新しい子

今日は、キャッテリーに子猫に会いに行ってきました。
ついにというか、さびしさにたえかねて、新しい子をお迎えすることにしました。
あまり小さいと留守がちの我が家では扱いが大変なので、実際にお迎えするのはGW予定ですが。
はあ。それまでいろいろやることあるなあ。。。

クロのこと(追記)

前回のポストでは、書いているうちに泣いてしまって仕方がなかったので、途中を少し端折ってしまった。なので、もう少しクロが死んだ日のことを書いておこうと思う。
掛かりつけの精神科医も、ちゃんと供養して死を悼んであげることがペットロスの防止になると言っていたので。
病院から帰って、クロはセミダブルのベッド下、普通じゃ手の届かない場所に隠れてしまって出てくる様子がなく、仕方なくそっとしておくことにした。
しかし、就寝前のお風呂から出てきたところ、クロが一瞬待ってた。
しかもアイコンタクトして小さく鳴いた。
でも「どうしたの?」と訊いたら、するりとベッド下へ。
そうして見ると、ベッドカバー(防水)の上に水溜りが。しかもうっすら赤い。血尿が出たらしい。急いで病院に連れて行きたかったけど、もう日付が変わりそうだった。
なので翌日すぐ連れて行くつもりで、その日は眠ってしまった。
つもりだった。
早朝、4時前に目が覚めた私は。
冷たく、固く、動かなくなったクロを見つけることになる。
一番の後悔はこれだ。血尿を見た時、動物救急に運んでいればということ。
しかし呆然としたのもわずかな間で、すぐに葬儀の手配のために調べ物を始めたのは、私の冷淡さなのかもしれない。
確定した事実は覆らない。だから。
夏のまだまだ暑い日だったから、腐敗が怖かった。それが現実。
ネット検索でお寺に併設されている動物霊園で、近隣のところを探した。
電車でも行きやすいところを見つけ、有難いことに朝6時から電話対応してくれるというので、6時まで待った。
待つ間に蒸しタオルでクロを拭いてやり、いつも寝ていた窓辺にお気に入りのクッションを敷いて寝かせることにした。身体が硬直していて、足が突っ張っていることを除けば、いつもと同じように窓の外の鳥を見てご機嫌な時と同じように見えて、辛くなった。
腎臓の値が悪くなり、食欲不振でご飯を食べなくなったことは、実は今回だけではなかった。
クロを保護して最初の夏にも同じ症状で病院にかかったことがあった。その時は、かかりつけではない病院で(かかりつけ病院は休診日だった)診てもらい、食欲不振については、シリンジで強制給餌してもらって事なきを得たということがあった。だから、すこし症状を甘く見ていたのだろう。6kg弱あった体重も、保護当時に近い4.3kgまで落ちていたのに気付いてあげてなかった。スリムな方が猫としては健康的なんだと思い込んでいた。
猫は言葉を使えないのだから、もっと気をつけてあげるべきだった。心残りが多すぎる。

くろりん最期の日々のこと

ずっと抱っこが嫌いな子だと思っていた。
でも違ったんだよね。
今年の春ぐらいから、撫でて欲しそうに、ソファにいる私の後ろでちょこんと座ってることが多くなった。
前に座らないところが微妙なんだけど、そういうポジショニングした時にぐりぐり撫でてあげるとぐぅぐぅ喉を鳴らす。
ある日思い切って片手で抱き上げて、抱っこするとおっぱいに頭乗せてぐるぐる気持ちよさそうにするじゃないですか。
ああ、どうもこれは私が勘違いしてたんだな。そう思いなおした。
それで記憶をたどると、くろが自分から私のおなかの上に乗っかったことが一度だけあったなと。
そのときは、乗っかってすぐのタイミングで、確か宅急便が来たかなんかで降りてもらったのだ。
で、それ以降、彼が自分から抱っこを所望することはなかったわけですが。
けど、そうやって一度ナデナデ→抱っこの筋道がつくと、同じポジショニングを繰り返しするようになったくろりん。
それから夏の間毎日だっこのおねだりポジションが続いた。
同じ時期、くろの食欲減退がひどくなっていった。
それでも好物の鰹節とかちくわとかマグロのお刺身は食べたので、ちょっと油断してたんですね、わたし。
8月の最後の週、ついに水しか飲まなくなって、慌てて病院に連れて行ったら。
脱水症状が酷い。
腎臓の数値が悪すぎる。(機械で測れる限界値をオーバー)
という診断で正直ショックを受けた。
獣医さんが言うには、脱水対策のために皮下輸液を毎日しなくてはならないと。
で、一度練習していってくださいと言われ。
帰る前に処置する必要があるから、針を刺す練習をしてくださいと言って。
それで、一応やってみたんだけど、上手くいかず。
そのせいか、いつも病院でもおとなしいクロが、暴れて嫌がり、噛まれそうになったり。
本当に悪いことした気分になったものです。
何しろクロは耐えるコで、病院で暴れたり、粗相をしたりすることはそれまでなかったから。
結局獣医さんの手で輸液をしてもらって帰宅。
クロは、拗ねたのかベッド下の私の手が届かないところでうずくまってしまった。
この時、拗ねたのかと思ったのが、結局わたしの間違いだったのだろう。
そしてこのまま、静かに、わたしが眠っている間に逝ってしまったのだった。
朝起きて、うずくまったままのクロを触ると固くて冷たい。
動悸がして、こっちが死んでしまうかと思ってしまった。
8月31日の朝。
まだ真夏の朝。
さよならするには、まだ早かったのに。
もしかしたら、皮下輸液を毎日わたしにさせるのを悪いと思ったんじゃないか。
などと考えてみたりした。
ありえなくもない。実際そう思う。
クロは本当に優しい良い子だった。
天国で、虹の橋の向こうで、楽しく過ごしていると良いのだけれど。