私は頭の中が完全に多動で、もともと小学校の時の通信簿には「落ち着きがない」を書き続けられてきていた者です。

 

 が、最近電車の中でスマホや読書に集中して、駅を乗り過ごすことが頻発しております。

 

 それが老化により頭の回転が悪くなったようで、あれこれ考えなくなり読書やスマホに集中できるようになった感じです(笑)。

 

 読書は好きなのですが、集中ができず、数ページ読んでは閉じる。数ページ読んでは閉じるというぶつ切り状態で読み続けるため一冊読み終えるのに概ね1、2週間がパターンでしたが、と言っても、ほぼ毎日、本を読んでいる感じです。

 

 それが読了までの時間が短縮されてきたように思います。

 

 直近で読み終えたのは、赤と青のガウンです。彬子女王殿下の留学記ですが、章立てが非常にテンポよく読めるものになっていて、尚且つおもしろい。ので2日で読み終えてしまいました。

 

 電車の乗り過ごしがこの1ヶ月2回もありまして、最近は、電車の中でやっていることを極力中止をして社内アナウンスに注意するようにしております。

 

 先日は、日比谷線で茅場町で東西線に乗り換えるつもりが、築地で乗車し人形町のアナウスンスが耳に入ったのですが、久しぶりだったせいで駅の順番を勘違いし、秋葉原まで行ってしまいました。学生時代通学に利用していた路線で、帰宅、遊びとで降車駅が違っていたため、いろいろな駅で降車していたためと乗車方向の違いで、「人形町?」「ん?」「ん?」となっているうちに秋葉原でした。

 

 恐ろしいほどの老化です(笑)。

 

 と言いつつ、今日もこれから新しく購入した本のページを開きます。

 なぜ「政治とカネ」を追求されても岸田政権は倒れないのか…「マスコミの傲慢」を生んだジャーナリストの功罪

  (上記をクリックしてお読みください。)

 

 なるほどとうなってしまう論考のような気がします。

 

 最近、プレジデントオンラインは、小池百合子寄りの記事があり、何のことはない、小池百合子の秘書経験がある人が編集長だということで小池百合子の学歴詐称疑惑を否定する記事を書いたものを読んでちょっとうんざり感があったのですが、他の執筆者は極めて公平公正な論調ですね。

 小池百合子知事に「答弁拒否」批判も 都議会で立民都議らの「指名質問」に応じず局長が代理回答(左をクリックしてください)

 

 3月も

 

 小池百合子知事の「答弁拒否」巡り都議会で激論 「耳障りな質問は排除か」立民発言の撤回求める動議可決(左をクリックしてください)

 

 久しぶりに、まずは地方自治法から

 

 第百二十一条 普通地方公共団体の長、教育委員会の教育長、選挙管理委員会の委員長、人事委員会の委員長又は公平委員会の委員長、公安委員会の委員長、労働委員会の委員、農業委員会の会長及び監査委員その他法律に基づく委員会の代表者又は委員並びにその委任又は嘱託を受けた者は、議会の審議に必要な説明のため議長から出席を求められたときは、議場に出席しなければならない。ただし、出席すべき日時に議場に出席できないことについて正当な理由がある場合において、その旨を議長に届け出たときは、この限りでない。

 

 です。これはどういうことかと申しますと、あくまでも議会側から出席してくれと言われたときにだけ「出席しなければならない」のは、第一義的には「普通地方公共団体の長、教育委員会の教育長、選挙管理委員会の委員長、人事委員会の委員長又は公平委員会の委員長、公安委員会の委員長、労働委員会の委員、農業委員会の会長及び監査委員その他法律に基づく委員会の代表者又は委員」で、二義的には「その委任又は嘱託を受けた者」となります。その委任又は嘱託を受けた者が、都議会で問題視されている局長などの知事の部下だと思います。

 

 問題視している議員さんたちがアホなのは、彼ら答弁者を議場に入れているのは何を言おう議員たちなんですから。

 

