が左前に決勝打。1軍昇格即スタメン起用された井上広大外野手も 6回に適時打を放ち、岡田彰布監督の采配がズバリ的中した。
 絶妙な選手起用とチームの総合力が光った。 9回、ノイジーの鋭い打球がレフト前で弾む。スタメン抜てきの井上に代わって 3試合ぶりにベンチスタートだった助っ人の執念の一打。まさに采配ズバリで、3連敗も首位陥落も阻止し、岡田監督が声を弾ませた。
 「まあ、あれ( 9回の好機でノイジーに打順が回った)はたまたまやけどなあ。それはもう、巡り合わせだから、そらしゃあないもん。そこで打ったいうことはやっぱりなあ。まあきょうはあれや、 1回、井上を試したかったのがあるけどな」


  9回、決勝打を放った阪神のシェルドン・ノイジー外野手=横浜スタジアム
  2度リードしながら追いつかれる嫌な展開だった。それでも 3- 3の 9回。先頭の佐藤輝の右翼線 2塁打から一死 1、 3塁を作り「9番・ノイジー」が打席へ。森原の 147キロを捉えた助っ人は「先発じゃない以上は自分の中で考えをまとめてという時間があった。( 9回は)一番駄目なのがダブルプレーですから。球を上げようと思って打席に立ちました」と頼もしく振り返った。
 岡田監督は「巡り合わせ」と笑うが、その起用がこれでもかとハマった一戦だった。まずは2軍で絶好調だった井上を昇格即「5番・左翼」で起用。若虎は 2- 1の 6回に適時打を放った。すると、その裏の守りだ。
  3- 3と追いつかれ、なお二死 1、 2塁で、快音を響かせたばかりの井上を下げ、左腕の島本をマウンドへ。右腕の石井に代え、9番(左翼)にノイジーを入れた。打順も入れ替えた、投手との〝ダブルスイッチ〟が、最後に最高の結果を生んだわけだが、この直前には、勝敗を分かつ〝珍場面〟もあった。


 勝打の阪神シェルドン・ノイジー外野手とタッチを交わす岡田彰布監督=横浜スタジアム

 一死 1、 2塁で左の神里を迎えたところで、岡田監督は石井から島本に代えようとしていた。井上が左翼から戻ろうとし、島本の乗ったリリーフカーが左翼ポール下から姿を現したが…。交代を告げる前に、横浜DeNA側が先に代打に右の蝦名を送ったのだ。これを見てリリーフカーは逆戻り。石井が続投して蝦名を空振り三振に斬ると、二死から島本を送り、左の関根を仕留めた。
 「向こうが勝手に先に右の代打だすから、こっちがびっくりするわ。ピッチャーが先やないか。バッターを先に代えられたから、石井も投げささな、しゃあない。びっくりしたわ。俺が間違えたかなと思って。ほんま」。苦笑いの岡田監督だが、百戦錬磨の冷静なベンチワークも光る形に。2位巨人が勝利しており、敗れれば、 4月21日から19日間守ってきた首位の座を明け渡すところだったが、今季2度目の3連敗も回避した。
 11日の横浜DeNA先発は右の下手投げの中川颯。岡田監督はノイジーについて「明日(11日)もう一日休んでもらうで。変(則)なピッチャーやから」と笑みを浮かべながらバスへ向かった。勝つために最善の選手起用をするだけ。チーム力も高めながら、勝利をもぎとっていく。

 


  1回、先頭打者本塁打を放った近本光司外野手=横浜スタジアム
 近本光司外野手が自身11度目の初回先頭打者ホームランを放った。カウント 1- 2から 5球目、東の 136キロツーシームを引っ張った。打球は弾丸ライナーで右翼スタンド最前列へ着弾。 5日の巨人戦(東京ドーム)で放って以来の5号ソロ。2023年 6月30日の巨人戦(東京ドーム)以来の初回先頭打者弾で東に強烈な先制パンチを食らわせた。


  1回表阪神無死、右越えに先頭打者本塁打を放った近本光司外野手=横浜スタジアム
 近本光司外野手が自身11度目の初回先頭打者ホームランを放った。カウント 1- 2から 5球目、東の 136キロツーシームを引っ張った。打球は弾丸ライナーで右翼スタンド最前列へ着弾。 5日の巨人戦(東京ドーム)で放って以来の5号ソロ。2023年 6月30日の巨人戦(東京ドーム)以来の初回先頭打者弾で東に強烈な先制パンチを食らわせ、「打ったのはツーシームかな。追い込まれていましたが、強くスイングすることができました。いい試合の入りができてよかったです。このあと勝ち越せるように頑張ります」とコメントした。


