大阪・高槻市議会 北岡隆浩市議の評判 <下> | 日刊 鼠小僧

大阪・高槻市議会 北岡隆浩市議の評判 <下>

 大阪・高槻市議会に所属する北岡隆浩氏の評判は、同市民でも複雑。賛否が二分されているようだ。
 高槻市を相手に、前回で、片っ端から裁判を起こしていることは伝えた。その“正義感”はさておき、パフォーマンスが鼻もちならないと言うのである。


 10年前の2003年4月、北岡氏は、高槻市議会議員選挙に落選すると、東大阪市に住所を移し、同年9月に行われた東大阪市議会議員選挙に立候補。その立候補の姿が市民の目を点にした。なぜか、注目を浴びたかったのか、正義の月光仮面ならまだしも、覆面レスラー姿で登場したのである(落選)。


 どのような選挙戦術を使おうとそれは勝手だろう。だが、高槻市の市民たちが素朴な疑問を抱いたのは、高槻市で落選したわずか半年後に、もう高槻市に背を向けて、他の市議会選挙に立候補したことである。当然、高槻市の市民は、こういう市議の変節が、高槻市民にふさわしい市議かどうかと疑惑を抱いた。

 さらにもう1点。3年前の2010年6月、高槻市議会で、「従軍慰安婦問題」について、政府に誠実な対応を求める意見書が審理され、賛成多数で可決された。

 北岡氏は祖国が朝鮮半島で、日本に帰化(1981年)したことはすでに述べた。当然、氏も先頭に立ち、賛同するだろうと思われたのである。しかし逆に、「日本軍による強制連行はなかった」等、反対の姿勢を見せたのだ。「正義感」の人一倍強い北岡氏には、同胞を思うという優しさがなかったのだろうか。


 このような北岡氏の行動・言動は全て選挙に当選するためだけのパフォーマンスとしか思えない。

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