ティーチ研会報掲載4コマ(66)「わかりやすさ>不便」 | みつゴコロ

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24歳の3つ子(♂♀♂自閉症スペクトラムっ子&脳性まひっ子含む)との日々のできごと。

いしかわTEACCHプログラム研究会、会報153号掲載4コマ。会報記載本文はこちら↓

 

以前は自分の分さえはっきりしていればOKだったのに、最近は大皿料理や大袋のお菓子、鍋に残ったおかずや飲みかけのコーヒーまで気づいてしまうようになったたんたん。

 

分けても、言い聞かせても、紙に書いても伝わらず。

言えば言うほどこだわりも強くなっていく悪循環…。

 

しかたなく、お鍋もやかんもお菓子の残りも、すべて物理的に見えないように整えてみたら、渋々あきらめてくれました。

 

一見、ガツガツしているように見えていた行動の裏に、食べずにはいられない強迫的な苦しみがあったのかもしれないなあ。

食べたいわけじゃないのに見えちゃうし、見えちゃうから気になるのに止められて、本人がいちばん辛かったかも(涙)

 

鍵付き冷蔵庫はちょっぴり不便なのだけど、お互いが楽になるならお安い御用。今ではわたしがロックし忘れると、生真面目に自らロックしてくれるようになりました。「見える化すれば伝わるもの」と、「見える化しないほうが親切なもの」があるんだなあ。

 

こんなふうに生活のなかでうまくいった!楽になった!の小さな達成感が、自閉っ子との暮らしのささやかな喜びになっているわが家です。

 

*2020年10月の会報掲載4コマなので、2年半以上前のエピソードです。更新さぼりすぎました…((+_+))

 

 

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