2024年5月3日金曜日

やはりFOMC後の早朝5時台のドル円急落は介入だった模様。

日銀当座預金増減要因と金融調節 (5月7日<火>分)
https://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jp240507.htm
・財政等要因    ▼43,600(4.3兆円)    
~為替介入を想定していない市場予想 ▼7000億~▼1.1兆円

その差は3~3.5兆円程度。
今朝、5/2 AM5:05~のドル円下落は
3~3.5兆円規模の介入だあったのではないか、と推計されます。

早朝の流動性の低い時間帯だったこともあり
前回4/29の13:05よりも少額でも効果的だったと言えます。

神田財務官は介入の有無についてはノーコメントとしつつ
「過度な変動が大きな影響を日本経済に及ぼすことは看過できない」
「必要な場合には、私が機内にいようが海外にいようが
 24時間適切な対応は取っていく。今後もそれは続けていく」

まさに、24時間気が抜けないことを改めて確認した今朝の値動き。

数日前のブログで介入資金はGDPの2%以内に収めないと
米国から為替操作国認定される可能性がある、と書きましたが、
正確には「自国通貨売り、ドル買い」介入のケースにのみ該当するそうで
今回のような「自国通貨買い、ドル売り」介入には
当てはまらないのだそうです。この点、訂正いたします。

つまりGDPの2%程度(おおよそ12兆円以内)の介入しかできない、
ということはない。
神田財務官のおっしゃるように必要な場合は介入が入ると
構えておいたほうがいい、ということですね。

また、このところ急速にSNSで共有され広がっている情報として
IMFの為替介入ルールというのがあります。

それによると介入は
・半年の間に3回以内
・介入期間は3営業日を超えないようにする
・実行から3営業日を過ぎて、再度実行する場合は再度申立が必要。

とのルールに沿って行わなければならない、という話なのですが
これは2009年9月公表の「ワーキング・ペーパー」(論文)
2023年7月公表の「為替アレンジメントと為替規制に関する年次報告書」で
「自由な変動相場制」の条件として指摘されているものですが、
これは特に罰則があるわけでもなく、過去の日本の大規模介入や
スイスの介入の際も何らペナルティが指摘されたわけではありません。

神田財務官は、G7声明、日本の主張も踏まえ為替のコミット再確認と
先日話していましたが、IMFの条件については触れていません。

22年の介入時にIMFルールが取り沙汰されることはありませんでした。
なぜ今年はこれが突如引っ張り出され拡散されているのかわかりませんが
この条件下でしか介入が実施できないという縛りがあるわけではない、
と想定しておかないと、読み違えるリスクとなります。

とはいえ、無制限に介入できるというものでもないでしょうから、
もう玉切れではないか、と足元をみて
ドル円ロングで参戦してくる向きもあり、
今日は東京時間10:30ころまで猛烈にリバウンドして
介入とみられる下落に対して半値以上も戻りを入れていましたが、
V字回復とはなりませんでした。再下落中です。
※ドル円15分足

銀行を限定して少額づつ売りたたき上値を切り下げさせることで
大規模介入効果を剥落させない「隠密介入」が続けられているのでは?
という一部指摘もあります。介入のやり方はいろいろある、ということです。

昨日神田さんを甘く見ないほうが良さそう、ということで
ドル円のロングを作らず様子見としたのは、
どんな手を使って再び下落するかわからないと思ったからですが
まさに、今日の午後からはそのような動きになっています。

ドル円を155.40円から少額づつ売り参戦しています。

明日の雇用統計も要注意です。
強い数字が出てドル金利、ドル円上昇となった場合でも
今週の介入が無駄にならないよう再度の介入で頭を叩いてくる可能性は
十分にあるでしょうし、
逆に、弱い数字が出てドル金利低下、ドル円下落となった場合に
追い打ちをかける格好で介入することでチャート形状の悪化を実現させれば
一連の介入の勝利を確信させるものとなるでしょう。
その好機を神田財務官は逃さないのではないか、という気もします。

要するに明日の雇用統計はどんな結果になっても
もう一弾の介入がある可能性は否定しないでおく、ということですね。

今週160円を突破する円安ドル高が進行したことで
外資が軒並みドル円相場の一段の円安予想をだしてきたこともあり
ここは手を抜けない局面であると思われいます。

■円は1986年以来の低水準に落ち込む可能性、1ドル=165円も-RBC 5月2日 18:04
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-02/SCUMQCT1UM0W00

■円安「通貨危機」の様相、米当局も注視-口先介入強まるとオニール氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-02/SCU45CT1UM0W00

