『プー あくまのくまさん』がラジー賞5冠でいやんなっちゃう!! スタローンが再びラジー賞俳優に! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『プー あくまのくまさん』がラジー賞5冠でいやんなっちゃう!! スタローンが再びラジー賞俳優に!

 

0:28update●記事を一部修正

 


今回のアカデミー賞授賞式は大いに盛り上がったと同時に、ロバート・ダウニー・Jrとエマ・ストーンがそれぞれキー・ホイ・クァンとミシェル・ヨーからオスカー像を受け取った際の失礼ともとれる態度がSNSで物議を醸している(ダウニー・Jrとクァンは舞台裏でセルフィー写真を撮って仲良しアピールしたが)。「2人とも好きな俳優なのにこれは残念」「差別かどうかは置いておいて何より普通に失礼。素敵な俳優さんだけに悲しみが深い」「前年オスカー受賞者のプレゼンターに最低限の敬意も示せないようではどんな名優、スターであろうがどうしても好感度下がっちゃう」「壇上でのRDJの仕草、まさにアメリカにいると感じる差別そのものなんだけどな。“あれ?今のはたまたま忙しくて無視されただけだよな…?”“いやいやまさか2024年に人種差別はないよな…?”って自分に言い聞かせつつ、心のどこかには確実にダメージが蓄積されるやつ。正直観てて辛かった」などと批判が相次いでいるようだ。とはいえ本人たちに“人種差別している”という意識は毛頭ないだろうし、受賞の喜びで気持ちがいっぱいいっぱいになっていたのかもしれない。それが失礼な態度に映ってしまい、その結果叩かれてしまったのは仕方がない?

 


前置きが長くなった。しかしラジー賞はどんな人種も差別しない!(とは言ってもその年のワースト作品、人を決めるある意味失礼なアワードなんだけどね) ダメな映画や俳優には鉄槌を下す!(あくまでもジョーク的にね)

オスカー発表の前日にワースト作品、俳優を決める第44回ゴールデンラズベリー賞が発表された。大方の予想通り「これ以上酷いホラー映画はなかなか出てこないだろう」と言われている、クマのプーさんを殺人鬼にしただけの『プー あくまのくまさん』がワースト作品賞を含む5部門で“圧勝”した。

いくらパブリックドメインでキャラクターを自由に再利用できるからってテキトーなク○映画を作ってるとラジー賞も黙っちゃいませんよ!と言わんばかりに、ワースト作品賞、ワースト監督賞、ワースト脚本賞、ワーストスクリーンカップル賞、ワーストリメイク・パクリ・続編賞のノミネートすべてで受賞した。本物のプーさんなら「いやんなっちゃう~」と愚痴ってそうだが、製作陣は全く気にしてないようで製作費わずか10万ドルだからボロ儲け、さらに今度はティガーも登場する続編もまもなく公開!とノリノリだ。



『エクスペンダブルズ ニューブラッド』はスタジオと作品の方向性を巡って一度は降板したシルヴェスター・スタローンだったが「やっぱりあんたに出てもらわにゃ!」と説得され渋々復帰。しかしいつも以上にやる気が見られないその熱意のなさが認められ、ワースト助演男優賞を受賞。2015年にせっかく名誉回復賞をもらったのに、『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』以来20年ぶりにラジー賞俳優として帰ってきた。



ミーガン・フォックスは『エクスペンダブルズ ニューブラッド』と『バトル・オブ・ザ・キラーズ』でダブル受賞。キャリア低迷中だからこそ『エクペン』でもうひと花咲かせようと奮闘したミーガンだったが、作品そのものが失敗に終わりご愁傷様としか・・・・。



ちなみに来年のラジー賞は、ホメてる人がほぼおらず、アカデミー賞授賞式のオープニングでもジミー・キンメルがしっかりイジってたSSU映画『マダム・ウェブ』が総ナメしそうな勢いだ。チュー




ワースト作品賞
まじかるクラウン『プー あくまのくまさん』

『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

『エクソシスト 信じる者』
『MEG ザ・モンスターズ2』
『シャザム!~神々の怒り~』


ワースト主演男優賞
まじかるクラウンジョン・ヴォイト 『Mercy』

ヴィン・ディーゼル 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
クリス・エヴァンス 『ゴーステッド』
ジェイソン・ステイサム 『MEG ザ・モンスターズ2』
ラッセル・クロウ 『ヴァチカンのエクソシスト』


ワースト主演女優賞
まじかるクラウンミーガン・フォックス 『バトル・オブ・ザ・キラーズ』

サルマ・ハエック 『マジック・マイク ラストダンス』
ジェニファー・ロペス 『ザ・マザー:母という名の暗殺者』
ヘレン・ミレン 『シャザム!~神々の怒り~』
アナ・デ・アルマス 『ゴーステッド』


ワースト助演男優賞
まじかるクラウンシルヴェスター・スタローン 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

マイケル・ダグラス 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
メル・ギブソン 『Confidential Informant』
ビル・マーレイ 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
フランコ・ネロ 『ヴァチカンのエクソシスト』


ワースト助演女優賞
まじかるクラウンミーガン・フォックス 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

バイ・リン 『バトル・オブ・ザ・キラーズ』
キム・キャトラル 『About My Father』
ルーシー・リュー 『シャザム!~神々の怒り~』
メアリー・スチュアート・マスターソン 『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』


ワースト監督賞
まじかるクラウンリース・ウォーターフィールド 『プー あくまのくまさん』

スコット・ウォー 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
デヴィッド・ゴードン・グリーン 『エクソシスト 信じる者』
ペイトン・リード 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
ベン・ウィートリー 『MEG ザ・モンスターズ2』


ワーストリメイク・パクリ・続編賞
まじかるクラウン『プー あくまのくまさん』

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
『エクソシスト 信じる者』
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』


ワースト脚本賞
まじかるクラウン『プー あくまのくまさん』

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
『エクソシスト 信じる者』
『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
『シャザム!~神々の怒り~』


ワーストスクリーンカップル賞
まじかるクラウン血に飢えた切り裂き魔/殺人鬼としてのプー&ピグレッド 『プー あくまのくまさん』

『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の無慈悲な傭兵軍団2人
『エクソシスト』で金儲けでリメイク権獲得に4億ドルを寄付した投資家2人
アナ・デ・アルマス&クリス・エヴァンス 『ゴーステッド』
サルマ・ハエック&チャニング・テイタム 『マジック・マイク ラストダンス』

 

ラジー名誉挽回賞
フラン・ドレシャー

1998年に『美容師と野獣』でワースト主演女優賞にノミネートされ、現SAG / AFTRA(全米映画俳優組合)会長であるフラン・ドレシャーは2023年の長期にわたるストライキを成功裏に終わらせた