テーマ:☆詩を書きましょう☆(8362)
カテゴリ:詩
タケノコの匂い 南風一 今日家にたどり着いたところで 斜め向かいの家の奥さんが立っていて にこにこして迎えてくれるので 「なぜ今日はこんな風に、にこにこ顔で迎えてくれるのかな?」 と不思議に感じたところで 事情が分かった 「会社でタケノコをたくさん貰ったので、もしよろしかったら 食べていただけませんか?」という言葉かけだった 私は二つ返事で「はい、ありがたくいただきます」と応えた 奥さんの方は「いえ嫌だったら無理にとは言いませんから」と まだそんなことを呟いていた 私は自転車を留めながら 「やっぱり可愛い奥さんだな」と関係ないことを考えながら 奥さんからタケノコが入った袋(なんと3本も!)を受け取って 再びお礼を言った タケノコの皮を剥きながら タケノコの皮はちょうど精気の匂いがすることに気づいた 松の雄花が咲いたときの匂いも精気の匂いと同じ それからウルシの新緑時の匂いも精気の匂いと同じ 「うーん この精気の匂いはどう解釈すればいいのかな?」と ろくでもないことを考えていた 匂いからしてタケノコを食べれば随分精が付くと思われた (詩集の宣伝) 「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/05/09 10:17:23 PM
コメント(0) | コメントを書く
[詩] カテゴリの最新記事
|