みんな、介入効果は一時的だと思っているんですよ。
私もそれは否定しませんが
米金利が低下してくれば話は変わってきます。

さすがに今週の雇用統計で早期利下げ期待が急速に再燃する、
というミラクルは期待薄かとは思われますが、
何が起きるかわかりません。米経済は思ったより強くなさそうだ、
というのはFOMCのパウエル議長のハト派スタンスにもあらわれていました。

今夜米金利は低下傾向。
今夜の指標も弱かった。
製造業新規受注(3月)1.6%(予想 2.1% 前回 1.2%(1.4%から修正)

今週は4月ISM製造業景況指数が49.2と(予想:50.0/前回:50.3)
再び景気の分水嶺となる50を割り込んでいたことが確認されましたが
新規受注の数字も予想を下回りました。

このままドル金利低下がトレンドとなれば
ドル円相場もまだ崩れていきそうです。
安易に押し目完了と買うのはリスクが高いような気がしています。

金利低下で、今夜の米株は堅調推移です。
株がなかなか崩れず、インフレが低下しない問題もありますが・・・。

NOTE
来週はBOE、英国の金融政策はどうなるでしょう。

■英中銀、ベイリー総裁悩ます分裂-利下げ時期巡り足並みそろわず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-02/SCUE0NT0G1KW00?srnd=cojp-v2
・投資家は英中銀が利下げに踏み切るのは9月とみている
・一部のエコノミストは早ければ6月の利下げもあり得ると予想
・年初には今年6回の利下げを予想していた投資家も、今では1回しか織り込んでいない
・中銀はピーク時に11%を超えていたインフレ率が今四半期には目標の2%まで下がると予想

■異次元円安「予想超える変化」、輸出企業も戸惑い-業績プラスも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-02/SCQ9U4T1UM0W00

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2024年5月2日木曜日

 5月FOMCは事前に警戒されたよりはハト派的となりましたが
ひょっとして、それを受けて日本の通貨当局、介入に動いたかもしれません。
いや、値動き的に介入やってますね多分。

※ドル円15分足



このライミングで入るとは、神田さん侮れませんね。

絶妙なタイミングでした。
というのも、FOMCはタカ派イベントとなるのではないか
という警戒が強かったのですが
蓋を開けてみればハト派的でした。

FOMC声明:保有証券の縮小ペース、6月から減速-国債償還を減額
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-01/SCTJDAT1UM0W00?srnd=cojp-v2
・FF金利5.25-5.5%に据え置き 金利据え置きは6会合連続
ポイントは
・6月からQTのペースを減速させることを決定
 ~米国債の償還を月当たり最大600億ドルから同250億ドルに減らす
・パウエル議長「次の政策変更が利上げとなる可能性は低い」と発言

再上昇の兆候が見え始めたインフレ率から
市場の一部にはFRBの次の一手が利上げになる可能性もあるのでは?
という警戒がありましたがこれが否定されたことへの安心感から
米金利は低下、ドル円も下落。
米株は上昇する局面もありましたが行って来いとなりました、株ついては後ほど。

そもそも今夜の米指標が弱いものが目立ち、ドル金利が低下していました。

■ISM製造業景況指数(4月)結果:49.2(予想:50.0/前回:50.3)
~再び景気の分水嶺となる50を割り込みました。

■JOLTS求人件数 結果:848.8万件(予想:868.6万件/前回:875.6万件)
~求人が急減少

そこへ来てFOMCが市場が警戒するほどタカ派ではなかったことで
更にドル金利低下、ドル円が下げだしていたところに
追い打ちをかけるような格好で介入が入った(介入かどうかは確定ではないですが)

クレバーですねぇ。神田さん見事です。
にわかロング勢を焼き払いました。
今回どのくらいの規模でドル売りをしたのでしょうか。

※米国債利回り 指標とFOMCで低下するも引け際にリバウンドしていますね。。。

※ドル円日足 
見事な上ヒゲ、トップアウトした形にも見えなくもないですが、
トレンドが完全に崩れたとは言い難い。
押し目を拾いたい向きも多い印象ですので、
雇用統計でまた上がるようなことがあれば、叩いてくるかも。
介入の資金に余裕があるか、
そしてGDP比2%以内に収めるということが可能ならば、ですが。
しここからはチャートを悪化させ心理とトレンドを崩す事が重要ですね。

昨日作ったドル円156.51円ロングは
リバウンドの上昇トレンドが崩れた22時台、157.70円で手仕舞い。
158円台まで上がると思っていたのですが、目論見外れました。

今夜の介入らしき下落では何度か売り回転のトレード、珍しくスキャル。
足元下げ止まってリバウンドしていますがここから買うべきか悩みましたが
今週は神田さんを甘く見ない方が良さそう、、今回は買わずに様子見とします。