  1回、先頭打者本塁打を放った近本光司外野手=横浜スタジアム
 近本光司外野手が自身11度目の先頭打者アーチを放った。
 初回、横浜DeNA東からファウルで粘り、カウント 1- 2からの 5球目。甘く入ったツーシームを捉えると、打球は右翼ポール際のスタンドに着弾した。「追い込まれていましたが、強くスイングすることができました。いい試合の入りができてよかったです。このあと勝ち越せるように頑張ります」。不動のリードオフマンが、昨季最多勝左腕から試合開始早々に 1発。先頭打者本塁打11本は、今岡の12本に次ぐ阪神歴代5位だ。さらに 6回にも先頭で右翼への 2塁打を放ち、この回 2得点の起点となった。

 


  6回表阪神一死 1、 3塁、左前適時打を放った大山悠輔内野手=横浜スタジアム
 大山悠輔内野手が勝ち越しの左前適時打を放った。 1- 1で迎えた 6回。先頭の近本が右翼線へ 2塁打を放つと、中野の右飛で 3進。森下は四球で一死 1、 3塁とし大山が打席へ。東の投じた初球だった。 141キロ直球を振り抜くと、打球は 3遊間を抜け、瞬く間に左前へ。4番のひと振りで阪神が好投手・東を攻略した。なおも一死 1、 2塁でこの日昇格即先発起用の井上が打席へ。 2球目を捉えると、 3塁強襲の適時内野安打となり、 3ー 1とリードを広げた。


  6回、大山悠輔内野手が勝ち越しの左適時打を放った=横浜スタジアム
  1- 1の 6回一死 1、 3塁から阪神・大山が一時勝ち越しとなる左前適時打を放った。「初球からスイングしていく準備をして打席に立った。みんながつないでくれたので、いい結果になってよかった」。先頭の近本が右翼線 2塁打を放ち、中野の右飛で 3進。森下が四球を選んだ直後、東の投じた初球の直球を左前へ。 5試合ぶりの打点だった。

  6回表阪神一死 1、 3塁、大山悠輔内野手が左前適時打を放ち歓喜する阪神ナイン=横浜スタジアム
 阪神4番大山悠輔内野手が中盤に大きな一時勝ち越しの適時打を放った。
 同点で迎えた 6回一死 1、 3塁、横浜DeNA東の初球の直球を左翼へはじき返した。「初球からスイングしていく準備をして打席に立ちました。みんながつないでくれていたので、良い結果になってよかった」。適時打は 1日広島戦(マツダスタジアム)以来。頼れる4番がここぞで勝負強さを見せた。

 


  9回表阪神無死、右翼線へ 2塁打を放った佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
 「6番・3塁」で先発した佐藤輝は、 9回に勝ち越しをお膳立てする 2塁打を放った。先頭で迎えた打席で、カウント 1- 2から 3球ファウルで粘り、最後は森原のフォークボールを右翼線に運んで出塁。「しっかり食らいついてなんとか出塁できればと思っていた」。打率は1割台と苦しい状況が続くが、この日見せた粘りの一打を浮上のきっかけにする。

  9回、 2塁打を放った佐藤輝明内野手=横浜スタジアム
 佐藤輝明内野手が出場12試合ぶりの長打を放ち、勝ち越しへの口火を切った。
  2回の四球から 2打席凡退で迎えた同点の 9回先頭打席。追い込まれてからファウルで粘り 7球目、「しっかり食らいついて何とか出塁できれば」と横浜DeNA森原のフォークに左膝をつきながら右翼線へ運ぶ 2塁打で出塁。ノイジーの左前打で勝ち越しのホームを踏んだ。勝利に直結する一打を放ち、試合後は「よかったです」と喜んだ。

 


  1回、牧秀悟内野手に四球を与えた青柳晃洋投手。球審の判定に思わず苦笑い=横浜スタジアム
 先発した青柳は今季自己最多の 125球を投げて 6回途中4安打3失点、5四死球で降板。「きょうは勝ってくれたからよかったけど。負けていたら全部、自分のせいだなと」と振り返った。 1- 0の 1回一死から4連続四死球で同点に追いつかれ、 2点リードの 6回には森敬に右越え 3塁打。続く筒香にも連続 3塁打で 1点を献上。無死 3塁で石井にマウンドを譲った。 1回は球審の判定に顔をしかめるシーンも多かったが、「(安打を)打たれずに 1点取られたのは自分のミス」と言い訳にはしなかった。


