そもそも、この旅が何らかのテーマのようなものを持つことになったのに気付いたのは
4月の終わりにアンティ(レイア高橋)から届いた一通のメールでした。

「カフナとご主人が
Hinale'aには風風の神のパワーが必要だと言っている」
とのことで、私が行くべき場所がある、と。

昨年、それまで8年使ってきた
Leinani(レイナニ)というハワイアン・ネームから
突如として新たに授かったHinale'a(ヒナレア)という名前。
この名付け親がカフナでした。
(そのいきさつ詳細は、去年のこの記事で)

それまでも、1度か2度しかお逢いしたことがなかったにもかかわらず
私をとても気にかけて下さっていたカフナですが、
この美しい名前を授けて下さって以降も
非常に気に入って可愛がって下さっていて、
私に必要なパワーなど、その高いサイキック能力でキャッチされているようで・・・
全部お見通しってことね。

Hinale'aという名前にも 私自身の能力としても
風というエレメントは重要な意味をもっているそうです。

”そうです”というのは、どうも自分ではあまり実感が無いから・・・
カフナが
「貴女は風をコントロールする能力があるわ」
とおっしゃって下さっていても、超現実派な私としては
「いや、これはタイミング良くたまたま風が吹いてきただけよね」
という解釈をついついしてしまう。

でも、マウイではそんな私ですら
「ん?これは・・・」と思う現象が次々と起こったのです。


マウイ島で滞在していた定宿のホテルのビーチ海
いつ訪れても なんとも心地が良い。

プールサイドで太陽を浴びているゲスト達を通り過ぎ、一人でビーチに出ると
係のお兄さんが「この辺が眺めが良いよ」と
ビーチ・チェアとパラソルをセッティングしてくれて
楽園での 何もしないノンビリな束の間の休息のスタート。

周りの欧米からのゲストたちは
タブレットで本を読んだり(以前は紙の本ばかりだったのにね。時代だわ・・・)
ヘッドホンを付けて音楽を聞きながら日焼けしたり。
でも今回の私は
敢えて何も持たずに ただ海と空を眺めていました。

照りつける太陽が心地良く肌を包み、
寄せては返す波の音に 呼吸はゆっくりと深くなり、
そして 気持ちが良い風が・・・

風、が・・・??

なんでこんなに強くなったの!?


ビーチに出た時は、全てが穏やかだったのに
私がビーチチェアに横たわって数分で
急に風が強くなってきたんです。

maui2


風は次第に強さを増し、
遂には砂が飛びまくるわ パラソルは倒れそうになるわ、で
「砂が口の中に入るよー!もう戻ろう」というゲスト続出。
「このパラソル、安全のために片付けるね」とビーチ係のお兄さん。

う、うん・・・危ないしね。
っていうか、なんで突然に?

翌日の午後、懲りずに再びビーチに出た私。
うん。今日は大丈夫そう。穏やか、穏やか。

と思ったら、これが甘かった。
またしても10分も経たないうちに風が強く・・・

しかもこの風を受けていたら
自然と涙がボロボロ流れて止まらなくなってしまって。
砂が目に入った、とかではなくて
内側の奥底から何かが動きだしている感じ。

結局、またしてもパラソル撤収にやって来たお兄さんに
「いつもこんなに風が強いの?」と訊くと
「いや、昨日の午後にしても今日にしても、急になんだ。
ずっと穏やかだったんだけどね」

エッ・・・(・・;)
そ、そうなの?


夕方、仕事の打ち合わせのために
オアフにいるアンティに電話をしている中で
この2日間の風の話をしました。

風の神は、エナジーとして私を護ってくれているのと同時に
実際の物理的な風ももちろん司ってるわけですよね?
でも、意図も希望もしていない強風のおかげで
パラソルが撤収されてしまって
ヘンテコな日焼けあとまでついちゃったんですけど、
それでも内側では何か感じているし
やはり、意味がある風なのだろうか・・・?と。

「風の神は確実にHinale'aを護ってくれていますよ。
貴女が体験した強風は、
今までの古い不要な状況などを吹き飛ばしてくれている良い風よ。
これからのメキシコでの変容に向けて、
生まれ変わるのを助けてくれている風なのね。メキシコが楽しみだわ」


マウイにいた4日間、
一人になって自然と向き合った時に限って吹きつける強風。

これを機に、
その後のメキシコでの体験が
パワフルで 信じられないような出来事ばかりになったのでした・・・