5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

花文字刺繍 ピンク&ブルー

2017年03月31日 | 刺繍

花文字の刺繍、出来上がっています。
ピンク系の華やかな楽しさと5
cm×9cmという手頃な大きさのおかげで、
前回アップした後、すぐに出来上がりました。

このまま額縁に入れても良かったのですが、
それではいかにも澄ました感じで逆にもったいないと思ったので、
これをバスケットカバーに仕立てるつもりです。

と思いつつ、刺繍が楽しかったので一旦「A」を置いておいて、
引き続き取り掛かったのが、同じく「M」の花文字刺繍。



今度はブルー系で刺してみました。
糸は指定のアンカーではないので、
色はバランスを見ながら自分で取り合わせています。

ピンク系は大体思うがままに刺していくと雰囲気出てきますし、
色自体が華やかなので、抑える分には加減がしやすいのですが、
ブルーは寒色なだけに、華やかさを出すにはちょっと難易度が上がります。

といっても、手持ちの糸の色数にもよりますが、
「これとこれとこれ」と最初に決めた色を頑なに守るのではなく、
実際に刺しながら次に持ってくる色(糸)を布に当てて、
確認しながら「いいな」と思う雰囲気の方を選ぶといいと思います。



具体的には、薄い色のバリエーションで刺しながら、
濃い色をポンポンと持ってくると纏まりやすいです。

緑は割とクリアな黄緑を中心に2種と、
少し深めのいわゆる「緑」はごく一部に引き締め役として配置。
花はパステル調の青と紫を2色、濃いめも青と紫を2色、
そして繋ぎの色を青で1色選んで配置しました。
基本は薄い色です。

綺麗だけどはっきりした濃い色ばかりを並べると、
お互いにケンカして垢抜けないですし、
かといって「薄い色=くすんだ色」にしてしまうと、
元気がなく華やかな楽しさに欠けてしまいますので、
まあ、どの雰囲気を狙うかですが、
実際に刺してしまう前に、まず糸を当てて見てみて下さい。
そのためには、遊びとしていくつか糸の色数を持っているとラクですね。
試行錯誤するストレスがなくなり、楽しく進められますよ。



私の感覚としては、
クリアな色の中にくすんだものを1色持ってくると、
そこだけ汚れたような感じがしますので、
トーンを合わせると纏まりやすいです。
敢えて外したい場合も、刺す前に布に当てて確認すれば、
「汚れ」か「奥行き」か判断できますので。

あと、ここで「薄い色」と書きましたが、
実際に店頭で糸を選ぶときに、あまりにも色味のない淡い色を選ぶと、
布の上では色が分からなくなりますので、ここにも注意が必要です。
「薄い」んですが、色は割とはっきりと乗ったものを。
というのも、この図案の花は大きくてもひとつ5mm程度。
大方1本取りで刺していきますし、小さくて色が分かり難いのです。
分からないということは、これも汚れ(くすみ)に見えてきます。
ですから、糸束で見ているときには淡くて優しくて綺麗な色…
と思っても、そこから2段階ほど濃さを上げた方が良いでしょう。
「A」にあるバラなど、中心が濃くて4色ほど使うのですが、
色のグラデーションが必要な場合、
思ったより濃いめから始めると綺麗です。

以上、刺しながら思ったことも書いてみました。


 



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