-----------------------------------

気がかりなのは今夜の米株。

FOMCがハトだったので、上昇していたんですが、
見事な行って来いとなりました、戻り売り圧力が強い。

※今日の米株の値動き
※米国主要株価インデックス トレンドはやはり下方向に変わっているか?
FOMCが思ったよりハト派的だったのは
FRBは米経済の減速を警戒しているということなのかもしれません。
今夜は原油も大きく下落したんですよ。

※WTI原油

米石油在庫統計で先週在庫が急増していたことが背景かな。

【米週次石油在庫統計(4/26時点)前週比】

・原油在庫:+726.5万
  (予想:▼250万、前回:▼636.8万)

・クッシング在庫:+108.9万(前回:▼65.9万)

・ガソリン在庫:+34.4万
    (予想:▼102万、前回:▼63.4万)

しかし、なにか特殊要因でもあったんでしょうか。
予想との乖離が大きいですし、先々週からの振れ幅が大きい。

原油の在庫が増えているというのは、景気が悪いのでは?

景気悪化、あるいはリセッション警戒が強まることで
米株が落ち始めたのかもしれません。

しばらくボラティリティが高い相場が続きそうです。
どんな取引でも「逆指値」を置くことは忘れずに。

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2024年5月1日水曜日

 やはり29日(祝)のドル円の急変動に裏には介入があった模様。
正確には5/31に発表される「外国為替平衡操作実施状況」(財務省)
で確認できますが、その前でも日銀の当座預金見通しから
推計することが可能なんですね。

■29日の為替介入は5.5兆円規模の可能性、日銀当座預金見通しが示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-30/SCQQP4T0G1KW00

1日で5兆円使いましたか(゚ロ゚)w これはそこそこ大きいゾ。
22年の計3回の介入では総額9.2兆円使っていますが、
10/21が5.6兆円、1日の加入規模ではこの日が過去最大でしたが、
この時に並ぶ規模で行われた可能性が高い。

この規模の介入だと、後1回くらいしか介入はできないかな・・・。

というのも、GDP比2%以上の介入総額となると
米国が定める為替操作国認定条件に抵触してしまうのです。

米国は年2回、財務省が貿易相手国の為替政策を分析・評価した報告書を
議会に提出します。これが「為替報告書」

この報告書にて米国から「為替操作国」と認定され、
交渉による問題解決措置が取られない場合、
米国から関税をかけられるなどペナルティを科せられてしまいます。

為替報告書はオバマ政権下で3つの認定基準が導入されました。
(為替操作国に加え「監視対象国・地域」も追加されている)
バイデン政権下で認定条件が一部変更されたとのことですが、
現状では下記が為替操作国認定となる基準となっています。

1.対米の財・サービス貿易黒字額、年間150億ドル以上
2.経常黒字がGDP比3%以上、または為替レート評価フレームワークを
  用いて財務省が実質的に経常収支「ギャップ」があると推定した場合
3.持続的で一方的な為替介入
(過去12カ月間のうち8カ月以上の介入、かつGDP比2%以上の介入総額)

この3番ですね。
日本の2023年のGDPは591兆円。
1%が5.9兆円ですから2%で11.8兆円程度。
今回およそ半分を使ってしまっています。

22年の介入総額は9.2兆円でしたがこの年のGDPは548兆円。
2%は10.8兆円ですからこの範囲内に留めたことが伺えますね。

日本の外貨準備高は潤沢ですから
米国債を売ってドル資金を捻出することもできますし
スワップ協定を使えば無制限に介入を続けることは可能ですが
そのようなことは米国が決して許さないということです。

となると、次の介入はより慎重にタイミングを伺うはず。

とはいえ、今週は米FOMCや米4月雇用統計が発表されますから
ここで再びドル円が160円に乗せるような上昇を見せれば
放置はできないのでは、、、と思います。
逆に言うと、そうした大きな動きが出ないことには
しばらくは(FOMCや雇用統計で大きく動くまでの間)
様子を見るのではないかと思います。
 
日本の通貨当局が慎重に慎重を期して2回目の介入をやるだろう、
すぐにはやらないだろう、との見方が広がると、
やはり日米金利差が大きい通貨ペアですから、
自然にドル高円安となっていきます。

今日すでにドル円相場は157.50円台まで上昇していますね。
それも仕方ないですね、、、今夜も米金利は上昇しています。

※米国債利回り

今夜の住宅価格指数が強かったことなども金利高の背景か。
しかし、この2月の急伸は一体何でしょうね?!

