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結婚して1年目に結構な遺産を残し舅が急死

夫が1人になった姑が心配だと言うので同居開始

姑は家事を手伝ってくれるし月々の生活費まで入れてくれてた

しかし1年もたたないうちに歩行困難

近距離に住む専業主婦(子供3人)の義妹と交代で姑の介助が始まった

夫は口は出すが手は貸さない

私が仕事で帰宅が遅くなった日、真っ暗なリビングでうずくまって泣いてる姑

歩行が困難なのでトイレに間に合わずリビングで粗相

動くとリビングを汚してしまうと思い、その場から動けなくなってた

服を着替えをさせる私に、姑は「ごめんねごめんね」って泣いた

その頃から姑は「施設に入りたい」と言い出し始めた

姑は大舅姑の介護をしていたので介護の大変さを知っている

義妹と私は交互の介護に限界を感じてたので施設を探した

姑が希望する施設を見つけて、義妹夫婦と私達夫婦と姑は話し合った

義妹夫婦と私は姑が施設に入るのに賛成

反対したのは夫1人

 

「姑は自分の家で介護される事が一番幸せなんだよ」

日中は義妹が姑の介護をしていても義妹夫は文句ひとつ言わないのに

私が料理をしている最中でも呼びつけ姑のトイレ介助をさせる夫

「姑の施設入りを反対してるんだから、あなたも手伝って」と言うと

「施設に入ると遺産が減るだろ」と夫

それを聞いた姑はポロポロ泣いた

姑は弁護士を入れて財産の管理人を義妹にし希望してた施設に入居

それを見届けてから私は夫と離婚した

私が姑の介護に明け暮れてた時に「夫さんと別れて欲しい」不倫相手からの電話

夫は悪びれる様子もなく、姑の遺産を当てにし慰謝料満額をサクッと支払い離婚

けど、離婚の一番の理由が不倫じゃないってことを夫は気付かなかったと思う

離婚して引っ越した住所に姑からちょくちょく手紙や施設で作った小物が送られてきた

私も時間を見つけては施設に顔を出したりしてた

姑は孫に囲まれてる写真を大事そうに何枚も壁に貼り幸せそう

それから年月が過ぎ、姑が亡くなった

暫くして義妹から小包と手紙が届いた

小包を開けたら姑が大事にしてたネックレスと指輪が入ってて
手紙には

 

お久しぶりです

母の49日法要と納骨を済ませました

母は最期まで義姉さんに感謝してました

亡くなる前に母から託された遺品です

父から銀婚式に貰ったネックレスと指輪では

貰ってあげて下さいね。

 

ps　母の遺産は施設費用や旅行なんかで使い切りました。(笑)

 

私は義妹にお礼の手紙を出した

 

忙しい中,わざわざ有難うございます

最期まで私を気にかけてくれた義母さんのネックレスと指輪は生涯大事にします。

 

ps　遺産が1円も残ってないと知った時の元夫の顔を見てやりたかったわ(笑)