  6回途中で降板する青柳晃洋投手=横浜スタジアム
 青柳晃洋投手は 6回途中の降板となった。粘りの投球も 6回に捕まった。 1回は一死から関根に四球、佐野に死球、牧に四球で一死満塁とピンチを背負うと、宮崎には押し出し四球で 1本のヒットを許すことなく同点に追いつかれた。際どいコースをついたが、主審の手は挙がらず。さらにピンチは続いたが、青柳は筒香を遊飛、山本を見逃し三振で踏ん張った。
  2回も安打 2本などで二死 2、 3塁とピンチを招いたが、佐野を左飛に仕留めて無失点とすると、 3回以降も無失点。球数が 100球を超えて打線が 2点を勝ち越した直後の 6回のマウンドに上がったが、先頭の森敬に 3塁打を浴び、続く筒香にも右中間への 3塁打を許して 1点を失ったところで降板となった。ピンチを残してマウンドを石井に託したが、京田に同点の適時打を許した。

 


 勝利投手となった阪神4番手の岩崎優投手=横浜スタジアム
 岩崎優投手がゲラとの不敗神話を継続した。ゲラ、岩崎のダブル守護神が同一ゲームでの登板試合は、11勝4分けで「不敗神話」を継続中だ。
 この日は、 8回のマウンドに上がると日本球界復帰後の筒香と初対戦。6番の先頭打者で対戦し、平行カウントから 143キロの直球を右前に運ばれた。続く山本、京田、東の代打の楠本を空振り三振、遊ゴロ、右飛に打ち取り「次は 3人で抑えられるように頑張ります」と誓った。

 


 力投した阪神5番手のゲラ投手=横浜スタジアム
 ゲラが圧巻の投球で 9回を締めた。蝦名を空振り三振、関根を遊飛に仕留めると、最後は佐野を 159キロで左飛に。「とにかくきょう勝った。仕事ができた、貢献できたという点で、前回関係なくうれしいよ」。前回登板の 8日の広島戦(甲子園)では来日初の複数失点で今季2敗目を喫していたが、雪辱を果たす投球で6セーブ目をマークした。

  9回、最後を締めたハビー・ゲラ投手=横浜スタジアム
  1点差の9回に、ハビー・ゲラ投手が登板し 1回無失点で試合を締めた。
 前回登板の 8日広島戦(甲子園)では決勝打を献上していたが「とにかく今日勝った、投げられた、貢献できたという意味で(リベンジ)関係なくうれしい」。この日、体調不良の桐敷はベンチを外れ、仲間として「もちろん早く元気になってもらいたいですし、早く帰ってきてほしい」と語った。来日6セーブ目を挙げた。

 

※ 5月11日の予告先発は、横浜DeNA・中川颯投手(25)―阪神・伊藤将司投手(27)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

 ペタしてね     

 

