アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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空の安全を守る署名に是非ご協力を!

2024年05月08日 13時36分34秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
昨年の正月に私を訪ねて来られたブログ仲間のブログに下記の署名要請記事が掲載されていました。航空機のドア数と同数以上の客室乗務員を機内に配置する事を要求する署名です。(参考:上記は昨年オフ会の時の写真当時のオフ会の記事今回の署名要請記事
 
この署名は今年1月2日に羽田空港で起こった衝突事故を契機に始まりました。当日、能登半島地震被災地の救援に向かおうとする海上保安機が羽田空港でJAL機と正面衝突しました。この事故の背景には航空機の便数増に見合う空港管制官の増員がなされていなかった事があります。その一方で、JAL機には航空機のドア数と同数の客室乗務員がドア付近に配置されていた為に、機体が炎上する前に乗客全員を機外に退避させる事が出来ました。
 
その教訓を生かす為にも、客室乗務員の増員や待遇改善は急務です。その為、急きょ拙ブログでも署名の拡散に応じる事にしました。以下はその署名要請文です。↓
 

2024年1月2日、羽田空港でJAL機と海上保安庁機が衝突し、海上保安庁機の乗務員5名が死亡した事故は国内外に大きな衝撃を与えました。この事故では、JALの乗客・乗員は全員が炎上する機体からの脱出に成功しましたが、その背景として、旅客機のドア数と同じ人数の客室乗務員(CA)が配置されていたことが指摘されています。旅客機のどのドアを脱出に使用できるかを判断する際、1つのドアに1人の乗務員がついていれば、当該乗務員は自分が担当するドアの使用可否のみを判断すれば良いからです。

しかし、日本の現在の法制度では、ドア数以上の乗務員を客室内に配置することは運航上の絶対条件とはされていません。そのため、実際にはドア数に満たない客室乗務員数で運航されている航空便も多く見られるのが現状です。もしそのような状況の旅客機で同じような事故が起きた場合、今回のような“奇跡”はあり得ません。

これに加え、日本では客室乗務員は国家資格とはされておらず、一般の接客業従事者と法制度上は同じ扱いです。諸外国では客室乗務員を航空安全従事者に位置付け、国家資格の取得を就業条件としている国も多く見られます。この意味でも日本の航空行政は大きく立ち後れています。

この請願署名は、こうした現状を抜本的に改め、客室乗務員を航空従事者に位置付けること、全ての脱出扉に乗務員の配置を義務づけることを国に求めています。安全問題研究会でも、請願の趣旨は大いに理解できるとともに、正当なものであるため、協力することとしました。2024年1月2日の再来を避けるため、1人でも多くの方の署名をお願いします。

署名用紙ダウンロード
・第1次集約 2024年8月31日
・連絡先 ジャパンキャビンクルーユニオン jcuhonbu2018@gmail.com
・送付先 〒144-0043 東京都大田区羽田5丁目11-4 フェニックスビル 航空連気付 ジャパンキャビンクルーユニオン

 なお、上記の他、安全問題研究会(注:ブログ仲間のサイト)宛てに連絡いただいてもかまいません。

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競馬神社の駈馬神事を観て来た。

2024年05月06日 21時24分49秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

昨日5月5日に京都市伏見区の藤森(ふじのもり)神社で駈馬(かけうま)神事が行われました。駈馬神事というのは流鏑馬(やぶさめ)の流れを引く伝統行事です。地元の若者が神社の指導の下に馬に跨り参道を駆け抜けます。京都市の無形民俗文化財に指定され、神楽神輿(かぐらみこし)や時代行列と共に端午の節句の年中行事として行われて来ました。

この神社は武運長久を祈って軍馬が祭られている関係で、競馬関係者の信仰を集めて来ました。私も今年の初詣はこの神社にお参りしました。境内の自販機で飲料を購入すると競馬のファンファーレが鳴り、絵馬殿には歴代競走馬の絵が飾られています。
 
私も競馬ファンの端くれとして、今まで何度もこの神社にお参りして来ましたが、駈馬神事はまだ観た事がありません。世間では大型連休のゴールデンウィークも私の勤務先では通常業務です。逆に繁忙期なので有休も他の日に取るよう指導されます。幸い当日は公休日だったので、私も唯一の息抜きにこの駈馬神事を観に行く事にしました。
 
 
以下、神社のホームページより引用。
 
駈馬神事は、古来、早良親王が、天応元年(781年)に陸奥の反乱に対し、征討将軍の勅を受けて、藤森神社に祈誓出陣された際の擬勢を象ったもので、室町時代には、衛門府出仕武官により、江戸時代には、伏見奉行所の、衛士警護の武士や、各藩の馬術指南役、町衆らが、寿及左馬の一字書き、藤下がり、手綱潜り、横乗り、逆立ち、(杉立ち)、矢払い、逆乗り(地藏)等の他、数種の技を、競いあったものであります。行事の形としては、早馬ではなく江戸時代中期に、大陸系の曲芸的な馬術の影響を受けたものと思われます。明治より藤森神社の氏子に引継がれ、毎年5月5日の藤森祭(深草祭)に駈馬神事として奉納されております。昭和の初期までは街道で行っておりましたが、道路及交通事情等により境内参道馬場で行われております。昭和58年より、京都市登録「無形民俗財」に指定され、現在は、1200年前の古来より伝わる、この伝統行事を、藤森神社・藤森神社駈馬保存会・藤森神社駈馬実行委員会・藤森神社氏子により継続公開保存しております。
 
 
以下は私の注釈。781年と言えばちょうど奈良時代。大和朝廷が中国の唐王朝を模倣した律令制国家を建設する過程で、東北の蝦夷(えみし=今のアイヌ民族)や九州の熊襲(くまそ)などの異民族を征服しつつあった頃です。被支配者からすれば朝廷は侵略者に過ぎませんでした。今は競馬の神様として有名なこの神社も、昔は血生臭い歴史を秘め、戦前には軍国主義の宣伝に利用された事もありました。
 
境内には神功皇后が大陸遠征から帰って来た時に、この地に凱旋の旗を立てたとする台(御旗台、左上写真)も残されています。その横には「不二の水」と呼ばれる名水が湧き出ていて(右上写真)、地元の人がペットボトルに水を汲んで持ち帰っていました。私も飲んでみましたが水道水よりも甘い味がしました。
 
