あらすじ

東京でハイテンション女子高生ライフを送る、小山門出こやま・かどでと“おんたん”こと中川凰蘭なかがわ・おうらん
学校や受験勉強に追われつつも毎晩オンラインゲームで盛り上がる2人が暮らす街の上空には、3年前の8月31日、突如宇宙から出現し未曽有の事態を引き起こした
巨大な〈母艦〉が浮かんでいた。
非日常が日常に溶け込んでしまったある夜、仲良しクラスメイトに悲劇が起こる。
衝撃と哀しみに打ちのめされる二人。
そんな中、凰蘭は不思議な少年に出会い「君は誰?」と問いかけられる。
その途端、凰蘭の脳裏に、すっかり忘れていた門出との過去が一瞬にして蘇る――!

  感想

なんで今までアニメでやらないの?と思ってた浅野にいお原作の同名コミックの映画2部作の前章といいつつ、原作未見です。

 

3年前の8月31日に突如現れた巨大母艦の恐怖の中で女子高生ライフを送る小山門出と中川凰蘭のクラスメイトに悲劇が訪れる中、日常が脅かされていくというようなお話。

 

シナリオ大変良かったです。

女子高生の日常の中に影を落とす東京上空に現れた巨大母艦の存在。日常と非日常が混ざり合うブレンドに無理がなく、アニメだから表現できることに溢れていて、実写特撮とかにならなくて本当に良かったです。

 

原作の要素をかなり削ぎ落としていると想定するのですが、特に後半の小学生時代のパートからラストまでの流れ、漫画「イソベヤン」と異星人の関係から、登場人物のドロッとした奥底の感情が見えてくる描写に唸りました。

 

2ヶ月後の後章が公開されるというのも、印象が残ったまま続きが見られることの良さも感じます。

 

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