●岡田彰布監督(66)が 9日、新大阪駅で取材に応じ、1軍に昇格する井上広大外野手(22)を10日の横浜DeNA戦(横浜)でスタメン出場させることを明言した。2軍で打撃好調の若虎が相手先発で昨季最多勝、最高勝率の2冠を獲得した東克樹投手(28)を打ち崩し、貧打に苦しむ岡田虎の救世主になる。画面越しでも、2軍が相手でも、力強いスイングが目を引いた。1軍の舞台でも持ち前のパワーを発揮できると判断した。今の勢いがあれば、好投手にもぶつけられる。岡田監督が井上の1軍昇格とともに、10日の横浜DeNA戦で先発出場させる考えを示した。新大阪駅のホームで右の大砲候補の1軍合流を明かし理由を説明。2軍の直近 5試合で打率.526(19打数10安打)、1本塁打、7打点と好調な〝旬〟を逃さず、先発オーダーにも名を記す。 5月に入って虎は1勝4敗1分けと負け越し、チーム打率.207という貧打に苦しむ。 7、 8日の広島戦(甲子園)で連敗して2位巨人とは0.5ゲーム差。10日に敗れれば首位陥落の可能性がある。さらに相手先発は昨季、最多勝、最高勝率の2冠に輝いた東。岡田虎は 3度の対戦で2勝を献上し、防御率0.78と封じ込まれた。難敵左腕は今季も3勝無敗で、現状の戦いぶりでは旗色が悪い。だからこそ、評価する若虎の勢いに攻略の糸口となる一打を期待する。岡田監督は願いを込め、横浜に向かった。指揮官から現状打破のキーマンとして指名を受けた22歳の若虎が、連覇に向けて混セを抜け出す原動力になる。若き主砲で打線をテコ入れし、猛打爆発といきたい。絶好調の高卒 5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手が、10日横浜DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島 2連戦で 1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0.5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。
●長坂拳弥捕手(30)と小野寺暖外野手(26)が 9日、出場選手登録を抹消された。代わって10日の横浜DeNA戦(横浜)に先発する青柳晃洋投手(30)、岡田監督が昇格を明言した井上広大外野手が同日に登録される見込み。
●NPBでは「母の日」に合わせ、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える同イベントを実施。近本光司内野手は同社の白地にピンクがあしらわれたスパイクを使用する。坂本誠志郎捕手(30)はTシャツとリストバンドを用意。また、漆原大晟投手(27)と村上頌樹投手(25)にもTシャツが届けられる。選手はピンク色に染まる球場で、日頃の感謝をプレーに込める。近本光司外野手(29)が「母の日」の12日横浜DeNA戦(横浜)に向けて、母の日仕様のピンクバットを用意した。契約を結ぶヤナセ社が提供する。近本は昨年の母の日だった 5月14日横浜DeNA戦(甲子園)で 1試合4安打を放ち、大勝に貢献した。幸運のピンクといえるバットで今年も勝利を目指す。同じく同社とアドバイザリー契約を結ぶオリックス福田周平外野手(31)もピンクのギアを用意して臨む。
●森下が 9日、連敗ストップに向け、横浜DeNA・東撃ちに気合を入れた。昨季は打率.222(9打数2安打)と苦手にしたが、今季初対戦で気持ちを新たに攻略にかかる。10日から敵地で 3連戦。神奈川出身の森下にとって、横浜スタジアムは子どものころからなじみ深い球場だ。かつて客席で見ていた筒香嘉智外野手(32)が 5年ぶりにNPBに復帰し、心を躍らせた。筒香が 6日東京ヤクルト戦で放った劇的3ランにも刺激を受け、貪欲だ。昨季の横浜は打率1割5分8厘で球場別ワーストだったが、今季は 4月の 2試合で7打数3安打、打率4割2分9厘と打ちまくり、 2年目の進化を見せた。10日先発の東は昨季 3試合の対戦で9打数2安打。憧れた筒香の前で、名刺代わりのハマスタ初アーチを描ければ最高だ。
●前川右京外野手(20)は今季のDeNA戦で打率は.300(10打数3安打)と好相性だ。ここ 2試合はベンチスタートながら、打率.269、5打点。初めてとなる12日の『NPBマザーズデー』に向けて意気込んだ。10日からの敵地での 3連戦に向け静かに闘志を燃やした。左翼を争う井上が10日に昇格即左翼で起用される見込みで、一層の奮起が求められる。出番がくればしっかりチャンスをものにしたい。
●岩崎優投手(32)と青柳晃洋投手は 5月12日の母の日に合わせ、ピンクのグラブなどを用意した。アドバイザリープロスタッフ契約を結ぶゼット社が提供。例年ピンク 1色で展開していたが、今年はツートンカラーの特製品が完成した。投手のため、試合で使うかは未定だが、母への感謝の思いを胸に勝利を目指す。阪神の投手指名練習が 9日、甲子園で行われ、10日の横浜DeNA戦(横浜)先発予定の青柳晃洋投手はキャッチボールなどで調整した。横浜DeNA戦は昨季、 7試合に登板して5勝2敗と白星を積み重ねた。筒香がNPB復帰してさらに厚みを増した打線との今季初対決に注目だ。
●11日の横浜DeNA戦に先発予定の伊藤将司投手(28)は 9日、横浜高の先輩・筒香との対戦を心待ちにした。面識も対面したこともないが、左対左としても負けたくないところ。抑えるイメージを膨らませた。雨天中止で中 9日の変則登板になるが、上向きの手応えとともに今季3勝目を目指す。
●12日の「母の日」の横浜DeNA戦は才木浩人投手(25)と梅野隆太郎捕手(32)が今季 7度目のバッテリーを組む見込みだ。才木は母の日に向けてピンク色のグラブやスパイクを準備。母の久子さんは大体大 4年時にハンドボールで全国2位になったことがあるアスリート。アドバイスを受けたこともあり、母譲りの強いハートで感謝の4勝目を狙う。梅野は昨年の「母の日」の横浜DeNA戦(甲子園)で2安打1打点で勝利に貢献した。当時はピンクを基調としたプロテクターを使用したが、今季は「黒ピンク。ちょっと落ち着いた感じで」。黒を基調にピンクのラインが入ったこだわりのデザインで挑む。
● 5月12日「母の日」は、阪神もピンク色に染まる。久保田運動具店とアドバイザリー契約を結ぶ木浪聖也内野手(29)と中野拓夢内野手(27)、植田海内野手(28)が、同社のブランド「スラッガー」が作った「母の日」仕様の用具を身につける。NPBが12日に実施する、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える「NPBマザーズデー2024」で、母への感謝を色で表し、思いを込めてプレーを見せる。

