「原発は絶対悪」だって!? 困っちゃうな

May 18, 2024 – 2:38 pm

私の自宅に配布されていた「ニュース(村議会報告)」に次ぎのように述べられていた:

原発は絶対悪で、人類が扱いきれないものだと私は考えます。過酷事故は地域を壊滅させ、核のゴミの10万年管理は不可能だし無責任です。命や生活を大事にする倫理観があれば批判的になるでしょう。

そのうえでの原発問題ですが、再稼働には現実に役にたつ避難計画ができていることが最低条件です。原発の安全性がいくら保障されようと関係ありません。しかも安全だとは誰も言ってません。

そうなんだ。私のように、再稼働やむなしなんて考えるのは、倫理観のない輩ということになるらしい。

議論の余地はないといのが、上記した主張。

沈没しそうな我が国の未来を考えるとき、安定した電源を確保する方策から原子力を絶対悪として排除してしまうのは、倫理観のあるひとのなせる業だろうか。

なんともとがった主張が出始めたものだ。
 



自宅サーバー(AlmaLinux9) を作り直した

May 18, 2024 – 12:10 pm

自宅で運用しているLinuxServer(AlamaLinux9)を作り直した。

これまでのServerはHDDを使っていたが、これを手元にあったSSDに変更し、このうえでAlmaLinux9をクリーンインストールした。

HDDに代えてSSDを使うことにしたのは、データの読み書き時に「カチ、カチ」という音がするのが気になるので、これを無くすということという、どうでもいい話だ。

以前は、サーバーの動作音がそれなりにしていたので、サーバーを部屋の外においていたのだが、数年前にCPUを新しいものに変えると、まったくと言っていいほど動作音が聞こえなくなった。CPUが省電力された結果、電源、CPUファンなどの動作音が小さくなった。ちょっとした話だが、半導体技術の進歩はすさまじいと感じた次第。
  



今日は禁煙記念日

May 2, 2024 – 11:18 am

今日(5/2)は私の禁煙記念日。

2011年以来、禁煙が続いている。禁煙継続期間は13年になる。

禁煙を継続するには、「意思の強さ」が必要といわれるが、それ以上に禁煙をすることにより、「異なる報酬」を得るということのほうが大切ではないかと思う。なんのことはない、禁煙による出費を他のなにかに変えるということを意識することで継続することが可能だったように思う。

現在のたばこの価格は1箱580円になっているという。喫煙時には、平均して1日2箱を消費していた。多い時には3箱(60本)になったから、毎日、1,160円、多い時には1,740円をたばこに費やしていたことになる。1年で420,000円以上をたばこで費やしていたというのだから大変な金額だ。

どうでもいいけど、13年目の禁煙記念日を迎えることができ、目出度し目出度しだ。
 



医療・介護保険料の算定に配当所得を反映?

April 26, 2024 – 11:51 am

Yahooニュースに共同通信配信の気になるニュースがでていた。タイトルは「金融所得で保険料を増を検討 医療介護、不公平見直し」というもの。

この記事のリード文を以下転載:

自民党は、所得に応じて徴収される医療や介護の保険料の算定に、株式配当などの金融所得を反映する仕組みの徹底に向けた議論を始めた。25日、プロジェクトチームの初会合を開いた。現在は確定申告をした人のみ保険料に反映され、不公平との指摘があった。見直しによって未申告だった人の保険料が増える可能性がある。算定の事務を担う自治体の負担が増えるなど課題も多く、2028年度までに可否の検討を進める。

「高齢化によって膨らむ医療や介護の費用を賄うため」に考え出された施策のようだ。こんなことを検討しているのには驚いてしまう。

現行システムでは、株式の配当とか、特定口座(源泉徴収あり)での株式売買益に対しては源泉徴収によって納税が完了し、確定申告をする必要はない。このため、所得としてカウントされないので、保険料算定においては考慮されない。最近話題のNISAでも、こうした利益は所得としてカウントされない。

株式売買によって取得した利益がすべて保険料の算定に組み入れられるということになると、一般のひとが株式売買から遠ざかる要因になってしまう。

最近、「貯蓄から投資」なんてスローガンが叫ばれているが、この流れに逆行するよう動きを生むことになる。

本当に筋の悪い話だ。
 



「再生エネルギー」vs 「原子力」

April 24, 2024 – 11:38 am

今朝の日経電子版(4/24配信)のトップに「住友商事、2000億円投じ蓄電池網 再生エネを安定電源に」という記事がでている。お天気だよりの再生エネルギーを安定電源として活用できるか否かは夢物語ではない現実的な蓄電池網が確保できるかどうかにかかっている。本気で蓄電池網を確立しようとする話が事実なら原子力もいらない。

上掲の日経記事のリード文を以下に転載:

住友商事は2000億円をかけて全国に蓄電池を設置する。太陽光や風力などで発電した電力が需要を超えた場合などに蓄電池にためて、必要に応じて放出する。政府は再生可能エネルギーを主力電源と位置づけている。伊藤忠商事やENEOSも同様の取り組みを進めており、主力電源に必要な安定供給に向けて前進する。

記事によると、この住友商事の計画では「30年度までに総容量を最大200万キロワット時に増やす」という。「国内の系統用蓄電池市場は30年に年835万キロワット時と、23年から約4倍に拡大する見通し」で、伊藤忠、ENEOSなどもこの事業に参入するようだ。

蓄電池の調達は、住商の計画では、日産自動車の電気自動車「リーフ」の中古バッテリーを再利用することにしているという。EV用のバッテリーの中古で必要な蓄電池が間に合うというのには懐疑的な感じも持たなくもないが、蓄電池網の普及のはずみになればいいのではと思うところだ。

再生エネの景気のいい話に対し、原子力側には悲観的な話が日経に解説記事としてでている。「老朽原発、40年代に急増 エネルギー計画の前提揺らす」という記事だ。現行の「エネルギー基本計画」では、30年度の原子力の比率を20~22%と設定しているが、思うように原子炉の再稼働が進まなく、計画予定通りに達成することが難しいという。

この記事に我が国の原子力発電所の現状についてまとめた図がでていた。右に転載したものだ。この図を見ると、再稼働が進んでいない現状が一目でわかる。西日本ではかなり再稼働されているのだが、残念ながら東日本、東北、北海道と再稼働されずせっかくの原子力施設が無駄になっている。残念なことだ。

再稼働できない理由は、「再稼働に向けた地元同意が得られない」が大きい。私の住む近く(2.5㎞の位置)日本原電の東海第2発電所も再稼働のめどがたっていない。「地元住民が起こした訴訟で避難計画の作成遅れなどの理由に運転差し止めの地裁判決がだされた」のも見通しが立たない理由のひとつだ。

原子力事故に備えて避難計画というが、住民のひとりとして若干乱暴なことを言わせてもらうと、避難計画なんてどうせ絵にかいた餅、なんの役にもたつものではない。避難計画なんていっても、せいぜい体育館で雑魚寝でもしてろという程度のもの、避難しないで屋内退避してじっとしているほうがむしろ安全だ。多少の不便は住民のひとりとして受け入れるから早めみ再稼働したほうがいいように思う。少し、言い過ぎな感じはしないでもないが・・。

話を蓄電池網にもどすと、住友商事の計画は九州での設置が計画されているようだ。北海道の泊原発は再稼働のメドもたっていないようだが、Rapidasの半導体工場への電源はどのように確保するつもりなのか。心配になってしまう。

まとまりのない雑文を書いてしまったが、エネルギーの確保を何に求めるか気になるところ。