ノンバンクの不動産担保ローン5選【法人・個人事業主向け】

ノンバンクの不動産担保ローン5選【法人・個人事業主向け】

保有している不動産を担保に運転資金を調達しようと考えてます。

銀行融資は難しいのでノンバンクを比較検討したいです。 

本記事では、こういった疑問・要望にお答えします。

本記事の内容
  • ノンバンク不動産担保ローンの特徴4つ
  • 不動産担保ローンの注意点2つ
  • ノンバンク不動産担保ローン5選
  • ノンバンク不動産担保ローンのよくある質問

なお、本記事の筆者は、2009年から現在まで中小企業の資金繰り改善コンサルタントとして活動しており、年商数百万の個人事業主から年商10億円以上の企業まで、幅広く対応してきました。

こういった経験をもとに、本記事では、ノンバンクの不動産担保ローン5選をまとめました。

ノンバンクは銀行/公的機関と比べて金利は高めですが、審査基準は緩やかなので、銀行/公的機関に断られた事業者でも審査に通りやすいです。

特にノンバンクの不動産担保ローンは担保がある分、無担保のビジネスローンと比べて審査に通りやすい傾向があります。

本記事では、不動産担保ローンの情報をお探しの方向けに、不動産担保ローンの特徴や注意点、おすすめなローン会社を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは最初に、ノンバンクの不動産担保ローンの特徴から解説していきます。

目次

ノンバンク不動産担保ローンの特徴4つ

ノンバンク不動産担保ローンの特徴は下記4つです。

  • 銀行よりも審査に通りやすい
  • 無担保と比べて金利は低め
  • 限度額が大きい
  • 長期間借入できる

上記のとおり。

銀行よりも審査に通りやすい

ノンバンクの不動産担保ローンは銀行融資と比べて審査に通りやすいです。

銀行融資と比べて金利は高めですが、

  • 赤字決算
  • 2期連続赤字
  • 債務超過
  • 税金滞納
  • リスケジュール中

などの状態でも、柔軟に対応してくれます。

ただし、財務内容が悪いとローン会社によっては事業計画書の提出を求められますので、その点ご留意ください。

事業計画書といっても、銀行融資をリスケジュール時に提出する経営改善計画書と比べると簡易的なものなので、そこまで身構えなくて大丈夫です。

無担保と比べて金利は低め

無担保のビジネスローンは上限金利が15〜18%に設定されている場合が多いですが、不動産担保ローンは15%程度に設定されています。

無担保ビジネスローン不動産担保ローン
上限金利(実質年利)18%15%
実質年利とは、手数料を含め年利で換算したものです。

担保を押えている分、回収不能に陥るリスクが低いため、上限金利は低めに設定されています。

限度額が大きい

不動産担保ローンは担保を押えている分、利用可能な限度額が大きいです。

無担保ビジネスローンの場合、限度額は500~1,000万円ぐらいが多いですが、不動産担保ローンは3〜10億円と限度額は大きいです。

無担保ビジネスローン不動産担保ローン
限度額500~1,000万円3~10億円

もちろん、金額に見合う不動産は必要になりますが、不動産を所有していれば相場価格に近い金額を調達できる可能性があります。

長期間借入できる

銀行/公的機関から不動産を担保に運転資金の融資を受ける場合、返済期間は5〜7年で設定されますが、ノンバンクの不動産担保ローンは最長借入期間が30年〜35年と住宅ローンのよう長期間借入できます。

銀行/公的機関不動産担保ローン
返済期間5~7年30~35年

返済期間が短いと毎月の返済額は大きくなりますので、借入当初は資金的に楽でも3〜4年経つ頃には毎月の返済額がかなり負担になります。

しかし、返済期間が長ければ毎月の返済額は小さくなりますので、毎月の返済負担を抑えられます。

以上がノンバンク不動産担保ローンの特徴です。続いて、不動産担保ローンの注意点を解説していきます。

不動産担保ローンの注意点2つ

不動産担保ローンの注意点は下記2つです。

  • 審査に時間がかかる
  • 手数料が高め

上記のとおり。

審査に時間がかかる

不動産担保ローンに申し込むと、担保対象となる不動産をチェックしに来るので審査に時間がかかります。

仮審査であれば最短当日に、

  • 融資実行の可否
  • 融資実行の見込額

などの結果がわかりますが、仮審査から本審査に進む過程で不動産を目視チェックしに来るので、その分時間がかかります。

担保対象となる不動産の近くにローン会社の拠点があれば、すぐに来てもらえますが、近くに拠点がないと、2〜3日程待たされることもあります。

チェックに時間がかかれば、その分、本審査も遅れます。

手数料が高め

不動産担保ローンは融資利率の他に、下表記載の手数料がかかります。

融資実行時返済時
事務/融資手数料:融資額に対し、0〜5.5%(3.3%以内が多い)