■米住宅価格指数、2月は前月比1.2%上昇 1年10カ月ぶり大きさ=FHFA
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/JR2V2UQM3RKK5OC5URSLYVNT7U-2024-04-30/
前年同月比上昇率は7.0%と22年11月以来、1年3カ月ぶりの大きさ

■米雇用コスト、第1四半期1.2%上昇 予想上回る
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/GGCZNCTLBVOUZAOY6S52KS3NVI-2024-04-30/

24年Q1雇用コスト指数(ECI)前期比+1.2%
 ~伸びは前四半期の+0.9%から加速
前年同期比では+4.2%、伸びは前四半期と並んだ。


インフレの指標が再上昇の機運にあります。
これが今夜の金利高の背景と思われますが、
しかし、今夜発表された米指標、決して強いものばかりではありません。

■米CB消費者信頼感、4月は97.0に低下 約1年半ぶり低水準
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/PRDD2SN3C5J3RBEHA36RHX4WPY-2024-04-30/
・4月の米消費者信頼感指数、97.0(3月103.1) 
  ~22年7月以来の低水準(100を下回るのがこの時以来)
・消費者の間で将来のビジネス環境や雇用機会、収入に関する懸念が増している


コンファレンス・ボード消費者信頼感指数は消費者に対するアンケートですが
アンケートの対象が5000名で、同系統の指標であるミシガン大学消費者信頼感指数に
比べて規模が大きい。

米国のGDPの7割が個人消費ですからね。
消費者のマインド低下は景気の減速のシグナルかもしれない?!

ということで今夜の米株はご覧の大幅反落です。
あるいは、金利の再上昇を嫌気しての反落かもしれませんね。
日足チャートでチェックすると今回の急落から半値戻しを達成するも
半値以上に買い上げる力がなかったようにも見えます。
金利が下がってくれないと最高値更新は難しいでしょう。
このまま再び大きめの調整がはいるかもしれませんね。
※米主要株価インデックス日足 
株が大きく下げるならドル円も、、、と言いたいところですが
米金利が高いので、なかなかドルロングの解消には繋がりませんね。
ドル円相場は次の介入を催促する上昇が続くと思われます。

注意しなくてはならないイベントはFOMC,雇用統計でしょうか。

昨日156円台から買い始めたドル円相場、
昨晩はやや早めに寝てしまったのですが
156円を割り込む介入もどきのような動きがあり
ロスカットされちゃいました(T_T)

今日また156.51円で買い直しています。
157.50円近辺まで上がってきました!
もちろん逆指値は忘れずに。
157円割れに逆指値をおきます。
今回は利食いで終われるように。
158~9円台では手仕舞おうと思いますが、値動き次第でその前に止めるかも。
そこまで介入がなくじわじわ上がってくれればいいですが。

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2024年4月30日火曜日

 GWの最中、29日(祝)
市場参加者が少なく、マーケットの薄いところで介入実施とは。

昨日のブログで介入はできないと決めつけるのは早計、と書きましたが
やはり入ったようです。

■まず午前10:35にドル円相場は突如160円節目を突破。

~マーケットが薄いこともあり
ドル円高値はブローカーによってかなり異なります。
くりっく365FXは160.34円がついたようですね。
最も低いレートは160.01円、高いところだと160.52円がついたところも。
EBS(インターバンク間で電子端末機により行われる為替仲介システム)だと
160.03円だった模様。

160円節目達成でしばらくは利食いが旺盛となり
ドル円クロス円ともに長い上ヒゲがついた格好で
2時間半ほど小動きが続きます。

■そして13:05、突如ドル円が大きく崩れだします。
159.60円近辺から155.02円まで4円60銭程度下落しました。

※ドル円5分足

1度150.20円近辺までリバウンドするも欧州時間
16:05くらいから再度反落。
ここで2回目の介入が入ったと目されます。

本当に介入かって?

神田財務官はこのように述べています。

■為替介入、神田財務官「今はノーコメント」 円相場急騰
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA291DX0Z20C24A4000000/
「今はノーコメント」
「今は作業中だ」  作業中・・・?
しかしこの表情ですよ、映像で見てもニッコニコです。
してやったり、という表情にみえますね。
■神田財務官、介入有無コメントせず 過度な変動「看過しがたい」
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/CJASHDLEL5I7LPS3QUTZ7IRZWU-2024-04-29/
「為替介入の有無については申し上げない」
過度な変動による悪影響は「看過しがたい」
「必要に応じて適切な対応をする」
「24時間365日、平時であっても対応できる」
「特定の為替レートを念頭に置いて仕事をしているわけではない」

介入を実施した、とは言いません。察しろ、ということですが、
介入が実際にあったかどうかをデーターで確認できるのは
財務省が月末発表する「外国為替平衡操作実施状況」です。
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/feio/index.html
明日4/30に発表されるのですが、
明日発表されるデーターは3/28~4/25までの期間であり
今日4/29分は含まれていません。