以下、再び神社のホームページから引用。
 
駈馬の技(わざ)は下記の通りであります。
一、手綱潜り 敵矢の降りしきる中、駈ける技
二、逆乗り (地藏) 敵の動静を見ながら、駈ける技
三、矢払い 敵矢を打払いながら、駈ける技
四、横乗り 敵に姿を隠して、駈ける技
五、逆立ち(杉立ち) 敵を嘲りながら、駈ける技
六、藤下がり 敵矢の当たったと見せて、駈ける技
七、一字書き 前線より後方へ情報を送りながら、駈ける技
※他にも数種の技が有りましたが、現在は行われておりません。
 
 
以下、私の補足。駈馬神事は午後1時からと午後3時からの2部制で行われました。午後1時15分前になると参道西側の内側にロープが張られ白い布が掛けられます。この白い布のロープが競馬場の内ラチ(コース内側の柵)に相当します。馬はこのロープに沿って走る事になります。観客はそのロープのさらに外側にある鉄製の柵の内側で観覧しなければなりません。
 
馬が暴走して来たらすぐに逃げなければならないので、観客は座らず立って観なければなりません。また、ストロボやフラッシュ、三脚を使用しての撮影行為も、馬を驚かせる恐れがあるので使用禁止です。
 
行事は午後1時きっかりに始まりました。最初に時代装束を着た神社関係者(駈馬保存会?)の行列が続いた後、いよいよ駈馬神事が始まります。最初「素駈げ」と呼ばれる練習用の走りを何回かした後に、いよいよ技ありの早駈けが始まります。
 
駈け馬の動画も何枚か撮りましたが残念ながらそのままの形ではブログに載せる事が出来ません。一旦ユーチューブのサイトに上げてからでないとブログに載せる事が出来ないのです。ところが最近ユーチューブに何度上げようとしても上手くいきません。幸いエックス(旧ツイッター)には動画を上げる事が出来ますので、その動画をブログに貼り付けておきます。
 
ちなみに、この動画は駈け馬の技の一つである「逆立ち」です。エックスの投稿にもある通り、武将が馬上で逆立ちして敵を嘲りながら駈け抜けた故事に因みます。この馬の乗り手は数年前に引退したお爺さんですが、再びこの祭礼で技を披露してくれる事になりました。さすがはベテランだけあって、もうお見事と言う他ありません。
 
左は逆乗り(逆立ちとはまた別の技)、右は一字書きのスクショ写真。
 
絵馬に書かれた願い事も紹介します。春の天皇賞の的中祈願や、先日レース中の落馬事故で亡くなった藤岡康太騎手の追悼メッセージなどが絵馬に書かれていました。私も当日開催されたGIレースNHKマイルカップの的中祈願を競馬予想付きで絵馬に書きましたが、こちらは残念ながら当たりませんでした。
 
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地方馬と中央馬の違い

2024年05月02日 21時40分24秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
5月1日に「かしわ記念」(船橋ダート1600メートル)の馬券を買いました。このレースも一応はGIレースです。でも地方競馬のGIレースなので、中央競馬(JRA)のGIと区別する為に、JpnIという別の格付けとなっています。そして、地方競馬でありながら、中央競馬の馬も参戦して来ます。普段はこんな地方競馬の馬券なんてめったに買わないのですが、今回はそこそこ強い馬もいて、しかし主役不在で人気も割れている、そういう美味しいレースなので、少しだけ遊びのつもりで買ってみる事にしました。
 
このレースは、JRA栗東厩舎所属馬で、中央競馬のGIレースであるフェブラリーS(東京ダート1600メートル、Sはステークスの略)の速いスピードに付いて行けなかった馬が、地方の砂が深くコーナー4つで時計のかかる馬場を味方に付けて、リベンジを果たす場合が多いのです。
 
 
だから私も最初は、昨年このレース2着で今年のフェブラリーSも4着の中央馬タガノビューティーを本命にしていました。しかし、地方馬の中にも、中央馬と同等の力を持つ馬がいる事が分かりました。それが◎ギガキングです。ギガキングは地元の船橋競馬所属馬ですが、14戦中11勝もしている地元生え抜きの王者です。前走・前々走の圧勝ぶりや、毎年のこのレースの勝ちタイムとも遜色のない前走の走破タイム(同じ1600メートルで重馬場でありながら1分39秒5)から、急きょこの馬を本命馬にする事にしました。
 
更に、追い切りの調教で、相手を3歳馬とは言え突き放してトラックを走り抜けた事や、当日の雨も重馬場が得意なこの馬にとっては有利に働く事も考慮しました。
 
相手はセオリー通り、中央馬と、地方馬でありながら中央のレースでも善戦した馬を中心に、下記の様に三連複フォーメーションで広く薄く流しました。
 
◎⑪ギガキング(前述)
○①ウィリアムバローズ(GⅡ東海S重馬場で1着+大外を回らされるおそれのない最内枠に入る)
▲②タガノビューティー(前述)
★⑥ミックファイア(JpnⅠジャパンダートダービー1着、フェブラリーS7着)
★⑬キングズソード(JpnⅠJBCクラシック1着、フェブラリーS5着)
△⑤シャマル(昨年このレース4着、JpnⅢ黒船賞不良馬場で1着)
△⑦クラウンプライド(JpnⅠ帝王賞2着、海外GⅠサウジカップ9着)
△⑩ペプチドナイル(フェブラリーS1着)
馬券は◎ー○▲★ー○▲★△の三連複フォーメーション18点を100円ずつ買い、合計1800円。
 
 
しかし、結果は△⑤シャマル1着、▲②タガノビューティー2着、△⑩ペプチドナイル3着。4着★⑬キングズソードまで中央勢が独占。5着にようやく地方馬★⑥ミックファイアが入るも、4着とは6馬身も離されて。最初行き足が付かなかったのが最後まで響いたようです。
 
で、肝心の◎⑪ギガキングは前述のミックファイア以上に出遅れ、4コーナーでも後ろから3番目の位置取りに終始。この不器用な所が、やはり中央馬と地方馬の差なのか…。前述の通り、地方競馬の馬場は砂が深い。だから好走するには中央の馬場以上にパワーが求められる。逆にスピードはそんなに求められないので、出遅れたりする不器用な馬が多いのかも。
 