調査料:融資額に対し、0.55%以内[融資手数料に含めて、別途計上しないローン会社が多い]

収入印紙代

登記費用
中途解約手数料:返済元金の0〜5.5%(3.3%以内が多い)

抵当権抹消費用

ですので、利用検討する時は、融資年利ではなく、実質金利に着目して利用検討するといいですよ。

色々検討して、金利が一番安いところに申し込めたと思っていたら、他社とあまり変わらなかったというお話はよく聞きます。

以上が不動産担保ローンの注意点です。続いて、ノンバンクの不動産担保ローン5選を紹介していきます。

ノンバンク不動産担保ローン5選

ノンバンク不動産担保ローン5選は下記のとおりです。

  • セゾンファンデックス
  • アサックス
  • トラストホールディングス
  • AGビジネスサポート
  • MRF

上記のとおり。

セゾンファンデックス

セゾンファンデックスは、年間申込実績が4,000件以上の法人・個人事業主向けの不動産担保ローンです。セゾングループの株式会社セゾンファンデックスがサービス提供しています。

公式サイト

全国エリア対応、最短即日で仮審査、本審査は最短3日で回答してくれます。金利も低めに設定されていて、二番抵当でも検討可能です。

比較ポイント
  • 対象エリアは日本全国
  • 年利は2.90%~9.9%の低金利
  • 融資金額は最大5億円
  • 二番抵当でも検討可
利用対象者法人・個人事業主対応地域全国
[一部対応できない地域あり]
金利(実質年利)変動金利:2.90%~4.70%(2024年12月時点)
固定金利:4.50%~9.90%
手数料事務手数料:1.65%以内
調査料:0.55%以内
融資金額500万円~5億円審査スピード最短3営業日
担保土地/建物融資スピード最短1週間
保証人原則不要
[法人の場合、代表者]
返済期間/返済回数5年~25年/60回~300回

詳細は公式サイトをご確認ください。

公式サイト

アサックス

アサックスは、年間申込実績が1,500件以上の法人・個人事業主向けの不動産担保ローンです。株式会社アサックス(8772)がサービス提供しています。

公式サイト

対応エリアは1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)のみですが、簡易審査は最短1日、最短3日で融資実行まで進めてくれます。金利も低めに設定されています。

比較ポイント
  • 対象エリアは1都3県
  • 年利は1.95%~6.90%の低金利
  • 融資金額は最大10億円
  • 二番抵当でも検討可
利用対象者法人・個人事業主対応地域東京、神奈川、千葉、埼玉
金利(実質年利)年1.95%~6.90%手数料融資取扱手数料3.3%以内
融資金額300万円~10億円審査スピード最短即日
担保土地/建物融資スピード最短3日
保証人原則不要返済期間/返済回数3か月~30年/3回~360回

公式サイト

トラストホールディングス

トラストホールディングスは、担保となる不動産の条件が幅広い法人・個人事業主向けの不動産担保ローンです。トラストホールディングス株式会社がサービス提供しています。

公式サイト

担保となる不動産の条件が幅広く、二番抵当・三番抵当・借地権/底地権、共有持ち分でも検討可能です。

審査も早く、最短即日で融資を実行してくれるので、お急ぎの方におすすめです。

比較ポイント
  • 対象エリアは日本全国
  • 年利は3.45%~7.45%の低金利
  • 融資金額は最大10億円
  • 二番抵当・三番抵当・借地権/底地権、共有持ち分でも検討可
利用対象者法人・個人事業主対応地域全国
[一部対応できない地域あり]
金利(実質年利)年3.45%~7.45%手数料事務手数料5.5%以内
融資金額100万円~10億円審査スピード数日
担保土地/建物/マンション/アパートなど融資スピード最短即日
保証人必要な場合あり返済期間/返済回数1か月~30年/1回~360回

公式サイト

AGビジネスサポート

AGビジネスサポートは、事業性専門の融資会社として年間6,000件以上の融資実績がある法人・個人事業主向けの不動産担保ローンです。アイフルグループのAGビジネスサポート株式会社がサービス提供しています。

公式サイト

全国エリア対応、最短即日で簡易診断、融資実行は最短3日となっています。抵当順位は不問で、金利も低めに設定されています。

比較ポイント
  • 対象エリアは日本全国
  • 年利は2.49%~8.99%の低金利
  • 融資金額は最大5億円
  • 抵当順位は不問
利用対象者法人・個人事業主対応地域全国
[一部対応できない地域あり]
金利(実質年利)年2.49%~8.99%手数料事務手数料3%以内
融資金額100万円~5億円審査スピード数日
担保土地/建物融資スピード最短3営業日
保証人原則不要
[法人の場合、代表者]
返済期間/返済回数30年/360回
元金一括返済の場合、最長2年(24回以内)

