偶然力 |   霊視鑑定、電話占いの現場を書いてます。 

  霊視鑑定、電話占いの現場を書いてます。 

電話占い、霊視鑑定の依頼をしなくてもがんばれそうな内容、精神面の強化につながりそうな事を主に書いてます。
不思議な話、幽霊の話、霊視鑑定師としての日々、葛藤など占い師として率直に思う事も書きます。

今回の話はものすごい分かってもらいにくい話かも。

私のお客には、
数名、

ものすごい鼻の利く人たちがいる。

一度何らかのテーマにはまったら
猛烈なペースで集中し、

何らかの衝撃で、
ポロ、っと手放す、

この人達の感度と興奮は、
一体どこからやってくるのだろうか。

この種類の人たちは、
恋愛で問題を抱えるとすごい状態になってしまう。
そもそもの集中力が猛獣なので、
それが叶わないと叫び声もすごいし、
手放した後の非情さもすごい。

しかし、
今回は、別のテーマ。

偶然を引き当てるこの人達の強烈なエネルギー
ここについて書いてみたいと思う。

不思議とか偶然とか、
この仕事をしていると数多く知ることになるので、
私はもう、そこそこ凄くないと驚けないぐらい、
ばあさんになってしまったのだが。

今回は、
ある人のストレスの謎をぼんやりと見ていたら、

この問題とは無関係な鼻の利くお客が
イノシシの様な集中力で
ある人の業界に興味を持って、
短期間でその構造を貫くほどの力を出して、

その業界の問題点に直面して、
解決方法を導き出して、

去って行った。

…。
当たり前だが、イノシシのような力の持ち主は、
私の普段のお客や相談内容なんぞ知らない。

私は、特別、個々の鑑定に最近疑問とか、
問題を抱えているわけでもなく、
どの相談も、普通通り、問題、原因、改定点、
を出すだけで、何も変わらない。

この二人にも同様。

ある人はお仕事のストレスから生じたきっかけを機に
自分の有り方、生き方を変える最中にあり、
それはそれは、とても大事な瞬間。

多分、だからなのだろうけど、

その人の問題が表面化するのとほぼ同じ時期に、
超人は勝手にセンサーを働かせて、
突っ走り、運営上の問題点まで掘り探って、

あたし、どうしたらいいの?
と材料を全部背負ってやって来た。

超人が持ち込んだ内容は、
ある人の人生に対してものすごい影響力を持つ内容ではある。

超人は問題点の全てを無傷のままよけて、
その業界を貫いて、
た、多分だけど、違う星のかなたまで、
情熱を抱えて行ってしまうのだろうと思う。

ある人の長年の苦痛の構造を、
ひと月もかけない情熱でブチ抜いて、
解決方法を依頼してきて、
それを元に飛んでいく。

期間の差、解決の糸口を引き寄せる差は、
超人の狂気に満ちた集中力、
これに尽きる。

だけど、
別に超人が悪いわけでもズルいわけでもなく、

超人は、ある人に具体的な問題点を提示して、
走り去る。

…。
そりゃ、そこまで伝えてあげれたら、
いいといえば、いいんだけど。
伝えるけど。

この人の能力。
一体何者。

普段は面白いほどおまぬけな一面もあるんだが。