だから中央馬も参戦するレースでは大抵、中央馬が上位を独占してしまう。最初の予想通り、▲タガノビューティーから三連複フォーメーションで流しておけば、相手次第では当たっていたかも。本命サイドの予想なので万馬券は無理でも、三連複②⑤⑩7570円の配当で、7570円ー1800円=5770円を受け取る事が出来たかも知ません。
 
 
ちなみに馬券はダッシュ心斎橋(地方競馬の場外馬券売り場)で買いました。ダッシュの売り場は3階までありますがフロア面積は狭いです。難波や道頓堀のウインズ(中央競馬の場外馬券売り場)の約4分の1ぐらいの広さしかありません。
 
 
馬券のマークシートも基本はウインズのそれと同じですが、馬単だけでなく枠連も単式の馬券があると知り、今更ながら驚きました。馬連・馬単の買い方はウインズと同じなので、出来れば名称もこの際統一した方が良いのではないかと思いました。(ウインズは馬連、ダッシュは馬連複)
 
ダッシュ周辺の立地環境は正直言って余り宜しくありません。ビルは周防町筋と堺筋が交わる辺りにありますが、あの辺は風俗ビルが乱立し、ホストクラブの広告だらけで、千日前や道頓堀よりさらにガラが悪そうな感じがしました。私は正直言って余り好きではありません。当日は雨が降っていた事もあり、馬券を買った後はもう足早に立ち去りました。
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祝!衆院補選で有権者が自民党の裏金政治を拒否!

2024年04月29日 03時44分00秒 | 統一教会と安倍国葬の是非を問う
 
昨日投開票が行われた衆院補欠選挙。3選挙区全てが自民党裏金議員の辞職によるもので、自民党による裏金政治の是非を問うものだった。
 
 
結果はいずれも立憲民主党の候補が勝った。島根1区は亀井亜紀子氏が当選。対抗馬の自民党・錦織功政(のりまさ)氏は官僚上がりの新人で、現職の亀井氏の方が圧倒的に知名度があった。それにしても、自民党は何故こんなド新人を候補にしたのか?長年の保守地盤にあぐらをかいて、野党を見下して来たからに他ならない。しかし「奢る平家は久しからず」。その「保守の壁」も裏金政治に対する怒りの前では無力だった。
 
実際、この島根1区での自民党の狼狽ぶりは尋常ではなかった。終盤戦で錦織候補と応援弁士の岸田総裁が絶叫顔で支持者に奮起を訴えたのだ。劣勢挽回のつもりで訴えたのだろうが、逆にドン引きする有権者も多かったのではないだろうか。聖教新聞にはこんな絶叫顔の候補者の写真がよく載るが、それは読者が身内の学会員だからこそ初めて効力を発揮する。しかし自民党の支持者は学会員ではないしネトウヨみたいな人間ばかりでもない。与党だからこそ「寄らば大樹の陰」で支持して来た人間も多かったはずだ。そんな人たちに、こんな絶叫顔で迫っても、自ら劣勢をさらけ出す事にしかならず、更に票が逃げていってしまったのではないか。
 
 
東京15区は自民党が候補者すら擁立出来ず、野党や無所属、諸派の新人9人による混戦となった。諸派の根本良輔陣営による選挙妨害、他候補に対する暴力行為が横行する中で、立憲民主党の酒井菜摘氏が当選した。
 
酒井氏は元助産師の江東区議。2位に付けた無所属の須藤元気氏も元立憲の国会議員で、消費税廃止を公約に掲げるリベラル左派。この2人が上位を占め、維新の金澤結衣、日本保守党で右派の飯山陽(あかり)、国民民主党・都民ファースト推薦で自民党も相乗りを図ろうとした乙武洋匡(ひろただ)の諸氏はいずれも下位に沈んだ。
 
特に乙武洋匡氏なぞは作家で知名度もあり、都民ファーストの小池都知事がバックに付いていたので、もっと票を集めると見られていただけに、1万9千票余りしか取れずに5位に沈んだのは意外だった。しかし、これも小池知事の経歴詐称疑惑が直撃し、乙武氏自身の不倫疑惑も加わり、さしもの知名度も今回は通用しなかったようだ。
 
 
長崎3区も自民党が候補を擁立出来ず、立憲民主党と維新の野党候補2氏の争いとなった。ここでも立憲で元議員の山田勝彦氏が維新新人の井上翔一朗氏に勝利。知名度では立憲候補の方が圧倒的に優っていたが、私は自民党票が維新に一定流れると思っていただけに、予想外に差が付いたのは意外だった。
 
3選挙区に共通して言えるのは、自民党にお灸を据えるだけでなく、「隠れ自民」の「ニセ野党」にもお灸を据える結果に終わった事だ。憲法改正やその他の公約でも、自民党と似たり寄ったりで、時には自民党を右から煽るような事しか言わない政党や候補者が、選挙の時だけ野党ヅラして、自民党と同様の金権選挙を展開しながら、改革者気取りで当選を果たす。そんな政治がずっと続いて来たが、ようやく潮目が変わりつつあるようだ。
 
選挙の投票率が年々低下しているのも、「ニセ野党」が自民党と馴れ合って、自民党と同じような事しか言わなくなってしまったからだ。だから、いつまで経っても政治が変わらない。賃金は上がらず、物価や税金、社会保険料ばかりが値上がりする中で、本当は政治に対して言いたい事は山ほどあるのに、政治が全然変わらないものだから、もうみんな愛想を尽かして投票に行かなくなっでしまったのだ。
 
それでもまだ立憲民主党の泉代表は、相変わらず維新に秋波を送り、野党共闘に背を向けている。それでは自民党政治の対抗軸になり得ないのは明らかだ。立憲民主党が本当に政権交代を果たす気があるなら、もっと結党の初心に立ち返って、自民でも、「第二自民」の維新でもない対抗軸を明らかにすべきだ。そうでなければ、今回の補選勝利も、結局は「棚からぼた餅」の一時的勝利に終わるだろう。
 
以下、新聞記事より。

衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補欠選挙が28日投開票された。東京15区で小池百合子東京都知事が擁立を主導した無所属新人の乙武洋匡氏を推薦したが、立憲民主党候補に敗れた国民民主党の浜野喜史選対委員長は「政権に対する批判票の十分な受け皿になれなかったことは真摯(しんし)に反省しなければならない」とのコメントを発表した。