公式サイト

MRF

MRFは、年間約1,500件以上の融資実績がある、法人・個人事業主向けの不動産担保ローンです。株式会社エム・アール・エフがサービス提供しています。

公式サイト

西日本エリアに強く、申し込みから融資実行まで最短3日で対応してくれます。

様々なプランが用意されていて、返済期間1年以内の短期から、3年間元金返済なし(金利のみ)の元金据え置きプラン、35年以内返済のオーダーメイドプランなど、用途に合わせてプランを選べます。

比較ポイント
  • 対象エリアは西日本エリア
  • 年利は4.00%~9.90%の低金利
  • 資金使途に合わせて返済プランを選べる
  • 融資金額は最大3億円
  • 二番抵当以下でも検討可
利用対象者法人・個人事業主対応地域西日本エリア
金利(実質年利)4.0%~9.9%手数料事務手数料3.3%以内
融資金額100万円~3億円審査スピード数日
担保土地/建物融資スピード最短3営業日
保証人原則不要
[法人の場合、代表者]
返済期間/返済回数3か月~35年/1回~420回

公式サイト

以上、ノンバンクの不動産担保ローン5選でした。続いて最後に、ノンバンク不動産担保ローンのよくある質問とその答えを解説していきます。

ノンバンク不動産担保ローンのよくある質問

ノンバンク不動産担保ローンのよくある質問をその答えは下記のとおりです。

  • 財務内容が良くないけど利用できますか?
  • 地方でも利用できますか?
  • 銀行/公的機関に第一順位の抵当権を設定されていますが、利用できますか?

上記のとおり。

財務内容が良くないけど利用できますか?

銀行/公的機関は財務内容を重視して審査しますが、不動産担保ローンは不動産評価を重視して審査します。

したがって、多少財務内容が悪くても不動産の評価額が高ければ融資を受けられる可能性が高いです。

地方でも利用できますか?

一口に「地方」と言っても状況は様々なので一概には言えませんが、地方でも不動産の流動性が高ければ利用できる可能性があります。

不動産の流動性とは、端的に「物件を換金しやすいかどうか」です。

この辺りは直接お問い合わせした方が早いと思います。

筆者の仕事柄、不動産担保ローンをお客様に紹介することがあり、査定の現場に立ち会うこともありますが、所有者側の視点とローン会社の視点はかなり違います。

所有者側の視点ローン会社の視点
幹線道路沿いで立地も悪くないから〇千万ぐらい調達できる可能性があるのでは?立地自体は悪くないが、土地が広すぎて用途が限られるため、流動性は低い(つまり融資実行は難しい)
中心市街地から離れていて、何もないところだから難しいのでは…?高速道路のICが近いため、物流業者にニーズがある。建物の評価はゼロになるが、土地だけの評価であれば実行可能。

このようなことはよくありますので、まずは問い合わせてみて、簡易査定をしてもらった方が早いです。

登記簿謄本と物件の写真があれば、ローン会社によっては簡易査定してくれます。

銀行/公的機関に第一順位の抵当権を設定されていますが、利用できますか?

不動産の流動性が高いことが条件になりますが、不動産に剰余があれば二番抵当でも利用できる可能性があります。

ちなみに、本記事で紹介しているローン会社は、剰余があれば二番抵当でも検討して貰えます。

不動産の剰余とは

不動産の剰余とは、負債よりも高く売却できる状態をいいます。

例えば、評価額5,000万円の不動産を担保に、銀行から2,000万円の融資を受けている場合。

不動産評価額5,000万円
銀行(第一順位の抵当権者)2,000万円

不動産を売却すれば、2,000万円の負債を返済しても3,000万円残ります。このような状態を剰余といいます。

剰余があれば利用できる可能性あり

現在、銀行/公的機関から不動産を担保に融資を受けていても、不動産に剰余があれば利用できる可能性があります。

実際は評価額に対して掛け目(6~8割)が設定されますので、実際に利用できる金額の目安は下記のとおりとなります。

利用可能な金額の目安(掛け目8割で試算)
  1. 不動産評価額 5,000万円×掛け目8割 = 担保価値4,000万円
  2. 担保価値4,000万円 – 銀行の残債2,000万円 = 剰余2,000万円

上記ケースの場合、剰余が2,000万円ありますので、2,000万円を上限に融資を受けれる可能性があります。

まとめ

以上、ノンバンクの不動産担保ローン5選でした。

ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行/公的機関の融資と比べて金利は高めですが、その分、審査基準は緩やかで融資スピードも早いです。

赤字決算や債務超過、リスケジュール中など、多少条件が悪くても不動産評価を重視して検討してくれるので、ぜひ検討してみてください。

人気記事 法人向けビジネスローンおすすめ6選【即日・低金利で資金調達】

人気記事 【無料】不動産一括査定サイト3選【売却価格を比較検討できる】

面白かったらシェアをお願いします!
  • URLをコピーしました!
目次