記事をまとめてみました。

 

 岡田彰布監督が 9日、新大阪駅で取材に応じ、1軍に昇格する井上広大外野手を10日の横浜DeNA戦(横浜)でスタメン出場させることを明言した。2軍で打撃好調の若虎が相手先発で昨季最多勝、最高勝率の2冠を獲得した東克樹投手を打ち崩し、貧打に苦しむ岡田虎の救世主になる。
 画面越しでも、2軍が相手でも、力強いスイングが目を引いた。1軍の舞台でも持ち前のパワーを発揮できると判断した。今の勢いがあれば、好投手にもぶつけられる。岡田監督が井上の1軍昇格とともに、10日の横浜DeNA戦で先発出場させる考えを示した。
 「使う、使う。使わんと。東、初めてやけどなあ。ちょうどええやん、つこうても。ええ波の時に使うようにせんと」
 新大阪駅のホームで右の大砲候補の1軍合流を「おお、井上、上がる、上がる」と明かし「いい時に上げやんとなあ」と理由を説明。2軍の直近 5試合で打率.526(19打数10安打)、1本塁打、7打点と好調な〝旬〟を逃さず、先発オーダーにも名を記す。


 10日からの横浜DeNA戦に備えて横浜へ移動した井上広大外野手=新大阪駅

 セ・リーグ制覇、日本一を達成した昨季も、2軍から引き上げた選手をすぐに起用した。井上は昨年の 4月18日に昇格すると、翌19日の広島戦(甲子園)に「6番・右翼」で先発。 915日ぶりのプロ 2安打目を記録すると、20日の同戦ではタイムリーを放った。2軍落ちした森下も 5月19日に上がってくると、約 1カ月ぶりに先発した翌20日の広島戦(甲子園)でサヨナラ打をかっ飛ばした。前川は1軍に初昇格した同30日の埼玉西武戦(ベルーナ)に「6番・DH」でいきなり先発。鉄は熱いうちに打つのが岡田の流儀だ。
  5月に入って虎は1勝4敗1分けと負け越し、チーム打率.207という貧打に苦しむ。 7、 8日の広島戦(甲子園)で連敗して2位巨人とは0.5ゲーム差。10日に敗れれば首位陥落の可能性がある。さらに相手先発は昨季、最多勝、最高勝率の2冠に輝いた東。岡田虎は 3度の対戦で2勝を献上し、防御率0.78と封じ込まれた。難敵左腕は今季も3勝無敗で、現状の戦いぶりでは旗色が悪い。だからこそ「(昨年途中から取り組む)ノーステップ打法が身についてきたんやろ」と、評価する若虎の勢いに攻略の糸口となる一打を期待する。


 横浜に向けて移動する岡田彰布監督=新大阪駅

 ようやく出番が巡ってきた井上も、カンフル剤として暴れる覚悟だ。大阪・履正社高から入団 5年目。昨季はつかみ切れなかった居場所を今季こそものにしたい。「打てなくても引きずらないことが(昨季から)一番変わったと思う。上でも引きずらないようにして、結果を出せるようにやっていけたら」と意気込み、東に対しても「受け身にならず、自分から仕掛けていく打撃が大事になる」とイメージした。
 岡田監督は「打つやつおれへんもん。(打線の)活性化っていうかなあ。いい結果出してほしいよ」と願いを込め、横浜に向かった。指揮官から現状打破のキーマンとして指名を受けた22歳の若虎が、連覇に向けて混セを抜け出す原動力になる。

■データBOX
◉…阪神は横浜DeNA・東に対して通算4勝4敗だが、昨季は 3度対戦して完封負けを含む0勝2敗で防御率0.78と封じられた。主力の通算対戦打率は近本.222、中野.353、森下.222、大山.148、佐藤輝.231、ノイジー.286、木浪.200
◉…セ・リーグは首位阪神から5位タイの東京ヤクルト、中日まで2.5ゲーム差。開幕から全球団が30試合以上を消化し、首位から最下位までのゲーム差が2.5以内の僅差だったのは、2015年 6月23日のセ・リーグ以来 9年ぶり。このときは首位巨人から6位広島まで2.5差だった。