 浜野氏は3補選で自民が議席を得られなかったことについて「現在の岸田内閣の政権運営、とりわけ、裏金問題に対する改革が全く不十分であると国民から厳しい評価が下された結果だ」と指摘。「旧文書通信費や政策活動費の使途の公開など、野党案も取り入れた、実効性のあるより厳しい法改正に速やかに取り組むべきだ」と主張した。

 一方、選挙期間中に「執拗(しつよう)な選挙妨害を受けた」として「活動が制限され、乙武候補の改革姿勢や政策について十分に浸透が図れなかった」とも説明。選挙妨害について「有権者の知る権利や聞く権利を侵害する看過できない」行為と非難し、公職選挙法の改正に取り組む考えを強調した。

維新の「立憲たたき」失敗?東京15区で敗れた金沢結衣氏「力不足」馬場伸幸代表「関西以外は厳しい」(東京新聞)

28日投開票の衆院3補欠選挙で、日本維新の会は、公認候補を擁立した東京15区と長崎3区で落選が決まった。「立憲民主党をたたきつぶす」と、野党第1党の立民批判を展開していた馬場伸幸代表は「関西以外の小選挙区で勝つのは厳しい」と話した。

東京15区補選で落選した日本維新の会新人の金沢結衣さん(33)は28日夜、事務所近くで、支援者たちに「力不足だった」と語った。金沢さんは政治とカネを巡る問題を踏まえて「クリーンな政治」を唱え、企業・団体献金の禁止を訴えたが、約2万8千票で3番手となった。

立憲民主党批判も広がらず「地力がない」

応援に入った馬場氏は、野党第1党の立憲民主党を批判したが、浸透しなかった。

馬場氏は28日夜、大阪市の党本部で記者会見し「党としての地力がないというのが根本的な問題」としたうえで「一刻も早く地元での基盤をつくり、強固にしていく」と語った。

不信任案には協力示唆「今回は恒例行事ではないのかな」

馬場氏は「国内外で大きな難しい問題が山積しているなかで、立憲民主党が野党第1党でやっていても、国は良くならない」と今後も批判を続けていく姿勢を強調した。

ただ、これまで立憲民主党などが内閣不信任案を出しても「恒例行事」などとして協力してこなかったが、今国会で提出された場合は「岸田首相の政治改革に対する姿勢を見ると、今回は恒例行事ではないのかなと思う」と、協力を検討する考えも示した。

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廃止すべきは芸備線ではなく自民党政権だ

2024年04月23日 03時26分56秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

4月20日・21日に広島県の秘境駅・備後落合と、その先の絶景スポット・奥出雲おろちループを訪ねて来ました。以下はその旅の中でつぶやいたX(旧Twitter)投稿です。

鉄オタ憧れの秘境駅、備後落合。遂に出発の日が来たが時刻表を見る度に頭を悩ます。芸備線で現地の駅や近くの旅館に向かうまではまだ何とかなっても、木次(きすき)線に乗り換え奥出雲おろちループや出雲坂根の三段式スイッチバックに行こうとしても3本しか列車がないのでは。亀嵩(かめだけ)そばを味わうのはもう無理かも。

 
大阪から岡山経由で新見まで来た。昼食は新見駅前のきくや食堂で備中そばを注文。鳥南蛮に玉葱を加えた感じのそばで、これで670円はお得。駅の横には地元の公立大学が運営する休憩スペースも。誰でも入れて携帯充電も可。保育・看護系の大学で約180名の学生が学ぶ。過疎化や無医村対策の決め手となるか。
 
 
遂に芸備線の車両に。1両に15名程の乗客も大半は鉄オタ。沿線には「やっぱり芸備線がええよのう!」の垂れ幕も、行き違い設備撤去の跡や、落石時に直ぐ止まれるよう時速25キロの徐行運転を強いられ、備後落合までの44キロ12駅を1時間半もかけて走らなければならない所に、鉄路維持の難しさを改めて知る。
 
 
備後落合に遂に降り立つ。14時半前後は3方向からの列車が一斉に停車。転車台や貯炭庫の跡、広い構内にかつての賑わいの名残が。今も元OBボランティアが駅の清掃やガイド業務をこなしている。だからこそ今でも週末にはこれだけ大勢の人がやって来る。ここまで愛される秘境駅を廃止してしまって良いのか。
 
 
芸備線も昔は山越えの重要ルートとして急行列車が多く走っていた。駅ホームの売店では乗客が名物のうどんをすすり、駅前には松本清張が小説「砂の器」を書き上げた旅館も。当時の賑わいを偲ぶ写真が駅舎に所狭しと。備後落合はもはや秘境駅と言うより鉄道博物館。これを赤字の一言で切り捨てて良いのか。
 
 
備後落合の駅そば名物だった「おでんうどん」が、今でも近くのドライブインで食べられると聞き訪ねたが、まだ準備中で叶わず。仕方なく今夜泊まる宿まで6キロの道のりを歩く。国道を道なりにたどれば良いと思っていたが実際は結構な山道だった。ようやく旅館に着き、温泉に身を委ね夕餉に舌鼓を打つ。
 
 
昨夜泊まった旅館の方が車で最寄りの油木駅まで送ってくれた。なかなか風情のある旅館だった。駅ノートに素晴らしい絵が描かれていたが1日3本のダイヤでは目にする人もほとんどいない。このまま広島に抜ければ14時台に大阪に着くが日本海回りだと18時台に。それでも奥出雲おろちループに行くべきか否か。
 
 
9時35分発木次行きまで大分間があるので、8時52分発備後落合行きに乗り秘境駅で時間を潰そうとしたが、停車時間が5分しかないので諦めた。近くに自販機がないか聞こうと駅前の簡易郵便局に行ったら缶コーヒーを売っていた。駅前の万屋が郵便局も兼ねているようだが売っているのはこの缶コーヒーだけだった。
 
 
JR木次線最大の絶景ポイント。奥出雲おろちループと出雲坂根のスイッチバック。やはり来て良かった。スイッチバック区間では進行方向が3度切り替わる。動画も撮影したが、ツイッターには容量オーバーで送れないし、トンネル内では私や乗客の顔もカメラに映り込んでしまっているので残念ながら掲載出来ず。
 
 
亀嵩そばを味わうのは諦めた。わずか1日3本のダイヤでは一旦下車したら半日近くも駅で待ちぼうけを食らう。但し貴重な経験も。終点の木次でもそのまま乗っていたら次の終点の宍道(しんじ)まで行ける事が判明。時刻表上の列車名が変わるだけで実際は同じ列車だから。旅程まず先にありきでよく嵌る落とし穴だ。
 
