■西行忌 詩歌が上手くなりますように 今年も綺麗な桜が見れますように
2月16日が実際の忌日。
♪願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ
by 山家集 by続古今和歌集
〈意訳〉
願いとして桜が咲く春に死にたい、お釈迦さん入滅した二月十五日の満月の頃がいい!
文治六年(1190年)二月十六日が忌日。
「頃」に、見事に逝った。
♪十六夜の日に
桜が咲くのは新暦ではもうひと月先。桜を想像しながらの西行忌。
♪新旧と暦は違えど心眼で季節の花を咲かせ散らせと
これまでブログで西行さんに言及は12回。今日のブログで13回目。
西行さんは、生涯に詠んだ和歌、推定22,00首。推敲や案をいれるともっとたくさんであったのでしょう。
桜、花は230首、新古今和歌集には94首。思えばブログ掲載言及はごくわずか1部。
2015年 西行さんの伊勢
百人一首が、知名度の高い和歌かと。
♪なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな
次は辞世?
♪願わくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの もち月のころ
あとは思いつくままに。列挙。
忌の供養として、旅にしあれば草枕、百人一首の絵札を札/牌として心経とともに和歌唱和。合掌。
♪花見にと 群れつつ人の 来るのみぞあたら桜の とがにはありける
♪花を見し 昔の心 あらためて 吉野の里に 住まんとぞ思ふ
♪今よりは 花見ん人に 伝へおかん 世を遁れつつ 山へ住まへと
♪心なき身にもあはれは知られけりしぎ立つ沢の 秋のゆふぐれ
♪吉野の山梢の花を見し日より 心は身にも添わずなりにき
♪風になびく富士の煙の空に消えて 行方も知らぬ わが思ひかな