 井上広大外野手=阪神鳴尾浜球場(愛称=タイガース・デン) (2024年 4月撮影)
 絶好調の高卒 5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手が、10日横浜DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島 2連戦で 1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0.5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。
            ◇   ◇   ◇
 「使う、使う。使わんと」。岡田監督も波に乗る若虎に期待せずにはいられなかった。10日からの横浜DeNA 3連戦を前に、新大阪駅で取材に対応。新幹線に乗り込む前に「おお、井上、上がる、上がる」と高卒 5年目の右のスラッガーの今季初昇格を明言。「打つやつおれへんもん」と沈む打線の起爆剤に指名した。「調子ええわけやからな。ええ時に使いたいよな。いい結果出してほしいよ」と10日に即スタメンで起用する方針だ。


 横浜へ移動する前、記者の質問に答える井上広大外野手=新大阪駅
 井上は1軍キャンプでスタートしたが、 3月中旬に左肩肉離れも発症して開幕から2軍。だが 4月中旬の実戦復帰後、好調を維持している。ウエスタン・リーグで主に4番を任され、スタメン25試合で打率3割4分4厘、リーグトップの4本塁打をマーク。直近では 7日の同広島戦(由宇)から 2戦連続で猛打賞の活躍を見せた。高打率をキープする姿に指揮官も「ノーステップ打法が身についてきたんやろ」と、打撃改造の成果を感じている。
 首位を行くチームは前カード、本拠地甲子園で広島に連敗。2位巨人に0.5ゲーム差に迫られ、10日にも陥落危機にある。特に打線は7安打完封、4安打1得点と元気がない。 8日は肝心の3~6番が無安打で、岡田監督は「こんなんで勝つのは無理」と顔をしかめた。そこで井上だ。


 新幹線に乗り込み横浜へ移動する井上広大外野手=新大阪駅
 指揮官は「東、初めてやけどなあ。ちょうどええやん、使うても」ときっぱり。昨年リーグ最多勝を挙げた東に向けて矢を放つ。阪神は昨季、 3度の対戦で0勝2敗、防御率0.78に抑え込まれた。井上はプロ初対決だが、2軍での好調をそのままぶつければ、打線が勢いづくはずだ。
 開幕から 1カ月、ようやく出番が回ってきた井上も気合十分だ。「もういつも通りやれれば。上に行ったからどうというのは、ないようにしたいなと思います」。ファームで培ったのは強固なメンタル面。「1打席1打席、打てなくても引きずらないことが一番変わったと思う。上でも引きずらないようにして結果を出せるように」。地に足をつけて東を撃つ。若き主砲で打線をテコ入れし、猛打爆発といきたい。

 


 井上広大外野手=阪神甲子園球場
 長坂拳弥捕手と小野寺暖外野手が 9日、出場選手登録を抹消された。長坂は開幕から第 3捕手として1軍に帯同し、 1試合の出場にとどまっていた。小野寺はここまで打率.125。 7日の広島戦(甲子園)では 7回二死満塁で代打出場したが、遊飛に倒れた。
 代わって10日の横浜DeNA戦(横浜)に先発する青柳晃洋投手、岡田監督が昇格を明言した井上広大外野手が同日に登録される見込み。



 近本光司外野手の母の日仕様のスパイクとリストバンド (アシックス社提供)

 アシックスは10日、12日の「NPBマザーズデー2024」で使用する予定となっているピンク色の野球用具を公開した。

 近本光司外野手の母の日仕様のスパイク (アシックス社提供)
 NPBでは「母の日」に合わせ、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える同イベントを実施。近本光司内野手は同社の白地にピンクがあしらわれたスパイクを使用する。坂本誠志郎捕手はTシャツとリストバンドを用意。また、漆原大晟投手と村上頌樹投手にもTシャツが届けられる。選手はピンク色に染まる球場で、日頃の感謝をプレーに込める。


 近本光司外野手に用意された母の日仕様のバット(左)。右下はオリックス福田周平外野手のもの (ヤナセ社提供)
 近本光司外野手が「母の日」の12日横浜DeNA戦(横浜)に向けて、母の日仕様のピンクバットを用意した。契約を結ぶヤナセ社が提供する。
 近本は昨年の母の日だった 5月14日横浜DeNA戦(甲子園)で 1試合4安打を放ち、大勝に貢献した。幸運のピンクといえるバットで今年も勝利を目指す。
 同じく同社とアドバイザリー契約を結ぶオリックス福田周平外野手もピンクのギアを用意して臨む。

 