 
宍道にお昼頃着いたが売店の類は皆無。このままではお昼ご飯も食べれないので米子まで行く事に。米子駅で一旦清算し、改札出た先の土産物屋で駅弁を慌てて買う。米子駅改札で油木駅の整理券出したら駅員大慌て。普段そんな切符なぞ見ないから。米子から乗った特急やくも車内でようやく遅い昼食。
 
 
もし今年も奥出雲おろち号が走っていたら、こんな苦労なぞせずもっと楽に旅が出来た。本当は昨年秋のラストランまでに私も一度乗りたかった。でも最後まで予約で埋まり乗れなかった。木次線は赤字だと言うが、もっと乗りやすいダイヤにすれば乗客は増える。その努力もせず赤字を廃止の口実にするな。
 
 
芸備線も然り。沿線には帝釈峡などの観光地もある。備後落合駅も週末になれば鉄オタで賑わう。だったらもう少し運行本数を増やしたらどうだ。駅ボランティアの善意に甘えるだけでなく、せめてJRの嘱託職員として雇ったらどうだ。幾ら赤字のJRでもそれ位の金はあるはずだ。赤字を廃止の口実にするな。
 
 
過疎化やモータリゼーションは鉄道赤字の直接要因であっても根本要因ではない。国が高速道路や新幹線にばかり予算を注ぎ込み、地方在来線を蔑ろにし、保線も怠りダイヤも間引きし、時速25キロの徐行運転でしか列車を走れなくして来たから、地方が過疎化・高齢化し、車なしでは生活出来なくなったのだ。
 
 
このままでは芸備線や木次線の廃止だけでは済まなくなる。枝が枯れれば幹も枯れる。やがて伯備線も廃止されるようになるだろう。国は輸出大企業ばかり助け、農地を荒れるに任せ、高速道路やリニアにばかり力を入れているのだから。そのくせ赤字のツケを地方にばかり押し付け、非効率だと罵る。
 
 
何が再構築協議会か。そんなに地方の自助努力ばかり言い募るなら、今まで地方に押し付けて来た原発を次からは東京のお台場や大阪の夢洲に作れ。今まで赤字ローカル線で運んでやった北海道の野菜も食わずに東京の野菜だけで食べていけ。国民を食わせるのは政府の責任だ。それを地方にばかり押し付けるな。
 
注:再構築協議会とは、改正地域交通法(地域公共交通活性化再生法)によって新たに設置される事になった赤字ローカル線存廃協議の場。地元自治体・鉄道事業者のどちらかの申し出により協議を開始する。3年間の議論の中で結論を出さなければならない。JR芸備線備中神代(びっちゅうこうじろ)・備後庄原間がその最初の対象区間に選ばれた。
 
 
大阪に帰って近所のスーパーで買い物中に、ふと広島のもみじ饅頭が目に付いた。製造元を見たら何と!広島県庄原市東城町のメーカーだ。モロ芸備線の沿線だ。このもみじ饅頭を銚子電鉄の濡れ煎餅と同じ様に宣伝出来ないか?その努力もせずに、赤字を鉄道廃止の口実にするな。
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「あまろっく」観て来ました。

2024年04月18日 20時56分22秒 | 映画・文化批評
 
先日このブログでも取り上げた映画「あまろっく」を観て来ました。「あまろっく」というのは尼崎閘門(こうもん)の愛称です。尼崎の下町を高潮の被害から守っている防潮堤の閘門で、船が出入りする時だけ開きます。その尼崎を舞台にした映画なので、映画のタイトルもそこから取ったそうです。以下、映画のあらすじをかいつまんで紹介します。
 
尼崎で町工場を経営する65歳の近松竜太郎(演じるのは笑福亭鶴瓶)は「人生何でも楽しまな」が口ぐせの好々爺。39歳独身の娘の優子(同、江口のりこ)は、そんな親父の能天気でグータラな生き方に反発して、勉強もスポーツも頑張り、一流大学を卒業。東京でキャリアウーマンとして活躍していたが、リストラされて実家に舞い戻り。そしたら何と親父が「祝リストラ」のプラカード掲げて玄関で娘を出迎え、お祝いの赤飯まで用意していたw。
 
会社をリストラされて実家に帰って来た娘に対して「祝リストラ」で出迎えるとは、何て親父なのかと私も最初は呆れました。でも、「人生何でも楽しまな」が口ぐせの親父なので、リストラもその延長で「そんなもの笑って跳ね返したれ」と励ますつもりだったのでしょう。しかし、勝ち負けにこだわる娘にとっては嫌味にしか受け取れなかったようです。
 
この辺でもう、グータラな親父ではなく勝ち負けにこだわる娘の方がヘンコである事が映画で暗示されているのですが、私も高校生の頃はこんな優子みたいな人間だったので、身につまされる思いで観ていました。
 
その親父が、仕事の関係で時々訪れる尼崎の市役所(商工会だったかも?)で、受付嬢をしていた20歳の早希(同、中条あやみ)を見初め、というか実際は早希の方が親父の純真な性根にほだされ、半ば押しかけ同然で親父と再婚。独身の優子にも世話焼いて見合い写真を持って来る有様。
 
それでなくても、キャリアウーマンから一転リストラされ、実家に舞い戻りニート同然の暮らしにまで転落してしまった優子にとっては、いくら継母とはいえ妹みたいな早希から「優子ちゃん、優子ちゃん」と毎日子ども呼ばわりされ面白くない。だから最初はいつも早希と喧嘩ばかり。
 
しかも(ここから先はネタバレあり)親父もその後、マラソン中に心不全(?)起こして死んでしまうのに、その不幸も乗り越え、最後は早希の紹介したお見合いの相手と結婚し、親父の町工場も引き継ぐ事になり、最後は予想もしないクライマックスで終了。
 
…ざっと、そんなあらすじです。この映画は家族愛のすばらしさを描いたものだと言われており、実際その通りなのですが、それだけがこの映画の主題ではないと思います。
 
何故そんなほのぼのとした家族が誕生し、親父の死も乗り越えて行く事が出来たのか。それは、「人生何でも楽しまな」という親父の楽天性と、それを真正面から受け止める事が出来た早希の純粋一途な生き方がバックボーンにあるからではないでしょうか?
 
