帰れる人。 |   霊視鑑定、電話占いの現場を書いてます。 

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電話占い、霊視鑑定の依頼をしなくてもがんばれそうな内容、精神面の強化につながりそうな事を主に書いてます。
不思議な話、幽霊の話、霊視鑑定師としての日々、葛藤など占い師として率直に思う事も書きます。

あらら。
ごめんなさい。
更新に1月以上過ぎている。

今日は、これを書きます。

『帰れる人。』

ここ、どういう相談でも大事なような気がします。

どこまで心の悲鳴が暴走しようと、
戻れなさそうなところまで行ってしまおうとも、

帰る力がある人は
戻れます。

手を差し伸べてもらって帰れる人もいるし、
我に返って一人でおとなしく帰れる人もいる。

家出した不良の様な状態。

程遠い年齢になっててもそういう状況の人は沢山いる。
うっすら気が付いている人もいるだろうし、
まったく気が付いていない人もいるだろうし。

無駄な暴走はその人の心を激しく傷つけ、
意地になりながら走り続けるけど、

そういう力から始まったものは、
どういうアイディアでも、
力に限界がある。

反発から始めた仕事。
反発から始めた生活。
反発から始めた人間関係。

可哀そうなのである。

帰れない。
振り返れないほどの悲しさがあるのである。

こういうものが潜んだ相談。

少し強く見つめて会話をしていくだけで
今までのむちゃくちゃが解けていくようなものもあったり、

もう、強烈過ぎて、どこから見つめても
どこから見守っても、動けないものもあるし、

逆に、タイミングを見てこちらが離れていなくなることで、
静かに我の時間に戻れる人もいたりする。

戻るまでの儀式というか感覚。
それはその人が受け入れられる順序が揃うのが一番いい。

ただ、問題は、
いかに力を抜いて諦めて楽になって帰れるかがポイントで、

どっかにおかしな力を握りながら戻ると、
あんまりその帰宅は意味が無かったりして。
また、理解しあえない時間が来るよ。

こういうような力のバランス。

本当の家出だけじゃなくて、
心の反発、社会への反発、
表向き反発できないから抜け出せない不毛でしかない後ろの世界とのつながり、
目に見えた行動がとれるかどうかは問題ではない。
どこかの瞬間で自分が死んでしまったことが問題なのだ。

家族の中で死んだのか、
恋愛中に死んだのか、
集団の中で死んだのか、
自分の挑戦の中で死んだのか。

こういう感じの力の模様。
これが見えない姿でぼんやりと、
ありとあらゆる分野において、

行ったり来たりその人を誘惑する。

その景色が目に留まったその人は、
時を止めてそこに留まる。