キラー・ナマケモノ(2023年) | 勝手に映画紹介!?

キラー・ナマケモノ(2023年)

 

【鑑賞日:2024年4月26日】

 

今日は地元シネプレックスで映画を2本ハシゴ…9時40分上映開始、11時48分上映終了の「ゴジラⅹコング 新たなる帝国」を見終わった後、待ち時間12分…10分前入場なので、実質待ち時間0分で、12時上映開始の「キラー・ナマケモノ」を続けて鑑賞してきた。大学の女子寮で、ペットとして飼われることになったナマケモノが…実は人を殺しまくる“キラー・ナマケモノ”だったって…まんまな内容のホラー。公開前に配布されていたチラシには「コカイン・ベア」と「M3GAN ミーガン」が引き合いに出され…“新たなる怖カワアニマルモンスター”と紹介されていた。

 

パナマの密林で…ナマケものがワニに襲われるも、無事に生還!しかし、その直後…密漁業者によって捕獲されてしまった。そして、密漁業者が去った川には…ワニの死骸が浮かび上がった!一方、女子学生クラブ“シグマ・ラムダ・シータ”に属するエミリーは、大学生活最後の4年生になってもさっぱり冴えない自分に悩んでいた。そんなある日、ショッピングモールで知り合ったペット業者の男性に勧められナマケものを飼うことに。そしてその愛くるしいナマケモノを利用し、学生たちから注目を浴びたエミリーは大学寮内で行われる会長選挙にも立候補する!

 

上映が始まると…まず日本の配給会社のマークが、劇場のスクリーンに映し出されるが、まさかのアルバトロスフィルムだったので、期待半分、不安半分。いや、不安の方が若干上回ったかな?配信または、WOWOW放送待ちで良かったんじゃないかなって…ちょっと後悔もしてしまった。まぁ、アルバトロス配給の映画が、ウチの地元の映画館なんかで見れるのは珍しいことなので…“こんな映画をちゃんと劇場で見ている、しかも初日”という部分でモチベーションを高めまして、本編と向き合うことにした。って、もともとB級だという認識はあったけどな(笑)

 

劇中の女子たちは“可愛い可愛い”ともてはやすが…オイラにはまったく可愛く見えないナマケモノ。どこかぬいぐるみっぽくもある、明らかに作り物めいたぎこちない動きをするのだが、いい意味でB級感、レトロ感を味わえ、つかみとしてOK。冒頭、密漁業者によって捕らえられてしまった1匹のナマケモノ…実は、直前にワニを殺しており、とっても狂暴な面も持ち合わせていた。場面は変わって…どこぞのショッピングモール。スマホを片時も手放さず、SNSに夢中になってる今風女子大生がどうやら主人公、この女子大生が偶然、ペット業者の男性と知り合う。

 

言葉をかわして“ナマケモノを飼わないか?”って勧められるんだけど…明らかに胡散臭い。その場では名刺をもらって別れるんだけど…4年生で最後の大学生活となるということで一念発起、大学寮内、女子学生クラブの会長選挙に立候補することを決意。しかし、対立候補は…3年連続会長を務め、今まで誰も達成していない4連覇を目指す現会長、派閥を牛耳るいけ好かない高飛車女なので、勝ち目はない。対抗するには自分も人気インフルエンサーにならなければいけない…そのためには、あのペット業者からナマケモノを買って、ペットにしようと思いつく。

 

で…ペット業者の元を訪れるんだけど、ちょうど例のナマケモノのしかいなくて、こっそり持ち出してしまう。実は、主人公が訪れる直前に、ペット業者はナマケモノの餌食になっていた!そう、このナマケモノは密漁業者に捕らえられたあの狂暴なナマケモノだったのねん。そうとは知らずに、大学寮に持ち帰り…あれよあれよという間に、主人公とナマケモノは人気ものになっていき、もしかしたら選挙も勝てるんじゃね?ってなるんだけど、寮内では知らないうちに学生たちが1人、また1人と行方不明になっていて…。選挙結果はどうなる?主人公は生き残れるのか?

 

いい意味でくだらない、期待通りの“バカ映画”であり…サラっと野生動物の密漁・違法取引の実態、なんでもSNSに頼りすぎな若者たちへの警鐘といった社会派っぽいメッセージも描いていたりするんだけれども、残念ながら、血とグロとエロが足りない。ナマケモノが…女学生たちを血祭りにあげるような場面なんかもほとんど映像で見せないんだよ、だいたい寸止めなダイジェストで終わりなんだ。セックス=死亡フラグというホラー映画のお約束なんかもやってるんだけど…ちゃんとスル前に襲われちゃうんだよな。せめて下着くらい見せてからにしてくれよ(笑)
 

女子学生たちのお馬鹿っぷりとかは良かった…特に主人公のマブダチで、ちょっと男性っぽい見た目、性格で、何故か日本刀を振り回す女子とかいて…本作一番の推しキャラなんかもいたりするんだけど、殺戮ホラーとしてはイマイチ盛り上がりに欠ける。チラシで引き合いに出されていた「コカイン・ベア」なんかと比べちゃうと、もう一歩、突き抜けてくれても良かったかなと。劇中ではチャッキー(=チャイルド・プレイ)なんかも引き合いに出されていて、近いテイストはあると思うけど、全然こちらの方が緩め、怖さがなかった。面白いけど惜しい…これにつきる。

 

 

監督:マシュー・グッドヒュー

出演:リサ・アムバラヴァナー シドニー・クレイヴン オリビア・ルーリエ アンドリュー・ホートン

 

 

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