050400 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

風を、待つ

風を、待つ

PR

Calendar

Profile

由希4390

由希4390

Freepage List

Category

Comments

大夫の監@ Re:雨歌(02/08) こんにちは。世間に潤いがかけて、みんな…
大夫の監@ Re:雨歌(02/08) お元気ですか? 楽天ブログを休むのはい…
大夫の監@ Re:雨歌(02/08) 今晩は。そろそろ夏ですが。(^_^;)夏の詩…
大夫の監@ Re:雨歌(02/08) 今晩は。 悲しみの浪というか嵐が、来る…
由希4390@ 大夫の監様へ お久し振りです。 レスが遅れて申し訳あ…

Favorite Blog

パーフェクトエスケ… silversheepさん
  新自然回帰線 … charberryさん
青空日和 紘子.さん
そっと のぞいて … Love6176さん
tomato diary 紘子*さん
伝えたいけれど、形にならない心模様

日々、想い描く風景を
リアルタイムで綴っていきます

春には春の詩を
夏には夏の詩を
秋には秋の詩を
冬には冬の詩を


ひとつでも心に落ちる言葉があったなら
ランキングリンクをクリックしてくだされば幸いです

どうか、一人でも多くの方に届きますように…


由希
2010.02.08
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
雨、…雨

薄暗い空から落ちてくるのは
ただの水、のはずなのに、ひどく冷たかった

急ぎ足に通り過ぎる人々

その中の誰を追いかけることも出来ずに
次々とコートに染みを作る雨粒に打たれ立ち尽くす、自分

孤独、にも程があると、思った



つと、招き入れられた室内

遠くなる嘆きの音を聴きながら
一人、が増したような気がしたのは、どうしてだろう



そして、今
膝を抱えて座り、眺める窓の外は

相変わらずの、雨

窓を濡らす水滴と一緒に零れたのは
涙、なんかじゃない

世界が潤されていく
静か過ぎる、そのオトが鼓動に刺さって苦しい

本当は声を上げて、泣きたかった



にゃおん



こちらを見つめて鳴く黒猫に気付いたのは、そんな、折り

思わず、窓を開けた

フローリングが濡れるのも構わず招き入れて
抱きしめた、肢体

冷たいはずのそれに、初めて温もりを感じた、気がした



例えばそれが優しい嘘でも

もう、構わないと、思ってしまうほどに



きっと、僕は、





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.02.08 14:39:54
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.