 森下が 9日、連敗ストップに向け、横浜DeNA・東撃ちに気合を入れた。「去年も一番よかった左投手だと思う。コントロールの良さといろんな球種でカウントが作れるんで、なかなか絞りづらい。そこを打ち崩せたら勢いに乗れると思うので、そのために頑張りたい」。昨季は打率.222(9打数2安打)と苦手にしたが、今季初対戦で気持ちを新たに攻略にかかる。

 森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 虎の筒香になる! 森下翔太外野手(23)が地元・横浜で横浜DeNA筒香ばりの活躍を誓った。
 10日から敵地で 3連戦。神奈川出身の森下にとって、横浜スタジアムは子どものころからなじみ深い球場だ。かつて客席で見ていた筒香が 5年ぶりにNPBに復帰し、「目の前で見られる機会があったら楽しみ」と心を躍らせた。筒香が 6日東京ヤクルト戦で放った劇的3ランにも刺激を受け、「やっぱりスター性がある。何か感じるものがあったら盗んでいきたい」と貪欲だ。さらに「ああいう場面で 1発打てたら本当に強いチームに完成していくと思う。ああいう役割ができる人に、タイガースで自分ができれば」と宣言した。


 横浜DeNA戦を前に意気込む森下翔太外野手=阪神甲子園球場
 昨季の横浜は打率1割5分8厘で球場別ワーストだったが、今季は 4月の 2試合で7打数3安打、打率4割2分9厘と打ちまくり、 2年目の進化を見せた。10日先発の東は昨季 3試合の対戦で9打数2安打。「去年(最多勝で)一番よかった左ピッチャー。そこを打ち崩せたらタイガースも勢い乗れると思うので、そのために頑張りたい」と力を込めた。憧れた筒香の前で、名刺代わりのハマスタ初アーチを描ければ最高だ。
○…森下は、地元横浜の横浜DeNA戦で迎える12日の「母の日」へ特別な思いを込めた。プロ 1年目の昨年は不振の 4月に同球場で初の2軍落ちを命じられ、母の日の1軍戦出場はなかった。今年は両親も観戦に訪れる予定で「打てたら自分も気持ちいい」と意気込む。幼少期には父と一緒に時計をプレゼントし、喜んでくれた姿が印象深い。「野球で見せられれば」と感謝の気持ちをバットに乗せる。


 前川は今季のDeNA戦で打率は.300(10打数3安打)と好相性だ。ここ 2試合はベンチスタートながら、打率.269、5打点。昨年までは2軍にいたため、初めてとなる12日の『NPBマザーズデー』に向けて「感謝の気持ちを忘れず頑張ります」と意気込んだ。


 前川右京外野手=阪神甲子園球場

 絶好調の高卒 5年目が苦しむ阪神打線の起爆剤になる。井上広大外野手が、10日横浜DeNA戦(横浜)で今季初昇格。岡田彰布監督が昨季の最多勝左腕、東撃ちの刺客として即スタメン起用する方針を明かした。チームは先の広島 2連戦で 1得点に終わるなど再び貧打モードに陥り、2位巨人に0.5差に迫られて首位陥落の危機。2軍で打率3割4分4厘、4本塁打を誇る右の大砲候補に、打開の期待をかける。

 前川右京外野手=阪神甲子園球場
            ◇   ◇   ◇
 前川右京外野手も井上に負けてはいられない。
 10日からの敵地での 3連戦に向け「いつもと変わらないので、頑張ります」と静かに闘志を燃やした。直近 5試合は10打数1安打と苦しんでいるが、左翼を争う井上が10日に昇格即左翼で起用される見込みで、一層の奮起が求められる。 2戦目の11日に対戦が予想される下手投げ右腕、中川颯には 4月 4日の対戦で2安打をマーク。出番がくればしっかりチャンスをものにしたい。

 


 青柳晃洋投手 の母の日仕様のグラブ (ゼット社提供)
 岩崎優投手と青柳晃洋投手は 5月12日の母の日に合わせ、ピンクのグラブなどを用意した。アドバイザリープロスタッフ契約を結ぶゼット社が提供。例年ピンク 1色で展開していたが、今年はツートンカラーの特製品が完成した。
 投手のため、試合で使うかは未定だが、母への感謝の思いを胸に勝利を目指す。


 岩崎優投手の母の日仕様のグラブ (ゼット社提供)
 阪神の投手指名練習が 9日、甲子園で行われ、10日の横浜DeNA戦(横浜)先発予定の青柳晃洋投手はキャッチボールなどで調整した。
 「ハマスタなので一発もありますし、打線はもちろん強いチームなので、打たれる分には勝負した結果だと思う。前回は投手に対して押し出しの四球を出してしまったという反省があったので、そういう無駄な四死球というのがなければいいかなと思います」