今日の介入金額など実弾が入ったかどうかを確認できるのは
5月末発表のデーターとなります。

ただし、明日発表される5月1日分の日銀当座預金残高の見通しで
為替介入などを反映する「財政等要因」が短資会社の予想と大きく乖離するか否かで
介入があったかどうかを推測することは可能。
安田佐和子さんのポスト⬇️
https://twitter.com/Street_Insights/status/1784827463090278601

すでに市場では今日の回入金額の推計◯兆円という数字が飛び交っており
まあ、今日のドル円急落は介入だったことは間違いないと見られます。
WSJ紙は日本政府が介入を実施したと報じています。

Japan Intervenes After Yen Slides Against the Dollar
https://www.wsj.com/world/asia/japanese-financial-authorities-intervened-in-forex-market-to-support-yen-4bd27f50

もしこれが介入だとするならば、今日だけで終わる可能性は低く、
再びドル円が上昇してくれば戻りを叩いてくるかもしれません。

100.96円の豪ドル円ロングは104円台で手仕舞いました。
介入の値動きではデイトレでドル円をショートを何度か回転させ、
156円台乗せからはロングにしています。
158円台くらいまでは戻りそうですが、
156円を終値で割り込むようなら撤退。

※ドル円、クロス円日足 クロス円もトップアウトか
次の介入がいつどのような形ではイルカがポイントですが、
今週は5/1(水)FOMCとか5/3(金)雇用統計の他にも
5/1(水)ISM製造業景況指数なんかも注目でしょうか。

結局ドル金利が低下してくれないことには介入は時間稼ぎにしかなりません。
米国の金利を占うイベントが今週は盛りだくさんですので
そうしたイベント時のボラティリティ上昇局面で
再度介入があるやもしれませんね。
あまりレバレッジを上げすぎないように。
※米国債利回り このままドル金利上昇がピークアウトしてくれれば、、、

ひろこのX

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2024年4月29日月曜日

 なぜ介入は入らないのか?
ここまでやらないなら、介入牽制発言を繰り返さなければ良かったのに。
介入期待でドル買いを控えて待っていた輸入、
ドル円ショートで介入を待っていた個人投資家が悲鳴を上げています。

為替はファンダメンタルズに沿って動くものと誰もが承知しています。
米金利の利下げ期待が後退し米金利が再上昇する中では
ドル円が上昇し、円安となることは自明の理。
誰も疑問を抱きませんが、都度「投機は許さない、介入も辞さない」姿勢を
アナウンスし続けた財務大臣、財務官の言葉を信じた方が悪かったのか?

介入をするつもりがないなら言わなければいいのに。
いや、するつもりだったが、

①「介入してもいいが、何度も繰り返すものではない」
    という米国側からの牽制。
  米国側が介入に関しては好意的ではないため、効果的タイミングを
  慎重に見極める必要があるが、 
②やっても効果が薄いと思われる相場展開が続き(米金上昇で)
 効果的なタイミングを待ち続けたら結局158円まで上がってしまった

ということなのかもしれません。
しかし、何も日銀の金融政策決定会合が開かれている最中に
このようなメッセージを出さなくてもいいのでは?
イエレン財務長官。
⬇️
米財務長官、為替介入は「極めてまれで例外的な場合に」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN25EYI0V20C24A4000000/
米財務省が従来から原則としている表現をほぼ踏襲しただけではあるが
日銀会合開催中というタイミングでわざわざロイターの取材に答えるという
どうしても答えざるを得ないという状況で引き出されたコメントではなく
あえて日本に釘をさしたかのような発言をしたことが、
ドル円ショート筋の介入期待を後退させ、
ロング筋の自信を強めたと考えられます。

これでは日銀後、ドル円が急上昇しても動きにくい。
日銀会合後にドル円が上昇するだろうことは予測可能な値動きで
「極めて稀で例外的な場合」に該当しないからです。

そもそも、日銀は先行きの金融政策運営について
「緩和的な金融環境が継続する」としているのです。
これは植田総裁の会見でのコメント。

今回の日銀会合ですが、
量的緩和政策については「不透明感が増した」と見方が。

「当面の金融政策運営について」
日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定会
合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(全員一致)。
無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0~0.1%程度で
推移するよう促す。
なお、長期国債およびCP等・社債等の買入れについては、2024 年3月の金融政
策決定会合において決定された方針に沿って実施する。

たった1枚のPDFに集約。
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2024/k240426a.pdf

前回3月は~マイナス金利解除という政策変更があったせいもありますが
かなり長い説明がありました。ページ数が3Pありました。
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2024/k240319a.pdf

