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~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

アメリカ看護師賠償責任保険④

2022-05-06 00:55:19 | 【アメリカ】RN(看護師)
長女:6歳 小学1年生
次女:3歳 Pre-K3(年少組)
私:アラフォー ナースプラクティショナー


まだ新人ナースだった頃に、アメリカの看護師 賠償責任保険について触れた事があります(ココココココ)。

当時の私はNSOという会社の看護師賠償責任保険に入っており、最初の年(ナース1年目)は保険料が$50、翌年以降は$100-110。補償金額は、訴訟1件につき$1,000,000(大体1億円)、累計$6,000,000(6億円)補償するというものでした。

この補償内容で年間保険料$100というのは(私にとっては)お得で、何かあった時の事を思えば安いものだし、心の安定剤・安心料みたいな意味合いもアリ。

ナース・看護師・RNというのは、アメリカ医療業界において一番多い職種。医師は100万人にも満たないけど(あるデータでは85万)、看護師は400万人いるそうです。

医療訴訟が起こると、病院・保険会社・医師が訴えられるケースが多いけど、看護師が訴えられるケース(訴訟数)はそこまで多くないという印象。そして、医師の4ー5倍ものナースがいる(=保険加入者数が多い)。そういう背景から、ナースの賠償責任保険は安く抑えられているのではないかと勝手に思ってます。

賠償責任保険に入っていない看護師も一定数いますが、私は加入する事を強く勧めます。病院はいち職員の事なんて何とも思ってません。組織を運営する為だけのただの駒。訴訟が起こった時、病院は病院自体や経営を守る事には必死になりますが、いち職員を守る為に親身になってくれる事はありません。これは、長年大きな組織に属してきて、日々(嫌なくらいに)実感する事です。なので、自己防衛策を立てるのはすごく大切。

幸い、私は今のところ訴訟や看護師免許に制限が付くような事態とは無関係ですが、ナースプラクティショナーとして働く今は訴訟により近い存在なので、誤診や見落とし、記録の間違いなどに神経を尖らせる日々です。


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