 キャッチボールを行う青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
 1軍での前回登板、 4月26日の東京ヤクルト戦(甲子園)では投手の小川に対する押し出し四球などもあり、 3回 1/3を投げて7安打5失点(自責2)。翌27日には一度、1軍選手登録を抹消され、 5月 4日の2軍くふうハヤテ戦(甲子園、 3回4安打無失点)に登板するなど、感覚を確かめる期間を過ごした。
 横浜DeNA戦は昨季、 7試合に登板して5勝2敗と白星を積み重ねた。筒香がNPB復帰してさらに厚みを増した打線との今季初対決に注目だ。

 


 キャッチボールを行う伊藤将司投手=阪神甲子園球場
 11日の横浜DeNA戦に先発予定の伊藤将は 9日、横浜高の先輩・筒香との対戦を心待ちにした。「自分が見ていたときはベイスターズにいて、先輩でああやってずっと活躍している選手はやっぱり印象に残っている。対戦できるのはすごく楽しみ」。面識も対面したこともないが、左対左としても負けたくないところ。「低めに丁寧に投げ込めたら」と抑えるイメージを膨らませた。


 練習でゴロを捕球する伊藤将司投手=阪神甲子園球場
 伊藤将司投手が横浜DeNA筒香との初対戦に心躍らせた。
 11日の横浜DeNA戦(横浜)に先発予定。横浜高校の 5学年上の先輩とはこれまで接点がなく、テレビの中の人だった。「ホームランバッター。ああやってずっと活躍している選手はやっぱり印象に残っている。対戦できるのはすごく楽しみだし、すごく光栄です」。雨天中止で中 9日の変則登板になるが、上向きの手応えとともに今季3勝目を目指す。


 キャッチボールする伊藤将司投手=阪神甲子園球場
◆阪神と筒香 筒香にとって、阪神戦の通算151安打、27本塁打、91打点、打率2割5分7厘は、セのカード別ですべてワーストの成績。10日先発の青柳も、21打数4安打、0本塁打、打率1割9分と抑え込んでいる。阪神は筒香がメジャー移籍を控えた19年のCSファーストステージで横浜DeNAと対戦。筒香に第 1、 2戦で本塁打を許したが、2勝1敗でくだし、ファイナルステージへ進んだ。

 

 12日の「母の日」の横浜DeNA戦は才木浩人投手と梅野隆太郎捕手が今季 7度目のバッテリーを組む見込みだ。才木は母の日に向けてピンク色のグラブやスパイクを準備。母の久子さんは大体大 4年時にハンドボールで全国2位になったことがあるアスリート。アドバイスを受けたこともあり「メンタルはバケモンなので。試合の中でのメンタリティとか。自分はこうやった、みたいな」と振り返る。母譲りの強いハートで感謝の4勝目を狙う。


 梅野隆太郎捕手が使用する予定の母の日仕様の用具 (SSK社提供)
 梅野は昨年の「母の日」の横浜DeNA戦(甲子園)で2安打1打点で勝利に貢献した。当時はピンクを基調としたプロテクターを使用したが、今季は「黒ピンク。ちょっと落ち着いた感じで」。黒を基調にピンクのラインが入ったこだわりのデザインで挑む。天国の亡き母へ「感謝を表す意味ではすごく大事な日。チームとしても勝ちたい」と力を込めた。

 

  5月12日「母の日」は、阪神もピンク色に染まる。久保田運動具店とアドバイザリー契約を結ぶ木浪聖也内野手と中野拓夢内野手、植田海内野手が、同社のブランド「スラッガー」が作った「母の日」仕様の用具を身につける。

 木浪聖也内野手、中野拓夢内野手、植田海内野手に用意されたスラッガーの母の日仕様の打撃用手袋(右上)、リストバンド(右下)、アームカバー(左) (久保田運動具店提供)
 今年は華やかな桜色の打撃用手袋、リストバンド、アームカバー。打撃用手袋は濃いピンクと薄いピンクいろの 2色にシルバーがあしらわれている。
 NPBが12日に実施する、全国のお母さんに感謝の気持ちを伝える「NPBマザーズデー2024」で使用する予定。母への感謝を色で表し、思いを込めてプレーを見せる。

 

※ 5月10日の予告先発は、横浜DeNA・東克樹投手(28)―阪神・青柳晃洋投手(30)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』

 リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
 2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
 そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。

 

 

2024年 オープン戦順位表

 

2024年 公式戦順位表

 

2024年 公式戦日程表と結果(03月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(04月)

 

2024年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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