早希の家庭も、父親が女をこさえて家を出て行き母親の手で育てられるなど、決して円満なものではなかった。だからこそ早希は家族団欒(だんらん)に憧れ、それを体現した竜太郎に惚れ込んだのです。65歳の親父が子どもみたいな20歳の小娘と再婚。今時そんな話は結婚詐欺以外にはあり得ない。そんな「世間の常識」を見事に覆した痛快さに魅了されました。
 
私もそんな自由で伸び伸びとした家庭に生まれたかった。日本人の大半がそんな家庭に生まれていたら、日本も今のようなギスギスした競争社会、社会悪がはびこる犯罪社会、貧困や差別が広がる格差社会にはなっていなかったと思います。そういう堅い話は抜きにしても、マジでお薦めです、この映画。
 
他方で、この映画を観るきっかけとなった婚活相手の女性については、今ではもうサクラだったと確信しています。何故なら、プロフィールの自己紹介の言い回しが微妙に変。例えば「大阪の泉佐野美容クリニックに勤めています。仕事が大好きなので嬉しいです」と書いてありましたが、「仕事が大好き」だと何故「嬉しい」のか?具体的な説明もなしに、いきなりこんな事を普通の人は書きません。
 
それ以上に決定的だったのが、大阪に「泉佐野美容クリニック」なんて会社は全然なかった事。グーグルマップだけでなく国税庁の法人番号検索でも企業名で逆サーチかけましたが、そんな会社は一切存在しませんでした。婚活サイトで自慢するほどの会社なら最低でもグーグルマップには載るはずです。でも、その時は、勤務先の名前も具体的に書いてあったので、すっかり信用してしまっていました。今から思えば浅はかでした。
 
でも、この事で私が被った被害は、ネット婚活サイトの登録を無料会員から有料会員に変更した事で、半年間の登録料を支払う羽目になったぐらいです。これも有料会員になった事で、それに見合うサービスも受けられるようになるのですから、実害はないに等しいです。そして、何よりも、これがきっかけで「あまろっく」の映画も観れた訳ですから、見ようによっては、「詐欺師からのプレゼント」と受け取れなくもありません。
 
でも、そうは言っても、婚活詐欺師が暗躍しているのも事実なので、次からは気を付けようと思います。
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もうそんなヤセ我慢は止めよう

2024年04月15日 21時43分39秒 | 未完の政権交代

この間の私の以下の連投ツイートをこちらにそのまま転載します。(添付の画像や写真は一部差し替えました)

週刊文春4月18日号「自公83議席減!」。今、衆院解散したらこうなると。岸田が9月総裁選で不出馬に追い込まれる位なら、自民逆風の中でも大博打に打って出るかもしれないと。その結果、自民73減、公明10減、立憲52増、維新21増で自公与党過半数割れ、立憲・維新を中心とした非自民・非共産連立政権誕生

裏金自民にお灸を据えるだけならそれでも良いが、その結果が単なる非自民・非共産連立政権なら、かつての細川政権と同じ。政権内の主導権争いの末に、社会党が自民党に取り込まれ、自社さ連立の村山政権が誕生。安保・自衛隊容認に転換した社会党が骨抜きにされ、自民延命に手を貸しただけで終わった
 
立憲は数こそ多いが烏合の衆だ。維新の方が旗幟鮮明で勢いもある。だが維新の掲げる旗は身を切る改革、福祉切り捨て、軍拡容認で「第二自民」そのもの。それは今の大阪を見れば一目瞭然。維新首長の下で公務員リストラ(官製ワーキングプア蔓延)、公立高校・病院の統廃合、挙句にコロナ無策で死者激増
 
 
そんな維新主導の非自民・非共産連立政権なら、今の自公与党とそう変わらないどころか、更に酷い悪政が横行する事になる。そうさせない為にも立憲が如何に踏ん張れるか、立憲を左(福祉重視、平和志向)から支える他の野党(共産・れいわ・社民)がどれだけ伸びるかにかかっている
 
だが現状は左の野党も立憲以上にガタガタだ。共産は松竹除名で今でも民主集中制という過去の遺物にしがみついている事が顕になった。れいわも実態は山本太郎1人に権限が集中する個人独裁の党に過ぎない。私が望むのはあくまで本当の民主主義、どんな個人も尊敬され自由・平等・平和に生きられる社会だ
 
それでも自公与党の暴走と第二自民(維新)の台頭を阻止するには、立憲やそれを左から支える他の野党の議席を少しでも伸ばすしかない。4月28日投票の衆院3補選はその絶好機。どの選挙区も与党敗色が濃厚だ。東京でも島根でも長崎でも、ぜひ自民党にお灸を据えて欲しい。それが裏金事件の解明にも繋がる
 
立憲だけだと経済安保法案も通過。半導体などの製造業も安保の名で秘密保護の対象に。今まで隠れてコソコソ調査していた公安が今後は堂々と反戦運動に牙を向く。やがて矛先は反戦から政府批判全てに。裏金疑惑も闇から闇。そうさせない為にも、たとえ多少不満があっても立憲を左から支える野党が必要
 
それでも皆、自民や維新に投票するのは何故か?私が思うに、一つはマスコミが自民や維新ばかりをもてはやすから。競馬でもそうでしょう。スピードの速さでレースが決まると新聞が書けば、皆逃げ馬ばかり買うでしょうが。その中で本命党は安定株のジミンを買い、穴党は配当の高いイシンを買うw
 
 
皐月賞でも前走のGIレース勝ったレガレイラやGⅢで逃げて圧勝したメイショウタバルが人気していた。だがその圧勝劇もコース最内が荒れてなかったからで、荒れ馬場の皐月賞では最下位に沈んだ。でもそこまで読める人間ばかりではないので、新聞が逃げて勝つと書けば皆メイショウの馬券ばかり買う羽目に
 
もう一つの理由は「大勢に巻かれろ」。周りが阪神ファンばかりの中で巨人ファンを名乗るのは勇気がいる。だから新聞が安倍一強と書けば皆、自民に投票。関西では吉村知事が人気だと書けば皆、維新に投票。ところが裏金問題で自民人気にかげりが出てきた途端に急に反自民に。だったら最初から批判しろよ

安倍一強とか自民一強とか言っても、所詮その程度のモンなんよ。ところが皆「大勢に巻かれろ」に染まってしまってるものだから、「政府・与党を批判するなんて畏れ多い」とたじろいでしまう。野党も野党で、幾ら自分達が不甲斐なくても全部「強い与党」のせいに出来るので、万年野党に安住してしまう
 
