・・・といっても、ボクシングやヘアスタイルの話ではありません。
私と同年代かそれ以上の男性には、お世話になった方が多かったであろう
『平凡パンチ』
この男性向け週刊誌の草分けが平凡出版 (現・マガジンハウス、平凡社とは全く別会社) から発売されたのが、今からちょうど60年前の今日・1964(昭和39)年4月28日のことでした。
創 刊 号 表 紙
この2年半後に発売された 『週刊プレイボーイ』 の両誌でお互い凌ぎを削った時期が、ちょうど私の青春時代。
記事重視の週プレ誌に対して、パンチ誌はセクシーなグラビアが多く掲載され、1966年には発行部数100万部を突破。
当時流行の深夜放送 『ザ・バンチバンチバンチ』 でパンチガールとDJとの掛け合いも人気を博しました。
(あの松田聖子さんも、1980年のバンチガールだったとか。)
男性諸氏は、このバンチと週プレ・・・どちらを愛読してましたか?
私は両誌とも目を通してました。
と言っても、正直一度も買ったことはありませんが。
愛読したのは高校時代でしたが、私の通っていたのは地元の公立進学校・・・だったにもかかわらず、実に放任主義。
生徒たちは勝手気ままにやりたり放題で、廊下を歩いていると両誌が無造作に投げ捨ていられていたんです。
少数ながら女生徒もいたんですが、全くおかまいなしにヌード写真ページが(わざと?)広げて置いてあったり。
(ったく、しょ~がねぇなァ。 こんなところに捨てやがって。)
ゴミは拾わなきゃ・・・真面目な私は、セッセと拾ってはごみ箱に運んだのです。
もちろん全部読んでからですけど。 😅 コラコラ
一時は男性のバイブル誌的存在だったパンチ誌も、出版元が 『POPEYE』・『BRUTUS』を創刊したために、内容が競合。
結局これがパンチ誌の販売減につながり、1988(昭和63)年10月に一時休刊。
翌1989年2月に全面新装版として 『NEWパンチザウルス』 を創刊、コミック等新企画を投入したものの中途半端な内容に新しい読者を獲得できなかったばかりか従来のパンチファンからも敬遠され、僅か4ヶ月で廃刊に追い込まれました。
現代はネット全盛時代。 あの当時ドキドキしながらこっそり見ていたヌードグラビアも、今はもっとドギツイ画像を無料かつ簡単にPC等で見られます。
記事に関しても同様ですから、余程の工夫や企画がないと男性週刊誌が生き残るのは至難の業でしょうネ。
昔お世話になった雑誌が廃刊になるのは寂しいですが、これもまた時代の流れ・宿命だったのかもしれません。😣