今回のポイントは
・政策金利のレンジ:0.00%-0.10%に維持、全員一致(予想通り)
・月間の国債買い入れ額6兆円程度の注記を声明から削除
・これまでと同程度の国債購入を継続するとの文言を声明から削除

政策の変更があるとすれば量的緩和政策部分と目されていました。
実際、国債購入金額6兆円の注記を削除され、
緩和縮小か?と思わせる変更となりましたが、
しかし『国債/CP/社債の買い入れは3月会合での決定に沿って実施』する
としています。これって、どういうことでしょうか。

3月の声明文はこちらです。

(2)長期国債の買入れ
これまでと概ね同程度の金額で長期国債の買入れを継続する。
長期金利が急激に上昇する場合には、
毎月の買入れ予定額にかかわらず、機動的に、
買入れ額の増額や指値オペ、共通担保資金供給オペなどを実施する。
注記: 足もとの長期国債の月間買入れ額は、6兆円程度となっている。

上記3月の文言から
「これまでと概ね同程度の金額で長期国債の買入れを継続する」と
「 足もとの長期国債の月間買入れ額は、6兆円程度」の注記は
削除されているのですが

「長期金利が急激に上昇する場合には、
毎月の買入れ予定額にかかわらず、機動的に、
買入れ額の増額や指値オペ、共通担保資金供給オペなどを実施する。」
が活きています。

つまり、量的緩和政策についてはこれまで6兆円という目安があったが
この先、月額いくら買うのかがわからなくなった。
長期金利の急激な変動があれば、
機動的に増額、オペなどを実施するが
規模はわからない、というものです。
月額4兆円に減るかもしれないし、9兆円に増えるかもしれない。

前回3月会合でYCC政策は撤廃されましたから、
現状では長期金利のターゲットもないわけです。

これから日銀の国債購入規模は
日銀の裁量で決定されるということになるわけです。
日銀の政策の不透明感がより増した印象があります。
う~ん、これでいいのでしょうか。
曖昧にするほうが現状では得策、と考えたということですね。
米国はSEP(経済・金利見通し)でFOMCの先行き見通し、
金利目標が示されます。
フォワードガイダンスは頻繁に修正はされるものの、
FRBの市場との対話の姿勢は高く評価されています。
それに逆行するのでは・・・

しかし日銀は物価の番人であって通貨の番人ではありませんから
円安加速を意識して政策を拙速に変更するなどということは
あってはならない、
この点においてそのスタンスを貫いた点は評価できます。

市場には何もここで「緩和的な金融環境が継続する」との
お決まりの文言を繰り返さなくてもいいではないか、
との指摘も聞かれますが、
会合結果発表の朝にこんな弱いインフレ指標が出てきてしまっては
迂闊にタカ派発言もできない、ということもありましょう。
⬇️
4月の都区部物価1.6%上昇 伸び縮小、予想大きく下回る
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA260BM0W4A420C2000000/
生鮮食品を除く総合CPI-3ヶ月ぶりに2%を割り込む
前年同月比で+1.6%(3月+2.4%から▼0.8%減・予想+2.2%に届かず)
 ~高校授業料助成の所得制限撤廃、実質無料化が押し下げも(61.7%低下)
  この影響を除いても前年比+2.4%⇒+2.1%と▼0.3%減速
  食料(生鮮食品除)の伸びが縮小+4.6%⇒+3.2%
  
今回は高校授業料無償化の影響が強く出ているといえばそうですが、
それを除外したとしても、インフレの伸びは鈍化しています。

コメント欄で永濱氏がコメントされていますが
「明らかに基調的物価上昇圧力は弱まっており、
個人消費も弱いことからすれば、とても物価・賃金・消費の好循環が
起動しているとは言えないでしょう。」

これにつきます。
賃金上昇⇒実質賃金のプラス転換がなければ消費者マインドは好転しません。
これがまだ実現できていないこともありますが、
インボイスによる増税を始め、社会保障量の引き上げなど
可処分所得が減少していく方向の政治のあり方にも問題があるでしょう。
財政政策が伴わない中で、日銀だけに円安の責任を負わせるのは酷ですね。

さて、イエレンさんに釘を差されたから介入はできない、
と決めつけるのもリスクが大きいと思っています。

ドル円が158円台まで駆け上がる相場で
ドル円のショートはずいぶん整理されたでしょう。
西原さんとお話したところ、ここまでロングで攻めてきた海外勢も
ぼちぼち利食いに動き始めているようです。