 
それで困るのは一体誰か?我々、一般庶民じゃないか。政府や大企業が如何にも賃上げに前向きなポーズを取ればもうそれで満足して簡単に与党になびいてしまう。実際は雀の涙ほどの賃上げで、派遣や下請け、外国人の低賃金搾取と引き換えである事に薄々気付いていても、自分達さえ良ければそれで良いと
 
本当は物価高や社会保障費の値上げで生活が苦しいのに、国の財政が赤字だからとか、中国の脅威から国を守るにはもっと防衛費を増やさなければならないと言われたら、もう黙り込んでしまう。そんなに財政が赤字なら、今にも中国が攻めて来るなら、もう万博どころではない筈なのに。それは誰も言わない
 
 
もうそんなヤセ我慢は止めよう。台湾では地震後2時間で避難所が開設され、プライバシーも保たれたテントが家族単位で設置されたのに、能登半島では数ヶ月経っても水道も繋がらない。それなのに旅行支援で一部業界だけにお溢れが。そんな政治を許しておいて良いのか?それを変える第一歩が今度の選挙だ
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住吉界隈の鰻と桜

2024年04月13日 08時59分02秒 | なにわB級グルメ探訪
 
住之江公園だけでなく住吉公園の桜も満喫して来ました。訪ねたのは4月10日(水)のお昼です。まずは腹ごしらえに老舗の「いづもや」で鰻丼を食べました。阪堺線住吉電停前の、昭和に舞い戻った様な古い店の前に、午後12時15分ぐらいに着きました。店の建物だけ見たら、まるであばら屋みたいな感じですが、老舗の有名店なので既に行列が出来ていました。
 
13時過ぎにようやく入店する事が出来て、カウンター席に通されます。店のメニューは6百円、8百円、千円、千5百円、二千円の鰻丼と、だし巻き4百円、赤だし又は肝吸い各2百円の8種類のみです。今日は奮発して二千円の鰻丼とだし巻き、肝吸いを注文しました。だし巻きが出て来たのが13時15分。そこから15分ほどしてようやく鰻丼と肝吸いが出て来ました。鰻丼は関西風のご飯に出汁が染みた櫃まぶし。鰻も関東風の焼きではなく関西風のまむしで。
 
 
何故出来上がりが遅いのか、店の中に入ってようやく分かりました。二代目と思しき旦那とその息子、旦那の祖母と思しきお婆ちゃんの三人だけで切り盛りする家族経営の店だからです。店内にはカウンターが4席、4人掛けのテーブルが4つしかない小さな店ですが、それでもたった3人の家族だけでは、大勢の客の注文に応えるのは大変でしょう。
 
味は確かに美味しかったです。特にだし巻きは、柔らかくジューシーで、私には到底真似の出来ない仕上がり具合でした。鰻も、備長炭で焼いた国内産の鰻が、ほんのり柔らかく仕上がっていました。しかし量は少なめで、これならチェーン店の「宇奈とと」で食べる千円の鰻丼の方が、ボリュームがあるし安いです…と思っていましたが、後で満腹感がこみ上げて来ました。やはり鰻丼は高カロリーです。
 
 
ここまで住之江公園から自転車で来ました。休日には混雑する住吉公園の桜も、その日は平日の公休日だったので落ち着いてゆっくり鑑賞出来ました。住吉公園だけでなく高灯籠の桜も綺麗でした。昔は今の阪神高速湾岸線付近が海岸線で、写真の高灯籠もそこに建っていました。そこで皆、船から降りて、「汐掛け道」という海岸の参詣道を通って、住吉大社にお参りしていました。公園の事務所で桜の写生展がちょうど開催中で、昔の写真や地図も掲示されていました。
 
 
阪堺電車の上町線も、昔は天王寺から住吉大社にお参りする人を運ぶ為に敷かれました。最初は馬車鉄道で、やがて路面電車として開業しました。南海本線住吉大社駅の隣にある住吉公園駅が上町線の終点でした。今はもうこの駅はありませんが、当時の駅舎が今も保存されています。この辺りは住吉大社の参詣道であると同時に、紀州街道沿いの宿場町でもあったので、古い町並みが今でも残り、昭和の名店が今でも営業を続けています。当時の宿場町「安立町(あんりゅうまち)」の名前が今も阪堺線の駅名に受け継がれています。
 
 
私の住んでいる住之江区は、江戸時代の新田開発や明治以降の埋立で出来た比較的新しい街なので、こんな古い町並みを堪能する事は出来ません。でも、自転車で15分ほど走れば、こんな古い町並みに出会う事も出来るのです。以前住んでいた西成のあいりん地区も、非常に住みやすい街でしたが、ここもそれと同じぐらい住みやすいです。何も新世界や道頓堀だけが大阪ではありません。それを改めて感じました。
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今年も桜の季節がやって来た

2024年04月08日 20時55分46秒 | 当ブログと私の生い立ち

大阪でもようやく桜が満開に。近くの住之江公園で束の間のお花見に出かけました。グラウンドでは少年たちが野球に興じていました。公園にはキッチンカーも出ていました。

公園の中を北に向かうと太鼓橋のかかる池に出ます。ここも有名なお花見スポットです。さらに公園の北側には住吉川が流れ、両岸には桜並木が続いています。

住吉川の桜並木は川の両岸にありますが、南側(川の左岸)は並木とベンチがあるだけです。しかし北側(右岸)には小高い丘みたいな所もあり、ここで皆さんシートを広げてお弁当を食べていました。ここは他のお花見スポットほど有名ではないので、お花見に来るのも近くのマンション住民に限られます。その分、落ち着いて花見が出来るので、私も桜の季節には必ずここでお花見をします。この日も近くの「りくろーおじさんのチーズケーキ」の店で買ったパンでランチにしました。

川を渡って公園に戻り、今度は公園の西側(幹線道路や競艇場に面した方)を駅に向かって進みます。ここには花壇があり、花壇のステージではコスプレ衣装の少女たちが歌を歌っていました。やがて護国神社の境内に入ります。

