報道されているトランプ政権による関税政策が4月2日に公表される、というのはほぼ意味無いです。日程・税率ともにトランプのペースで変更可能なので。
いずれにせよ結論としては大統領選挙期間から就任時にかけて宣言していた、大規模移民強制送還や高率関税にしても軟化せざるを得ない。
そんなことは昨年末のリポートや来月予定しているFRB書籍に記載済み(実質書いたのは昨年から1月)で、発売以降、それが後付けに思われるのが辛いですね。何事にもタイムラグがあって、そのとおりになっているだけなので。
強制返還はさまざまな要因から進まず、(米国に)入ってくる人に焦点を当て、トランプのニュアンスも変わった、そんな荒々しい返還はできない。 これも想定通り。そうせざるを得ないから。関税にしても同様だといえる。(繰り返しになるが、昨年から1月にかけてこのあたりも記載してるんですよね)
で、引き締めることができない状況の中、なぜか利下げ期待が先行している。なぜ利下げ?昨年実施したからだろうか。あれはトランプ当選を念頭に置いた予防的利下げ、結果的には。 利下げの予測は意味が無いです。トランプ政権の経済政策次第なので。また更新します