つまり、先週の相場でドル円の上昇エンジンはかなり縮小してしまった。
NYクローズに向けてダメ押しの踏み上げも入っています。

米ドル円5分足

17:00の介入のような値動きは介入を装った売りを誘うアルゴが発動
した、ということのようです。

というのも2022年9月22日の介入時は
この日に日銀の金融政策決定会合があり、緩和継続スタンスを確認したことで、
ドル円相場が上昇していたところに、17:00に介入が実施されたのです。

この時の記憶が市場に残っていたということです。
今回も全く同じで日銀会合後にドル円が上昇していましたので
介入が来るかもしれないという警戒は強かった。

同時刻17:00とうことで、機械的に仕掛けた向きがあり
介入を待っていた向きがまた機械的に動いたことで
156.70円から154.95円まで瞬時に2円ほど落ちたものと見られます。

つまり、本当の介入ではなかったと思われます。
といいますか、これが介入なら失敗ですね。

しかし、158円までの上昇でかなりドル円ショートが
切らされたと思われ介入効果が薄い需給状態は
解消に向かっていると思われます。

投機筋は先週火曜時点でもなお、円ショートを拡大させており、
ここからは投機筋のポジションが更に積み上がるというより
手仕舞い方向に動く可能性も視野に入れておくべきかと思います。
IMM通貨先物ポジション 179.9枚の円ショート(ネットポジション)



介入はもうできない、と決めつけた新規ロングが
明日祝日にでもドル円相場をさらに押し上げるようなら
火曜の早朝などに気をつけておくべきかと。

今年年始のドル円相場は140.98円台から始まりました。
たった3ヶ月半で17.45円もの上昇ですから、
十分介入の大義名分もあろうかと思われます。
投機筋も過去最大規模の円ショートを構築していますし。
投機的なドル円相場、と言えるでしょう。。。

タイミングとして気をつけて起きたいのが火曜の早朝、
5月1日のFOMC前後、5月3日米雇用統計前後でしょうか。
雇用統計はもし数字が悪ければドル金利は急速に低下すると
可能性もありますね。その場合、利食いは大きくなると思われます。
そこで介入がアレば効き目は大きくなると思われます。
22年10月の介入は米金利低下のタイミングを重なり(ニックのコメントで)
効果的となったという経緯がありました。

今週、160円を超えるようなドル円上昇でも介入がなかったら
もう「できない」ものと市場に判断され
これまでショートだった日本の個人までドルロングに転じると思われます。

今週はGWですので、日本サイドの為替流動性は低下すると思われます。
こういう時は値が飛びやすいので注意が必要ですね。

豪ドル円100.96円ロングは週明けに手仕舞います。
介入はできない、ドル円は160円を目指すと市場がかなり
強気に転換してしまっています。これも気持ち悪いですね。。。
ドル円もクロス円も
ここから上を買い上げるのはリスクが高いと思っています。

NOTE
日本は何をしているのか、円急落でも動かない当局にトレーダーら疑問
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-28/SCN7H5T0AFB400

パウエルFRB議長、「より高くより長く」路線維持へ-今週のマクロ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-28/SCMNLCT1UM0Y00?srnd=cojp-v2


今年初の米銀破綻、リパブリック・ファースト銀をFDICが閉鎖
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-26/SCKOF6T1UM0W00
リパブリック・ファースト銀行の閉鎖を発表するとともに、
同行の預金および資産の大半をフルトン銀行が取得することを明らかにした。

今年初の米銀破綻のニュースがでていますが
別銀行が救済に動いたようですので
流動性枯渇、信用リスクの増大には繋がらないと思われます。

米株は週末金曜日に反発上昇していますし
ドル円も円安が進行しているため
火曜日の東京株式市場は強いのではないでしょうか。
火曜までに介入があってドル円急落となっていれば話は変わりますが、、、

ひろこのX

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2024年4月26日金曜日

やはり出てきましたね、観測気球。
今夜は時事通信。

■日銀、国債購入の規模縮小措置を検討へ-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-25/SCI4V8T0AFB400?srnd=cojp-v2

利上げではなく、月額6兆円購入を継続している国債購入の規模縮小、
という量的緩和策の引き締めを検討する、という観測ですが
ほとんどドル円は動かず。
量的緩和規模の縮小程度ではこのトレンドは変わらないと
マーケット参加者が考えているということなのか。
3月はマイナス金利解除の事前報道でそこそこドル円下落したのですが
実際に解除が発表された日銀会合後、円安ドル高が進行しました。
絶対的な金利差は変わらない、ということですね。

今夜、神経質にドル円を動かしたのは米1-3月期GDP速報値。

■米GDP1-3月に急減速、インフレは加速-軟着陸期待に水差す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-25/SCI0BWT1UM0W00
・GDP速報値 前期比年率+1.6%(予想+2.5% 前期+3.4%)
・PCEコア価格指数+3.7%(予想3.4%)
   ~四半期ベースで1年ぶりに伸びが加速
   ~住宅とエネルギーを除くサービス分野の価格指数は+5.1%
    伸びが前四半期の2倍近くになった
    