護国神社も隣の住之江公園と並ぶ桜のお花見スポットです。ここも桜が満開に咲き誇っていました。境内は大勢の花見客でにぎわい、キッチンカーも多数出店していました。でも、神社の絵馬には戦艦が描かれ、境内では自衛隊が隊員募集活動を行っていました。護国神社はいわば「大阪の靖国神社」です。自衛隊の災害被災地救援活動については私も有難いと思いますが、隊内にはびこるハラスメントや、政教分離に反する靖国参拝、右翼文化人を呼んで戦争賛美とも取れる講演が毎年のように繰り返されている現状に対しては、非常に違和感を覚えます。

桜と言えば、競馬ファンにとっては何と言ってもGⅠレースの桜花賞w。毎年このレースは桜が散った後に開催されていましたが、今年は満開になるのが遅かったので、ちょうど桜が見頃を迎えた時期に競馬を楽しむ事が出来ました。当日は日曜日で、朝から阪神競馬場に行く事も出来ましたが、帰りの大混雑に巻き込まれるのが嫌だったので、馬券は近くのウインズで買う事にしました。護国神社を抜け、駅から地下鉄に乗ってウインズに。2番の◎クイーンズウォーク(8着)から三連複フォーメーションと馬連で流した為に、せっかく〇ステレンボッシュと▲アスコリピチェーノが1・2着に来て、3着の人気薄△ライトバックもヒモで買っておきながら、タテ目で外してしまいました。

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リアルあまろっくな婚活体験

2024年04月07日 08時02分06秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
今使っているレンタルブログ運営会社と提携しているMatch(マッチ)というネット婚活サイトで、ずっと無料会員でいましたが、何を血迷ったかw、37歳の女性がいきなり私のプロフィールを見て、ダイレクトメッセージを送って来ました。
 
無料会員のままでは返信出来ないので、1万7千円もの大金払って、6ヶ月間の有料会員になり、そのT美という女性とやり取りするようになりました。
 
私のプロフィールには、年齢や身長だけでなく、前任地で必要備品のドーリー(荷物を載せる台車)も購入してくれず腰痛持ちの私に重たい商品積み替え作業させようとする会社に対して、個人加盟のユニオン(労働組合)に入ってドーリーを買ってもらえる様に団体交渉した事や、毒親の親父と喧嘩して家出して来て西成のあいりん地区で一人暮らしを始めた事も書いてあります。
 
そんな癖のあるwプロフィールを観て、わざわざダイレクトメッセージを送って来るのは、一体どんな人なのか?期待もあったので、一応、有料会員に登録はしたものの、それでも半信半疑だった私は、相手からの質問にだけ答える様にしていました。
 
その後のやり取りは、さながら就職面接みたいな様相を呈するようになりました。
 
照:お好きな映画とかありますか?
私:映画もたまに見ますが、大きな映画館で上映される商業ベースの映画よりも、町の小さな映画館で上映される映画の方が好きです。例えば○○なぞ…。
 
照:婚活そっちのけで投資を勧められて嫌な思いをしました。あなたは投資や融資に興味はありますか?
私:余りありません。
 
そんなやり取りを暫く続けていましたが、やはり数日前から連絡がつかなくなりましそのT美という女性と連絡が付くなら、私が何故NISAやFXなどの投資話に興味がないかについても話そうと思っていました。
 
 
私は地方のローカル私鉄に乗るのが好きで、あちこち旅行しています。それらのローカル私鉄は大抵が赤字路線です。到底、投資の対象にはなりません。でも、そんなローカル私鉄でも、過疎地域の高校生や老人にとっては、無くてはならない貴重な足なのです。鉄道会社もそれを分かっているから、赤字を減らそうと精一杯努力しています。銚子電鉄のように濡れ煎餅を売ったり、岳南電車のように夜景電車を走らせたり、大井川鐵道のようにSLを走らせたりして。
 
でも、資本主義の利益第一主義の価値観では、そんな赤字ローカル線はお荷物でしかない。投資の対象になるのは、ドル箱路線の東海道新幹線やリニア新幹線を抱えるJR東海や、大都市の通勤路線を抱えるJR東日本、JR西日本だけです。
 
そこには生身の人間はいません。売上高や経常利益、株式や資本金の数字しかありません。私はそういう、人を人とも思わない、新自由主義、拝金資本主義の価値観そのものが嫌いなのです。
 
 
じゃあ競馬はどうなのか?競馬も馬を金儲けの道具と見る限りでは、NISAやFXと同じではないか?そう思う方もおられるかも知れません。でも私はそれは違うと思います。
 
競馬ファンは馬の能力だけでなく、生い立ちや性格、騎手との相性も見ます。レースで勝つ為に、騎手や厩舎がどれだけ苦労しているか?馬がどれだけ頑張っているか?そこもちゃんと観ています。そこまで観てこそ、初めてどの馬が勝つか予想出来るのです。
 
その中でも、特に穴党と呼ばれる人達ほど、敢えて人気薄の馬の馬券を好んで買います。弱い馬も、たまたま馬場や距離、展開が合わないだけで、本当は強い馬も大勢いる事を知っているからです。私が2016年のエリザベス女王杯で人気薄のプロレタリアトを応援したのも同馬の馬名(労働者階級に由来)にほれ込んだからです。そのあたりは、地方ローカル線に敢えて魅力を感じる私の気持ちと重なる部分があります。
 
NISAやFXにはそんなドラマはありません。投資家が相手にするのは金だけです。労働者が幾らブラック企業に搾取され過労死しようと、金さえ儲かばそれで良いのです。でも、T美さんと連絡が付かなくなったので、そういう話も出来なくなりました。
 
もうすぐ「あまろっく」という映画が公開されます。兵庫県の尼崎で町工場を経営し、妻に先立たれた65歳の老人が、20歳の小娘と再婚します。良く言えば天真爛漫、悪く言えば天然のその小娘が、下町家族の団欒に憧れて、鶴瓶扮するその老人と結婚するのですが、老人と同居する39歳独身の娘とはソリが合いません。
 
江口のりこ扮するその娘は、町工場の親父の自堕落な生き方に反発して、東京でキャリアウーマンとして生きて来たものの、リストラに遭い、実家に舞い戻ってニートみたいな生活を送っていました。
 
天然の小娘は、そのニートの娘を不憫に思い、婚活の世話を焼き、かえって娘とトラブルになる…そんなストーリーの映画です。
 
その映画に登場する小娘が、何となく今回のT美という女性とよく似ているように感じます。実際はどうなのか?とりあえず「あまろっく」の映画を観て考えようと思います。
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