3月10日は東京大空襲から80年

さて、3月は人事異動などで、送別会や歓迎会が多い時期。
昨日も、早速今月最初の歓迎会が門前仲町でありました。
この門前仲町を含む、江東区や墨田区は、
80年前の3月10日に東京大空襲により、大きな被害を受けたところ。
当時は木造家屋が密集する地域で、
焼夷弾の大量投下で一面焼け野原となり、
一説には、一晩で10万人が亡くなったと言われています。
私の母校も当時空襲で大きな被害を受け、
校庭は遺体の仮埋葬地になっていたそうです。

さらにさかのぼれば、ほぼ同じエリアは関東大震災の
被害エリアとも重なります。
わずか20年あまりで2度も焼き尽くされたわけで、
当時を生きた方の苦難はいかばかりだったかと
思わずにはいられません。

そんなところで、のんきに酒を飲むのも少し気が引けて、
少し早めについて、深川不動堂に参拝することにしました。

この深川不動堂も、関東大震災と東京大空襲で
それぞれ炎に包まれ、堂宇は灰燼に帰したそうです。
おそらく、当時は阿鼻叫喚の世界になっていたと思われますが、
80年後の3月10日の夕方の深川不動堂は、
お参りする方もほとんどおらず、境内は静まりかえっていました。

そして、今日は東日本大震災から14年目。
大きな被害が出た大船渡は、先月末からの山林火災で、
家屋が焼失するなど、再び被害に見舞われました。
幸い、後から参拝をせかされることもなかったので、
東京大空襲と東日本大震災の被災者、
および今回の大船渡山林火災の被災者を悼み、
ゆっくりと拝んできました。

まさかこの国が再び戦争に巻き込まれるとは思いたくないのですが、
災害だけは、いつどこで起きてもおかしくない状況です。
被害を最小限に食い止め、これ以上の悲劇が起きないことを、
切に願いたいと思います。

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