23年は力強かった米経済が24年に入って急速に勢いを失ったコトを示す。
しかし、インフレは加速。まさしくスタグフレーションの兆候。

インフレにフォーカスすれば早期利下げは難しい。
しかし、経済は急減速している、、、利下げしなくていいの?
ということでFRBはかなり難しい舵取りを迫られることになります。

これを受けて米金利は今夜更に上昇。
※米国債利回り

しかし、ドル円は今日25日の東京時間14時台に示現した
155.74円を超えられずにいます。
明日の日銀への警戒がさらなるドル円上昇を抑え込んでいる
ようです。その意味では観測報道にも一定の効果があるとみていい
のかもしれませんが、円高になるほどのインパクトはないということね

※ドル円日足 このボラでは介入し難い
また、今日の東京株式市場が軟調だった背景には
日銀が動くかもしれないという警戒があったとも指摘されています。

そして、米金利再上昇で株式市場は今夜下落スタート。
ダウはきれいに38.2%戻りで頭を叩かれました。
ナスダック、S&P500も半値戻りに届かず反落。

やはり利下げ期待で上昇してきた株式市場、利下げ開始が
いつになるかわからないという状況には買いが続きません。
昨日までの上昇は、下落に対しての自律反発程度ですね。

今夜はMETAが大きく下落。
※マグニフィセントセブン

AmazonやMicrosoftなども安いですね。
METAは決算は良かったのですがガイダンスが悪かった。
今期決算はこのケースで下落する企業が多いですね。

これまで米株市場を牽引してきたテック銘柄の
上昇力が鈍ってきましたが、最大の注目はNVIDIA。
決算は5月21日、まだ先なんですよね。。。

明日は日銀金融政策決定会合ということで
日銀のスタンスによっては円安のさらなる加速もあるかもしれません。

そして、その場合、介入はあるか。
明日金曜日はマーケットから目が離せませんね。

■日銀会合注目点:新たな物価見通しと総裁会見、円安けん制の有無
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-24/SCDR34T1UM0W00
■介入ポイントに一歩近づく円相場、植田総裁会見で2022年9月の再来も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-25/SCHAM5DWX2PS00

米GDP発表後の乱高下で99.94円でロングした豪ドル円は
101.33円で一旦手仕舞い。
その後100.96円で買い直しています。
コストよりちょっと上にストップおいておきます。

ひろこのX

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2024年4月25日木曜日

 おーい、155円こんなにツルッと抜けるんかい。
今にも介入するぞ、って言ってた日本の通貨当局なにしてるん?
というのが本日の日本のFX投資家の本音かと思われます。

しかし、投機筋の円ショートホジの積み上がりなどを見ていると
じわじわドル円が上昇する環境では介入できないんでしょ、
と市場に足元を読まれているのが実情、やっぱり何も起こりません。。。

急騰すれば大義名分があろうというものですが、
この上昇は投機ではなく
ファンダメンタルズに沿った動きに他ならないですよね・・?

※ドル円日足 別に投機的に急騰しているようにはみえない


155円の節目を超えたから介入が来る、
と思って構えたていた投資家にとっては最悪の展開。
今夜はなんの材料もなく、投機的な円売りが見られたわけでなく
自然な形で節目を超えてしまっただけです。介入する大義がないんですよね。。。

日本の通貨当局としては「為替レート水準ではない」ということですが
ではどういう状況になれば介入がはいるのか?

円が対ドルで一時155円台、34年ぶり-介入警戒レベルに到達
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-24/SBTEGUT1UM0W00?srnd=cojp-v2

今週は、26日金曜に日銀の金融政策決定会合。
そしてその夜に米国でhあPECデフレータ。

ここが決戦日と思っておりましたが、
今夜スルッと155円を抜けて何も起きないというのをみると
このままジリジリ160円方向へと上昇する圧力が強まるような気がしますが
デイトレ、スキャル勢はドル円ロングでいいのでしょう、多分。

私は仕事があって常にレートチェックできないので
ドル円トレードはできずにいるのですが、、、、

後は、米金利動向が重要ですが、
まずは今週金曜の米PCEデフレータをみるまでは
ドル円ロング勢が諦める様相はない。
PCEが強ければ更に上昇、弱ければ少々の利食い。
という感じでしょうか。

日本の通貨当局はますます苦しい展開。
毎日のように介入するぞ、ってな口先牽制をしてきたことが
逆に仇になってしまっているというか。

書きたいことはもっとあるのですが
今夜はここまで・・・

ひろこのX

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