 地方議会というのは、基本は首長が招集をして、これこれこういう議案を審査審議して議決をして欲しい。というものです。

 

 それに対して、じゃあその内容を説明、質疑応答をしろよ。ということで、議場に入って首長が招集した会議の正式な場で、質疑応答のために入場して質疑応答を行うのです。そして、議会側が必要だからちょっと議場に入って質疑応答をしろといった時に「入らなければならない」義務を負っているのは「普通地方公共団体の長、教育委員会の教育長、選挙管理委員会の委員長、人事委員会の委員長又は公平委員会の委員長、公安委員会の委員長、労働委員会の委員、農業委員会の会長及び監査委員その他法律に基づく委員会の代表者又は委員」で、局長なんかは入らなくても良いのです。なぜなら、所詮は首長の補助職員であって、責任をもって答弁すべきはそれぞれの所管事項によって、知事であったり教育長であったりするだけですから、最初から、知事部局の議場入場許可は知事だけにすればよいだけのことです。

 

 それを本会議が始まる手前の段階で、執行機関からの議場出席者の通知や議会運営委員会でのその承認や手続きが行われている部分がありますから(これらの手続きは各地方議会で違いがありますが、基本的事項は必ず議会側、議員側の承認があって手続きが進む)、騒いでも無駄なのです。簡単に言うとこの立憲民主の議員などは天に唾を吐いている行為そのものです。(笑)。

 

 広島県議会の運営が一番わかりやすのでご参考まで

 

 開会初日の会議録です。

 令和6年2月定例会会議録です。

 

 午前10時31分開会・開議
 ◯議長(中本隆志君) これより2月定例会を開会いたします。
 出席議員64名であります。これより会議を開きます。
 この場合、今次定例会において、知事、行政委員会の長並びに説明員の出席を求めるに御異議ありませんか。
        【「異議なし」と言う者あり】

 ◯議長(中本隆志君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。直ちに出席を要求いたします。
        【知事、行政委員会委員長並びに各説明員出席】

 

 本会議等インターネット中継 令和6年2月定例会(左をクリックしてください)

 

 ご覧いただくと、開会冒頭執行機関の答弁者が着座する席に誰もいません。上記のような議長の発言と「異議なし」の言葉によってはじめて議場入場が認められぞろぞろ入ってくるのです。

 

 極論を言うと、地方議会は議員と事務局職員とだけが議場に入って議決までしたってかまわないのです。法の定めは「議決」結果を得ることですから。(笑)

 (笑)兵庫県知事がパワハラで地方自治法に第100条に定められている委員会の設置をする動きがあるようです。

 

 この知事をはじめ、安芸高田の市長だとか若い首長さんたちのなんか良くわからない行動が報道で散見されます。

 

 昔は「地方公共団体は大統領制なんだよ。」と言われていて私もまんま鵜呑みにしておりましたが、勉強をすればするほど大間違い。というか、制定から時を経て、国が成熟するにつれて、地方自治法の改正が進み、地方分権が大きく進みました。そこで権限が移譲されたために、莫大な権力を手にしていると勘違いしていそうな若い首長さんたち。

 

 だから、百条委員会など設置されちゃうんでしょう。

 

 首長と議会は対等な二元代表制。対等という表現は不適切ですが、それぞれの役割にって、自由奔放に権限を行使できない仕組みが二元代表制。あくまでも、すべての重要事項は「議会の議決」を伴うもので、自分勝手な解釈など全く許されないのです。

 

 そこを勘違いしているっぽい。

 

 それはメディアもそうです。国政政党の構造をまんま地方に当てはめて報道したり、国の機構制度のミニ版が地方だと勘違いしている。

 

 大きな間違いです。

 

 とは言え、それを理解して地方公共団体の運営、議会の運営をしている地方議員さんがどれだけいるかというとこれまた疑問符だらけですけどね。(笑)